279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
つがい?
この宿主には雌と番う機能はないぞ。
というか、ミタシュとやらも機械製なんだろう。
[なにを言ってるのかわからん。という顔をした。いつもそんな顔ではあるが。]
……。
[その顔は、やめた方がいいんじゃないかと思った。
なんと言うか、人相の問題で。**]
さて。
きょうはぼくの命日だと思うんだよね。宿主が喜んでるんだ。やっとぼくを排除できそうなんだって。
ぼくのプラヌラたち、ちゃんと増えて、そのうち僕になるといいけれど。
人間たちばかりの船だと当然、虫下しで流されちゃうだろうなあ。
だから、ここをぼくたちの王道楽土にしておくれよ。
生活用水タンクの中で、孵ってくる日をたのしみに待ってる。
…じゃあね。
|
─ 回想 ─
[わたしの持つ義体は、そんな大層なものじゃない。 ありふれた、量産パーツだ。>>0:125
ただひとつ、他とは違う特徴を挙げるなら。 わたしの身体は、”宇宙クラゲに強かった。” それを説明してくれた科学者に、聞いてみたことがある。
『それじゃあ、わたしは寄生をされずに済むの?』、と。
こたえはこうだ。 寄生を防げるわけじゃない。自身を守れるわけでもない。 けれど、わたしの義体を構成する金属体は宇宙クラゲの攻撃を防ぐことが出来る。……他人を守る、だけのことなら出来てしまう。]
(13) 2020/08/30(Sun) 02時半頃
|
|
[なんてバカなお話! それがなんの役に立つというのか。
譬え故郷の星が滅んだ要因が……表向きは汚染ガス、その実、宇宙クラゲの増殖を防ぐために「星ごと見捨てられたから」であるにせよ。 僅かな生き残りに対する対策が、その「お詫び」がこんな、なんの役にも立たない能力だなんて。ほんと馬鹿げてた。
わたしは、一人。>>0:126 そう、ひとりぼっちでもずっと。 生きていられたらいい。
そんな、干乾びたような。 諦めにも似た希望しか、抱いてはいなかったのに。]
(14) 2020/08/30(Sun) 02時半頃
|
|
─ 昨日、談話室にて ─
…… わ、
[守ってあげる、と。 告げた人の、表情の変化は劇的だった。>>2:191 少し息をのむ表情、そして。
わたしの前に跪く、その人に。 わたしは随分、間抜けな顔をしたように思う。 大きく目を見開いて。耳をぴょこんと跳ねさせて。]
(15) 2020/08/30(Sun) 02時半頃
|
|
…───、うん。
だから大丈夫、だよ。 だいじょうぶ。 安心してね。 あなたはきっと、大丈夫。
[そうっと彼の頭の上に伸ばした手は触れたかな。 別に撫でる気はなく、ただどうしても。 ぬくもりのない、この冷たい手で彼に触れてみたくなっただけ。]
(16) 2020/08/30(Sun) 02時半頃
|
|
[この人を信じよう、なんて。 大層なことを思ったわけじゃない。…けど、少しだけ。 甘い優しさの分だけ、信じられたらいいなと思ったの。
そして、それは正しかったのじゃないかしら。 彼の表情を見て、わたしは思った。 嬉しくてこそばゆくて、照れくさくて。
彼が本当に特別に見せてくれた仕草だなんて、知る由もなかったけど。 本当に少しだけ、初めて嬉しいと思ってしまった。 この身体の機能が、ほんの僅かにでも嬉しいものに思えてしまったから。]
(17) 2020/08/30(Sun) 02時半頃
|
|
ううん!! いいの。 良かった。キャンディなら、まだあるから。
もし好きなら、もっと食べてね。
[シルクからの言葉に、わたしは顔を向けた。>>2:196 ふわふわして柔らかくてなんだか、暖かい。ふふ、と笑って首を傾げる。
でも、それだって一瞬のこと。 続いて迷いながら落ちる言葉>>2:199を聞けば、同じく顔は曇るのだけども。]
(18) 2020/08/30(Sun) 02時半頃
|
|
