122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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『 定期外通信 Jへ
該当者を確認。
次元統制局第一支部所属 葬鎖官
コードネーム:ナユタ 別名称 :ナユタ・カーディネル
生誕時名称 :ナユタ・フォード
所有武装 :SO−BHS 付与概念 :悪業印《シンボル・オブ・アイザック》 』
(184) 2014/05/17(Sat) 20時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/17(Sat) 20時半頃
――聞こえるかしら。
正義の味方さん。
[彼へ届くように。
呼びかける事にした。]
悪人が暴れてて、かよわい少女2人がピンチよ。
全力で助けに来なさい。
そうね、今から3分以内に。
やっふい。
ジャーガーぁちゃーん?
あっそびっましょー?
[けらけら、と
《通信》に響くは【惨ノ首】の声]
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── 死天使の壊誕《デス・エンジェル・バースデイ》 ──
それは、>>1:323 数十年前に起きた事件の通称。 L.I.F.Eの95%、《全世界監視機関》の87%を死に至らしめた、最悪の厄災。
最も、この名称を使用しているのは、ほぼ人間よりの存在に限られる。
よりセカイの深部に生きるものは、この事件をこう称する
──── すなわち、 >>0:345 幽界大戦《アストラルウォー》。
(209) 2014/05/17(Sat) 21時頃
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吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》の誕生を目的とする一団こそいたものの、それが争いの全てではなかった。 世界の表面だけでなく、水面下も巻き込む激しい闘いは7ヶ月続いた。
数多の屍の中、疲弊する各勢力の間に、立ち上がった人が在った。 始原の書を手にし、焔の獣を使役し、人々を説得した彼の人が求めたのは、ただより多くの人々が生きる道であったと伝えられている。
たとえ吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》が生まれたとしても、それは天使の咎ではない。 一人の命として尊重すると語ったという記録もある。
(211) 2014/05/17(Sat) 21時頃
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彼の名こそ、 B────(記述はここで途切れている)**
(212) 2014/05/17(Sat) 21時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/17(Sat) 21時頃
ありがとね。
ちょっとこの子を送り届けるから。
――任せたわ。
――――……礼は要らない。
弱きを救うのは、正義の務めだ。
ふふ、頼もしいわね。
その調子で、貴方は貴方の正義を。
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── 少女の現在 ──
[ソフィアに、大丈夫だからって繰り返して。 一緒に行こうと手を差し伸べようとして、]
………… え?
永遠不可欠の支持者達《Law Integral Followers "Endless"》……
……って、 どうして、ソフィアが、そんな名前を……
[私は、決定的な勘違いをしていたことを、知った。]
(231) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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[その単語は、一般人は知らないもののはずだ。 いや違う、ソフィアは一般人ではなくて異能者で、 だけどそんなはずはない。 そんなはずはないんだ。 あの組織の一員なら私にあんなに良くしてくれるはずがなくて、]
………… 私が…… わたしが、全世界監視機関の一員だと…… ……しらなかった、から……?
[だから、助けてくれたのか。 ああそうだ、辻褄はあう。 あうんだけれど、だからって、 でも。 でも!!]
(232) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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[近づいてはいけない。 そう、命令されている。 あの悪業印《シンボル・オブ・アイザック》と、同じように。]
うそ…… うそ、だよね、ソフィア、
[なんて空虚な言葉だろう。 嘘もなにも、関係者でなければ、その名前すら知るはずがないんだ!]
わたしたち…… 敵同士、 なの……?
[敵対組織と直接ぶつかるのは、”K”の管轄だ。 私は関わるなと命じられていたから、その場に出くわすことも今までなかった。 あの支持者たち……狂信者と聞かされている者達のことを知らなかったから、だから、気づけなかったのだろうか。]
(233) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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[敵と対峙したときは? 教えられた反射で手が前に、 なにかを握る形になる、けれど
けれど。]
……っや、だよ…… ソフィアと、たたかう、なんて……
[光は集まらない。 槌は形成されない。 私の意志が、ないからだ。 私の意志が、かたまっていないから、だ。]
ソフィア、
[学園の中で、こんなに情けない声でこの子を呼んだことってあったっけ。 すがるみたいに、助けを求めるみたいに…… ああ。Aとして、失格だ。]
(237) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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ソフィア。
…… 私たち、 会わなかった、 って、 だめかな……
[ソフィアの顔をみるのが苦しい。 苦しいけれど、目をそらすのが、怖い。]
(238) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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戦いとか、 なかった、の。 ……それで、私たちは、またねって学園で、別れたの……
それじゃ、だめ……?
