272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
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[病院勤めの姉ちゃんから 電話を受けた時は心臓が止まるかと思った。
卒論だの事前講習だので 最近会っいなかった菜摘の顔を どうして病院で見ることになるんだよ。
白い廊下を走っていると また怪我したのって顔見知りに言われる。 今日は俺じゃないから走ってるんだけどなぁ!]
(27) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃
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[別病棟だから姉ちゃんは付き添えない。 それでも俺が到着するまでは待っててくれて、 菜摘の状態の説明をしてから肩を叩いて出て行った。
全身打撲と右足の骨折で命に別状はないし、 直に起きるだろうって話。
点滴の針が刺さっている腕を見ながら 子供をかばって道路を飛び出したってのを>>16 どこまで信じるか考えている。
そういうことにしておくからと言ったのは 姉ちゃんが出ていくまで部屋にいた 近所に住む警察官の兄ちゃんだ。
事故として処理しておく。 じゃあ、本当のところはなんだった?]
(28) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃
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[両掌に残る跡ができたあの夜から、 不可解な事象に巻き込まれることがある。
忘れた頃に遭遇するそれは 終わると全部事故で済まされていて。 警察官の兄ちゃんは無事でよかったと言うけど それ以上を決して語らない。
後から現場を訪れても 痕跡を見つけることはできないけど。
だけど俺は「本当のところ」を知っている。
蛇の頭をした人間は実在する。 動く植物は実在する。
あの夜に遭遇したデスマスクは 作り物じゃなかったって、もう知っているんだ。
俺の頭がおかしくなった可能性もあるんだけど。]
(29) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃
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[前回は菜摘も一緒に入院した。
また同じことになるのが怖かったから 卒論とか就職準備が忙しいと言い訳して 距離を置いていたってのにさ。]
……菜摘、起きたのか?
[もぞもぞ動き出した菜摘が 腕を動かして点滴が抜けそうになるから 止める意図もあって手を握る。>>15]
危ないことしてんなよなぁ。
[まだ少し寝ぼけてるのかな。 ぼけっとした表情に不格好に笑って ナースコールに手を伸ばした。]
(30) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃
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で、本当に子供だったのか?
[ひととおりの処置が終わって 静かになった病室で。
さっきまでいた姉ちゃん(仕事は?)が 置いていった蜜柑を剥きながら 事の真相を問い質そうとしたけど、 菜摘はどこまで覚えてる?*]
(31) 緋灯 2019/11/10(Sun) 18時半頃
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[あまりに「知ってる一日」と同じだったから 本当にあれはただの夢で、 過去なんて変えられなかったんだって、 私は、呆然としていた。
テレビに映るは「キャシー」の姿 >>23 青いスーツ姿にオネエ口調のその人は、 どう考えても「あの高本」だったし、 私に、別れを告げた、あの人だ。
食堂の味も憶えていないし、 空の青さだって、知らない。
そしてきっと「私」と過ごした二日間のことも]
(32) ししゃもん 2019/11/10(Sun) 19時頃
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[ と、思ったのに ]
(33) ししゃもん 2019/11/10(Sun) 19時頃
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えっ、えええ?
[扉を開けて入ってきたのは他でもない高本で さも当然のように、学生時代に座ってた席に座り さも当然のように、唐揚げ定食を頼み出す
スタッフが一緒なわけでもないし、 見た目がキャシーなわけでもない
お母さんもお父さんも 「からあげ大盛りーッ」なんて叫んで 高本の存在に驚いてるわけでもないし、
鯖定頼んだ三番テーブルの常連さんは よぉ、光一郎、今テレビ見たよ〜なんて喋ってる]
(34) ししゃもん 2019/11/10(Sun) 19時頃
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[ 少なくとも、 私の知っている「明日」ではない ここは、自然に「高本が存在している」未来だ。 ]
(35) ししゃもん 2019/11/10(Sun) 19時頃
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こー、ちゃん?
[本当に?本当に世界は変わったのだろうか 呆然としたままで、私は高本の名前を呼んだ ]*
(36) ししゃもん 2019/11/10(Sun) 19時頃
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[ちなみに、この世界で。 私と高本の関係性が変わってなければ。
私は高本をこーちゃんって呼ぶことは きっと無かったんじゃないかなって、思う。
だけど、もし関係性が変わっていたなら? それは自然な呼び方だったのかもしれないけれど]*
(37) ししゃもん 2019/11/10(Sun) 19時頃
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[目を開けたら、そこに居たのは――>>30]
や、まと?
