207 愛しの貴方を逃がさない。
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― 翌朝 ―
[目覚ましがなる前に目が覚める。 きっとそのまま寝たからだろう、 目覚ましよりも先に起きれたのは。
服も着替えずだったから、皺だらけ。 髪も乱れてしまっている。
それにしても――嫌なことを思い出してしまった。]
(22) 2017/01/17(Tue) 20時頃
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[いつ頃だっただろうか。 頻繁に私物がなくなるようになったのは。
お気に入りの服もなくなった。 干した洗濯がなくなるのは、 一人暮らしではよくあるらしいけれど。 それにしたって立て続けになくなるから、 気味が悪くなったことがある。
誰かに相談しようと思った時、 ピタリと物がなくなる現象は止まった。
だから嫌なことは忘れようと、 記憶の奥底の引き出しに仕舞い込んだはずなのに。]
(23) 2017/01/17(Tue) 20時頃
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[そんな出来事とは関係ないはずなのに。 マスコットがなくなったのは、 自分の不注意のせいだから。
だけど、“モノをなくす”ということで、 閉じ込めた記憶の引き出しが開いてしまった。
ベッドのから起き上がり、ゆっくり頭を左右に振る。 そのまま浴室へと向かい、身を清める。
嫌な出来事も一緒に洗い流す様に――*]
(24) 2017/01/17(Tue) 20時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2017/01/17(Tue) 20時頃
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[浴室から出て時間を確認。 今日は朝一の講義はないから、まだ余裕はある。
起きた時に布団に置き去りにした、 マスコットを拾い上げて。 棚の隅に飾ってあげる。]
また友達作るからね。
[その子に声をかけたりなんかして。 返事のないマスコットに声をかけてるところ、 誰かに見られたら子供っぽいなんて思われるかも。 内心でそう思うけれど、 一人暮らしの部屋で誰かに見られることはもちろんない。]
[可愛いものとのふれあいで、 マイナス気分はプラスに変換。
マイペースに身支度をすませたら、 大学に行く前に寄り道しようと家を出た。*]
(25) 2017/01/17(Tue) 20時半頃
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[二時間くらい休んで、シャワーを浴びた。昨日は結局、お風呂に入れなかったから、本当はゆっくり湯船に浸かりたかったけど、あいにくそんな時間はない。 いつものようにさらしを巻こうとして、手を止める。
もう、この家に母はいない。外でばったり会う可能性もない。 それなら、こんなもの、もう巻かなくていいんじゃないの? 男装だってする必要ないんじゃないの?
考えて……私は頭を振った。 駄目だ。ここで私が男装をやめたら、まるで母が入院するのを待ってたみたいじゃない。 渡りに船って。これ幸いと男装をやめるみたいじゃない。 そんなんじゃない。……そんなのじゃ、ない。
結局、いつものようにさらしを巻きながら、思う。 でも……それなら、私はいつまで男装を続けたらいいんだろう。 もしかしたら、一生?]
(26) 2017/01/17(Tue) 20時半頃
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[暫くあてもなくお店を冷やかしてから、最終的に向かったのは、手芸屋さん。
うち自身はあんまり手芸とか好きでもないし、よく何か作ったりするわけでもないけど、必要に迫られてする事は結構頻繁。 大切なくまちゃんはもう随分ボロっちくて、修繕の頻度も上がってきてるし。 だからか、そんなに興味無いなりに手芸屋さんには通う羽目になってた。
あーにゃん先輩の作った子とかを見せてもらって、かわい〜って思う事はあるんだけどね。 うちってば、デザイン考えて満足しちゃって完成にこぎつかないから、多分向いてないんだと思う]
(27) 2017/01/17(Tue) 21時頃
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[目的地に向かう道すがら、見知った姿>>21を見かける。
親しいって程じゃないけど、手芸屋さんでよく見る人。 それに、あーにゃん先輩を尋ねて行った大学で、見かけた事もあったっけ。 その時確か、自己紹介も済ませてた筈。
手芸を趣味にしてる男のひとって、なんだか珍しい。 どうしてもあーにゃん先輩の作るマスコットが思い浮かんで、この人もあーゆーのを作るのかなって、そんな事を考えたりして]
あらいく〜ん
[へらって笑いながら、そのおっきな背中を軽く叩く。 後ろから近づいたから、話しかけるまであらいくんはうちに気付かなかったかもしんない。だとしたら、びっくりさせちゃうかな]
(28) 2017/01/17(Tue) 21時頃
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あらいくんも手芸屋さん行くの? なら 一緒にいこ〜
["うちもね、この子に足す布を探してるの"、って。 ポッケに入れてた、パッチワークみたいになってるくまちゃんを見せたら、どんな反応があったかな。
断られなければ、そのまま隣を歩き出そう。 女の子と歩く時よりは、ちょっと距離を開けて。気軽に話しかけてても、おっきな男のひとと歩くのって少し緊張しちゃう。 でも笑ってれば、きっとそれもあらいくんには伝わらないはず]
(29) 2017/01/17(Tue) 21時頃
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[いつもと変わらない格好で家を出る。ポストの上を確かめたら、落とし物は相変わらずそのまま……じゃ、なかった]
あれ……?
