253 緋桜奇譚・滅
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……む?あれは。
[人と出くわさないのをいい事に天狗の姿で かの寺の正門を通る頃には 翔んで横切ろうとして。 見慣れた小娘ども二人の姿が見え>>103>>117 高度を下げ、声を掛けることにした]
なんじゃおんしら。 ……仲が良いではないか。
[昨日は暖琴を伽耶が避けているような節もあったが こうして二人で連れ立つほど……と思えば 見慣れぬ者が一人、混じっている様子。>>116]
(124) 2018/11/11(Sun) 04時頃
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そこなる小僧よ、見ない顔じゃな? 渡航者と見受けるが……
[見目は幼き娘らと釣り合うようだが>>0:117 おなご二人におとこ一人の饅頭な構図…
此奴、まさか。 若い娘を侍らせて、 はぁれむを築こうとしているのでは――
ぶほッ 非常時というに、鼻血が溢れた。]**
(125) 2018/11/11(Sun) 04時頃
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そうかそうか、良きことじゃ。
しかし――おんしら、桜の生えておる場所から 近寄らん場所で過ご―― [仲が良い(?)のはいい。>>127 だが、たッた今緋桜から散る花弁は 人にとっても妖にとっても危険なものへと成りうる。 そう言っている傍から生ぬるい風…… この世のもの以外が混ざる瘴気が 魂魄吸いの謂れを持つ花弁を運んで来る。 掌中に握り締めた八手団扇の柄を横薙ぎに篩う。 ――辻風が雨のように押し寄せた花弁を 八つ裂きに押し返し、樹木の根元へと沈ませる] ……言わんこっちゃないのう。
[ぽっくりが斜めに土へ突き刺さった成果ではなく 天狗爺の起こした旋風である。]*
(128) 2018/11/11(Sun) 12時半頃
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……老眼を否定はせんが、……。
一方は仲良しと言いよるし一方は相容れぬと。 年頃の娘のいうことは分からんのう
[暖琴は兎も角、伽耶が取り付いている姿ほど 若いとは限らないけれども>>129 この場はそういうことにもしておこう。
長い鼻からぼたぼた地に伝う血だが 緋桜の花弁が触れようとして ばっちいと言わんばかりに翻ったのは 天狗爺の気のせいであろうか……。
伽耶の様子では>>130大陸風の怪異とは 深い間柄には思えないにしても 悶着を起こしている訳でも無さそうだ。]
(139) 2018/11/11(Sun) 14時半頃
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[魑魅魍魎の集う甘味屋に向かう途中ではあったが 昨晩の下手人に掛かる話を耳に挟めそうな雰囲気に 彼女らの後に続き、穹を往くことにする
今日ばかりは参拝客の人通りも乏しい 二年坂の石段を歩く一行を見守りながら ふわふわと漂い、会話に耳を傾ける>>132]
ええぃ、ややこしいのう、どっちじゃ! いや、今確かめたいのはおんしらの親交ではない。
應よ。 儂も住職が殺された話は口伝で知った。
[脱げたぽっくりに足指通す提灯娘に>>140 そこまでは既知であると頷いてみせた。]
(141) 2018/11/11(Sun) 15時頃
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そこで下手人の手がかりを探しておるところじゃて。 昨晩の事態以外にも他なる異変、 勘付いた事あらば 是非にも耳に入れたいところよ。
破られた結界の件――、手は打っておるが これ以上被害が膨らめば間に合うかが危うい。 動かじば事態を悪化させるのみぞ。
[なにかしらの情報を掘れないようであれば 取って返し甘味屋方面に引き返す心算ではあるが]*
(142) 2018/11/11(Sun) 15時頃
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ぅむう……胸に穴……。
[大穴を開けるほどの芸当…となれば 即刻と頭に思い浮かぶは石妖の硬質なる手だが>>0:244 伽耶の様子を案じていた昨日の様子であったり 日頃から京の町人の身体を癒す生業を思えば 京の町を混乱させたがる理由が考えつきもしない]
(148) 2018/11/11(Sun) 15時半頃
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それなりに妖力を持つ者のやり口… ということかのう。
きれいにくり抜かれておったなら 犬…の類はなさそうじゃな
白昼の騒動は鳥…… 大きな鳥が啄んだ可能性も 無きにしもあらずじゃが [怪力を持つ者が多いといわれている鬼とて 候補に上がるともいえる。 やはり、絞るには至らない。 唯一の手がかり>>1:274は遣り取りから悟れず ある程度の力を持つ妖怪を注視すべきかと その様に見解を持つに留め。]
(149) 2018/11/11(Sun) 15時半頃
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うむ、強力な結界を扱う一族に遣いをやった。 今の京に仁右衛門に並ぶ結界師はおらん。 [遣唐使であり陰陽道の祖であった者の子孫…などと 小難しいことを口にしたところで 童女が理解できるとは思わず掻い摘んで告げる。 ただの変態好色爺としか思われていないとは 無礼千万な態度で知ってはいるが (妖怪とはいえ)若い娘に蹴られたり甘えられるのは 天狗爺もまんざらでは無いまま時を過ごしている]*
