29 Sixth Heaven
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[大きな物音。 子供部屋の寝台の上で目が覚めたとき、父の声が聞こえた。 浮気を疑う父の声。違うと無実を訴える母の声。 留めに入るより先に、扉の隙間から見えた居間の現実は]
…どうして、私は器じゃないの。
[自分が器だったら良かったのに、と。 思ったことを、誰かの前で口に出せるはずもなかった。
母は父によって死に。 父は、母を殺した後悔によって死に。
あれが、隙間から噴出した僅かな負の感情のせいだというのなら]
(302) 2011/04/17(Sun) 23時頃
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[ポケットに手を入れる。 取り出したガーゼのハンカチには白いフリージアの繍。 中にある59の薄青を一粒、一粒と繰りながら考える。
自分を送り出してくれた修道女たちはこの繍を、 そして自分の服をどんな思いで縫ってくれたのだろう。 どんな気持ちで、送り出してくれたのだろう。 ただ、間違いなく彼女たちは神が良い様に取り計らってくれたのだと そう信じて刺繍の一針を、ミシンの一踏みを進めていたに違いない。 そして、それは自分もまたそうなのだと信じている。
器たちが背負うものは負の感情。 それを受け止める役目を与えられたのだと信じる。
ガーゼの中で、かちん、と石の音が一つ立つごとに 思考はしっかりと纏まっていく。 まるで石がつみあがるかのように]
(315) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
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生きているのに、死んでいないのに。
世界に繋がれ続ける。
こんな。システムは。
あってよいものなのか。
違う。
違うと思う。
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……至聖なる聖心よ この世においては聖心の使徒として励ましめ 天においては主の御栄えとならしめんため われに聖寵を降し、われの弱さを強め給え
[かちん。59個めの音がガーゼの間で揺れる。 一つ息を吐き出すと、ハンカチを丁寧に畳んだそれを 膝の上において小さく十字を切り、それから仕舞う。
黒いスカートの裾についた埃を軽く払って立ち上がると、 そこに白い鼠の姿があった]
(351) 2011/04/18(Mon) 01時頃
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[何時からそこにいたのだろう、まったく気づかなかった。 気づかなかったことよりも、その赤い目が まるで自分を監視している機械のレンズのようで]
…っ
[思わず一歩後ずさった。 背中に触れるものは壁。それ以上は何もにない。 ただ、目の前にあるのは鼠一匹だけであるはずなのに まるでそれは監視カメラのレンズと対面したかのような恐怖。 鼠はじっとその赤い瞳で暫くこちらを見上げたあと 小さな足音をたててどこかへと消えていった。
マーガレットが言っていた言葉を思い出す。 怒らせたら───]
(352) 2011/04/18(Mon) 01時頃
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…なんて、場所。
[息を吐き出して、言えた言葉がそれだけ。 義の門と信じた場所は、本当に地獄の門なのか。 自分の信仰を貫いた先に、本当に魂の幸福はあるのか。
けれど、それでも、今は信じるしかないのだ。 それが与えられた試練だと、まだ信じているのだから。
壁から背を起こし、ゆっくりと歩き出す。 その足は、遠回りにではあるが確かに待機室のほうへと向かっていた**]
(360) 2011/04/18(Mon) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/04/18(Mon) 01時頃
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―廊下―
ブラザー。
[待機室へと戻る途中、修道士を見かけて軽く頭を下げた。 歩き方を見ただけで、足が悪いのだとわかる。 先程の放送では、弱者と位置付けられていたが、 それは体の事を示して弱者なのだろうか。 まして、それは美徳であるという。 優しさに繋がるという事なのだろうか。
解らないまま、考えているうちに 足は待機室へと着いてしまったけれど]
(407) 2011/04/18(Mon) 06時頃
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―待機室―
[待機室へと戻ってくると、食物の匂い。 けれど、それよりも先に酒精の独特な香りがあった。
チャールズの姿は既にあり、床には相変わらず ペラジーが毛布と共に転がる。 白杖の女性と共にある女の胸の豊かさに 軽く青碧は瞬いたがすぐに逸れた。 母を思い出しても、自分の体は彼女程の優美な曲線や柔らかさを 手にいれることは無さそうだという結論に至ったので。 ムパムピスが戻ってくればコリーンの姿は待機室から消え 戻ってきた彼もまた休むといなくなった。 管理者に休息を勧められていたパピヨンはどうしただろう]
(408) 2011/04/18(Mon) 06時頃
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