16 漂流旅行
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[メアリーの頷きに視線で返すが、教師が笑って捜索を再開しかねないのを察し。]
……その唯一の《オトナ》がぶっ倒れちまったら、洒落になんねーだろ。 勿論、ミイラ取りがミイラになるのも、な。
[……と、教師の言葉にため息を吐いた。]
(87) 2010/08/10(Tue) 01時半頃
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[そして、案の定行くと返した教師の言葉に、やや考え込んだ末に。]
……りょーかい。 何にせよ、まずはアンタがしっかり休憩取ってから、だな。
[了承の意を返した。]
(90) 2010/08/10(Tue) 02時頃
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…疲れのせいだな…。
少しでも早く…彼女が寂しがらないように…。
[疲れた右手で武器を握ろうとするが、痺れて武器を握れない。]
…無理か…。今は苦しまないように殺すなんて真似は難しいか…。
[ぼそぼそと、辺りに聞こえないように呟いた。]
一人くらいなら…どうにか…隙を見て…。
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[オスカーに期待の篭った眼差しで見つめられ、]
おー、食え食え。アイリスの分は残してやれよ。多分泣くぞ、アイツ。
[餌付けしているようだ、とため息をつき。 ……ふと。止まった時計を見つめる教師に。]
…………。 ……アイツならきっと、獣の方が逃げてくだろ。今はとりあえず、休め。
[……そうであればという願望でしかない事など、解りきってはいたのだが。]
(96) 2010/08/10(Tue) 02時頃
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[ため息を吐く教師に、呆れたように返す。]
……あのよー……当たり前だろが。 教師だろーがなんだろーが、アンタその前に人間だろ?
[……目の前で倒れ逝く女教師の残像を、追い払い。]
動けば疲れるし、疲れりゃ倒れる。……休める時にゃきちんと休めよ。ったく……。
[……尤も。最後の言葉は、まともに食事を摂っていない今の彼に言える言葉では無かっただろうが。]
(97) 2010/08/10(Tue) 02時頃
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[本当に食べていいのかと問うオスカーに頷きつつ、ふらふらと立ち上がる教師の姿にため息を吐く。]
…………俺だって、目の前で教師が二人も倒れるよーな事になったら、ショックなんだがなー。いたいけな生徒の心にトラウマ残す気っすか、センセー。
[しかし。立ち上がる姿を無理に引き止める事も、今何処かに居るであろうアイリスを思うと、できなかった。]
ただ、まあ。確かに早いトコアイツ探さねぇと、マーゴに怒られそうだ。
……うし。先生、行くか?
[教師の意地には目を瞑り、立ち上がった。]
(100) 2010/08/10(Tue) 02時半頃
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……ああ、そだ。 先生、何かソレ以外に武器になりそーなモン持ってねぇか? 丸腰だったんだ、俺。
[先ほどのナイフはそのままオスカーが持っていた方がいいか、と判断し。イアンに問いかけた。]
(102) 2010/08/10(Tue) 02時半頃
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[危なくなったら、と声を掛けられ。]
おう、勿論。
[……二度と逃げるものか、と内心呟いたが。]
アンタも、いざって時にゃ自分の身を護るのを優先しろよ? オスカー、メアリー。荷造り宜しくな。
[軽く返すと、オスカーが武器を差し出すのを見て。]
……んー。リーチ長い方が扱いやすそうだな。棒、貸してくれ。ナイフはお前持ってろ。
[棒を示し、手を出した。]
(106) 2010/08/10(Tue) 03時頃
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[手に持った槍をじっと見て、ヘクターを一度だけ見た。]
………。
(すまないな…。君達に恨みがあるわけじゃない。
だが、こんなところで苦しむ必要はないんだ…。
マーゴを一人にさせるなんて出来ない…。
でも、教師は嫌なんだと…俺は既に教師を辞めている。
それでも、彼女はきっと拒絶するだろう。)
[もう、きっと理由などないのだろう。
ただ、これだけが救いなのだと思い込むのが精一杯で…**]
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[と、教師にナイフを差し出され。]
っと、杖とナイフならナイフもアンタが持っといて……いや、一緒に行くならどっちが持っても同じか。
[有事の際には投げて渡せばいいか、とそのまま受け取り。]
ああ、セシエル先生のナイフは、今オスカーが持ってるヤツだ。余裕があったら……。
[……埋葬できるだろうか、という言葉は飲み込んで。]
……んじゃ、後任せたぞ。 行くか、先生。
[後輩達に声を掛け、教師の後に続いた。**]
(108) 2010/08/10(Tue) 03時頃
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