229 観用少年
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ん?
[呼びかけられれば>>120、答える声は短く けれどその一音にさえ多分に甘さは含まれる。 柔らかく頬を挟む両手のくすぐったさに目を細めて―― そして、]
えっ? 怒ってない、ぜんっっぜん! 怒ってない!
[続いた言葉があまりに予想外で>>121 眠りにつく前のベッドの中にはふさわしくない大きさの声が出る。
どうしてこんな質問を――と、 疑問が浮かんだのは一瞬で。 要するに己の不自然な態度にガーディが不安を抱いたのだと 思い至るのは早かった。]
(123) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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……お前が傍にいてくれて、 一緒に話したり、ご飯たべたり、 それだけで嬉しくて楽しいよ。
[本当だ。 ケイイチの日々は今、かつてないほどに満たされ満ちている。
だから――柔らかく髪を梳いて、瞼を下ろすよう促す。 あの夜、ガーディが云った「我慢」の言葉が離れない。 髪を撫でた手は下りて、優しく背中を叩く。]
僕がちょっと変に見えても大丈夫。 ガーディにとって怖いことは何もしない。絶対に。 誓ってもいい。
[獣の欲求は人の理性で封じ込める。 でなければ何が人か、何が王か。 ガーディに気にさせてしまったことを深く反省しながら、 その日のケイイチは瞼を閉じて――]
(124) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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―翌日―
と、言うわけだから、いっそ家に呼ぼうと思うんだ。男娼。
[ガーディから刹那離れ、ケイイチは従者の前で堂々言い放った。 この場に居ない従者は今、ガーディの相手をしている。 絶対に聞かせてはならない会話故に声こそ潜めているものの、 態度はあっけからんとしたものだ。 言われたほうの従者は、なんとも苦い顔をする。]
お前たちの言いたいことは解る。 言いたいことは解った上で――無視する。
[ケイイチはきっぱり言い放つ。 横暴、暴君、王様のへんたい、 そんな言葉が飛んでくるが、ケイイチの瞳に迷いは一点もなかった。]
(125) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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最初ガーディ用にあてがってた部屋があるだろ、あそこを使おう。 夜九時以降に来てもらって朝七時までにお帰り頂く。 僕はスッキリできるし、ガーディに不安がらせることも減る―― うん、それでいこう。ていうかそれでいくから。 手配とかモロモロよろしく。
それとも、お前たちのだれかが相手してくれるのでも―― ……あー無理だな、全員男っぽすぎる。無理だ。抱けない。
[従者たちもまた冗談じゃないとばかりに首を横に振っている。]
セキュリティの問題とか身元の問題とかは、 ぜーんぶどうにかしてくれるよね? だって僕の従者だもんな?
[にっこり笑顔で言い放てば、重い溜息が人数分返ってきた。 とはいえ言いだした時点でケイイチが引き下がる気がないのは明白で、 故にその作戦は密かに動き出すのだった。]*
(126) 2017/10/11(Wed) 15時頃
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[その日もまた、いつも通りに過ごした。――日中は。 ミルクを与え共に本を読み話をし、 優しく髪を撫で抱きしめて、 夜になれば共に寝具に入る。
けれど、いつも通りはそこまでだ。]
……ガーディ?
[夜九時を過ぎて暫く。 ケイイチは不意に目を開けると、小さな声でガーディに呼びかける。 念のため頬までつついて、 それでも無反応なことを――つまり、眠っていることを確認すると 音もなくベッドから抜け出した。]
(133) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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[部屋の外には、従者が既に待機している。]
準備は?
[潜めた声で訪ねれば、問題ないという返事。 ケイイチは満足気にひとつ頷くと、 まずはシャワーを簡単に済ませた。 それから、従者を下がらせ、 ガーディの部屋にしようと思っていた空き部屋に向かえば―― そこに居たのは、身体の細く女とも見紛うような容姿の男娼。 ――ガーディにはあまり似ていない。 誘惑するための薄い肌着に身を包み、 ケイイチの姿を認めれば目を細めて笑った。 ケイイチもまた、己の獣の部分を隠さず笑う。]
今日はわざわざすまないね。 それじゃあ――はじめよう。
[ベッドに乗り上げてそう言うと、 男の髪を梳いて、早急に唇を重ねた。]
(134) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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[愛が無くとも欲を満たす行為は心地良い。 縺れるように重なって、 いよいよその熱が男を穿つという、瞬間――
ふと視線を感じ入り口に視線をやって]
えっ!?
[酷く、素っ頓狂な声が出た。 そこに居たのは間違いなくガーディだった。
さぁ、と血の気の引く音がする。 不思議そうに見上げる男娼を慌て起こしシーツを纏わせると、 自身もバスタオルで腰回りを覆い隠し、入口へ――ガーディの下へ向かった。 昂ぶっていたはずのものは、衝撃にゆるく萎えてしまっている。]
(144) 2017/10/11(Wed) 17時半頃
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ガ、ガーディ……? どうした?眠れない、のかなー?
