231 自由帳の中で、僕たちは。
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…………。
[今日は、来るのだろうか? 昨日は結局一度だけあいつの教室に行ったのだけれど 丁度不在で様子だけを聞いて帰って来てしまった。 そのまま待っていれば良かったものをオレは何をしているのだろう? まさか自分達だけと遊べなんて小学生じみた独占欲なんて無い筈だが。
オレは人の変化が怖いから。 些細なことに過剰反応してしまっているのかもしれない。
昨夜と今朝にそれぞれ受信した計二通 順番に返した後、随分短い文章を考え込んでから送信した。]
(21) 2017/12/20(Wed) 00時半頃
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―――――――――
To:三笹 天由
From:入江 礼留
―――――――――
おっはよー、先輩は寝坊したけどそちらはどうでしたか?
えー婿なの?
じゃあレールが嫁になっちゃおっかな(割れたハートの絵文字)
そしたらまよまよのご飯を食べ放題ねうふふ(ドクロマークの絵文字)
気づいてたんだ。そうそう、テストの点数がな……
古雅よりはずっとマシだったけど!
どう考えてもこっちが食べさせてもらってる立場な気がするけどお願いします!
焼きそばがいい、目玉焼きが乗ったやつね!
―――――――――
To:佐藤 喜一
From:入江 礼留
―――――――――
おはよう!早速の二通目マジ嬉しい!
昨日送った分でドン引きされて終わったらと思うと朝までぐっすりだったよ(太陽の絵文字)
きぃちゃんってば自覚無しか勿体無いな〜
そんなことないって、絶対女子受けいいよ?
まあオレが絶世のイケメンなことに異論は無いですけどね( ・´ー・`)
そっかぁ……アドバイスしようにもそんなこと考えたことも無いからなぁオレ。
もっとこの頭がバカじゃなければ良かったんだけど。
すまないなきぃちゃん、話し相手になることしか出来そうにないぜ。これをあげるから許してくれ。
(半目で寝ている犬の顔のドアップの画像)
―――――――――
To:友田 千彰
From:入江 礼留
―――――――――
あっきゅんが来なくてあいつらが寂しがってましたよ奥さん
モテモテだね!全員男だけど(笑顔の絵文字)
昨日は早起きをしていたので今更ですが褒めて下さい宜しくお願いします!!!!
因みに今日は寝坊しました!!!!!!
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[一息つき改めてメールボックスの新しい二通を眺めた
自分では態度に出したつもりは無かったのだが 気づかれていたとは……距離が近いとこういうこともあるか 上手く誤魔化せただろうか。
佐藤は本当に頑張るつもりのようだ 喜ぶ反面申し訳なくもある。 輪の中に引っ張っていくことも出来た筈なのに 嫌がられたらと思うと、どうしても言えなくて。]
やっぱりもっと早く準備すれば良かったな……。
[苦労人の頑張りで遅刻は免れたがもう授業が始まる 皆散り散りに席に戻る中、スマフォをしまった。
それからは大人しく教師の話を聞いていた ぼんやりと色んなことを考えながら。]*
(22) 2017/12/20(Wed) 00時半頃
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[そういえば昨日、短歌に「きっと明日は いい日になる」と入れたことを思い出した。
暗い雲が太陽の光で燃えて消え、明るい青空が広がるような。そんな光景が思い浮かんで、出た言葉だった。
ただの思いつき。それに自由帳のささみのように、天気予報をしているわけでもない。 でも、いい日の始まりというのは、やはり晴れた空だよな。と思う。
まずはそれを確かめる為に、俺は
(23) 2017/12/20(Wed) 01時頃
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キルロイは、 部屋の窓のカーテンを開いた。6
2017/12/20(Wed) 01時頃
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うわ、雪だ。
[窓の外では、さらさらと粉雪が降っていた。*]
(24) 2017/12/20(Wed) 01時頃
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━朝・登校中━
[寮から出て登校する時、俺はいつも、ある人の姿を探してしまう。
会いたい訳ではない。その逆。避けたいのだ。
15歳時の苦い思い出は、何の罪もない年下の子を傷つけたことによって更に苦い思い出となった。>>1:104
あの時の自分の口を縫い合わせたい。なんて思ってもどうしようもなく。今にも泣き出しそうな顔で走り去った彼に対して、当時の俺は何もすることができなかった。 彼が偶然同じ高校に入学してきたことに気づいた今の俺も、何もできないままだ。それに今更謝ったところで、傷をえぐる結果にしかならなさそうだし。]
(25) 2017/12/20(Wed) 01時頃
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[珍しい髪色をしているので、居るか居ないかは判別しやすいが。何故か朝に見かけることがあまりなく、幸いそれほど顔を合わせずに済んでいると思う。ただし、俺が気づいている範囲での話だが。 ちなみに「入江と仲良くする努力」を考えた際に、寮の部屋を訪問する選択肢がなかったのは。隣室が彼だからである。 うっかり顔を合わせた日には、俺は気まずげに視線を逸らすしかできないのだ。
謝っても、自分が楽になるだけで相手にとって何の益もないだろうか。それとも……
というようなことを時折考えつつ、気づけば後数ヶ月で卒業というところまで来ていた。*]
(26) 2017/12/20(Wed) 01時頃
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なんすかジェニファー先生、きゃーきゃー… え? ゆき??