(150) 2018/11/11(Sun) 16時頃
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[こやつ絶対適当に聞き流しているな、と思う。>>151 だが、助っ人を呼んだという事だけは伝わっていよう。
しかし―――
『冥府の扉が開ききってしまったら』 如何なる術師でさえ歯止めは掛けられまい。 京から広がり人間との共存が崩壊する未来が見える。
ある意味でそれは妖怪の楽園とも呼べるかもしれないが 怪異とて無事に過ごせるとは思い難い。 現に、緋桜は――妖怪の生命力すら啜ろうとしている 伴天連で言うところのパンドラの匣のようなもの。]
(160) 2018/11/11(Sun) 19時半頃
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如何なる者であったとしても、 ……やはり、目的は冥府の扉を開く事じゃろうなあ。 [正体を割り出す為に出来る事といえば>>156 隙を見せて襲わせるという考えもある。 もしくは、分散して京を駆け回り 異変の出処を探す、という位だろうか。 勘の良い妖怪なら何かしらを 掴めているのではないか、と踏んでいるものの。
封印を再度行う以外に冥府の扉を 綴じる方法は思い当たらない。>>157 天狗が神通力を持つといえど怪異の一つであり 禍々しき門に閂を掛ける芸当は出来ない。
伽耶の呟いた真理は正しく、 魑魅魍魎を物理的に抑えられるのは我らのみ。]
(162) 2018/11/11(Sun) 19時半頃
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下手人がひとりであるのなら、 昨日のように派手な振る舞いを続ければ これ以上の暗躍はできまいて
京を見渡す言葉や鼻の利く三峯の店主もおる ――成るように成るじゃろう。 あまり気負うでない。
[だが、同じような考えを持つ者が他にも居るとすれば。 この言葉は気慰めにしかなるまい。]
(163) 2018/11/11(Sun) 19時半頃
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おう、気を付けて帰るんじゃぞ。 何か気づいた事あらば報せに参れ。
[家に帰ると口にした提灯娘を見送る。>>152 茶店に連立とうと締めくくっているだけに>>158 やっぱり仲が良いのではないかとか感じるも 口に態々出すのは……やめておこう。]*
(167) 2018/11/11(Sun) 19時半頃
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/*
えっと、相談なんですがこのままだと戦闘が僕と言葉の一箇所だけで、村側は吊り先に困るだろうなというのがあるので僕と言葉の相討ちに持っていこうかなと思うのですが、それで大丈夫やろか。
バトルは赤側から積極的に吹っ掛けないと起こらないと思うので明日から頑張って吹っ掛けてった方がいいんやないかなと思います。
/*
面目無いぞ。
もうちょい早めに出ればよかったぞ…
/*
すまない、こちらも少し発言の遅れやらで時間を費やしてしまった。
今日からはしっかり仕掛けていけると思う。
/*
ごめんなさい、
返信ばかりでしたね
能動的になるよう頑張ります
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[どうやら、訃報に興味を持ったらしく>>180 おなご二人を掌握し、 はぁれむしようとしている訳ではないようだ。 胡乱げな視線に鼻下を確かめればいつも通りであった]
いや、これは持病でな……。 歳を取るとあちこちが悪ぅなる
[適当な理由をつけておいた。
大陸出身なだけに方位の吉兆に関心があるのかと 清水寺の高台を目指すまではその程度の認識であったが]
(199) 2018/11/11(Sun) 22時半頃
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これでも神仏分離令が触れ回り、減りはした。 祠官寺院は神職扱いに変えられてもうたしのう じゃが他所の土地よりは残っておる
[坂道歩きが慣れているのか上り坂を向かっても ツェンと名乗った若者は>>187 疲れを足元にも様子にも見せていない様子。>>191 天狗爺が徒歩であれば確実に 一行から遥か遅れた事だろう] 儂は八手と申す。
ふむ…桜樹は広く分布されているからのう。 大陸に生えておるものと同種…或いは 近い種類であるやもしれん。 [海の向こうの世界を天狗は知らない。 此度の解決に直結するとは深く思わないまでも 道中の世間話として触れはした。]
(201) 2018/11/11(Sun) 22時半頃
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如何にも祭神の一柱は加茂建角身命。 八咫烏……金烏であるとされておる。
[――昨日の火鳥騒ぎの遣り取りを頭に馳せる。]
いやはやしかし……、驚いたわい おんし随分詳しいのう。
風水は大陸から伝わったものであるし 陰陽道は大陸の陰陽五行思想が本主。 とはいえ、一望してそこまで見通せるとは 道教でも修練しておるのか?
