140 Erwachen〜lost wing of Jade〜
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[右眼が琥珀色に輝き、男の本質を視る。 ただの浮浪者になど視えるわけがなく。
ふっと目を細めて僅かに馬鹿にするような表情を浮かべ。 しかし剣がしっかりとその首を斬る手応えを感じたのに。]
……なるほど、しぶてぇんだな。 一撃で死ねば楽なのに馬鹿だなぁ、あんた。
[その再生力を解析《アナライズ》しようとじっと男を見つめる。]
(165) 2014/11/18(Tue) 19時頃
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[琥珀の右眼を通じてその本質を視る。 黒い左目を通じて流れた赤い血の奥を見る。]
その皮、剥いでやろうか。 その下には何があんの? トカゲか蛇かな。 面倒くせぇな。
[再生力があるのなら再生が追いつかぬよう攻撃をくり出すまで。 とん、と地面を蹴ると二度、三度と剣を奮う。 相手の反撃もある程度は受けるつもりで。 己の身体など解析《アナライズ》が終わるまで持てばいいのだから。]
(166) 2014/11/18(Tue) 19時頃
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あら、冷たいですね。解析者《デバッガー》…私と、貴方。それと《運命者》は一蓮托生、刎頸の交わりじゃあないですか。
四海兄弟とまでは行きませんが、私達くらいは仲良くしないと。
[突き放すような声に寂しいです、と嗤う少女。
これも、《運命者》から見れば"おかしい"と思うのだろうか。
琥珀の左眼で真名までは理解しても、手中の翡翠で母の知識を得ても。人の心までは理解らない。]
ああ、《運命者》
貴方の問いに答え忘れていました。
[遅ればせながらですが、と語る声はどこか弾んでいて、どこか懐かしそうで]
私の母は観察者《ディオサ》といいます。私は親しみを込めてReina《おかあさん》と呼んでいますけれど。
母はとても優しいのです。私に沢山の贈り物《プレゼント》をくれました。今だって、私に知識と力《カラミティ・ジェイド》をくれたんです。
だから私は、楽園で見守っている母の為に、頑張りたいのですよ。
今も声は聴こえませんが…母の温もりが感じられるだけで頑張れ《殲滅でき》るのです。
[母への愛《バグ》が、籠っていた。]
冷たい?
あんたも排除対象《バグ》だよ。
仲良くとか馬鹿言うなっての。
[ただ、他の排除すべきモノを壊してくれるから。
その為に今はまだ手を出していないだけ。
そこに、ほんの少しの情があってもそれは見ない振り。
解析《アナライズ》すれば人心も分かるはず。
でも出来ないのはきっと異分子《バグ》があるせい。
そうに違いないのだ。]
……そりゃ……こんな状況で動いてる奴らは、
そうかもしれないけど……
[皆が”おかしい”なら、俺も普通の枠に入れるんだろうか。
こんな”異常”を抱えて?
……安心なんか、できやしない。]
で、そっちの……
……? そんな口調、だっけか。
俺を《運命者》って呼ぶなよ。
俺は礼見だ。 それ以外に、なったおぼえは、ない。
[すらすら喋っている幼い声にも、違和感がひどい。
ああ、この辺りはおかしいことばっかりだ。]
────── ……
[ごく当たり前のように語られる内容が、
”おかしい”と思うのは俺だけなんだろうか。
”おかしい”と思うのが”おかしい”んだろうか。
区別が、つかない。]
力《カラミティ・ジェイド》なんてもの……
持たないで済むなら、それに越したことはないと思うんだが、……
[嬉しそうなところに水を差すのも躊躇われる。]
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[《チ》の守護者を解析《アナライズ》する。 相変わらずバグとノイズのせいで完全には解析出来ないけど。 それでも彼が悠久の時を生きてきた事は識る事が出来る。]
皮剥がれるの、やだ? だったらその首飛ばされる方がいいんかね。 ホントはそうするつもりだったんだけどさぁ、その鱗が邪魔すんだから仕方ねぇよな。
(172) 2014/11/18(Tue) 19時半頃
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戦う意思がないなら大人しくしてて。 そのうち死ぬだろうし。
[抵抗もしない男。 本当に戦う意思はないらしい。 そう思いながらも剣を奮う手は止めない。 土色の鱗の面積がどんどん広がっていく。 このままいけば、彼はどうなるのだろう。]
(173) 2014/11/18(Tue) 19時半頃
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[剣が奮われるたびに《チ》の守護者の腕が人から離れていく。 土色の鱗、まるでトカゲや蛇のようなソレ。
懇願する様も見る人が見れば哀れだと思うのだろう。 だが、そんな事も気にせず剣を奮っていれば。]
………っ、 いい加減もなにも最初っからあんたを排除するって言ってんだろ。
[何か硬いモノへと剣は当たり、弾かれる。 その勢いを借りて後ろへと飛びくるりと空中で一回転して着地した。 その際に男の鋭い爪が右腕を切り裂いて血が空中を舞い。 着地してからはだらだらと流れた血が地面を汚す。]
(178) 2014/11/18(Tue) 20時頃
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[だらりと腕が下がる。 致命傷ではないがそれなりのダメージを食らい腕は動かない。]
ここでやると酸欠になりそうだしあんま使いたくなかったんだけどね。 地獄の炎、見せてやるよ。 紛い物だけどね。
[悪魔との戦いで解析した紅い炎を呼び出し。 真っ直ぐに男を見つめると同時、その炎を蛇の如くうねりながら男へと向かって一直線に向かっていった。]
(180) 2014/11/18(Tue) 20時頃
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なんでってそれが俺の使命だから。 解析すんのが俺の役目、その為にあんたは邪魔。 そんだけだよ。
[ここまでやってもまだ手荒な真似はしたくないらしい。 悠長なのか性根が優しいのか。 それとも。]
その鱗、物理には強いみてぇだけど熱にはどうなんかな。 俺の炎じゃあの悪魔みたいにはいかないけどさ。 でもやっぱ熱いよね?