[尋ねる声は不自然なまでに明るくけれど震えている。 汗をかき情欲の消え切らない身体で無闇に接近するのは躊躇われて、 中途半端に距離をとったまま、]
は、腹でも減った? ミルク温めるか? あ、眠れないならアイツら呼ぼうか?話し相手に……。
[そうやってしどろもどろの態度で、 ガーディが何か言うまで必死で言葉を投げかけ続けた。]
(145) 2017/10/11(Wed) 17時半頃
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[疚しいところがある時、人は口数が多くなると言う。 御多分に洩れずケイイチもまさにその状態で、 けれどガーディの短い問いかけは>>146 ケイイチの唇を閉じさせるには十二分な威力を持っていた。 答えられずに立ち尽くしていれば、 ケイイチがいいというこんな状態でさえなければ嬉しい言葉>>147 その上さっと横を通り抜けて向かった先に、 ケイイチはもうこの場で蹲って叫びたいような気持ちだった。
一先ず、一番の被害者はこの男娼だ。 ケイイチは彼をベッドから下ろすとすまないが今日は帰って、と告げ有無を言わせず部屋を追い出した。 枕元に置いていたスマートフォンで連絡し、 従者達に後の面倒を頼むことも忘れない。
それから――それから、 今度は酷く臆病に、ガーディが腰掛けるベッドへ、 少し距離をあけて座った。]
(156) 2017/10/11(Wed) 19時頃
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えぇ、と……起きたらいなくて、びっくり、させた?
[尋ねる声はひどく慎重だ。 瞳に嫌悪が宿っていないか、 無理をさせている様子はないか、 確かめたいけれど恐ろしくて、 視線も言葉も中途半端に彷徨った。 先ほどの笑顔がどういう意味なのか――>>148 わからないから、未だ距離も開いたままで。
ケイイチは、迷って悩んで唸って、 けれど――けれど、観念した。 だって多分、外でかここでかは不明にせよ、 この先も似たような行為を繰り返す。 ガーディに我慢を強いることはしたくない、 けれど灯った熱は欲にも形を変えるとなれば、 これ以上の手段は無いはずだ。 だから]
……ガーディ。
(157) 2017/10/11(Wed) 19時頃
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僕も同じだ。お前がいい。お前のそばに居たい。 でもお前を傷つけたくないし、怖がらせたり我慢をさせたいわけでもない。
だからこの先もこういうこと――えー、 お前の知らない人と仲良くしたりとか、夜中ちょっと居なかったりとか、 そういうことは、ある。
でも、さっきも言ったけど、お前を傷つけたり怖がらせたりしないためだから、 …………だから、
[そこまで言って、ケイイチはガーディの肩をがしりと掴む。 瞳は真剣だが俄かに濡れて眉は下がりその表情は情けない。 震える唇を数度開閉させ、そして、]
(158) 2017/10/11(Wed) 19時頃
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[――ケイイチは確かに覚悟をしていた。 けれどそれはガーディに冷たい目を向けられる覚悟なんかではなく、 全てのプライドをかなぐり捨て彼に泣きつく覚悟だった。]
(159) 2017/10/11(Wed) 19時頃
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[冷たい視線はなかった。 拒絶もなかったし怯えもなかった。 それに酷く安堵して、けれどガーディが抱いた疑問にうっと言葉を詰まらせる>>163 さて何と言ったものか、と、思考を巡らせていると ――どうやら抱き着こうとしたらしい、身体に力が入ったのがわかって、 とっさにケイイチも肩を掴む手に力を込める。
だって今、ケイイチは上半身裸だし下もバスタオルだけという頼りない状況なのだ。 こんな状態で抱き着かれたりしたら――困る。 それはもう大いに困る。
それなのに、痛い、という声が耳に入れば]
えっ、ごめっ
[咄嗟に手を離す。 そして]
(171) 2017/10/11(Wed) 21時頃
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っ〜〜〜……!! ガー、ディ…………。
[遮るものの何もない素肌に、柔らかい頬が触れている。 艶やかな髪に擽られ、ぴくりと背筋が跳ねた。 爆発しそうに鼓動する心臓の音は、 きっとガーディにも届いてしまう。
じりじりと脳の奥で理性の焼ける音がした。 このままじゃまずい、と思いながら、身体は固まって動けない。 どうにかしなきゃと思考ばかり焦り、 心臓は逸り、そして――]
っ……!
[僕だけがいい>>165 ガーディの願望。わがまま。 ぷちん、と、理性が切れる音がした。]
(172) 2017/10/11(Wed) 21時頃
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