[今日とて胸ぐらの開いた服を着ている、かの女史が なにやらきゃーきゃーしている。 曰く、雪が降っているとのこと。 窓辺を見れば確かにさらさらとした粉雪が降っていた。]
おー、まじだ。 雪とかテンションあがりますよねぇ。
[おー。とか、わー。とか。 地味におれのテンションはちょい上がってるんだが 「ならもっと楽しそうに言ってください」なんて謂われた。 少しはあがってるんすよ、これでも。]
(27) 2017/12/20(Wed) 01時半頃
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[雪が積もりそうなら、授業は自習にして遊ばせてやるかなぁ。 息抜きって必要だろ。 一昨日だかの帰り際、佐藤にも同じようなこと謂ったところだし。 そういえば変なタイミングで訊いてしまったことだったが。 あれから“もっと仲良く”してんだろうか。 だと、いいなー。とか思いながら。]
あ、先生髪ゴムもってません? いやぁ、ちと伸びすぎてて邪魔で。 シュシュ? しかない? いいですよ、髪留められりゃなんでも。
[ほわほわ素材のぴんくなシュシュをゲットした。 似合う似合わないじゃねぇ、髪を留めときたいだけだ。 後ろにピョコンと尻尾を作って、シュシュでゆるく留めた。]
(28) 2017/12/20(Wed) 01時半頃
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To:木島先生
Sub:そと
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雪降ってるんで
もしまだ移動中ならきをつけてください。
こけないよーに。
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[昨日から突然馴れ馴れしすぎるか? と思わないこともなかったが、一通メールを。
まだ姿を見てない気がするのだが もしかしたら職員室で会ってないだけなのかもしれない。 別の教室に居る可能性も大いにあるが まあ、念のためだ。 ぱぱっと打ったのでひらがなが多くなってしまったが 無意識なので気づかないまま。
さて、あと少ししたらHRにでもいこうかね。 今朝は赤と斑頭の不良達の顔を見ることが叶うかわからないが*]
(29) 2017/12/20(Wed) 01時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/20(Wed) 02時頃
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―朝:通勤中― [昨日は「はなまる」なんてこの年になって言われることがなかった言葉をもらって、こういう所が生徒に慕われるのかなあと思ってみたりした。だって自分ですらうれしかったんだし。だから、返したメールもお礼と共に嬉しさが滲んだものだった。]
[そして同じ人物から、昨日の夜に送られて来た、突然、なんだかすごく中の良い人に送るみたいに届けられたメール。本文と、雲の切れ目から覗くぶれた星空の写真と、それとよく似た夜空とを比べて、戸惑いながらも少し親しくなれた気がして照れくさい。
さて、激辛坦々スープであったまっていると送るべきか、いやでも、ちょっと風情が無さ過ぎやしないか、一端考えよう。 ノートの土岐君がこの空をみていたらどんな句を詠んでくれるんだろう。いやでも案外あの子はこの激辛坦々スープの風景の方でも何か見出してくれるかもしれない。所でこれ味覚が破壊されていくんだけれど、どうしよう。 あ、あと親子丼をもう少しだけ濃い味に調整して、入江の志望校についてもう少し詳しくなっておくために調べものをして。
そんなことをしている間にメールを送るには遅すぎる時間となっていた。]
(30) 2017/12/20(Wed) 02時頃
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……メール、結局朝になってしまった。
[「凍えそうです!」位軽く返しておけばよかったのではないかと今になって思う。 少しの後悔をしながらいつも通りに家を出て、]
寒いと思ったら雪、……あ。
[これだ! ちらちら舞う雪を原付と黒い手袋を背景に捉えた写真をメールに添付、しかけて届いたメールにまた先を越されたような気持ちになった]
(31) 2017/12/20(Wed) 02時頃
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To:淵 佳徹
Sub:昨日の夜より
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さみー、ですね。
こけませんよ!でも、ありがとうございます。気を付けていきます。
昨日は試食ありがとうございました。
頂いた担々スープ、初めて食べたけど辛くてびっくりしました。(目を×にした顔文字)
[原付と黒い手袋を背景にした雪の添付画像.jpg]