[声を出そうとしたら掠れていて 思わず咳き込めば彼が笑った。]
(38) moggyu 2019/11/10(Sun) 21時半頃
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[さっきまで見ていた十五歳の少年ではなく けれど私の知る、私から遠い彼ではなく>>0:248 あの頃そのままの印象で大人になった 知っているけど、知らない大和。]
…………
[やまと、と唇だけでもう一度繰り返して 彼の手をぎゅっと握り返す。
横顔を見つめていれば こちらに気がついてくれたかな。
こころは無事かなってそれだけ聞きたかったけど 私が何かを言う前に病院の人がやってきたから その時はそれ以上話せなかった。]
(39) moggyu 2019/11/10(Sun) 21時半頃
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[先生たちがいなくなったのと入れ替わりに タッタッタと足音が聞こえる。 大和かな、と体を起こそうとすれば バッとカーテンが開かれて正面から抱きつかれる。
誰に? ―――――そう
一瞬誰かわからなかったのは 私が知らない みらいのカタチだったから。]
(40) moggyu 2019/11/10(Sun) 21時半頃
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こ、こころ……?
[恐る恐る名前を呼べば 私の欲しかった未来は私をぎゅうぎゅう抱きしめた。
幻なんじゃないかって思うこともできないほど いい感じで首にキまっててしんどい! ギブギブ! ギブです!]
ちょ、痛い痛い苦しい! ごめ、ごめんね!?
[心配したとかあんたは全くもうとか 前もどれだけ心配したと思ってんのとか。 耳元で散々怒られたんだけれども
……記憶、ないって、言いづらい。]
(41) moggyu 2019/11/10(Sun) 21時半頃
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[私を散々締め上げてから 勤務中だったらしいこころは風のように去っていく。 そういえば看護師さんの恰好だったな。 こころはちゃんと夢を叶えたんだね。
よかったなぁ、って思いながら ヘッドアップしていたベッドにもたれかかる。 何が起きたか本当によくわからないけれど あと6日ぐらいで退院できるらしい。
……さて残る問題は この七年間の記憶がないってことだよ。 ううん、ないわけじゃないんだけれども それは、こころのいない世界の記憶だから――……]
(42) moggyu 2019/11/10(Sun) 21時半頃
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[だから、ようやく二人だけになった部屋で 大和が山盛りにされているみかんを剥きながら 今回の事故(?)――について聞いてきたとき。
私は困った顔をしながら どう答えるか考えあぐねてしまった。
覚えてない、と正直に言えば 大和をさらに心配させてしまいそうだし こころには、いよいよ殺されちゃいそう。
そんな私の表情を読み取ったのか それとも長すぎる沈黙のせいなのか 大和の表情が変わってしまったから 私はあわてて首を横に振った。]
(43) moggyu 2019/11/10(Sun) 21時半頃
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違うの――子供がって意味じゃなくて。
[大和が私の話を聞いてくれそうなら 離れてもいかず、視線もそらさないのなら 私はその姿に、打ち明ける勇気をもらえる。]
……こころが死んじゃった世界があったって そう言ったら大和は信じてくれる?
[笑ったかな、困ったかな。 止められなければ私は続けよう。]
私は、こころを死なせないように 過去に行ってそれを変えてきた ……そう言ったら、大和は信じてくれる?
[彼が本気にしないようなら それ以上は言わず強引に夢オチってことにしておこう。 記憶の欠落は頭を強く打ったことによる健忘症って 診断されるはずだから。*]
(44) moggyu 2019/11/10(Sun) 21時半頃
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[俺の問いかけに菜摘は なかなか答えようとしない。>>43
飛び出したのが道路じゃなくても 車と接触してできた傷じゃなくても 誤魔化さなくていいと知ってるはずなのに。
伝えるのも憚れるようなことに 巻き込まれてるんじゃないだろうな。
だんだん眉間の皺が深くなって 擽ったら吐くかなと思い始めたあたりで 気付いた菜摘が慌てて否定してきた。
惜しい。あと3分で実行したのに。]
(45) 緋灯 2019/11/10(Sun) 22時半頃
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[……そこから続いた話は にわかには信じられない話だった。 けど、菜摘が真剣な顔をしているなら黙って聞く。
俺が大怪我して病院に担ぎこまれた時に 頭がおかしくなった俺の話を 菜摘は嘘だと決めつけずに聞いてくれたから。
7年間で何度か繰り返したやりとりを 菜摘は覚えてないんだろうか。]
俺の話をいつも菜摘は信じてくれるだろ。 俺だって菜摘の話なら信じるよ。
[菜摘は隠しごとが下手だけど 人を傷つけるような嘘を吐いたりもしない。
ただ、ひとつだけ。]
(46) 緋灯 2019/11/10(Sun) 22時半頃
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姉ちゃんが死んだってのは ちょっと信じられねぇんだけど……。
[さっき嵐のようにやって来て 菜摘を絞め殺しかけた姿を思い出してほしい。>>41 看護師になってから力がついたのか 学生の頃より手に負えなくなってるんだ。
簡単に死ぬのかな。 そう思いたくないだけかもしれないけど。 ……昔、少しだけ考えたこと、あったような?]
