246 とある結社の手記:9
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ううう、ううううううううううっっっつ!!!!
[両手で顔を覆って、膝が地面に突く。 そのまま座り込んだ。]
うああああああぁあっ、 ! いやだ!いやだ、やだ、いやだいやだ、 ラルフ! らるふ、らるふ、…ラルフ……、 うう、ああ、う、ぅううう、だ、や、 んぐっ、うう、や、ぐ、ううぅうう、ぁ、……
やだよぉ……
おいて、いかないでよ
[う、ぐ、うええ、と大声をあげて泣いた。泣いて、止まらなくて、途中咳き込んだり、鼻をすすったり、嗚咽がもれたり、とにかく泣いた。もう袖だってびしょびしょで、こんなに泣いたのなんてきっと生まれてはじめてだ。]
(23) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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[嘆く。って解ってた。自分でも、そう言った。
解ってた。解ってた。わかって、
…なかったかも知れなかった。]
いやだ、いやだいやだいやだいやだ。
やだやだやだ、やだ、いやだ、いやだ、
やだ、…なんで、どうして、ああでも、
いやだ、こんなの、なんで、いやだ、いやで、でも、
[あの紙に名前を書いたのは私もだし、
助けるチャンスをふいにしたのも私だ。
構わないって笑って投票したのは私だ。
解ってたじゃないか、こうなることくらい。
解ってたじゃないか、彼が死ぬことくらい。
わかってたじゃないか、もう会えない事も、
もう話すらできない事も。
わかってたのに。]
[大声で泣いた。
そうしたら、聞こえる声が慰めてくれた。]
[仲間を失っただけじゃなかった。
好きな人が死んでしまった。
だからかな、だからかも、こんなに悲しくて辛くてしんどくて、ああ、もう死んでしまいたいって思うのは。はじめてだ。こんな気持ちははじめてだ。もう、どうしたらいいかわからない。
いやだ、いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだ。
どうして。]
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[ないて、ないて、ないて。 大きく深呼吸をして、また泣いた。
すん、
落ち着く頃には、どれだけの時間が経っていたか解らない。 最初に嘆くと宣言していたのだから、たぶんそっとしておいてくれるだろう。してくれてなくてもただただ泣いているだけだったのだが。]
……ラルフ。
[どん、ともう一度扉を叩く。口許が戦慄いた。 でもそこから漏れたのは泣き声ではなくため息だ。
深呼吸をする。]
(24) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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…… はあ。 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 おちついた! すっきりしたあ。
[少しかれた声でそういうと、立ち上がった。 目元をぐしぐしと擦るとべしゃべしゃだ。すん、とまた鼻をならす。]
(25) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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殺さなくっても、結構すっきりするものね。
あんまり泣いたことってないけど、便利だわ。
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じゃあちょっと顔洗ってくる。
[そういってその場を立ち去る様子は、きっといつも通り。 また、つるっとしてしまった。いつもの事だ。 いつも通りだ。そしてこれからも。 だけど、小石にぶつかる小石の音を、私は頭の奥のどこかできっと、たしかに、聞いていたのだと思う。]
(26) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃
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……パティ。
これ、ちがう。
オレンジじゃない。
くさい……どぶみたい。
……おとうさん。
このこね……とっても、オイシソウ。
─ 夜 ─
[本当はちょっと、軽率だったかなって思った。
何がって、みんなの”食事”に同行するなんてことが。
どう考えてもきっと血の匂いは臭いだろうし、正直こうしていても具合悪くならない自信はあまりない。ない、けど。
でもついて来てしまったのは、嬉しかったから。
ルパートに”同胞”と呼ばれて嬉しかった。
モンドをヒトのやり方で殺して、人”狼”になれたのが誇らしかった。その祝いの食事だ。だから。頑張ってみようと思った。
だってみんなが──、”仲間”が祝ってくれるというのだから。]
[……最初は、仲間なんてどうだって良かった。
