15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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[どこかの学者が言っていた。
人格というのは、必要だから存在するのだと。
逆に言えば、必要がなくなれば消滅してしまうのだと]
[失った妹の記憶。
それを補うように造られた妹の人格は、
妹の記憶と、
妹の死を、
主人格が認めた時点でその必要性を失う]
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[ヨナが目を覚ましたなら、布を水に浸して手を拭う。 自分でやれ、と言ってもまともにやらない気がしたので。
目を覚ましたセシルはさっきとは別人みたいだった。 実際まるで、別人が心(そこ)にいるみたいに話す。
交わされる言葉を止める事はしない。 ……自分が言葉を選んでも多分、現実を叩き付ける。]
…………
確かめるか?
[泣き腫らした目を見て問う。]
……ちゃんと向き合う、つもりがあるんなら
[ラルフの、遺体の場所に連れて行く。と、暗に示した**]
(127) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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大丈夫
あなたは生きている。
ちゃんとセシルに教えてあげる。
あなたが、セシルだけを想って、ここまでやってきたこと。
あなたが、セシルが悲しむからと、身体が滅んでも、死なずに、ここに意識を留めたこと。
あなたが、ここに囚われているのは……。
そう、セシルのせいだよね。
なのに、せっかく生きているあなたをセシルは
殺そうとしている?
でも、あなたがそこにいたら
私はあなたと手を繋げない。
そうでしょう?リタ。
[内臓で暴れまわる何かを宥めるように、心の中で語りかける]
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>>130>>131 [部屋を出る二人に、一つは首肯して、一つは否定した。]
どう致しまして、かな
…………――生きてるよ
ここに居る人達は 生きてる
(148) 2010/07/22(Thu) 21時半頃
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>>141 [譫言のように、機械みたいに繰り返す言葉を聞いて。
ぽふ、と緩く手を握った。
>>1:253言葉を思い出す。]
ヨナ
……――お前は、ど…言う風に、生きたいんだ?
[尋ねるのはそんな事。
何が望みで。 本当はどうなりたいのか。]
これから、先
[この、最後の町で。]
(149) 2010/07/22(Thu) 21時半頃
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……ふふ…。
…やっぱり、リタは、………わがままですね…。
思っていた、通り…。
怒らないで……。
私も一緒に行きますから。
父さんと母さんのところへ。
綺麗な花畑がある場所へ。
今度こそ、手を離さずに。
それでは、だめ、ですか?
そうですよ。
愛しいリタ。
私が連れていきましょう。
あなたをもう二度と離さないように。
うん…――
…ねぇ…私が生きていて、嬉しかった?
[セシルの腹の中から、投影された中から、
そう、リタであってリタでないものは問う。]
…嬉しいですよ。
私に会いに来てくれたのも、嬉しかったです。
気づくのが遅くて、本当にごめんなさい。
["誰"に返事をしているのか]
リタ――…
私の可愛い いもうと――
[ああ、結局、このヴァイオリニストは最初から]
[狂った機械だったのだ]
そう
なら、私も嬉しい。
でも
誰を探しているの?
私だけのお兄ちゃんじゃないと…いや。
[そう異形は段々とその本性を現してくる。]
[いもうと≠模って]
[彼を飲み込もうと…。]
[いや、でも、やっぱり同時にそれは、いもうと≠ナもある]
……すぐに、終わりますよ。
一言、さよならと言うだけです。
[妹の、妹でないものの、声が聞こえる]
ほんとうに?
すぐに?
約束して、私だけのお兄ちゃんに……。
だって、こんなに待っていたんだもの……。
[その背にしがみつくイメージ]
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>>154>>155>>167 [淡い願い。 それは過去形じゃなくて。]
……今からでも、遅くはない 多分、あいつ……待ってるし
[不意に、傍らに視線を遣るヨナの姿を不思議そうに眺め。
……もしかしたら、と、 もうだめなのか、と、 心に入り混じる。]
(186) 2010/07/22(Thu) 23時頃
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フィリップは、響き渡る異形の声を聞く。
2010/07/22(Thu) 23時頃
/*
こんばんは。
すいません、メモでは眠気ということにしていますが本当は体調不良です。早めに寝ます。
襲撃先は迷ったら私でも構いません、とだけ。
状況的にチャルかもしれませんが。
では**
/*
うわ、それは、休んで!
しっかり休んでください。
襲撃はシィラ次第になってますが、いまのところはチャーかな、と。
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>>202 [青い眸を見返して、砂の声は落ちる。]
もし、生きてなかったら もう、それっきりか?
[生きている事にも、生きていた事にも、意味はある、と思う。]
……――ラルフがヨナにくれたものは なくならない
……違うか
(209) 2010/07/22(Thu) 23時半頃
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フィリップは、チャールズの聖痕が、彼を苦しめていなければ良いと思う。
2010/07/23(Fri) 00時頃
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>>212 [静かに首を振る。]
……――っ
[シィラとヨナは別物だ。 それを説明するんじゃなくて、解ってもらうのに。
二人の本当の願いがきっと寄り添っていた事を伝えるのに。
どうしたら良いんだろう。]
お前はきたなく、なんかないだろ……ッ
あいつがちゃんと、っ教えてくれたのと、違うのか、っ
[ざり、と、喉の奥が擦れた気がした。]
(221) 2010/07/23(Fri) 00時頃
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お兄ちゃん。
お兄ちゃんは、私だけのものだよ。
[異形とすっかり混じったいもうと≠ヘそう微笑む]
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>>223
……ばか、だな
[ぺし、と頭を撫でた。]
一人で背負、のが しんど…事だ、て……るだろ
そんな、完璧……に 綺麗、なれる訳、ない
[そう、どちらでもない。]
誰かの心を 求める、のが
……ひととして、普通、の事
(230) 2010/07/23(Fri) 00時半頃
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