[事前に三合の秘術の話を聞いていたなら兎も角 この場において見抜いたとするのなら 浅からぬ知識の持ち主であろうと 爺の硬い頭でも解ること]
(204) 2018/11/11(Sun) 22時半頃
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――――な、に……?
[しかし。 高見が出来るこの場に登り、別の事態に気が向く。 京の町との境目。 見間違えではないかと老眼に力を込める。
遠視――――で確かめても間違いない。 うっすらと結界が張られ『た』事に。>>175]
これは……どういう事じゃ。 急に結界が敷かれたじゃと!?
………まさか。
[木葉天狗は発ったのは朝一番のこと。 既に京を離れ、吉野に到着している事だろうが あの包囲網は恐らく京の都を孤立させ得るもの]
(210) 2018/11/11(Sun) 23時頃
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[火の鳥騒動に怯え京を発とうとしている一家が 境目で立ち往生しているのが見渡せた。
なんの為―――
この刻、この折、まるで謀られたかのよう。] ………先の話を盗み聞かれておったか、或いは……。
[そもそも伽耶にその類の妖力は無いと見ており ツェンと名乗った道教の知識家は或いはといえるが 流石に坂道を渡りながら結界を張るような芸当を 天狗爺に見守られて出来るものとは、思わない。
いやしかし…。 もう一人聞かせてやった者は居るには居るが その可能性を直ぐには追えず、硬直していた]*
(211) 2018/11/11(Sun) 23時頃
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そのようなものじゃ。
神と仏の両方に祈らせる風習が生まれ 神仏習合となったが、 開国にあたり尊王論が強まった事により …と。世論の話では団子も食えぬな。 [経緯に関しては政府の話を広げるだけであり、 軽く流すことにして。>>207 それよりも互いの関心は桜にあるのだろう>>208]
食人植物、吸血植物の類ではないのう。 樹木が魂を吸い取っている話はある 実際に、嫌な風が流れておるようじゃのう。
おんしの見立て通りよ。 枝が伸びて腹を貫くなどという芸当が出来れば 住職が死ぬ前に参拝客が大勢やられておるわい
(224) 2018/11/11(Sun) 23時頃
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ふぅむ…やはりそうであったか。 えげれすが清を負かせたという話は聞き及んでおる。 その節は災難であったな。
まあ…この國もめりけんに 負かされたようなもんじゃしのう。
[天狗爺に言わせれば、不平な条約を結ばれた為 日本と清は西洋との戦争に発展したのと しなかった以外の差はない。]
しかし、清で道教を詰んだ妖か……。 この國から出る事の無い身、 おんしの話には興を惹かれるわい。
今が異常事態でなければ茶飲みついでに 碁でも一局と誘うところじゃが。 [――なにを目的にこの國に来たかを知らぬ今、 話も弾んでいたが>>212、事態の一変に注視は動く。]
(228) 2018/11/11(Sun) 23時半頃
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[天狗爺が示唆すれば二人の妖も 異変を察してくれた様子。>>214>>216]
う、む……。 ―――包むは火、……火である、しかし。
鳥獣の類が齎すものでは無いと讀む。 この距離から見る限りではあるが、 火鳥の使い手とは別人の『明るさ』よ。
火鳥が太陽のように黄身がかった輝きなら、 これは――
いや、接近してみなければ確かな事は言えぬ。
(229) 2018/11/11(Sun) 23時半頃
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無論、向かう。 しかし、雨程度で破れるものとは思えぬな。 伽耶にも力を借りて試してみたいが [―――吉野側に近寄って雨で弱らせるか 施策は試みるつもりだが かなり強力なものである事を仄めかし。
突き破るには相当の妖力を消耗するのは目に見えて。 今の天狗爺にそれほどの神通力を扱えるや否や。 水妖と協力をすればよもや、という所。]
(231) 2018/11/11(Sun) 23時半頃
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結界を直接叩くよりも、 術者を斃す方が手早い、が……。 ……あやつにこれ程の力が……?
[天狗爺の思い描く人物は童とも呼べる者。 心当たりを口に出すのは憚られ。
ツェンが薦める通り直ぐにでも 様子を見に発とうと翼を広げるも。 騒動に巻き込まれた経緯なればと 気を使う様子に待つ事とした>>223]*
(233) 2018/11/11(Sun) 23時半頃
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襲撃は言葉でいいかな?
事故防止に全員セットでお願いします。
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