[手にとって確かめる。間違いなかった。添えておいたメモが引きちぎられてる。 そして、かわりに袋の中に、詰め込まれてる? 首をかしげながら袋の中のメモを取り出して、私は目を見開いた]
え?
[それは、別のメモだった。そして黒猫さんは、落とし物じゃなかった。 どうやらこれは、私に贈られたものらしい。だけど、全く心当たりがない。 私の家は、なんというか、兄のことや母のことや私の男装のせいで、有名ではある。だから一方的に私のことや、私の家の場所を知ってる人がいるのはおかしなことじゃない。 だけど、プレゼントをもらうとなったら話は別だ。そんな心当たりは本当になかった]
(30) 2017/01/17(Tue) 21時頃
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[甘那ちゃんや卯月ちゃんの顔が思い浮かんだけど、すぐに打ち消した。二人なら、私の名前を知ってるもの。なにより、こんな渡し方しないと思う。 可愛らしいフェルトの黒猫さん。処遇に悩んで私は立ち尽くしたけど、立ち尽くしているような暇は今の私にはないんだった]
いけない!
[仕事! それでなくても午前を休みにしてもらったんだ。これ以上迷惑はかけられない。 カバンに黒猫さんを入れると、私は慌てて仕事に向かった]
(31) 2017/01/17(Tue) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2017/01/17(Tue) 21時頃
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[片手にパルックサンド(たくさん)、次はもう片方に材料が沢山? フェルト手芸も中々面白かったし、俺の好みの可愛いも作れそうだ。 気に入った色を沢山買おうか、どうしようか、と悩んでいれば、 後ろからいきなり背中をぽんと叩かれた>>28。]
うおっ。
[振り返れば、知り合いの女の子がそこに。バーで働いてる子だ。 確か須藤さんの後輩だったよな。 響きの良さから、飴ちゃんって俺は呼んでる。]
ああ、なんだ。飴ちゃんかー。 うん、手芸屋行くよ。須藤さんが作ってたフェルト見て、ちょっとフェルト熱が高まってさ。
[じゃー一緒に行くかーと、さり気なく車道側に寄って歩き出した。 爺ちゃんが良く婆ちゃんにやってたから、自然と真似したんだっけ。 飴ちゃんがぼろぼろになったクマちゃんを見せてくれて、あぁぁ、と声が漏れた。]
ずいぶん大怪我しちゃったんだな。 そういや、ぬいぐるみの病院って聞いた事あるから、今度連れてってあげるといいかもしれないな。
(32) 2017/01/17(Tue) 21時頃
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[怪我をしっかり治したらそのクマちゃんも喜ぶっしょ、なんて言ってればすぐ手芸屋に着くだろう。]
うっし! 何色にするかな〜。
[ちょっと声も弾む俺。ああ、編み物用の毛糸も買い足しとこう。 後は、シルクの赤い布。これで何か作ってみるか。]
飴ちゃーん、フェルトさー、色んな色欲しいんだけどもし良かったら選ぶの手伝ってくれないかー?
