171 獣[せんせい]と少女
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君は優しいから、きっとソレが出来る。 そうして多くの人を助けてる君が 僕にはイメージ出来るよ。
[それが今の自分の素直な感情。 その後彼女は何と言ったか。 それからまた、太陽と別れるまで きっかりお祭りを楽しんだ*]
(26) miduno 2015/10/17(Sat) 12時半頃
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[無邪気に笑って波に浮かぶ少女。>>3:342>>3:343 青い空を見上げていれば、普段より緩んだ表情には気付かれなかっただろうか。 そう、いつかに描いた"憧れのせんせい"のような。>>3:65]
……ああ。 そうだな。 一緒に描こうか。
[また、今日の思い出をインクに宿そう。
今度は、少女も一緒に。
同じ場所の同じ風景の中に視線が2人分あれば、2人分の景色がある。 上手い下手は関係ない。
書き残したいものがある、ただ、それだけだ。]
(27) lalan 2015/10/17(Sat) 13時半頃
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[自分が絵を描くのは、自己満足の一種かもしれない。
あるいは、思いを形にすることで、内面の整理のような。
枚数は日を重ねるだけ、増えて、増えて。 珍しく静か過ぎるまなびやを訪ねる度、寂しかった自室を紙束で埋めていった。*]
(28) lalan 2015/10/17(Sat) 14時頃
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― 茜空に浮かぶ鷲 ―
[ >>3:360 結局 ミィの「ねがいごと」はひとつしか聞き出せないまま 鳶と並んで 大きな翼は風を斬る。
「 とても遠いし、何も無い岩山ですよ 」
そう言っても、頑なにこちらを向き続ける青い瞳が 迷いなく己を、ひいては己の過去を見るものだから
( 皆、そういうものなのだろうか )
貴方の故郷を見たい、と言う少女は珍しくない。 がっこうが恋しくなってきたけえど 戻るのはちょっと格好悪いから…なんて そんな理由で強請った子にも 大鷲は変わらず掌を差し出すのだ。]
(29) kanko 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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[ 重い雲を追いかけるように、北へ北へ。 一晩などでは到底着かぬ距離は 風の加護と翼をもってなお 数日を要する。
途中の街で、ミィへ暖かなコートを都合したり 保存がきく食べ物なども 彼女を乗せる揺り籠に一緒に乗せて。
あの日>>3:360から、ベッドで眠る日よりも 鷲の羽毛で包んで眠る日が増えた。 大樹の幹の上や、枯れ葉のベッドの上 場所はさまざまだけれど ミィはきまって己の胸元で穏やかな寝息を立てる。
( …おやすみ、安らかに。 )
明らかに眠る時間の増えた彼女を抱いて 今日も大鷲は、殆ど眠らぬ夜を過ごした。*]
(30) kanko 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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― 風の谷 ―
此処が私の、生まれた場所です。
[ 露出した鼠色の岩肌が聳え その隙間から幾許かの植物が顔を出すだけの 命の影薄い、鋭く切り立った崖ばかりの土地。
大鷲は人間のすがたに変わることなく ミィを身体に下げたまま、低めに山肌を滑降する。
いきものを覆い隠すような樹など ひとつも生えていないのに 見つけることができたのは 垂直な崖に立つ、鹿が2頭だけ。
”故郷”と呼ぶには枯れすぎた、天の最北端。]
(31) kanko 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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[ 「ひと」の間で囁かれる伝承には
天の最北端に、ひときわ巨大な大樹あり。 3つの根は岩を貫き 風だけの世界に命を生み出し続け 根本にある泉の水を ひとたび口にすれば この世の大きな知識を得るだろう。
と、記されている。
泉を目指して、水のない岩だけの道程を 時折「研究者」と称した者が訪ねるが 大概は、還ることすら叶わずに 骸を岩肌に遺してゆく。
けれどそれが次の来訪者の目に留まる事はない。
何故ならフレースヴェルグの二つ名は ]
(32) kanko 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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「 死体を餐みこむ者 」
(33) kanko 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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[ この谷には
死の痕跡すら残らない 死が
風になって吹き続けている。
「 ギェエエエ 」
唯の鷲が一匹、岩の尖りの上で啼いていた。]
