35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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ちっと今までと違う感じだからな。
失敗するかもしれねえ。
…でも、やってみる価値はあるだろ。
[端末を操作し、夕顔が朝顔のところに行けるように手配してみた]
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……ふむ。真面目だな、一平太。
[ふ、と表情を崩して。続ける。]
私はね、一平太。真面目に見張る気はあまり無いんだ。 いや、夜の海岸は危ないからそういう意味では見張るがね。 団十郎には悪いが……もし、未来人とやらが本当にいる場合は、見て見ぬふりをしようと思っている。
[目の前の彼の表情はどんなものだっただろうか。]
だって、そうだろう。 もし、通せんぼされて家に帰れなかったら困るだろう? ……私が、事前の知らせもなく祭りの日に帰って来なかったら。一平太、お前はどう思う?
[ふぅ、と息をついて。]
そんな不真面目な見張りだが、それでも一緒にやってくれるなら嬉しい。どうする?
[笑って、問うた。終わった後には焼き鳥くらいは残ってるだろうと付け足して。]
(210) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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はっは、都まで何日かかると思ってるんだ。 心配してくれるのは嬉しいが、その時はゆっくり来てくれよ?
[私の方から駆け出すとの言葉を聞けば、思わず笑ってしまう。]
ふふ、お前の兄だからな。 少なくとも、どこかで自慢できるように努力しているよ。
[そう言いつつも、俯く一平太に困ったように笑う。 日向がまだ傍に居たかもしれなかったから、言葉には出さなかったものの。先ほどのやり取りが、普段の弟が涙を流すような事ではないのは感じていた。]
……そうか。 お前も大きくなったし、自分のことは自分で決めれるよな。
ああ、だったら先に屋台で好きなモノ買ってから行くか。 仕事の後の焼き鳥もいいが、それだけじゃ足りないだろう?
[楽しみだな、と笑ってみせた。 ……できるだけ自然に。笑って。]
(218) 2011/08/20(Sat) 02時頃
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