229 観用少年
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だからお前は、 僕を喜ばせて、僕を楽しませることだけ考えな。 ガーディ。
(28) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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[かつて、犬を飼っていた。 栗色の毛の小さな犬だ。 黒い瞳は愛情深く、人懐こくて、 ケイイチの乱れた心をよく癒した。
そして犬は死んだ。 世話役に任命していた従者は、事故だったと深く詫びた。 けれど――ケイイチは知っている。 あれは事故なんかじゃない。 そして、ケイイチは思い知った。
ここ、にいる人間もまた、ケイイチの味方には成り得ないのだと。
大事な王の落胤だ。 現王子に何かあれば、直様呼び戻しがかかる。 表立って何かできる人間は―そう、例え正室だとしても!―存在しない。
でも、不幸な事故ならば。]
(29) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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[ケイイチは知っている。 笑顔の奥の刺すような視線、 密かに交わされる会話、 心の籠らない言葉――
薄氷の上で不用心に踊るふりをする。 傍若無人で無知で我儘な暴君になって、 何ものにも囚われず、何ものにも傷つかず。 蹲り立ち止まることだけは、しない。
けれど――けれど……………
運命じゃなくていい まやかしでいい 刷り込みでいいから――
そう思ってしまうのは、つまり、弱さだろうか。]*
(30) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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── …本当だ。 ちっとも、似てないね。
[ つられるように、視線を他の部屋へ。 黒に縁取られた写真。 此処には居ないことはもう分かる。 何処へ、と言うとするならば、 きっともう、空の向こうへ居るのだろう。
あの女の人は、強いひとだと。 直円さんと比べて、なんとなくそう思う。 こどもは、──…… 多分、彼女に似た。 …胎からうまれたのだから、 それも 当たり前とは言え。 似ているという感覚は、僕にとって珍しい。 ]
(31) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ 温くなってきたミルクを飲み干し。 ぽつり ぽつり、 頭を下げた直円さんをじぃと、見て。 ]
(32) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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僕は、出ないよ。 …出たとしても、きっと枯れてしまう。 あなたがどうして、何故、僕を選んだのか それが分からなくても、僕は"起きた"のだから。 だから、── あなたでないと、 きっと僕は幸福にならないよ。
(33) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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── 嗚呼 でも、…… 突然死んでしまうのは、困るな…。
[ ふと、最後に零れたもの。
確かにそれは僕の意思ではあった、けれど。 願いと言うよりは、想起に近い。 思い出したのはどうあっても、 靄の向こうの、ひとりめ。 ]
(34) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ ひとりめの話。 ]
[ 死んだ人形を抱くおとこが、 こいびと、という名の にんげんと揉めて、 ( ── そんな人形なんて! とか、 確かそんな叫び声を聞いた気がする。 )
痴情の縺れ。 よく聞く話だ、きっと。 その後僕が表情一つ動かさず見ていたのは、 ぬら、と赤色に光る包丁を持つ
"こいびと"。 ]
(35) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[ きゃんきゃんと吠える"こいびと"に …きっとひとりめはうんざりしていたのだろう。 きっと正反対、 死んだように抱かれる僕に喜んでいたし、 そうあれとずぅっと言ってきた。 ひとりめが殺されてしまうまで。
── 殺された後も、僕はこう在る。 ]
(36) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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もういない奥さんと、子供がいた、以外。 ……、たとえばあなたに趣味はない?
[ ── 例えば、そう。僕を抱く趣味とか。 ── までは言わないさ、勿論。 たとえ冗談だとしても。
ふたりめはどうか別でいて欲しい、と。 そう思ったって 罰は当たらない。きっと** ]
(37) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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[――彼は語る。
その殆どは自分にとって意味を成さない羅列でも、 彼にとっては大事なことなのだろう言葉を。
だから意味など理解できなくとも静かに聞き届け、 所有の意を綴る言葉だけは分かっていると口許を緩めた。
嘗て届かなかった情が、 手を伸ばせば届く距離に、こうして触れている。
無視されることもなく、 黒い瞳には自分が映ることを許されて]
(38) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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ケイイチは、僕が側にいるだけでいいの?
それで……喜んでくれるし、楽しい?
