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【人】 店番 ソフィアカラーン、カラーン―― (136) 2013/06/23(Sun) 14時頃 |
【人】 店番 ソフィアケイトは……そっか、診察室。 (148) 2013/06/23(Sun) 14時半頃 |
【人】 店番 ソフィアさて……広い。 (149) 2013/06/23(Sun) 14時半頃 |
――カリュクス
[答えない白い顔を覗きこみながら。
彼女の名前を呼ぶ。]
[ここで眠る自分を、ミナカタはどんな思いで見ているんだろう。
あの頃から変わらないままの姿を。
このセキュリティ権限は委ねられているけれど、
唯一このカプセル周りだけは上が権限を持っている。
だから、上からの指令に背けばカプセルの電源は落ちるだろう。
たとえばここと外をつなぐ扉を解放しようとしたりとか。]
[いつ起きてくれるのだろう、とそれだけを。
彼女の姿を見るたびに思う。
やはり手紙は書いておけばよかった。
あの時の想いと今の想いが、同じなのか異なったのか。
そんなことも自身では分からない。]
……カリュクス
[呼びかける先はカプセルであって、
隣にいる小さな擬体ではない。]
【人】 店番 ソフィア[ライジは床を掃除してくれるようで、箒を手にした。 (233) 2013/06/23(Sun) 20時頃 |
[ちらと向けられた視線は再びカプセルへと向けられた。
並んで立ち、しばらくカプセルを眺め。
――それからどのくらい時間が経ったのか。]
……みぃちゃん…あまいの。
[袖を引いて、強請った。]
[呼ばれるのは元の名前。
その名を今も呼ぶのはミナカタだけだ。
自分のもののはずなのに、懐かしいと思ってしまうのは、
ポプラとしての年月がカリュクスを追い抜こうとしているからか。
起きるのを待ってくれているのだという、淡い喜び。
だけど、そしたらミナカタが見ているのがわたしなら、
ここにいる“わたし”は誰だろう。]
[袖を引かれて視線はもう一度傍らにいるポプラへと。
いつもの行為だったから、何も考えずにポケットに手を入れて。
桃の包紙につつまれた飴によく似た砂糖菓子を取り出した。]
……ほらよ。
[包紙を解いて、ポプラの口元に持っていく。
唇があけば、その中に押しこんで。
手があけば頭を撫でてやろうとして、その手は途中で止まった。]
[本当に撫でたいのは誰なのだろう。
飴をやって甘やかして、慈しみたいのは。]
[視線がわたしから“わたし”へと移された。
固まりを押し込まれればそのまま口に入れる。
ほろりと中で崩れた砂糖菓子の淡い甘みは、
付加してもらった味覚のおかげで感じることはできた。]
……みぃちゃん?
[宙で止まった手
迷うような素振りに気づけば、翠を翳らせた。]
【人】 店番 ソフィア見せびらかしたらすごい怒りそー。 (250) 2013/06/23(Sun) 20時半頃 |
【人】 店番 ソフィアちゃんとライジの分も数に入ってるから、 (251) 2013/06/23(Sun) 20時半頃 |
[首を傾けたポプラに声をかけることはなく。
その手は彷徨いながらも、そっと彼女の頭の上に置く。
結局何もかも中途半端でしかなくて。
それが余計に困らせているのだろうけれど。]
――……
[やはりその名は呼べなかった。]
[呼べば認識してしまうだろう。
彼女が「ポプラ」であって「カリュクス」ではないことに。
もしもそう思うようになってしまったら、
いつかカリュクスが目覚めた日に、ポプラを失うことになる。
そんなことは耐えられなかった。
だから、ポプラの名など呼べるわけがないのだ。
あくまでもこれは擬体だから。
ポプラという生き物は存在しないから。
そしてこれをカリュクスと呼んでしまえば――
なんだか、これ以上彼女を待てない気がしてしまっている。]
[彷徨っていた手は頭に置かれた。
ぐしゃぐしゃとやや乱暴に掻き回されてる。
押し付けられる力に抵抗するように顔を上げて、
――開きかけた口が閉じるのを見て、くるりと瞬きを。
ミナカタが困っているのはずっと分かっている。
隠しておきたいことも分かっている。
確信もなければ、訊いたこともないけれど。
……たぶん、それは。
ミナカタが“わたし”の名前を呼ばないことに関係している。
だから訊かない。
訊いてしまったら「今」が壊れてしまう気がして。
だから何も気づかない様で、抗議するように
手をばたばたと動かした。]
ああ、悪い悪い。
[ばたばたと手を動かしたポプラに謝って。
乱暴に頭を撫でていた手を引っ込めた。]
もう一つ食べるか?
[機嫌を取るようにポケットから飴を出す。
先ほどと同じ桃色の包紙を開いて、砂糖菓子を口へと持っていく。
彼女が何も言わないのに食べ物を与えるのは、
話題をそらしたい時だとばれているだろうけど。]
――掃除は進んでいるかねぇ。
[診察室が荒らされているとは知らず、
ぽそりとそんなことをいって、意識を区切った。]
【人】 店番 ソフィア禁止令解けたらまた作るから、絶対食べてね。 (268) 2013/06/23(Sun) 21時半頃 |
[抗議が伝わったのか手が離れる。
離れてほしかったのに、寂しく感じるのは我侭だ。]
……いる。
[機嫌を損ねたふりをして、ふたつめをもらう。
さくりさくりと砂糖菓子を砕きながら、
聞こえる声がいつも通りのものになったのを確認した。
…今日は三つ目はないかな、と思いながら。]
……進んでる…けど……
……みぃちゃん…色々見つかってるよ……
[ぽつり、意味深に呟いた。
制御室のモニターをつければ、各所のカメラ映像は見られる。]
[パッとモニターがついて、診察室が映し出される。
ちょうどモニカが黒いあいつを見つけたところだっただろうか。
傍らにいたオスカーはちゃっかりエロ本を読んでいる。
あー……懐かしいなあれ。
何年前だかに、どうしてもって頼まれて密輸した。
[ある程度の年がいった男子の被験者だった。
本来ならその類は厳しい規制があるのだけれど。
内緒にするという条件付きで。
……で、問題はどうして診療室にあるかなのだが。
もしかしてあそこ隠し場所にしてたのか。やるな。]
……元気にしてるかね。
[幸い彼の名前はまだ報告されてこないから、
きっとどこかで生きている。]
【人】 店番 ソフィア[雑巾がけしながらの密談はなんだか楽しい。 (280) 2013/06/23(Sun) 22時頃 |
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