219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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─ → 東エリアに踵を返す ─
……あ。
( 西に向けかけた足を、ふと、途中で止める。 )
書店のほうなら、──東ってんなら。 序でに ”寄ってける” か。
[手にしたカメラを無造作に構えてみても、 「これぞサイガワラ!」と思うものが ファインダーから覗けるわけでもなく。
心当たりがあるとすれば、─其れは東の方角で。 先刻の”ブログ”の書き込みをもう一度見ようとすれば、 ────……>>#10書き込みが一件、増えていた。 ]
(242) 2017/06/14(Wed) 01時半頃
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─── 豆腐きなこピーマンオレンジぃ…?
( ……際物過ぎやしねえか? )
[見えてる外れ籤、と言うものは。 存外引きたくなるのが哀しいかな、人間なんだが。 どう考えても確実にピーマンだけは無粋じゃねえかな、 だとか、そもそも混ぜ過ぎって点からはズレた事を想う。
ぼんやりと北か東か、 どっちに進路を切ったものかと悩んでたところで ───>>202きみの声が聞こえたもんだから。]
(243) 2017/06/14(Wed) 01時半頃
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( >>202 きみがきみで無いのなら。 笑えることも笑えなくなるのだろうか。 少なくとも、─失態を笑っていいものかを悩んで、 遠慮がちになぞるように不安を零したのかも知れない。)
[僕の未だ知らぬ、 ”元の僕は”。]
(254) 2017/06/14(Wed) 02時頃
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『そうか、無事なら良かった。 ……まァ、僕でそうなら、きみもだよな。』
(きみが”誰”であるかを知らない儘だから、 …ってんでもなく、昨日の調子を思い出して。)
[>>210 テレパシーからじゃ、 きみの苛つきってものは想像はつかなかったろうが 少なくともストレスくらいになってんのは、 想像に難くない話──ってもんで。
亦ひとつのにがわらいでも咲かせりゃ、 存外きみが楽しんでいるのも知らずに提案を思案する。]
(255) 2017/06/14(Wed) 02時頃
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『……ん、さっき会った死神さんは あんまり離れねえで早早と合流しろって言ってたが。
そうだなァ、僕も寄りてえところがあるから。 ブログ、…って書き物のやつが行ったのは 多分44アイスクリームってのがある北だろう。
───この儘、 サイガワラ一周する気じゃねえか?とも思うが。 一旦東に行ってみるんで、 きみは北か、SAKAKIってのでも 行ってみてくんねえか。』
[ 落ち合うのならそう手間にもならんだろう、と。 連れ回すのも悪いもんだから、そう問うてみる。 ]
(258) 2017/06/14(Wed) 02時頃
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[序でに。]
『 臆、そうだ。 きみは── 「これぞサイガワラ」…ってのは。 なんだと思う? 』
[急に飛んだ突飛もない質問に頓狂が返ったり、 意図を聞かれりゃ、「や、サブミッションってのでな」と 半端な答えを返したもんだが。
───「パートナーさんにもよろしく」って 言われたからにはきみの答えも聞いてみようか、ってね。
儘、駅を西に往きかけたところで、 東に踵を返した。]*
(260) 2017/06/14(Wed) 02時頃
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(>>266 きみのその、面構えの変わる事の多く無い顔に 朱なんて差すの為ら、矢張り見て見たかったもんだが。 …顔は見える程便利でねえんだから、無念ってやつで。)
[健勝の言葉に短く「ああ」と返し。 (……でもまァ、今の”現代”とは違っても。 昔の若者だって御伽噺や奇譚のたぐいに憧れるのは 世代を超えてもある処───ではあるんだが。 詰まりは、僕も。)
>>267きみが呑んでくれるのには、 有難う、を先ず頭に置いておいたもんだ。]
(288) 2017/06/14(Wed) 13時半頃
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『 ……だな。 実際今回のは別れたのが効率がいい、ってんのも 間違っちゃいねえはずだろうし…。 ま、きみなら大丈夫だと思うが。 なにかごたごたでもあったら呼んでくれ。
はは、そりゃそうだ。 …東もあんま変わってねえといいんだが、なァ。』
( ──── ”輝久”は強いんだから。 )
[然う、曇った儘の信頼の頷きを 誰も居ない空に「うん、」と頷いて、 東への一歩へと乗り出したのが頃合い。
もひとつ投げた問いが返って来る。>>267]
(289) 2017/06/14(Wed) 13時半頃
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『 ……うつくしさ、 』
( 灰色のせかいを見上げた。 東に歩むごとに、見慣れた風景や昔名残も 残ってなんかいて─── ………。 )
『……分かるさ、その気持ちってのは。 変わってしまっても、それでも残ってるもんってのは。 年寄りくせえみたいだけど、感慨なんて覚えちまう。』
[そうさ、>>268「美味しい」ってんのも字が中に入る。 そう考える裏で先刻の冒涜的なフレーバーの名前が >>#10頭に過ぎっちまったもんだから、
「……あれは美しくねえよな。」
と、テレパシーには載せずにぼやいたもんだが。]
(290) 2017/06/14(Wed) 14時頃
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(きみにその可否なんかを問おうと思ったが、 一旦やめにしたのは、目的地の辺りに着いたから。) ……この辺は変わりなくて、良かった。
[さざめく風のようなものを浴びながら、 曖昧ながらも確かに残り続けている─── 古式ゆかしい美しさを、息の音とともに手繰ろうとした。]
(広がるのは、きみのところの道場。 きょうは門下生の声の響かない其処にすぅ、と瞳を眇め ”そこで何が起きた”かも知らない僕は、
遠影から枠の中に納めるばかり。)
(295) 2017/06/14(Wed) 14時頃
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(再び吐き出された2枚目の白写真。 つ、──と摘むと空気に触れて、色が滲む迄を待つ。)
[とは言えど、其処に突っ立っている訳でも無く。
音も少なに敷地をそ…っと出たのなら、 路上のベンチにでも一度腰を掛けようかと思って 写真だけを帯に差して、カメラを置く。 ───その時だった。]
……… ?