[蛇のようにうねる紅い炎は《チ》の守護者へと巻きつこうと襲い掛かる。 狭い地の穴倉の中、熱気が籠りじゅうじゅうと水蒸気が発生して視界を白く染めて行った。]
(190) 2014/11/18(Tue) 20時半頃
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どこでってさっき悪魔《元女神》から教えてもらったんだけど。 ま、あっちは蒼い炎でもっとすごかったけどね。 やっぱさぁ、ちゃんと解析《アナライズ》出来ねぇとダメだな。
[悪魔が使う炎を解析《アナライズ》して我が物とする。 とても簡単な事のはずなのに、ノイズやバグが邪魔をして紛い物へと変化してしまう。 しかし今はそれよりも。]
……トカゲか蛇じゃなかったんだな、竜か。
[人間の皮が全て剥がれ現れたのは大きな地の竜。 剣など効くまい。 それ以前に利き腕も潰されている事だし。]
もいっちょいってみるか。 やっぱ紛い物だけどね、こっちもそれなり。
(202) 2014/11/18(Tue) 21時頃
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―――――――――こいよ”天雷”
[まだ無事な方の腕をすっと天へと向けて。 呼び出すは雷。 カッ、と眩く光ったかと思えばその雷は真っ直ぐに竜へと向かって穿たれる。]
(203) 2014/11/18(Tue) 21時頃
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/*
飛ばした種で修復を試みてもいいけど、今日は更新日なんだよなあ。
モグラみたいに進化するパパが見たい……
/*
トルドヴィンが散った。
狼一人は落ちた方がいいだろうし今日俺落ちかなぁ、できるといいんだけど
/*
狼落ちは村側にその意志がないと難しいからな……
(気持ち的にも)
ようすをみている
/*ごめん散らせた。
私落ちの方が自然だと思います。
/*フランクさんに攻撃意志が無いので、このままやっても時間間に合うかどうか。
/*
攻撃されないと落ちようがないからなぁ…
コミットはないものとして時間まで様子見になりそうな
いざとなれば襲撃パスも有りで見てるけど、さて
/*バランス的にも、落ちた方が良さそうな。
あと刺し違えですし(最重要)
残っても力無い状態ですし…ね!
/*あ、でも早期に落ちちゃうとアレか。
残りの時間他の人達が何していいか分からなくなっちゃうか。
ぐぬぬ……。
/*
いや、エリが落ちる気なら落ちる描写しないと俺とフランクが困る。
またフラグ合戦になるから。
/*
えり しっているか。
回想はいつどれだけ回してもかまわない。
しぬなら 過去の思い出の捏造あたり おかしなダメージがあるからおすすめ……
エリのところは女神系がたくさんあるからな…… 知り合いでしたなら過去の出会いとかな。つくりほうだい。
/*
ここから漂う「お前ら最終日組やろ?」感がぱない。
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[雷が竜を穿つ。 何故か、竜が何かに気を取られたおかげだ。 即座に追撃の攻撃を仕掛ければ仕留める事は可能だっただろう。 だがその咆哮は凄まじく、耳鳴りがわんわんと鳴り、動きは鈍って。]
うる…せぇなぁ……、
[そして、もう一つ。 消えようとしている小さな気配>>218を感知したから。 精神感応で繋がっている相手。 名前すらも知らない、声しか知らない相手でも。 ほんの少しの情《バグ》が動く。 だから。]
(221) 2014/11/18(Tue) 21時半頃
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く………っ!!
[竜が苦痛に暴れ、尾が地を荒らすその余波を身体で受けてしまった。 身体を硬い尾で強打され思わずその場に蹲る。 悪魔にやられた火傷もある。 先程やられた右腕もある。 ダメージは着実に身体を蝕み動きを鈍くしていった。]
(222) 2014/11/18(Tue) 21時半頃
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