29 Sixth Heaven
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[ごっこ遊びを楽しんでいたところへ不意打ち。 頬を微かに染めて照れ隠しに拗ねたように口を尖らせる]
王子様、来るのが早過ぎるわ。 まだ毒林檎も食べてないし、硝子の棺にだって入ってないのに。
[毒林檎は既に喉の奥、硝子の棺はこの脆い世界。 だけど、その蓋を開ける王子様は何処にいるのだろう?]
[リベラを追い駆けるように、少女が寝台へと身を投げる。 枕を胸に抱き締めて、フィリップにぷいと背中を向けた。 それも全て照れ隠しなわけだけれど]
(110) 2011/04/25(Mon) 02時半頃
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言ったけど、本当にするなんて……。 気の早い王子様。 継母に追い出される前にやって来ちゃいそうね。
[まったくもう、と枕に赤い頬を埋める。 喉の奥に痞えるような感覚は、何だろう。 気分は良いのに、何だか気持ちが悪い。
髪に口付ける仕草は鳥が飼い主に似たのか、 それとも飼い主と鳥が似たもの同士なのか。
横になる様子には少し心配そうに]
(113) 2011/04/25(Mon) 03時頃
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大丈夫……? まだもうちょっと時間あるから、寝てると良いわ。 私は沢山寝た後だから。
[と言いつつも、やはり胃が重くて隣で枕を抱えて横になったまま]
ちゃんと起こしてあげる。 何処にも行かないから安心して。
[寝返りを打ち彼の方に向き直る。 そうして、自分も体を休めながら彼の寝顔を眺める心算で**]
(114) 2011/04/25(Mon) 03時頃
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