[そう遠くない建物に、 こんこんと遠い間合いで続いている、─>>188血痕。]
(297) 2017/06/14(Wed) 14時半頃
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( ……早く合流したほうがいいのは、 そうなんだろうが。 )
[無論、その血が。 参加者のものである、と言う認識などは無かった。 唯、中心部よりひとは少ないとは言え、 行き交うひとびとがその血の道に一切と気を向けないのに 気になって、瞬きをした。]
( ……まるで、”僕ら”のように。 )
(298) 2017/06/14(Wed) 14時半頃
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[今し方置いた筈のカメラを持つのも忘れ、 興味を擽られるようにして、木下駄を転がした先──。]
『 ラーメン食いに行かねえ? 』 『 どうするよ、ここからなら刃流原? 』 『 いやいや、ねえっしょーー。 SAKAKIだってトムラも言ってんじゃん? そっから44アイスクリーム行ってさ、 豆腐きなこピーマンオレンジでも……。 』
[談笑を交わす男子高校生の一団が そんな会話をしていたものだから目を丸くする。
(……あれ、食うのかね……?)
と、──その中に紛れていた”トムラ”なんて言葉と、 「フードコートでもいいんじゃね?」と、傍に見えていた こりゃまた随分大きいモールを指差す学生の、 …>>#12肩に乗る”増殖体”の海月に、玻璃を落とした。]
(300) 2017/06/14(Wed) 14時半頃
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[此処は地上なんだがなァ…、と 海上生物擬きに頓狂な事を思ったのは一瞬。 横の学生にのろ、と伸ばそうとしている触手を見てりゃ、 ”分裂”して乘っかかる様を見て、またぱちり。
掌を返したように『…や、やっぱSAKAKIだな!』なんざ くるっと変えるすがたに白黒とした気分は、 ははあ、と何となく察したような、─察してねえような。]
( …蛙だとか、狼みてえのと 同じなのかね。ありゃ。 )
[その中に狐に含んでねえが、──扨。 この儘見逃すのもいいが、殺生は嫌いだろうと。 害がありそうなもんだとしたら、別だ。]
(……目の前の現象が、関係あるかとも限らねえが。 ミッションの内容に通ずるところがあるんだから、 何かあるのかもしれんと、扇子を、す、と手に取り。)
(302) 2017/06/14(Wed) 14時半頃
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” 何れの處よりか秋風至る 蕭蕭として雁群を送る ” ── …。
[ 詠えば、此度渦巻くのは一、二、時頃疾く。 詩に寄り添うような紅葉がひゅら、と風に揺蕩えば、 渦は雁の嘴を鋭く研いだよな二本の真剣へ。
閉じた儘の扇で風を作るように、 目の前をひとひら薙げば、有象無象の粘体は 断末魔も上げずに液体に散じ、──空に還る。 ]
『 ……あれ、でも、やっぱ。 』 『 うん、別にSAKAKIもそう変わらないじゃん? あっさりなのは好きだけどさあ。 遠いのめんどくせえし、フードコートでいいよ。 』
(303) 2017/06/14(Wed) 15時頃
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[文字通り憑き物が落ちたように、 側のショッピング・モール──ドゥームプラザと 書かれた看板の施設に入ってゆく二影を見送って、 やっぱり祓ってよかったもんか、 と浅く安息を。]
( ……───この分なら、…。 )
『 ……変なくらげみてえなもんも居るもんだなァ。 他所様に取り憑いては、ブロガー、ってやつと 同じような事を言わせてそうなんだが…。
──ミッションと関係があるのかね?』
[吐き伸ばした息が薄膜を散らした後、 それこそ海月じゃあないが。ふッ、と水面に 浮かぶようにして思った事をきみにとりとめなく。]
(>>282>>301丁度あちらでも殖えているようなのは、 ────こちらじゃ、存ぜぬことだが。)
(304) 2017/06/14(Wed) 15時頃
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─ 東エリア / ドゥームプラザ ─
『 さっきの怪我した男の子、 ───大丈夫だったのかなあ。 』
[そうこうして居れば、 モールのゲートから出てくる女性客が会話を 交わしているのが耳に通り、はた、と其方を見る。
道に点々と続いていた血標なんかを思い出しながら、 野次馬精神、と言うのは強い訳でも無い。 ただ他人事のように「難儀だなあ」と出会わぬ以上は、 思うのだが、──…ふと。