(34) kanko 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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[ 岩しか見えない山に大樹などありはしないと 「ひと」に空飛ぶ技術があったなら そう云うものも現れるのだろう。
小さないのちを乗せた大鷲は 岩と岩の隙間を縫って飛ぶ。
落ちたら絶対に死んでしまうような 暗闇しか見えない岩の隙間 その下に、行こうという者など存在しないが
ほの昏い岩に抱かれた内側で 大樹は 岩山すべてを支えているのだ。]
(35) kanko 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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[ ぴちょん、ぴちょん。
洞窟のように響き渡る水音。 けれど、どこからか吹く風はやわらかく 見上げた岩の隙間から差し込むひかりは 細いびろうどのカーテンのよう。
まるで木肌のように見えるそれが 大樹の根のうちのひとつというのは 己も誰から聞いたのか、今も信じられぬが 確かめる術はどこにもない。
ただ、知っているのは 己が此処から飛び立ったということだけ。
大鷲は翼をひろげて やわらかく着地する。 彼女に降りても良いと促して 撫でてくれ、と頭を垂れた。*]
(36) kanko 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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― 草原で ―
[一度街で宿を取り、邪魔になる荷物を預けて外へ。
夜の草原を、空高く輝く星々が明るく照らす。 ――ねぇ、あなたたちも世界のどこかで、 この星を見上げていたりするのかな。
ブローリンの言ったとおり、遠い南のこの地でも、 オリオンの三ツ星は記憶と違わぬ輝きを見せる。 クルクルと踊りながら、口遊むのはきらきら星。
空の星に負けぬよう、色とりどりの火花を散らして。 青、黄、白に紫、草原に光の花が咲く。>>6
旅立ちの日に見たコスモスの花畑に着想を得て、 細かい作業の苦手なあたしが、一生懸命練習したもの。]
(37) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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―回想・誰がために花は咲く―
[新たに知ったユージンの力。 バチバチ音を鳴らす雷をどうしてくれよう。
色々と頭を悩ませてみたものの、 がっこうには酷い嵐が来たり、 雷自体が落ちることはなかったから… 知識不足も祟って、考えることを放棄。]
(38) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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……まずは、ユージンの真似っこから!
[盟約の時に見た、碧く美しい光を思い出して、 試しに手へ意識を集中させてみたものの。
何百年と生きた彼でさえ練習を必要とした力。 当然、上手く扱えるはずもなくて、]
“――…ぷすん“
[最初は、小さな何かが閃いただけ。 何だろうと思う間もなく消え去った。>>6]
(39) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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……こ、 こんなんじゃ なぁぁぁい!!
[癇癪を起して思わず叫んだら、 全身がバリバリと発光したものだから、 驚いて隣にいたユージンに飛びついた失敗も。 (普通の人相手だったら感電させてた!)]
(40) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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[この力でユージンを笑顔にしたい、 と考えた時に、浮かんできたのがあの花畑。
いつかのコスモスみたいな花を咲かせたい、 コツを教えてと、暇を見つけてはねだって 暫くしたら、彼からも隠れて練習を重ね。
初めて成功したのは思いがけないタイミング、 貝殻の首飾りを貰った時だったから驚いたけど。
これは意図してやったんだって、 見栄を張ったのも…バレてたんじゃないかな。]
(41) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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[完成した花火を自慢するあたしを抱きしめて、 一緒に成功を喜んでくれたユージン。>>7]
ありがと、ユージン! お礼を言うのはあたしの方。 …だって成功したのは、あなたのおかげだもの!
あのね、 あたし、ユージンからたくさん貰ってるよ。 一緒に旅して、毎日新しいことに出会って、 我儘たくさん聞いて貰って、楽しいことばかり。
(42) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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あたしが毎日笑顔でいられるのは、 あなたが隣に、いてくれる、か、r…
[なんだか、言葉にしたら急に恥ずかしくなってきて。
語尾はだんだん小さく、言い切れぬままに。 顔も真っ赤だったけど、 …抱きしめてるユージンには、見えないよね?