[と、多分クマちゃんの応急処置に使う材料を探してる飴ちゃんに声を掛けてみた。]
(33) 2017/01/17(Tue) 21時頃
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― 商店街 ―
[遅めの朝食にコンビニで肉まん一つ。 それからペットボトルの温か紅茶も一緒に購入。
店長さんに朝の挨拶とお代を渡してお店を後にすれば、 ぱくり、大きな口で肉まんを頬張りながら歩く。
誰かに見られたら、 歩きながら食べるなんて、行儀悪いって怒られるか。 はたまた呆れられるか。
そんな事気にする思考は今はない。 昨夜は何も食べずに寝てしまったから、 空腹には勝てぬ状態。
食べ終わったゴミは鞄の中へと片付けて、 欲しい本を買いに本屋へと足を向けた。]
(34) 2017/01/17(Tue) 21時半頃
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― 本屋 ―
[本屋につけば、すぐに新刊コーナーに向かう。 本を読むのは好きで、 この本屋にもよく来てるから場所は完璧。
お目当ての作家の新刊を見つければ、 それを手に取り会計に―――はすぐに向かわず。 店内をぐるりと回る。
こうして眺めながら店内を回ると、 自分の知らなかった新しい物語や詩に出会うことが出来るから。]
(35) 2017/01/17(Tue) 21時半頃
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これ、綺麗……。
[思わず声を零し立ち止まったのは、 風景写真集のコーナー。
そこに置いてあった写真集の表紙に、 思わず一目惚れをして手に取る。
中も見れるようになっていたから、 パラリと数ページ捲ってその場で少しだけ拝見。
すっかり夢中になって、 その写真集も一緒に持ってレジへと向かっていた。]
(36) 2017/01/17(Tue) 21時半頃
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[あらいくんのびっくりした様子>>32が少しおかしくて、つい笑っちゃう。驚かせたのを謝りながらも、口元を隠して誤魔化したりして]
やっぱり あらいくんもあーゆーの作るんだね。 男のひとでは、ちょっとめずらしい感じ。
[おっきな手でフェルトをいじってるところを想像すると、なんだか微笑ましい。 "かわい〜の 作れるといいね"って、軽く首を傾げてみた。
車道側に寄ってくれる動きは自然で、気づかいにも気付けないまま歩き出す。 くまちゃんを見せた時のあらいくんの反応には、つられてうちもため息をついちゃう。 でも病院って言葉には、目をきらっとさせて]
そんなのあるの!? うん うち帰ったら調べてみる!
[もしかしたら、新品の頃みたいにしてもらえるかな。高望みしすぎ? あらいくんの言葉にこくこくうなずいて、くまちゃんは大切にポッケにしまいこんだ]
(37) 2017/01/17(Tue) 21時半頃
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やる気満々だね うちもはりきって選ばなきゃ!
[お店に着いたら、弾む声>>33につられて店内を見回す。 手芸屋さんって、かわい〜ものがたくさんあって目移りしちゃう。カラフルなボタンとか、無意味に買っちゃうんだよね。 きょろきょろって目の保養をしながら、布のある方へ向かってく。
それでも呼ばれたら、見てた棚から顔を上げてあらいくんの方を向いた。 色選び。…なんだか楽しそう]
いーよ! うち暖色系がいーと思うな
ほら この黄緑とかかわい〜! ピンクと合わせるともっといいとおもう!
[黄緑とピンクの生地を二枚重ねて、ほら!って差し出してみせる。 その間も、あっちの黄色も良いかもしれないなんて棚を見てたら、はたと気付く]
(38) 2017/01/17(Tue) 21時半頃
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……あれ。 でも、なにつくるの?
[いちばん大事なところを、聞いていなかったようです]
(39) 2017/01/17(Tue) 21時半頃
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おー、暖色系! いいねいいね。 確かに可愛いな、これは買いだ。
[黄緑とピンクで何を作ろうか。……マリモのゆるキャラ? それは緑の方が良さそうだし、まぁ家帰ったら考えてみようか。 カゴに黄緑とピンクの生地、ついでに緑も突っ込んでおいて。
ぴたり、と手が止まった。
何を作る。聞かれたくなかった。けど、誤魔化す。]
いやぁ、何作るかは特に決めてないんだよ。つい昨日始めたばっかりでさ、とりあえず種類揃えて、本見て作れそうなの作るって感じで。
[上手く、ごまかせただろうか?]
(40) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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[黒猫さんは、ちょっと考えてエプロンの肩のあたりにぶら下げてみた。ボールチェーンがついてたから、肩紐に通してみたらなかなかいい感じ。 本屋の店員さんって書いてあったから、こうしておけば贈り主さんの目に留まるかもしれないし。 羊毛フェルトって、針で何度もちくちく刺してつくるんだっけ。手間暇かかってるだろうに、どうして私に贈ってくれたんだろう。 贈り主も、その意図もさっぱりわからないけれど、濃紺のエプロンと黒猫さんは、なんだか合っているような気がした]
いらっしゃいませ。 お預かりします。
[そんな格好で、今日も私はレジに立つ]
(41) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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― 翌朝 ―
[ 今日の講義は午後から。 …とは、いえ。 一人暮らしの卯月はゴミ出しというものがある。 昨日貰ったコーヒーゼリーとパンケーキは すっかりお腹におさまって。 ( これも勿論"美味しかった"。 ) 袋だけをゴミにした状態で、 白い息を吐きながら、家を出ようと、して。
扉に当たる聞き慣れない音に、 足が止まった。 ]
(42) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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……?