[それから。コーヒーを飲んで、何故だか酔っぱらったような薄荷さんの反応とか。 戻ってきたコータさんのお話とか、皆の反応とか。
そんなものを眺めながら、私はお兄さんの傍にいた。 今日はここに居ようと思った。 勿論、部屋に戻るとなればその先はそれぞれだ。 いくら彼がわたしに感謝を述べたといっても、一緒に眠るのはきっと嫌だろう。正体不明のわたしなんかを、信じることは難しいだろう。 だから、その点、お姉さんの予測>>2:193は少し外れた。
ただわたしは、あまり眠らずに過ごしていただけ。 機械の身体の利点を存分に活用しただけ。 彼が安らかに眠れるように、異変のないように気にしてただけ。……他で何が起きているかを、知ることもなく。
わたしはそうして、静かに不安な *夜を過ごした。*]
(19) 2020/08/30(Sun) 02時半頃
|
|
−談話室−
[どこか重力を置き忘れてきたような、 おぼつかない足取りと、泣きはらした目。身支度も済ませぬままの片手には、通信端末。]
誰… ソラを殺したの…誰。
[放り出すように手荒くテーブルに置いた通信端末から、ソラの声が流れ始める。]
(20) 2020/08/30(Sun) 10時頃
|
|
ヘリンさん。
[モニタには、ぷるぷるしたゼリー状のものが下半分にだけ写っている。まるで窓から青い惑星でも見切れているように。]
先日はごめんなさいでした。(>>1:49) うまく、お返事のことができませんでした。
今日は怖くてどこにもいけませんでした。 宇宙クラゲと疑われることも怖いです。 もし宇宙クラゲだったら、だれかを襲うのが怖くて お部屋にいました。
今日、きっとヘリンさんはいろんなものをみるを、 したとおもうんです。
なので、何も見られなかったわたしのかわりに、だれかを選んでくれますか?
(21) 2020/08/30(Sun) 10時頃
|
|
あなたに、『委任』をさせてください。
自分勝手でごめんなさい。
次からは自分で、選べるように、がんばります。 とても怖いけれど……。
明日はコーヒーをのませてください。 お互い、生きていれば。
(22) 2020/08/30(Sun) 10時頃
|
|
[昨夜、眠りは思ったより早くに来た。 気疲れがそうさせたのかもしれない。夢も見ずに目が覚めた後、操られるように通信端末を手に取り、結果を調べた。けれど、最初に目に飛び込んできたのは、このソラのメッセージ。そして考えも整理できぬままに、結果(>>#0)を知る。]
(23) 2020/08/30(Sun) 10時頃
|
|
[一番冷静な部分の自分が囁いている。 これが謀略である可能性。生き残った後の布石として、孤独な姿を見せつけて篭絡しようとしている可能性。
けれど、それをとめどなく流れる涙が何度も、何度も洗い流していく。どんなに怖かっただろう。一人部屋に籠り、誰に縋ることもせず、殺される恐怖と、殺す恐怖を抱え続けていた。そしてどんな思いでこのメッセージを私に送ったというのだろう。]
あたし… 殺したのはあたし…
あんなこと(>>0:101)、怖がらせて…
ソラ…ごめんなさい…。ごめんなさい……
[からかい半分の言葉は言霊となり、 そして宙船を巡って彼を殺した。そう思った。
ソラのメッセージが、繰返し、何度も再生されていた。**]
(24) 2020/08/30(Sun) 10時頃
|
|
― 談話室 ―
あした、 あえ た、 ね。
[ コータ>>7が談話室を訪れたのは、早い時間だった。 一度目のまあるい瞳で見つめて、昨晩最後に伝えた言葉>>2:252をなぞる。]
おは、 よ う。 コータ。 ううん 、 ぼく は、 はやおき、 した だけ。
[ 隅から隅まで赤くなった目を見る瞳は、いつもと変わらず燻んだままだ。 疲れた様子でコーヒーを淹れる背中を見つめながら、待ちきれないように尋ねた。]
だれ か、 ちょうさ、 した の? だれの、 ちょう さ した、 の?