ただ、辺りに散り続ける花火だけが、>>7 あたしの気持ちを正直に代弁していたと思う。
――あなたのことが大好きなんだ、って。]*
(43) 螢 2015/10/17(Sat) 16時半頃
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―現在・草原で―
[竜巻で掘った穴は大きかったはずだけれど、>>19 それでもユージンにとっては小さかった様子。]
もう、そんなじゃダメ!下手くそ!! そんなんじゃキツネも逃げちゃうよ!
『俺は隠れるほうが得意』ですって?>>2:391 もう、嘘ばっかり! 角見えてるぅ!ピカピカ光ってる〜〜〜!
[…実際は、光ってなんかいなかったけれど。
盟約の日に言ってくれた冗談の声真似をして、 笑いながら、グイグイと穴に押し込める。]
(44) 螢 2015/10/17(Sat) 17時頃
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[ようやく通りかかったキツネが一匹。 警戒させないよう、ゆっくりと穴から顔を出してみる。
興味を引くことに成功したのか、 そろりそろりと寄ってきたキツネに、 ユージンが手を伸ばしてみたけれど…、]
あぁ〜…逃げちゃった。 ユージン、大丈夫?
[眉根を寄せて、心配して顔を覗き込み、 優しく手を取ったのも一瞬。]
大の男が!こんなことで泣かないっ!
[涙目になった彼の両頬をつねって引っ張り説教。]
(45) 螢 2015/10/17(Sat) 17時頃
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仕方ないから、あたしがコツを教えてあげる。
動物たちはね、心を映す鏡なの。 こっちが怖がってたら、それが相手にも伝わっちゃう。
おいで、あたしと一緒にいたら楽しいよ、って 全力で表現しなきゃ!心を開くの!
何かを恐れながら伸ばした手は、… 相手もきっと、不安にさせちゃうんだよ。
[つねっていた手を離して、 じっとユージンの瞳を見つめながら。]
(46) 螢 2015/10/17(Sat) 17時頃
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ねぇ、ユージン。
――…あなたは一体、何を怖がっているの?
[陽の直接射さぬ穴の中、翳って見える金色に問う。
あなたの過去を、あたしは知らない。 雷の力を恐ろしいものと決めつけたり、 時折自信がない様子を見せるけれど。>>2:399
大きくて、強くて優しい人なのに、 どうしてそんなに、自信がないの。 どうしてそんなに、後ろ向きなの。
怯えた獣のようにも見えるあなたは、 その瞳の奥に、…一体何を、隠しているの?]*
(47) 螢 2015/10/17(Sat) 17時半頃
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―草原の穴の陰で―
……っ!