[ ノブにぶら下がる、…紙袋? 首を傾げたのは一瞬で、 ―― 万一、見間違えたらどうしよう、 なんて 意味も無い憶測のもと ゴミ袋を置いて戻ってきてみたけれど。 表札も 置く場所も間違えてないと そう言わんばかりに、紙袋はぶら下がったまま。 ]
(43) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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……お菓子だ
[ 白い指先で 袋の口を広げ。 中に見えるのはギンガムチェックの小袋。 更にその向こう、多分 クッキー。
それから、それから。 うさぎのメモ。 ]
(44) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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『 わたしをたべて! 』
(45) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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[ ―― なんて、洒落たメッセージが添えられて。 きっとこういうのを、女の子らしい装い と、言う。 あいり先輩かなあ。 母はたまに料理を作ったり、 似たような風にくれたり、するけれど。 こういうセンスは、ちょっと違う気がする。 それにほら、 お菓子食べましょうって約束したし。 ちょっとしたサプライズかも、しれない。
家に持ち帰って、 クッキーを咥えながら飛ばすメッセージ。 ]
(46) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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『 あいり先輩、 クッキーくれたの、あいり先輩ですか? 』 『 美味しいです、ありがとうございます。 紅茶、いい香りがします。 今度私も、先輩のお家にお邪魔するときは、 美味しいものいっぱい選んできますね。 』
[ 送れば直ぐに スマートフォンは鞄に入れられて、支度だ。 お昼ご飯はコンビニと購買、どちらにしようかな。 クッキーは勿論 "朝ご飯"で、完食しましたとも* ]
(47) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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[次のお客様はよく来てくれる愛莉さんだった。 受け取った本をレジに通しながら、あれ、と思わず声を上げる]
写真集? 珍しいね。
[愛莉さんはお得意様だけど、よく買ってくれる本は小説や詩集の印象だった。写真集を買ってくれた記憶はなくて、珍しい買い物だね? と微笑む]
ご自宅用ですか? プレゼントなら、お包みしますよ?
[何も言われなかったから自分用だと思ったけれど、念のためそう言い添えた]
(48) 2017/01/17(Tue) 22時頃
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[カゴに入れられる二色>>40を見送りつつ、"ついでにこれも"って黄色を付け足したりして。 悪ノリみたいなそれが棚に戻されても、気にはしない。 でも ふと落とした疑問にあらいくんの手が止まれば、それはちょっと気になったかも。
あんまり聞かれたくなかったのかな。 もしかしたら、女のひとへのプレゼントとか? そーゆーのって、知られたくないのかもしれない。サプライズをねらってるのかもだし]
ふぅん それならさ ひつじさんとかどうかなぁ かわい〜し、なんか簡単そうじゃん?
[羊毛でひつじを作るのって、本末転倒っぽいかな。 でもデフォルメすれば、多少不格好でも誤魔化せそう。 そんな風に、白色を取って軽く振ってみたりして。
ついでにスマホを取り出せば、『羊毛フェルト ひつじ』で検索。 だらっと出てくる画像の検索結果をあらいくんに見せて]
(49) 2017/01/17(Tue) 22時半頃
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ほら かわい〜でしょ! こんなの貰ったらうちめっちゃうれしいな〜
[すすめたのはいちおー親切心だけど、押し付けがましかったかも。 だからフォローに、"まぁ 自分に合ったのがいちばんだと思うけどね!"って付け足しちゃった]
(50) 2017/01/17(Tue) 22時半頃
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[さくら書房はよく来る本屋だから、 店員さんとも仲良くさせてもらってるつもりだ。 オススメの本などを聞いたり話したりもする。
今目の前で対応してくれてる芽留さんにも、 こうしてよく会計をしてもらったりしているから、 自分は仲がいいつもり。]
芽留さん、こんにちは。 表紙の写真に一目惚れしちゃって。
[不思議そうにする彼女に、笑顔で答える。 写真集を買うのは、 もしかしたら初めてかもしれない。]
(51) 2017/01/17(Tue) 22時半頃
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