[ 彼は眠れなかったと言った。 それが心に起因するものなのか、データと睨み合っていたからなのかを判断しかね、その口が開かれるのを待つ。]
(25) 2020/08/30(Sun) 10時頃
|
|
>>25 ああ。みてきたよ。 93ページ中21ページ、アーサーの部屋だ。熟睡時間はずいぶん短いみたいだが、…単調なもんだよ。
[ 濃い目のコーヒーをくいっと干したついでに、シルクの問いに答える。]
(26) 2020/08/30(Sun) 10時半頃
|
|
[ やがて大方があつまったころには、改めて調査結果を出すだろう。シルクのように待ちきれず、聞く者もいるかもしれない。 充血した分厚い瞼をしぱしぱさせながら、その都度答えを言って聞かせる。アーサーはシロだ。と。]
(27) 2020/08/30(Sun) 10時半頃
|
|
[ コータ>>26は落ち着いた様子で問いに答えてくれる。 それに反応する前に、視線は一点へ釘づけになった。]
へり …… ん ?
[ 強い人だと思っていた。 いつも明るくて、朗らかで。ほとんど周りに馴染んでいなかった己の名まで覚えていてくれるような>>0:204、気配りもできるオトナの女性。昨日迷う己の言葉に言い切られた時は、その強さに恐怖さえ覚えたものだ。 弱音など吐かない>>2:240、強い人だと思っていた。
――思っていた、だけだった。]
…… っ !
[ 手荒く置かれた通信端末が硬質な音を立てる。 そこから流れる声に、たった一度見かけた>>94誰か思い、目を閉じた。]
(28) 2020/08/30(Sun) 10時半頃
|
|
[ 知らない声だった。知らないことだった。 ただ、この命が失われたことだけは分かったから、合間に聞こえるヘリン>>24の呟きも一緒に飲み込んだ。]
そ、 ら 。
[ 生まれて初めて、あの子の名前を呼ぶ。 ぷしゅりとジェットパックを鳴らして、重りを転がして、呆然とした様子のヘリンの元へと近寄った。]
…… ぼくら 、 だ よ。
[ もし、彼女が受け入れてくれるのなら、腕を伸ばして彼女の頭を引き寄せる。そのままなら、己の腹辺りに押し当てられることになるだろう。 拒むなら、無理強いすることはなく。ただ、ぐしゃぐしゃになった顔を見下ろす。]
(29) 2020/08/30(Sun) 10時半頃
|
|
ほかの ひと の、 せきに ん まで、 もっ ていっ ちゃ 、や …… だ、よ。
[ その名を目にした時>>4、安堵が浮かばなかったと言えば嘘になる。 己が選んだ相手ではなかった。知る誰かではなかった。 悲しくて苦しい気持ちの中に、醜い感情が混じっていた。 だから、ヘリン>>24がそう感じる心を否定できない。 それでも頬を濡らす涙が止まるようにと、労る手だけを伸ばす。]
へり 、ん は、 きれ い。 その こころ は、 あなたの もの、 だ。 ないて、 いい。 こわくて いい 、ん だよ。
[ ――だって、選んだのは目の前の彼女だったのだから。 告解するつもりだった後悔や懺悔は、喉の奥で握り潰した。]
(30) 2020/08/30(Sun) 11時頃
|
……そうか。
残念だが、仕方がないな。
プラヌラは見つかりにくいところに置いておけよ。
まあ、おまえの宿主なら適切な場所は知っているか。
では、またな。
[別れの言葉を告げる同胞に、淡々とした声が返った。]
|
[ スプスプイの不在に不安を覚えたのは、それからどれくらい経った後だっただろうか。 もしまだヘリンが傍にいたなら、コータ>>9の言葉に身を強張らせるのが分かったかもしれない。]
たしかに すぷすぷ い、 こーひー に、ふわふわ してた 、けど。
あずけ る って、 いったん だ。
[ さいごに交わした言葉>>2:237を思う。 躊躇うような揺らぎも、己の能力に対する責任感も、何もかもが心に満ちた命だった。 そんなスプスプイが、寝坊なんてするだろうか。そうであればいいと思うのに、コータのように楽観的に捉えることができない。]
(31) 2020/08/30(Sun) 11時頃
|
|
[ だからこそ、違和感を抱く。 噛み合わない感覚は、果たして種族や価値観の違いだけなのだろうか。]
こー た、 わかって、 る?
