122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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Wind der Dunkelheit Farbe tobt
Schwarz Speer tausend verwöhnten
[彼女は謳う。 先ほど使った力。
それをさらに強化したものを。 気がつけばナユタの周囲には千本の漆黒の槍が現出していた。]
(131) 2014/05/17(Sat) 18時半頃
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ブラックホールを使うそうね。
これを全て、貴方の力で飲み込めるのかしら。
[かつて湖を侵略しようとした国が2つあった。 ヨーランダとライトニングはそれぞれ別の国に向かい。
一夜にして陥落させたと言われている。 そして今も、千の槍を作り出して。 その表情に疲労の色は無い。]
(132) 2014/05/17(Sat) 19時頃
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やるじゃない、ホリー!
[千の黒槍を持ってしても仕留め切れず。 多少の被害は割り切って特攻をかけてくる彼。
一瞬の目くらましの合間に黒い鳥を操って。 渇望虚空《ブラックホール》の刃を回避した。
無論、千の黒槍はナユタを狙い続ける。]
(149) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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へえ……渇望虚空《ブラックホール》 まさか、そこまで使いこなすとはね。
[10倍はもってこいと叫ぶ彼。 本当に、10万本ぐらい降らせてやろうかと一瞬考えたものの。 流石にホリーを守りながらそこまでの事は出来ないと思い取り止める。
そして幻影光陽≪ミラージュ・クラルテ≫を見やると、愉しげに微笑んだ。]
(169) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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幻影聖母《ミラージュ・オブ・マリア》
[慢心と余裕。 そこに付け込むのならばむしろ搦め手を使うべきと判断していた。
彼の周囲を幻影が取り込んで。 強制的に聖母の存在を心に刷り込んでいく。
並みの相手であれば瞬く間に洗脳されるであろう。 しかし、並みの相手では無いと知っているが故に。]
(170) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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幻影聖母・夢幻回廊《ミラージュ・オブ・マリア・ドリームパレード》
[次から次へと新たなる幻影に包まれていくであろう。
相手がどんな使い手であれ。 この幻影に取り込まれてしまえば。 闇の誘惑《ダークネス・テンプテーション》からは逃れられない。]
(171) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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ちょっと、大丈夫!?
[多少の荒事にも慣れており。 振り落とされはしない闇巫女だったが。
流石に、ホリーは違ったようで飛ばされてしまう。 彼女が光の階段を作り出すと安心したように。]
しっかり掴まってないから、もう。
[彼女が望むなら。 黒い鳥を操って回収に行く心算だった。]
(179) 2014/05/17(Sat) 20時半頃
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あらあら。
完全に洗脳はされないようだけど。 実は良い人だったと言う話なのかしら。
[そんな事を言い出した場合。 セカイを作り変えようとしている闇巫女が実は悪人なのだが。それはここだけの話であった。]
(182) 2014/05/17(Sat) 20時半頃
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[まだしばらく幻影は持ちこたえるだろう。 それならば、転移したホリーを回収する猶予はあるのだった。]
――そういえば、10年前もお転婆だったっけ。
[黒い鳥を操って天に昇っていくと。 ホリーをお姫様抱っこのような体勢で受け止めていた。
そして、鳥の背に下ろして。]
(190) 2014/05/17(Sat) 20時半頃
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このままじゃ埒が空かないわね。
[自分と大体互角ぐらいの強さは持っている彼を見て苦笑していた。彼と戦うのは愉しいけれど。
先ほどのようにホリーが巻き込まれてしまっては困るのだから。]
あんま好きな手段じゃないけど。 まあ、いっか。
(192) 2014/05/17(Sat) 20時半頃
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――聞こえるかしら。
正義の味方さん。
[彼へ届くように。
呼びかける事にした。]
悪人が暴れてて、かよわい少女2人がピンチよ。
全力で助けに来なさい。
そうね、今から3分以内に。
やっふい。
ジャーガーぁちゃーん?
あっそびっましょー?
[けらけら、と
《通信》に響くは【惨ノ首】の声]
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生憎だけど却下ね。
何故ならば――このあたしが創る新しいセカイでは。
危険因子《カラミティ・エンブリオ》も世界の危機≪ワールドイーター≫も。 宿命の少女《ヒロイックエターナル》も存在しないわ。
[そう言って微笑んだ。]
ま、言うだけ無駄だろうけど。 なんだったらセカイを創るのに協力する?