[分からない。 薄靄に煙った何かが喉奥にべたりと張り付いて、 咽を震わせても意味のある音になるのはこれだけだった。
それでも黒瞳に根差す何かを知ろうと、 重ねられた掌を握って、僅かに引き寄せる]
(39) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[それは無意識の産物というには程遠く、 その手を導く先は、少し迷って自分の頬の上へ]
(40) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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役割が、ほしい……
[だってそうじゃないのなら、また。 記憶を洗い流される苦痛は鑢掛けされているようで、 磨かれ直す結実は子供でも分かるものでしかない。
刻み込まれた情は深い疵。 それを消そうと削れば、記憶は小さくなっていく。
そうして何時しか記憶は磨けないほどに摩耗して、 廃棄の道を辿ると理解してしまっているから猶更に]
(41) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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……やくに、たつから
[棄てないで、と滲む言葉は遠い響きで**]
(42) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[車内では、両親達が人形にあれやこれと語り掛けていた。とはいえ人形の特性を理解しているから、好きな食べ物や、過去の話を聞く事はなかった。次休みが取れたら4人で出掛けたいだとか、君に似合う服を見繕いたいだとか。そんな浮き足立った話をし、狼狽しようが、笑みを見せようが、彼等は優しく微笑んだだろう。
ついさっき家族になった、時間を埋めるように。
車が家に着くと同時、忙しい二人はまたそれぞれ別の場所へ出掛けてゆく。子供達の額にキスを送り、遠くなる背。今晩は帰って来ないだろう、きっと。 こういう予感は良く当たるのだ、昔から]
(43) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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─ 自室 ─
[腰掛けていたベットが僅かに沈み、軋んだ音を上げる。自然と隣を見遣れば、瞬く間に距離が埋まる──硝子の向こう側、爛々と煌めくような孔雀青の瞳に捕まったが。見惚れたのは一瞬で、まじないが解けると同時に顔を顰める]
……口の利き方がなってないな。 僕は君の主人だろ。 あの執事から何も教わらなかったの?
[愛嬌も時に売り物になる。 そう理解はしていても、心を荒立たせる何かは穏やかにならない。刺々しい口調で文句を付けるが、挨拶の言葉を紡ぐ時には、その冷たさも融解する]
初めまして、ジョージ。 僕の名前はシメオンだ。 君のお兄さんに……、なるのかな。
よろしくね、僕の弟。
[──…僕の可愛い玩具]
(44) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[そうして改めましての挨拶を済ませたら、小さな手を取り立ち上がる]
屋敷は広いよ、 一度隠れんぼをすると探し出すのに苦労する。 ジョージは僕よりうんと小さいから、尚更だろうなぁ。
……早く覚えて一緒に遊ぼうね。
[広い廊下を二人で歩き、部屋を順番に見て回る。 自分よりも狭い歩幅で付いてくる彼が、転ばなくて済むよう、自然と足取りはゆっくりになる。 屋敷の案内、人形の世話を焼くのは自分が良いと立候補した。
天上の高い玄関、広い客間、母親の華美な衣服が並ぶクロゼット、至る所に姿見が乱立する鏡の間、おやつが貰える厨房、年中鮮やかな花を咲かせる中庭……、
車内では微笑むばかりで、だんまりだったが。言葉の端に悪戯心を交えて、説明する。何か質問があればその場で答えただろう]
(45) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[屋敷の探検には時間が掛かる。 大人が歩いても広いのに、子供の足であれば尚の事。 そろそろ夕陽が水平線に近付き、藍色に空が染められていく時間]
……色々説明したけれど、覚えられたかな? まぁ此処には、親切な大人も、僕もいるから。 困ったらなんでも聞いてね。
[夕飯の支度が済んだと声を掛けられ、探検の最後はそう締め括った]*
(46) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[彼の言葉にはもうだいぶ慣れた。 オッサンと呼ばれても、一応は呼べというものの、 それは何となく恒例化したやり取りのようなもので。
だから、ふとした瞬間に聞こえる言葉に>>24 ついつい頬を緩めてしまう。
今日はカレーが食いたい気分と、珍しく洋食をリクエストして。 手早く食事を終えれば、ごちそうさまと手を合わせた]
ん、今日も美味かった。 ありがとな、いってきます。
[手を伸ばしてわしゃわしゃと頭を撫でれば、 彼の返事を聞く前に慌ただしく家を出た]
(47) 2017/10/07(Sat) 19時半頃
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[――――そして、時が経って現在夜の12時。 いや、もはや深夜と呼んで差し支えないだろう。
自分はまだ、会社に居た]
だー、もう…!なんでこういう時に限って!