すぷすぷ い が、 いなくなった 、ら、 こーた の…… うそ が、 みつかる んだ、 よ?
[ 嘘。それはつまり、彼がスプスプイの言う通り、宇宙クラゲに寄生されているということに繋がる。 “よろしくお願い”された身として、肌をざわつかせながらも視線は逸らさない。]
(32) 2020/08/30(Sun) 11時頃
|
|
[ 唯一視線が外れたのは、名の挙がったワクラバを見た時。 静かに佇む姿>>12を、昨日>>2:243>>2:242と同じようにまっすぐ見つめる。その視線はコータの方へ向けられているようだった。]
…… おは、 よ。 わくら、ば。
[ 特に視線の交錯を求めた訳じゃない。ただ、名前の知らない昨日は言えなかったことだったから。 あるいは必要ない呼吸を置いたつもりのように、静かな声で挨拶を挟む。それから、]
すぷす ぷ い、 …… は ?
[ 同じ問いを繰り返した。]**
(33) 2020/08/30(Sun) 11時頃
|
|
― 昨日の談話室 ―
[少女から内緒の申し出>>2:187があった時のこと。 驚いたような声>>15の後、触角に小さな手が触れる感覚があった。ぬくもりのない手に触角が僅かに跳ねたが、彼女がそのまま手を伸ばして金の髪に触れるのを、拒みはしなかった。 男はされるがまま、ミタシュの手が離れるまでじっとしていた。
その表情は、見下ろす少女には見えなかっただろう。*]
(34) 2020/08/30(Sun) 11時頃
|
[血の通っていないかのような冷たい手。
どうやらミタシュは本当に機械であるらしい。
守ってあげる、などと言われたのは、トルドヴィンには初めてのことだった。
……この宇宙クラゲにとっても。
だから、トルドヴィンがどう反応するのが自然か、わからなかった。
このクラゲはあまり器用な方ではない。
同胞のように宿主に考えさせて情報を引き出したり、様々な感情を味わうことが得意ではない。記憶と思考パターンを読み取り、齟齬のないように動く。その程度のことしかしてこなかった。
しかし、今回ばかりはどう対応するべきか皆目わからなかったので、クラゲは宿主に考えさせてみることにした。
その結果があれで、それに対しての反応がこれだったのだ。]
[勿論クラゲはこんな優しい手つきで頭に触れられたことはない。
困惑のまま。このクラゲは迂闊にも、次の判断も宿主に考えさせることにした。
それがトルドヴィンという男のどんな記憶と結びついているか、確認もせずに。]
――――!!!
[その瞬間、激しい混乱がクラゲを襲った。
慌てて宿主の思考を打ち切る。
外目には触角が揺れた程度、辛うじて動揺は悟られなかったはずだ。]
…………。
[混乱したような思念はやがて落ち着き、同胞に応える頃には、いつも通りを装うことはできていただろう。]
|
― 朝・談話室 ―
[談話室に現れた男の様子は、普段と変わらないように見えるだろう。 モニターに映った追放者の名前、もう暗い宇宙の彼方に放り出された後であろうその名前をちらりと見たが。テーブルに通信端末が置かれる大きな音と、流れ始めた音声に、すぐに意識はそちらに向いた。]
……。
[ぷるぷると震えていたゼリーの姿>>1:26は確かに記憶にある。 恐怖故に部屋に籠っていたという話も、それ故情報を得られず判断を他者に委ねたということも。不自然ではないように思えた。 しかし、ソラが宇宙クラゲでないという確証はどこにもない。
目の周りを赤くしたヘリンと、彼女に寄り添うシルクを見る。]
(35) 2020/08/30(Sun) 12時頃
|
|
シルクの言う通り、君だけが殺したわけではない。 不安を煽るようなことならば、わたしも言った。
[そう口にするも。そのこと>>1:34について、男が気に病む様子はない。]
後悔も懺悔も、それで足が止まってしまうのなら生き残った後にしろ。 この選択は、まだ続くのだから。
[元焚書官の男はただ、淡々とそう告げた。]
(36) 2020/08/30(Sun) 12時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る