272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
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[車はあるにはあるが、両親の軽トラだ。 都会での仕事ばかりで、 こっちではあまり車を使ってなかったから]
今度、車を買うのもいいかもな。
[なんて思いながら、駅へと向かって。 電車に乗って――、
ちなみに、ここまでの移動中。 何度か手が触れ合いそうになった。 手が繋げるのではないかと思った。
だが、だが、勇気が出ず。 25年間恋愛経験0の己が悔やまれる]
(203) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 23時半頃
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[しかし、なんとか勇気を出して。 電車から降りる際、ホームに先に降りて、 すっとまどかに差し出す手]
ほら、掴まれよ。 ここ段差が広いからな。
[そうしてぎゅっと手を握って。 一緒のホームに立って、一緒に手を繋いで歩いて。 恋人繋ぎなんて器用な真似はできず、 手を掴んだままの恰好で歩いていって、
でも、改札では手を繋いで歩けないから。 少し狼狽えつつも手を離して改札を抜けて]
(204) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 23時半頃
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…………、あー、今日もいい天気だな。
[なんて、他愛ない会話で照れ隠しをしつつ。 また手を繋げる勇気をまた出さないとなって。
でも、その前にタピオカかなって。 そんな事を考えながらモールまでの道を歩いてた。**]
(205) ゆき@青葱帯 2019/11/13(Wed) 23時半頃
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[いつか車を買って、まどかを色んな所に連れて行こう。 近場のショッピングモールでもいいし、 夏なら海とかもいいかもな、 あ、それに都会とかも。 まどかと行きたい場所をあれこれ考えて。
まどかとちょっとだけ手を繋いで歩いて。 でも、また離して。 なんだかんだと到着したショッピングモール。 田舎にしてはそこそこ大きい。 なんて思って見てたが、 まどかはこれだけでも感動する。
それがなんだか素朴というか、可愛くて。 ついつい隣で微笑ましく見守る]
(303) ゆき@青葱帯 2019/11/15(Fri) 23時頃
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[ショッピングモールの中は少し早いクリスマスムード。 きらきらした飾り付けを見てたら、 なんだ、まどかが急に挙動不審になった。>>237
俺はキスするカップルなんて見てなかったから。 どうしたのかなって顔を覗き込んで]
……どーした?
[なんて聞くものの。 まどかの視線の先を探るようにきょろきょろと。 見回してみれば綺麗なジュエリーショップ。>>238]
(304) ゆき@青葱帯 2019/11/15(Fri) 23時頃
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[ははぁ、なるほど! まどかは指輪が買いたいのかもしれない。 だからちょっと挙動不審になったんだな、と。
ややズレつつもそんな風に思い。 まどかの服の裾を引っ張り店を指差す]
なあ、あの店。結構いいんじゃないか? ペアリングとか一緒に買ったりさ。 俺、まどかの指輪のサイズとか分かんねーし。 どうだろ?
[なんて、まどかにジュエリーショップを勧めてみる。 ちなみに、その店内に今まさに。 さっきちゅーを目撃したカップルがいるとは気付かないわけだ。*]
(305) ゆき@青葱帯 2019/11/15(Fri) 23時頃
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[全然大丈夫じゃなさそうなまどか。 俺はなんとか察して(なかったけど) ジュエリーショップに行こうとするものの]
……? 接客中でもいいだろ、店だし。 おーい、行こうぜー。
[ぐいぐい引っ張っても無理そう?]
じゃあ、他の店にでも……、 ……?
[諦めて方向転換しようとしたら引き止められる。 もじもじもじもじ。 なんだ、この状況は? 首傾げ]
(318) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 00時頃
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[お店から少し離れた場所。 よくよく店内を見てみたら、知り合いを発見!]
……あ、仕事でお世話になってる人だ。 ほら、あの女の人。 雑誌のコーナー担当してくれてるんだよ。 まさかここで会うとはなぁ……、
[菜摘さんを見てしみじみ。 なんか、体調を崩してお休み中と聞いてたけど。 元気そうでちょっと安心。
声をかけるかどうするか。 迷っていた、が]
(319) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 00時頃
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[あれはキスをしたのではないか!?>>316 ペアリングを交換して、キスしたのでは!? そう思ったので、顔がつい赤くなり]
まどか、ちょっとこっち……、 いいから来い!
[すっと通路にあったクリスマスツリーの影に隠れた。 あの状態で鉢合わせると、気まずい! しかも恥ずかしい!
どうか気付かれませんようにと身を隠しつつ。 ツリーの影。 気付けば抱き合うほどまどかと近付く]
(320) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 00時頃
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[抱き寄せて気付くまどかの感触。 文化祭で別れたあの日から変わらない温もり。 小さな体はまたどこか遠くに行ってしまいそうで]
……まどか。
[そっと耳元で囁いて、抱き寄せて。 もう何処にも行きませんようにと願いを込めて]
迷子になるなよ?
[なんて、子供に言い聞かせるように言って。 ジュエリーショップのカップルが店を出るまで、 死角になるツリーの影で身を寄せ合っていようか。**]
(321) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 00時頃
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[ツリーの影で身を寄せつつ。 まどかお前、今言うな今……!!>>337 ちゅーしてたとか言うから顔真っ赤にしつつ。 「都会の子はすごい」と思いながら]
しーっ、気付かれるだろ。 ちゅーしてたけど、してたけどっ!
[わいわい騒いで人差し指を唇にあてて。
落ち着いた頃。 そっと抱き寄せて、 まどかの耳が真っ赤になるのを見て。 ああ、可愛いなと思いながら]
(358) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃
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[迷子になるなよって言えば。 迷わないって言ってくれる。 帰ってきてねと抱きしめ返してくれる。
それが何より嬉しいんだ。 ああ、俺の帰る場所はここにある。 それが何より――、幸せだ]
まどか、あのさ。
[そっと耳元で囁く。 ここは勢いで言い切るのが吉と見た! 俺は照れ臭いのが苦手だ。 だから、言える時に言わねば!!]
(359) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃
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[そこまで話して、抱きしめる手を離して、 そしてまどかを真っ直ぐ見つめて]
俺と結婚を前提に付き合ってほしい。 具体的な事とかまだ何も考えてないけど、さ。 失くした8年間よりもっと幸せにするから。
この先のまどかの時間を俺にくれ。 俺の未来も、そこにあるから。
[顔が赤いが、言いたい事は全て言えた! ほっと一息、安心しつつ]
(360) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃
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[そろそろツリーの影でこそこそするのも限界か。 ジュエリーショップに人がいないのを確認して]
まあなんだ、ひとまずデートの続きしようぜ。 指輪買ったり、タピオカ飲んだり、服買ったり、
ついでにその……、手を繋いだり、とかな。
[なんて言いつつ。 まどかに手を伸ばして、 手を繋いでくれればその日はずっと手を繋いでいよう。
さすがに人前でちゅーは無理だった。 でも、今は手を繋げただけでよしとしよう]
(361) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃
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[これからもきっと色々と賑やかに続く俺達の日常。 でも、いつも必ず、 俺の帰る場所にはまどかがいるから。
だから、だから――、
(俺の他の人生を知る事はないけど。 それでも、この人生が一番幸せなんじゃないか?)
なんて、俺は思うんだ。 きっといつだって、俺はそう思うさ。 俺の人生が続く限り。**]
(362) ゆき@青葱帯 2019/11/16(Sat) 23時半頃
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