[今日は早く帰りたかったのに。 夕食が楽しみだと、そう話したのが遠い昔のようだ。 部下の一人が、手痛い失敗をやらかした。 こちらの監督不行き届きもあったのだろうが。 それにしたって、許されるような失敗ではなかった。
おかげで進めていた実験は白紙に戻り。 今必死にそれのやり直しを図っているところだった。
今行っている実験の結果報告だって迫っているというのに。 最悪の一言だった]
(48) 2017/10/07(Sat) 19時半頃
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[当分家には帰れない。 帰る時間さえ惜しい。
そしてそれを連絡する暇もないほどに手が空かない。
この調子ならば、帰れるまでは早くても三日。 家に残した彼が頭にちらついて、苛立たしげに机を叩いた]*
(49) 2017/10/07(Sat) 19時半頃
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[ガーディの言葉から、疑問と不安を感じ取る>>39 そうだ、と肯定するのは簡単だ。 何もしなくって良いと告げるのも。 けれど――引き寄せられた手のひらは柔らかな頬に吸い付いて、 次にその唇から溢れたものは、ガーディの「望み」だった>>41 望みは素直に言う。 それは先程―殆ど一方的に、ではあるが―取り交わされた決め事のひとつ。 予想より遥か控えめで臆病な望みは、 つまり彼の内心の怯えが透けるようだった。
声なき声が聞こえる気がする。 棄てないで、と。
ケイイチは素直な子どもの頬を優しく撫でた。]
……さっきの決め事に追加。 ひとつ……僕を疑うな。
[お前を棄てたりしないから、と、言葉にはしない。 ただ疑うなと、そう伝えて――]
(50) 2017/10/07(Sat) 19時半頃
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[それから、役割、と改めて考えて―― 顔に出さないまでも、ケイイチは迷っていた。 こいつ、一体何ができるだろう。 身の回りの世話なら十二分に間に合っている。 何せ夜の相手でさえ定期的に呼び寄せているくらいだ。 そも観用少年に望んだのは、そういう解りやすいことではなかった。
けれど――それはそれ。 ガーディが役割を望むのなら、与えたい、と思う。 ケイイチは逡巡の後に]
……そうだな、お前、文字は読める? 読めないのなら覚えて。 それで僕が寝るときに読み聞かせでもしてもらおうか。 あまりに不得手なようなら他のを考えるが、 先ずはソレから始めてもらおうか。
[そうしてガーディが納得するのなら、 一先ずは従者に児童書の購入を命じるつもり。]*
(51) 2017/10/07(Sat) 19時半頃
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[>>256>>257 名乗り通りの服装は最高に決まってる。 そう思って褒めたつもりだったのだけれど。 少し歯切れの悪いお返事を見るに、 どうやらそういう訳ではないらしい。]
どういたしまして!
[とはいえ、格好いいと思ったのは本当だから 笑顔で元気よくお返事して。 顔は相変わらず見えないけれど、疑問符の付いた 困ったような声音はやけに可愛らしく耳に残った。
そうして張り付いていれば、あっという間に契約は終わり。 彼女のお付であろう大男に俵宜しく抱えられれば、 ぐえ、と一声漏らしたけれども まともに歩けない以上やむおえまいと運ばれて。]
(52) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[これが新しい「家族」だとわかるのだから、 古い「家族」だっていたはずだ。 目覚める前に見た夢を、少年は忘れたわけではなかった。
憂いがないのは、しあわせな運命だと信じて疑わないから。 長く待ち焦がれた“誰か”には、結局会えないままだけど 半ばそれが本当にゆめであったようにも思えてしまう。
ついさっき出会ったばかりのはずが、言葉を交わしていれば 空いた時間など初めから無かったように、車を降りた頃にはもうすっかり慣れ親しんでいた。]
(53) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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ん。
[疑う理由があるとすれば棄てられる時だろうけれど、 素直に頷く仕草はどことなく儚さとは程遠い。
緩やかな仕草に追従し髪が彼の指を擽る。 ややうつむく仕草は癖のようなもので、 視線を優しく伏せて、大人しく、次の言葉を待つ。
疑う様子もなく従う人形の枠ははみ出さず、 お行儀のよい仕草を崩すこともなく]
(54) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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……読める、と思う
[文字を知るのは店の案内板くらい。 それでも目隠しから生まれれば理解ができたのだから、 読める、ということになるのだろう。 その意味も一度考えれば知識は正しく思考を巡る]
ケイイチが眠るまで、読めばいい?
[それは、今夜からなのかを問いかけたに過ぎないが、 呼び寄せられ幾つかの本の名を告げられ、 急ぎ足で去っていく人間の背を見送ってから投げかけて。
頷くのであればゆったりと肯いて手を伸ばした。 繋いでほしいの意思表示を僅かに震える手で示し、 その手が繋がれば、僅かに首をかしげて笑う]
(55) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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次はもうちょっと優しく抱えてねー。 抱っこがいい。
[車の後部座席へとおろされる際、大男のごつい腕を ぺしぺししながらちゃっかりリクエストもしておいた。
そうして振り向いたのならば、 自分の為に開けられた――――少なくとも 人形は自分にとって都合の良いように解釈した、 空いた膝元へと当然の様に滑り込む。
少しの間だけ納まりの良い所を探す様に動いていたけれど、 それさえ過ぎれば後は行儀よく大人しい。]
(56) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[あくまで居住まいだけは、だが。
トパーズの瞳は過ぎていく景色を楽しそうに見つめたり、 かと思えばグロリアの手を取って 握ったり離したりを繰り返したり。
>>257 やんちゃ、その評価はまさに正しい。 黙って座っている事の方が難しそうな性格だという事は、 この移動中の様子を見るだけでもよくわかるだろう。]
まーじょっのお家はどんなとこー♪ ふんふふん ふーん♪
[人形は相も変わらずご機嫌で、終いには 今作りましたと言わんばかりの適当な節で歌いだす。 やけに美しい音が、歌詞と不釣り合いだ。]
(57) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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