[コリンに怒られたのは初めて。 びっくりして、ほっぺたの痛さも忘れて 丸くなった金の目はコリンをみるばかり。]
(怖がっていたら、伝わる……か。)
[噛まれてひりひりする手で、胸のあたりで拳をつくる。 コリンは自分に比べたら、本当に短い時間しか生きていないと思っていたけれど。 その分、彼女にとっては毎日が密で。 毎日が全力で、動くもの全てが友達だったから 鳥や栗鼠などの小動物とのふれあい方も、 よく知っているのだろう。
常に想いを全開にして全力で接するコリンと 長く生きて、昔よりも臆病になってしまった自分。 違いは明白。なら、それを直せばいい…それだけなのに。]
(48) kaomozi 2015/10/17(Sat) 21時頃
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でも、俺は……
[頬から手が離れて。 俯いて、また弱音を吐きそうになった。
>>37街から見て、草原とは逆の方向を目指せば 目的とする雷の谷はもうすぐだ。 そこを超えた先に、故郷はある。 "恐ろしい"雷で自分が壊してしまった、故郷が。
瞳は揺れて、その双眼の中に怯えが見え隠れ。 口を開いては、閉じ。 また何か言おうと、開いて…閉じて。]
俺は。
[こっちを見据える、不安げな瞳と目が合う。 きっと…この後あの山に近づくにつれ 自分の心配は大きくなっていくだろう。]
(49) kaomozi 2015/10/17(Sat) 21時頃
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[そうして、山を目の前にしたそのときに 逃げだしたくなるかもしれないぐらいなら、と。 少しの間を置いて、ちらりと遠くの山を見て。 誰にも話したことのなかった心の内を吐き出すように。]
今から行くところはな…俺の、故郷で。 1000年前に、俺を殴ってくる一族の獣達共々、 雷と嵐で……暴走させた、能力で………
[そして、ぽつりぽつりと >>2:334>>2:335>>2:336 昔自分がしたことを、コリンに全て語り尽くす。
もう、あの怯える目は見たくない。 キツネへ伸ばす手が震えていたのは キツネが怖いからではなくて―――]
俺は…自分が怯えられるのが、こわい。 壊してしまうのが、 殺してしまうのが、こわいんだ。
(50) kaomozi 2015/10/17(Sat) 21時頃
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[そこまで言い切ると…コリンを、抱きしめる。]
でも今一番怖いのは……もし、あの場所が もうとっくの昔に、死んで、枯れてしまってたらってことだ。
[>>43コリンを毎日笑顔にするのが、 自分の役目であり、今の生きがいであり、幸せ。 悲惨な場所をみせてしまうことになってしまって、 彼女の笑顔を自ら壊すようなことにならないか …それが、怖かった。
それでも、故郷に帰ろうとするのは 壊してしまった故郷への懺悔と 殺してしまった彼らをちゃんと弔うためと 臆病な自分を、振り切りたかったのと。 なにより。自分の雷も姿も認めてくれたこの少女と 二人であの実を食べたかったから。]
(51) kaomozi 2015/10/17(Sat) 21時頃
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それでも…それでも。 俺は、雷の樹がまだあるって信じたい。 コリンと、あの美味しい実を、食べたい。
[コリンの体を少し離し、 その目を、真っ直ぐ見詰めて]
俺から頼むのも、変な話なんだけど 改めて……一緒に、行ってくれるか?
[従者の真剣な「悩み」と主人への珍しい「おねがい」の行く末がどうなるかを見守るように、穴の上から、二人を覗く数匹のキツネたちには、 それまで、全く気がつかないまま。]*
(52) kaomozi 2015/10/17(Sat) 21時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
lalan 2015/10/17(Sat) 22時頃
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[ぎゅっと握り込まれる拳。>>48 問いかければ俯き、言い淀む。>>49
相手は自分の心を映す鏡。 それはあたし達だって同じこと。 だから普段は笑顔を心掛けているけれど、 この時ばかりは、あたしの瞳も不安に揺れた。
怯える動物に出会った時と同じ。 焦って、追い込み過ぎないように、 ユージンが決意を固めるまでは、 口を挟まず、静かに待ち続ける。]
(53) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
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[やがて、途切れ途切れに語られる物語。>>50 彼の故郷。周囲との関係。 強大な力の解放と、その結果。]
……ごめんね。
[こわいと呟き、抱き寄せたユージンに>>51 まず、最初にかけた言葉。]
あたし、ユージンのこと、何も知らなかった。 そんなことがあったなんて…思いもしなかった。
だから盟約を交わす時なんか、 変なこと気にするんだな、って笑ったの。
いつも優しくて温かいユージンだから、 雷なんて意外だったし、弱気なのが、おかしくて…
(54) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
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……でも。 怖かったよね。 …怖い、よね。
壊しちゃうのも、殺しちゃうのも、 あたしがユージンと同じ立場だったら きっと、怖くて仕方がない。
誰かを傷付けたくなくて、 自分からは手を伸ばすのだって…、
[恐怖と戦う彼を抱きしめてあげたい。 そう願っても、この小さな身では叶え難くて。]
(55) 螢 2015/10/18(Sun) 00時半頃
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