[わかっている。 こんな甘い言葉、機関の一員として間違っている。 喉の奥の苦いものを飲み込んで、]
もし。 もし、次に会ったら…… そのときは。
その時には、……覚悟、 きめる、 から。
[今は許して欲しいなんて、どの口が言えるんだろう。 口の中がカラカラに乾いて、息苦しかった。]
(242) 2014/05/17(Sat) 22時頃
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黒《ノワール》お姉さま……どうかなされました?
[敗北など想像付かぬが、万一怪我でもと
正義の味方を喚ぶ黒《ノワール》お姉さまに思わず声を掛けた。
だが直ぐに頼もしい声が返れば、届かぬが微笑みを浮かべ]
正義の魂に光の加護を。
[本来の光や正義とは懸け離れてしまった事に
気付く事も無く守護者は戦士に祝福の言葉を投げた]
ああ、白《ブラン》お姉様。
大切な友人のお嬢さんを巻き込んではいけないからね。
彼女に何かある前に、正義の味方に来てもらったってわけ。
不調とかじゃないから、大丈夫よ。
そう。良かった。
黒《ノワール》お姉さま、会いたい人には会えたのね。
[やはり私の杞憂だったと、浮かべる笑みは
黒《ノワール》お姉さまにだけしか向けぬもの]
――――…… 光の加護に感謝を。そして正義を。
[――――光。
それは正義を望む男が手に出来なかったもの。
男の身体には、“悪”が根付きすぎている。
その祝福はしかし、男の身体に沁み入るような心地がした。]
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── 少女ではないはなし ──
とてもきれいね。
ねえ、 せかいは本当に美しいわ。
ヨーラ、ライト、 あなたたちも、そう思わない?
(345) 2014/05/18(Sun) 00時頃
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── やはり、少女ではないはなし ──
パルック?
……昨日から、姿を見ないのだけれど…… どうしたのかしら。
(346) 2014/05/18(Sun) 00時頃
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── これも、少女ではないはなし ──
おれ、 さん?
はじめまして。
私は…… ううん。 名前は長いから、そうね……
アイ。
アイと呼んでくれる?
(347) 2014/05/18(Sun) 00時頃
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── これは、少女のはなし ──
[ 夢はいつだって真っ赤で終わる ]
[ 私のみる夢はみんな、 悪夢《ナイトメア》 ]
(348) 2014/05/18(Sun) 00時頃
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── そして、少女のはなし ──
そ……
[喉が引きつる。 この子の名前を、 うまく呼べない。
今私は、悪夢《ナイトメア》の中にいるのだろうか。]
(354) 2014/05/18(Sun) 00時頃
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[言いたいことがたくさん詰まって、声が全部止まってしまった。 唇を開いて、けれど音は出てこない。
>>343目の前に突き立てられた黒いそれは、
彼女の、意志(拒絶)。]
……っ 次 に 会った、ときは……
[やっと出てきた言葉は、反復。 示された現実を、繰り返す、だけ。]
(355) 2014/05/18(Sun) 00時半頃
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私は、 ”A” は
機関の 意志を 裁定、 します
[学園で過ごしたアイリスは いては、いけない。]
(356) 2014/05/18(Sun) 00時半頃
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[顔がこれ以上不細工になる前に。 私は、あのこに背を向ける。 振り向いては、いけない。]
──── っ
[またねは言えない。 さよならが言えない。 捨て台詞さえ言えない無様な私は、 翼も持たないAの逃げる姿は、
さぞ、がっかりするくらい情けなかったんだろう。]
(357) 2014/05/18(Sun) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/18(Sun) 00時半頃
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[飛ぶことさえできないA。
逃げながら、 ────私は何から逃げているんだろう
躓くけど、かろうじて転ばず ────人生コケっぱなしなんだけど
ただ、胸を締め付ける痛みだけがうるさくて、 ────これが私の”罪”の音かな
めちゃくちゃに走っていた私は、]
(366) 2014/05/18(Sun) 00時半頃
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