(199) 2014/05/17(Sat) 21時頃
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そうね、良く分かったわ。
あたしと貴方はどこまでも分かり合えない。 悲しいぐらいにね。
[くすり、と笑って見せた。]
このまま遊ぶのも悪くないけれど。 あたしと貴方の遊びに巻き込みたくない子も居るのよね。
[もう十分に巻き込んでる気はするが。 流石に、一度助けた相手が自分の戦闘に巻き込まれて万が一の事があってはよろしくない。
だから――]
(205) 2014/05/17(Sat) 21時頃
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[微笑んでホリーの言葉に首を振った。]
もう十分よ。 貴女を無事に彼氏のとこに送り届けるのが最初の目的だったもの。 それに、万が一が合ったら黄泉の重戦車《ハーデス・ジャガーノート》にも申し訳ないしね。
後の事は。
(207) 2014/05/17(Sat) 21時頃
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正義の味方に任せましょう。
(208) 2014/05/17(Sat) 21時頃
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ありがとね。
ちょっとこの子を送り届けるから。
――任せたわ。
――――……礼は要らない。
弱きを救うのは、正義の務めだ。
ふふ、頼もしいわね。
その調子で、貴方は貴方の正義を。
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ええ、ありがとう。
それじゃあ、ホリー。 行きましょう。
[“J”ならば大丈夫であろうと。 ナユタの相手を任せる事にしたのだった。]
(217) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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ええ、あたしのようなかよわい“少女”を助けるのが生き甲斐って感じの正義の味方だもの。
だから、大丈夫。
[そう告げると、戦場を離脱する事にした。 追撃が来ても、“J”と“C”ならば防ぎ切る。
そこにあったのは確かな信頼だった。 そして、黒い鳥に乗った2人はケルベロスとベネットの気配を辿って飛び去っていく。]
(222) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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何かしら?
[今までとはどこか違う笑みを見せていた。
そんな会話をしている合間にも。 魔術で辿った気配を追っていく。
無論、彼女の姿は一般人には見えないし。 鳥に乗っている時のホリーの姿も一般人からは見えないのだったが。
そして、可愛らしいわんこと。 どこか疲れた顔をした青年を発見するとソラから舞い降りて行く。]
(234) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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ごきげんよう。 可愛らしいペットを連れているのね。
[ベネットにそう言って微笑みかける。 漆黒の巫女服に身を包んだ銀髪の女がそこにいた。]
ああ、初めましてよね? ヨーランダよ、ヨーランダ=ノワール。
湖の闇巫女とも言われているわ。
(235) 2014/05/17(Sat) 21時半頃
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どうしたの?元気がないわね。
そんなんじゃあ、彼女を守れないんじゃない?
[妙に元気の無い彼。 しかし、ベネット・クロスと名乗られると少し思い出すような顔をして。]
ああ、ごめんなさいね。 数十年前の知り合いと名前が似ていたのよ。
(244) 2014/05/17(Sat) 22時頃
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ええ、初めまして。
[それと、お久しぶり。 左の首には余計な事を今は言わないようにと視線で釘をさしていた。]
(247) 2014/05/17(Sat) 22時頃
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― 幕間 ―
[アイザックの仕掛けた巧妙な罠。
それは生命の書《アカシックレコード》の隠匿の際に。 闇巫女や騎風神がすぐに発見しないようにと。
本来の姿ではなく、普通の本に偽装させて。 かつ、闇巫女の気配感知でも探れないようにしていた。
闇巫女にある部分では感謝していた彼だが。 この部分だけは、流石に偽装する必要があったようだった。]
(255) 2014/05/17(Sat) 22時頃
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ああ、ごめんなさいね。 あたしが見える力の持ち主だとどうしてもね。
何百年何千年姿が変わらないとか。 無限の転生を繰り返してるとか。 そういう人も居るものでね。
[まあ、言ってしまえば。 ケルベロスを連れて闇巫女と会っている時点で“そちら側”と言う事であった。]
(258) 2014/05/17(Sat) 22時頃
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ねえ、貴方。
彼女がはぐれたと言うから連れて来たけれど。 ……任せても、大丈夫?
[どうにも覇気が無い気がしていた。 まあ、今まで闇巫女の会ってた連中があれなだけかもしれないが。]
妙な連中もうろついてるわ。 気をつけて。
(268) 2014/05/17(Sat) 22時頃
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[そこまで言ってからトレイルの方を見やり。 ペットと言うと怒り出したのを思い出しながら。]
まあ、こんな……番犬と言うか猟犬と言うか。 ともかく、ここまでの使い魔を連れてるのであればある程度は大丈夫なのでしょうけれどね。
(270) 2014/05/17(Sat) 22時頃
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