だって幾ら仲間と言っても、彼らは人狼。
占われれば、それでお終い。こんな狭い檻に閉じ込められれば、所詮逃げられやしない。逃げられないなら早晩死んでしまうだろう。
それならば。それまでの間、上手く協力した風を装い彼らを欺き人を欺き、まんまと生き延びて逃れればいい。そんなつもりだった。
占われても平気だから、なんて。
彼らのうちで唯一の人間であることは、優越感の元にしかなってなかった。]
[けれど。マリオが死に、イヴォンが死に。
少しずつ、少しずつ”人”の楔は抜け落ちてゆき。
代わりに少しずつ、少しずつ彼らとの時が降り積もる。
ずっと、ピスティオは根無し草だった。
他に同じような人間など、どこにもいない。
少なくとも見たことはない。
両親には、この”声”は届かなかった。
占いと称して使った青い石、あれは正真正銘母の形見だ。
彼らは人狼の存在を知っていた。
知ってなお、自らの身すら守れない非力な”人間”だった。
今にして思えば。
母は本当の”占い師”だったのかも知れない。
無論、ただの思い込みだったのかも知れないし、違うかも知れない。どちらにせよ、とうの昔にルパートの肉になってしまった彼らに問うことなど出来はしないのだけれども。]
[「置いていかれちまったのかい」、と。
聞いたのが、初めて「目の前で」聞いた人狼の声だった。
それまでも何度も耳にはしていたはずだけど。
人狼は人狼で、ただの人間の子どもに声が聞こえるだなんて思いもよらなかったはずだし、こっちもこっちでどうしていいか分からないから、彼らに話しかけるなんてこともなかった。
だからルパートの声は少しびっくりしたし、この村にそのまま居ついたのは結局のところ、彼ら人狼がここに居たから。という理由もかなり大きい。無論、ローザス夫妻の好意あってのことだったけど。]
[どこにも半端な人間の”居場所”などなかった。
いいや。この村に居ついてからは、少しだけあった。
それはローザス家の下働きだったり、人狼らの手伝いだったり。
或いはラルフやノア、ユージンやマリオと釣りをしてみたり。ルパートの宿に出入りしてベッキーと他愛もない話をしてみたり、村のあちこちでちょっとした手伝いをしてみたり。
いつもいつも、愛想良く振る舞っていた。
いつもいつも、誰かの何かであるように。
浅くても一時でも、そこに”居場所”の出来るように。
…───いっとう身近に、
親のように想ってくれてる人の情には気が付かないまま。]
へええ…… 便利なもんだなあ。
[足元を少し小柄な漆黒の獣がくるくると回る。
音を立てないその仕草に、素直に感嘆の声が零れた。
人の目には捉えにくい黒い毛並みは、つやつやとして触り心地が良さそうだ。]
うん、分かった。
なるべく足音を立てないように行くよ。
今更だけど…邪魔が入っても困るしね。
[人間なんて、もう随分と少なくなった。
モンドが居れば、耳聡く異変に気付いたのかも知れないけど。きっともう、そんな心配はないだろう。
ないとは思いながらも、慎重に歩く。
人間の足は、彼らのように静かには歩けないのだから。]
[今宵はお祝い。
ただの中途半端な人間から、人”狼”になれたお祝い。
もう居場所を探す必要はない。
同胞はここに居るのだ。
そう思うと誇らしさと共に嬉しさがこみあげてきた。
だから。少し頑張って”食事”にも行く。
慎重に廊下を歩んで、パトリシアの部屋の扉をそうっと覗いた。
鍵はかけられてない。
あっさりと扉を開けば、中からは血の匂いがした。]
……”それ”
もう、平気なのかい?
起き上がったりは、しない?
[暗闇を見透かせない人の目には、倒れた”何か”に黒い獣の影が圧し掛かっている影ばかりがうっすら見える。
がつがつと、時折下になった影が揺れるのは恐らく自分の意思ではないだろう。ないだろうけど。一応、聞いた。
恐る恐る、といった響きはどうしても声に乗っただろう。]
……………、
[美味しそうだねとか、なにか。
言おうかと思ったけれども声が出ない。
いや実際に口を開く必要はないんだから、言おうと思えば言えたはずなんだけど。でも無理だった。
代わりに喉の多くからせり上がって来るものがある。
だめだ。だめだだめだだめだ。今はだめだ。
それを必死に飲み下そうとした。
余計に上がって来た。胃が痙攣する。
どうしようもない圧が、耳にじんと響いた。]
大丈夫、っスか?
えええと、えっと。
何かなかったかなあ……、えっと……
あ、そうだ。
えーっと…、『いいこ、いいこ』 ……??
[先日からご褒美にと言われていた言葉だ。
なんでこれがご褒美なのか良く分からなかってけど、ひょっとしたら、人狼にとっては元気の出るおまじないなのかも知れない。]
え。あ、あれ?
………… 元気が出て良かったっス!
やっぱりスージーは、元気なのが一番だもんな。
[やっぱり女の子の心は良く分からないな。
そんな感想は、こっちにも呟かないで仕舞っておいた。*]
ねえ。ベッキーにさ、
[声は明るく響く。
みんなでここを出られるのだ。明るくならないはずがない。]
みんなのこと、教えてもいいかな?
いいよね??
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