メールにあった、>>0:#6一部のスポットじゃ 「交流や買い物が出来る」なんてあった一文でも 思い出せば、寄り道の寄り道。
……探究心とともに入ってみようかね、なんて。]
(305) 2017/06/14(Wed) 15時半頃
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[…ま、探究心ばかりじゃねえ。 食いもん好きなら寄り道のひとつやふたつ、 道を遡ってもしても可笑しくねえかもな、だとか。 何かあるかもしんねえし、と、端っこ。]
( ……そう言や、 日が変わったのになにも食ってねえ、 ってのを忘れる──のは不思議なもんだな。 )
[そりゃ、昨日は一時間しか無かったとは言え。 死んでいるなら食事の必要もねえのかもしれねえけど、 それはそれで、───寂しいと、男は思うのだ。
ドアを潜れば、幽鬼そのもののようなそれから一転、 目立つ和装への好奇の目たちを1日しか経たぬ、と言うのに 懐かしいと思いながら──素通りし。
食品売り場あたりの、行き道だった。]
(306) 2017/06/14(Wed) 15時半頃
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( ……ふ と、漂う、 血の香りめいたものに はた と。 ベンチに腰掛ける影に自然と瞳が流れたのは 偶か、必か。 >>291
───その腕に治療の痕なり、血染みでもあれば。 此処に来る迄の女性客の会話が 脳髄に思い起こされた。 )*
(307) 2017/06/14(Wed) 15時半頃
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[ 鉄のよな血香と、 消毒液の匂いに惹かれるようにして、 振り向いた先に腰掛けていたのは、 少年と青年との頃合いのような彼で───。
>>310 その、見目の整った”男らしい”面立ちよりも、 目がゆくのは、一介のスーパーにあるまじき ぐるぐると幾重にも巻かれた包帯であった。 ]
(もの珍しげにも見える瞬きをものともせず、 ……と言うよりゃ、そっちよりも。 さ ッ、と、隠されてた腕が気になったもんで。)
[見られたりするのが嫌だったのなら失礼をしたなァ、と 人差の、然程伸びてもいない爪で頰を掻くものだったが。]
(316) 2017/06/14(Wed) 17時頃
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[それも、]
[>>313顰められるかんばせの、 唇から溢れた呻きひとつで 呑気は吹き流されていった。]
……大丈夫かい。 無理するもんでも、ねえだろう。
[その眼差しに滲んだ涙粒に眉を寄らせりゃ、 見ぬ振りをして”諦める”のも出来ねえもんだから。 節介だろうと、…から、と下駄の音を鳴らしたのなら >>311その、頼りねえ作り笑いにふる、と首を振る。]
( ……なにか出来ねえか、と思うもんだが。 )
(317) 2017/06/14(Wed) 17時頃
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(ふ、と浮かぶのは。 駅で出会った痛みを感じないってあの子なら、 こうやって痛む顔を見せねえんだろうか、と 思う端で、もひとつ過ぎるもの。
あの時はさして気にも留めなかったもんだが >>@52怪我だかを「貰ってあげる」と 言っていた ───金色の。)
[ほんとうにそんな事が出来んのかは分からんが、 参加者ならなァ…、と、それこそ痛がる所作なんてまるで 生者みてえな彼に勘違いをして、直ぐに考えを恥じた。]
(痛みがしねえに越した事はねえが、 ”死んだら、仕舞い。”──参加者じゃねえほうが、 いいことに越した事はねえんだから。)
(318) 2017/06/14(Wed) 17時頃
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(その包帯と言い、 病院でないとしても手当されてるのには 変わりねえ、と踏んでいるもの。 痛み止めも体に良い訳じゃねえんで、 参加者じゃねえなら出来ることは限られている。)
ええと、 …何か出来ることはあるかい? ──── というか、如何したんだい。 その包帯、大袈裟ってわけでも無いんだろう。
[だから、悩むだとか、弱った顔を 我慢してる本人に見せんのも良くねえな、って隠して。 出来ることはねえか、と問うように手をひら、と なにも持たぬ左手を靡かせる。]
(──はためいた掌に浮かぶ、 今も尚、落ち続ける赤いカウントダウン。 その特徴的な赤いひかりは、かれに見えたやら。)*
(319) 2017/06/14(Wed) 17時頃
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─ 追憶譚・ 欠 ─