(47) 緋灯 2019/11/10(Sun) 22時半頃
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[でもそうすると、菜摘は姉ちゃんを助けに 過去に行って怪我したのか?
もしそうなら凹む。 巻き込まないよう距離を置こうとしてたのに、 もし一緒に巻き込まれていたら 怪我をさせずに済んだんじゃないかって。
難しい顔をしたまま握った菜摘の手は 握り返してもらえたかな。*]
(48) 緋灯 2019/11/10(Sun) 22時半頃
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[大和がいう「いつも」をわからないことを>>46 ちょっとだけ寂しく思いつつ。
私はぽつりぽつりと、 「続けなかった昨日」の話をする。
七年前にこころが死んだこと。 大和が私と疎遠になってしまったこと。 二日だけ過去に戻ることができたこと。 こころを襲った相手を追い払えたこと。
事実だけを並べれば それは大和の知っている過去だったかな。
ここにいる私は知らないのだけれど 待っていて欲しいと言った大和は>>2:343 同じ気持ちのまま今にいるのかな。]
(49) moggyu 2019/11/10(Sun) 23時頃
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……あのね、大和。 私は二つ謝らないといけないの。
[本当は一つのつもりだったけれど 話している間にもう一つ増えちゃった。
本当はこころにも、他の人にも 謝らなきゃいけないことなんだけど。 皆にはこの「なかった過去」の話ができないから。]
一つは、ちゃんと大和に話さなかったこと。 怪我させずに済んだかもしれないのに。
[こっちはきっと気にするなとか そんなことを言うのだろうし 私も大和が怒るなんて思ってないんだよ。
でも――でも、もう一つは 大和は許せないんじゃないかな。]
(50) moggyu 2019/11/10(Sun) 23時頃
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[大和が握ってくれている手を>>48 私は強く、強く握り返す。]
こころが死んだ過去を、私は変えたの。 だから、私は。今の私は。 こころと大和がいない世界の菜摘なの。
[この世界にも「私」がいたはずで なのに私は七年間の記憶はなくて 代わりに「なかった未来」の記憶があるの。
これってどういうことかわかる? 私にはわかってしまった。]
……ショッピングモールで怪我したよね。 あの日から今日まで大和と一緒にいたのは 「私」であって私じゃ、ないの。
[大和がこの七年間一緒にいた菜摘はもう、いない。]
(51) moggyu 2019/11/10(Sun) 23時頃
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[本当は言わないでおきたかったけど。]
大和がどう思うかは大和に任せるよ。 その結果私をどう扱っても 私は構わないって、言っておくね。
[握りしめていた手の力を緩める。 振り払われるなら縋りつきたくはないから。]
――……ここのベッドで目覚める前のことは 覚えていないんじゃないの 私には、なかった昨日なの。 だから――ごめんね。
[ごめんね。と言ったときの大和の表情は 私は見ることができたかな。]
(52) moggyu 2019/11/10(Sun) 23時頃
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[たとえ大和がどんな反応をしても 私はそれを受け入れるつもりだった。 だって過去を変えたいと願ったのは 私の勝手だったんだから。]
ごめんね。こんなこと話しちゃって。 でも大和に言わないままで 「私」のふりはしたくなかったんだ。
[これも全部私の勝手なんだけど。
戻らない記憶をずっと待ってもらうのも 「私」のふりをし続けるのも 私にはできなかったから。*]
(53) moggyu 2019/11/10(Sun) 23時頃
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[いつもみたいに食堂の定位置に座って。 鯖定食の常連さんに挨拶して、 俺にとってのいつもの日常を送る。
なのに、まどかはなんかキョドってる。 どうしたどうしたーって思ってたら。
まどかがその呼び方でいうから。>>36 いつもの「高本」呼びじゃない、 あの文化祭の日の呼び方で俺を呼ぶから]
(54) ゆき@青葱帯 2019/11/10(Sun) 23時頃
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[俺は目をぱちくりさせてまどかを見て。 それから、言葉に詰まって。
それから、それから――]
よお、走って来たぜ。8年後に。 ダッシュでな!!
[気持ちいいくらいの笑顔でそう言って。 威勢よくサムズアップ!!]
(55) ゆき@青葱帯 2019/11/10(Sun) 23時頃
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[それから、まどかの頭をぐりぐり撫でて。 この日の為に、 ずっと言おうと思ってた言葉を言おう]
ただいま。 それと、おかえり。
[俺は帰って来たぞ、まどかのもとに。 そうして、 まどかの帰る場所も俺の所になればいい。 なんて、そんな気持ちを短い言葉に込めて]
(56) ゆき@青葱帯 2019/11/10(Sun) 23時頃
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