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[学校について、おかしなことを送ってないよな。と確かめるようにメールを見直す。ふと、ひらがなの多いメールの文章に、自由帳のFのことを思い出す。増えているんだろうか。昨日はなかったけれど。]
[そう思った足は始業前に図書館へと向いた。]
浅見先生、おはようございます。 あぁ、いえ、ちょっと調べておきたいことがあって。
[嘘乙だが、そうかい、といって手元の本へと司書の先生は視線を落とした。 少し栄養の本がある辺りを横切ってから、奥の自由帳へ。]
(32) 2017/12/20(Wed) 02時半頃
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あれ?
[本より先に可愛らしい色合いが目に留まった。こんな花、昨日まではなかったはずだ。鉢をのぞき込めば、サンタクロースが顔をのぞかせていて笑みがこぼれた。]
可愛い。
[かわいいものは好きだ。好きだけど、――。
半笑いの顔。冗談だろと言いたげな笑い。だましたと吐き捨てる声。男らしいことを強いる目。]
……昔のことだ。
[ポケットから取り出したスマホでぱちり。朝の静かな図書館で思ったよりもシャッター音が響いて少し辺りを見回した。 誰もこないことを確認してから、それをメールに添付して送って、自由帳を開く。]
(33) 2017/12/20(Wed) 02時半頃
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To:淵 佳徹
Sub:図書館に
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サンタさんが来たようです。
赤い花、ちょっと暖かそうですよね。
誰かに見せたくなって、すみません。
[カランコエの赤い花の間から覗くサンタ.jpg]
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[Fの書き込みをみてまずは一安心。忙しかったのかな、なんて。 それから増えていた、下手だけどしょんぼりとした様子は確実に伝わってくる猫の絵>>1:108を見かけて、少し考える。
一番新しいところに、窓辺に置かれた花とよく似た花を差し出す猫の絵を描いた。花だけ薄く赤に塗ってRと残す。
しょんぼりしたらしい彼にも、この自由帳を見る誰かにも、「元気出して」みたいなことが伝わると良いんだけれど。*]
(34) 2017/12/20(Wed) 02時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2017/12/20(Wed) 03時頃
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─ 朝・自室 ─
うっそでしょお……
[ と嘆いても、いつも通りに開いたカーテンの先、眼球及び水晶体を通して映す像は変わらない。 実に悲しいが現実は現実。ここがバーチャル的空間じゃなきゃ、目の前の景色ってのはポンと変わっちゃあくれないんだろう。
本日の天気は、雪である。
明日の天気予想雪以外、だなんて、実際の気象予報士が言ったらクレーム入りまくって番組が成り立たないだろうなって位のズルだったって言うのに。 以外、と書かれたものを当てるなんてどんな確立だ。神は俺が嫌いなのか。そうなのか。女が好きなのか。そうなのか。 つーか寒い。寒すぎる。こんな寒さを創り出すとか神は人間のやる気を高く見過ぎだ。全人類が俺だったらとっくに絶滅してるんだが? ]
(35) 2017/12/20(Wed) 08時頃
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[ 布団に完全に包まる駄々っ子的超防寒姿勢を見せながら、スマホの画面に表示されるのはいつもの俺にすればかなり早い時間だ。 俗に言う、寒すぎて起きた状態ってことですね分かります。 寮の温度設定はどうなってんだ。絶対風邪ひく奴とか出てくると思うんですけど。
健康的な起床時間に二度寝の誘惑が聞こえてしまう、が。 本日はもともとフルで出席する予定だった俺は、このまま起きて居ることを心に決める……も布団の中から動けない。 いやだって布団が俺を離してくんないんだもん。俺のぬくもりが無いと身体が冷たくなってしまいます……貴方もそうでしょう?って言ってる。言ってなくても言ってる。
雪以外は不正解になるし、何か今日の夢はお隣さんと一緒に淵さんを怖がらせる俺(お化け)みたいな感じで謎且つ謎だったし、布団からは出られないし、もう駄目だ。 これはきっとトーコさんの呪いに違いない。俺は確信し、転校さえ操る彼女に恐れを生した。* ]
(36) 2017/12/20(Wed) 08時頃
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To:佐藤ぶちょー
From:古雅 七緒
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おはようございます(笑顔の絵文字)
好み?冷やしアメってーと、お土産かにゃ〜(猫の絵文字)
くれるもんなら、おれぜんぶ好き!