( 女のような感情と言うものは、 一太刀のごとくに斬り捨てなければいけない と ”初め”に、諦めたのは、── ……。 )
[ きみに、迷惑を掛けてはいけないと思った。 だから、きみに接するのも”今”よりも慎ましく、 自らを律し、自らを抉り、自らを引き千切ろうとも。 咲くだけの花のように。
─── 一歩を下がっていた筈、 ………… だった。 ]
(341) 2017/06/14(Wed) 20時頃
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( 今や振り切れた糸が 幸か不幸か、は分からない。 )
[大人が身勝手であるのは、ようく知って居る。 勝手に生み落して置いて、是迄興味が無かった癖に 一番の見世物が壊れて仕舞えば、予備を引張り出す。 らしさ、なんて兄を見真似してきたくらいでしか 知らないのに、然うしてくちぐちに言うのだ。]
『 お前は、もう当主なのだから。 』 『 女々しい未練など捨てなさい。 』
[けれども優美さ、流麗さ、だとか。 振る舞いはらしさを求める糸に雁字搦めにされた、 傀儡のような気分であった。 従うしか無かった。(無い、と思って諦めた。)
>>126いつか、騒ぎ立てるゴシップ誌のたぐいに 煽り立てられた文句のように逃げ道は無かった。]
(342) 2017/06/14(Wed) 20時頃
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( ……それも、死した時に鏡のように砕けたが。 )
( ─── …… もし、記憶の或るまゝ。 それを能く知って居る、僕が居たのなら、 その言葉を掛けるかは惑ったに違いないだろうな。 )
[ でも、な。 死んでしまえば、諦めるしかないが。 生きて居るかぎりは心配する事は出来るから。
……臆、今は それを諦める事の、 出来ないばかり。 ]*
(343) 2017/06/14(Wed) 20時頃
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─ 2nd day 東エリア / ドゥームプラザ ─
[>>323 涙の浮かんでいたにも関わらず、 張り上げる上調子には空元気しか感じる事が 出来ない、──と言うのは心配も過ぎるのやら。 ]
……そうか? 喋れんなら未だ大丈夫かもしんねえけど、 ──杞憂なら悪いが。いてえなら、 …いてえんだって、頼っていいと思うけどな。
( 「 男でも。 」 ) [態態、それを口にする事は無かった。]
(そして、それを出来なかった 昔の自分を知らないから、人の事を棚に上げる。)
(344) 2017/06/14(Wed) 20時頃
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[>>324 嗚呼、でも。 踏み入り過ぎるのはよくねえとは分かっているから、 へらりと浮かんだ笑いしかなぞれねえのなら 慎ましく身を引くのは諦めるんじゃねえ、美徳。
(…他人に土足で踏み込む資格ってのは、無いだろ。) そうしてなにか言葉を置いて、 足を退こうか悩んだのは新たな面相が浮かぶ迄。 年頃のように懊悩するさまを おや、と眺めて──、 >>325 その内容に、驚嘆を浮かべて瞬きひとつ。 ]
(345) 2017/06/14(Wed) 20時頃
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( 山奥でもねえんだから、 動物園から逃げ出して来たんでも無いかぎり クマなんて居るわけない。 )
[ 潜め調子に、それこそ”大人”は悟る。 (此処に居るのは大人にそう立たない”大人”だが。) 突き出された赤の刻印がなによりのしるし。 先刻振り払った可能性に憂愁を載せるのは一拍。 ]
─── 嗚呼、あの時折方言の漏れるお嬢さん。
[ 狼と言い、熊と言い。 おっかねえもんばかりけしかけんなァ、と思うのは 伏せられる瞳瞼を追いかける迄の間。 ]
(346) 2017/06/14(Wed) 20時頃
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( 死しても尚、死にたくないと語る思い。 僕は、どうなんだろうか。 …僕は、死ねねえな。僕も、死ねない。
──何より、きみを殺せない。 それを、”諦められない”。 )
[>>326ぽつぽつと語られる言葉に頷きを交わして、 見覚えのあるそれに相槌をこなして、 >>327見え隠れする焦りみてえなもんは感じてた。]
(まァ、……追い立てるような赤い刻でも見れば、 否が応でも、そんな気持ちになるのは、─よく分かる。)
(347) 2017/06/14(Wed) 20時頃
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