だから、
ぶちょーは気にせず、ぶちょーのすきなもの選んでどーぞ。
もしまた冷やしアメ買ってきたって、誰もぶちょーのこときらい、なんて思わないし(笑顔の絵文字)
あと、
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―休み時間―
[メールを、送信。 文面は思うままに打って、でも最後の一文だけ、当社比結構悩んでから、削った。 削り忘れがないようにーとか、確認はしなかったわけだけど。]
(37) 2017/12/20(Wed) 11時半頃
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To:入江 礼留
From:古雅 七緒
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やだやだやだ!
チョコミントパフェ(300円くらいでコンビニで発売中。カップの中にふわふわのスポンジとミント味のチョコ、クッキー、チョコソースが絶妙なバランス。うまいからパイセンも一度食べてみて!)奢ってくれないとなななな泣いちゃう(泣いている絵文字)
まー
留年してもなんとかなるんじゃない?
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[ぽちぽちと送信済みトレイを眺めれば、昨日パイセンへと送信したメールの文面。 我ながらこれはするするっと打てたのに。
昨日のノートの事といい、悩むなんて、らしくない。]
…うし。雪であそぼっと!
[天気予報は当たったり外れたり。 灰色が固まったみたいな色した空をキレイだって思うやつもいて可笑しくない。
まだしっかりと積もるかわからない雪空を見上げて、気合を入れた。 要はあれだ。 次の授業はサボろう。そうしよう。]
(38) 2017/12/20(Wed) 11時半頃
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あしたは大雪! 雪合戦! にせささみ
(39) 2017/12/20(Wed) 11時半頃
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―とある授業をサボってやってきた図書館―
[一時間外にいたのに(中庭や校庭やいろんなとこうろついたので、どっかの教室から見えたかもしれない)雪遊びっぽいことをちっともできなかった腹いせに、かじかんだ指でノートに書き込んだ。 はあ、図書館あったかーい。
薄くでも積もれば、かき集めて手乗り雪ウサギくらいはできたかもしれないのになあ。 おのれ雪…!*]
(40) 2017/12/20(Wed) 12時頃
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━休み時間・教室━
[古雅から、俺の言葉足らずなメールに対する返事が来る。]
なんでも好きって……。
[一番困るやつじゃないか。と思いつつも、適当ゆえにではなく本音で書いてそうな文面に、嬉しい気持ちにもなる。
じゃあ、やっぱりあの飴にしよう。ビー玉みたいな鞠みたいな、古雅の髪を思い出す色をした飴に。]
(41) 2017/12/20(Wed) 12時半頃
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[そう決めてから、まだメールの文面が続いていることに気づく。画面上で指を滑らせ。]
……? ??
[下に行かない。 と思ったら、ここで終わりだった。 「あと、」何だ。何が続くはずだったんだ。]
…………。
[こういう時って、どうするべきなのだろう。 普通に聞いて、いいよな? 送るつもりだった文をうっかり消してしまうことだって、あるよな? ないか?
考えている内に、短い休み時間が終わりを告げる。 昼休みに返事をしようと思い、スマートフォンをポケットにしまった。]
(42) 2017/12/20(Wed) 12時半頃
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