249 【誰歓突発RP】君と、夏の終わり
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[ 火薬が爆ぜる音の直後に放たれたコルク栓が 真っ直ぐにテディベアの頭へ吸い込まれていって
…一拍遅れてギャラリーの歓声が轟く。 ]
おお、ナイスショット!
[ それはナツミの記憶にも久しくない とても正確無慈悲なヘッドショットで。
ああ、これが見られただけで 今日ここへ立ち寄った甲斐があったなあ。 そんな気持ちを込めて、 大きめの拍手と賛辞の言葉を河野くんへかけた。 ]
[ 渡してくれたテディベアは 有難くイケダの胸に収まりましたとも。 ]
(103) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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ううん、待ってない待ってない。 それよりさ、これ。大事にするよ。
[ 自分で取ったものだったら、 どうせ来年も来るんだからって 適当に処分してしまっただろう。
実際に今までこういうゲーム絡みで 獲得した景品はほとんど自室に残っていない。
お祭りが終われば夢は醒めるもの。 ずっと持っているほどの思い入れなんて 束で総取りした景品に芽生えようもないのだ。
…でも、 ]
(104) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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こういうの、 誰かに取ってもらうのって初めてなんだ。 …ありがとね。
[ 普段は塾で机を並べている程度の ほんの少ししか接点のない彼からもらった このテディベアは今後も大事にしよう、と 密かに決心したナツミだった。 ]
(105) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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……迷子なんだっけ?河野くん。 誰かと待ち合わせでもしてたならごめんよー。
[ 通知の言葉>>85を聞いてしまったら そんなおセンチな気分もどこへやら。
早く連絡したほうがいいよ、と促しかけ ]
あー、…ちょっと待った。
[ 気を変えて一度引き留めにかかる。
あれ、こんな展開前にもあったぞ? きっと気のせいだね。気にしない、気にしない。 ]
(106) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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ほいよ、頑張ってくれた河野くんに イケダからのお礼です。
[ ひとまず河野くんをその場に待たせ 射的とは別の屋台のおじさんに声をかけて たい焼き二つを紙袋に包んでもらうと。 半ば押し付けるような形で一匹を差し出す。 ]
(107) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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今年の射的は見てるだけでも楽しかったよ。 迷子くんの保護者が早く見つかるといいね!
[ もう一匹のたい焼きの行方はさておき、 ナツミのほうはすでにお行儀悪く 一匹のお頭を咥えてもぐもぐ口を動かしている。
そうして言いたい放題言ったあと 手をぶんぶん振りつつ雑踏へ踏み入れた。 ]**
(108) 2018/08/25(Sat) 16時頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2018/08/25(Sat) 16時頃
きゃあ晒されちゃうぅ
[イカ焼きをもぐもぐしつつ河野の反論を受け流しつつ**]
眼鏡包囲網!(ののかちゃん命名)
[ ちょっと手ブレてる、三人の自撮り写真。]
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[ もむもむもぐもぐ。 たい焼きとランデヴーを楽しみながら あっちへ行ったりこっちへ来たり。
普段以上に落ち着かない視線は きょろきょろ、きょろきょろ。 ]
ンッ!?
[ そこへいきなり声をかけられて>>144 イケダは盛大に咽ました。ええ、咽ましたとも。
げほごほ。 返事の代わりに「待って」のジェスチャー。 本日三度目の模様。 ]
(160) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[ 手元にラムネの瓶があってよかった。 悠長に考えを巡らせている余裕もなく ぐいっと一気に煽って息を吐いて。 ]
………っはー… やっぱり夏はこれだね。ラムネだね。 危うくたい焼きで死ぬところだった。
…あ。天地くんじゃないか。
[ 落ち着きを取り戻したところでようやく 声をかけてきた当人の存在に気が付いた。 ]
(161) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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[ 天地 縁と天地 因、 苗字はまったく同じ。 顔も背丈もほとんど同じ、双子。
奇しくも同じ学校に通うその二人について ナツミ個人の認識は全く異なっている。
片やインテリ風味の眼鏡くん。 片や正統派の体育会系。
ふと間違えてしまいそうな顔をしているのに 不思議と全く違うように見えているのだった。
どちらにも、「天地くん」と呼びかけるのは そういった理由から。 ]
(162) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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やあやあ。そうだよ。デートだよ。 親切な河野くんがプレゼントしてくれたんだ。
[ 徐に抱えていたテディベアの手を握り、 あたかも喋っている様に返事をさせて 小首を緩やかに傾げてみる。 ]
きみのほうはなんだねえ、 一人でいるなんて珍しいねえ。
[ だいたい春原さんや片割れくんと 一緒にいるところを見かけるものだから 素直に口に出したのだった。「迷子かな?」と。 ]*
(163) 2018/08/25(Sat) 22時半頃
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――― 筋肉系少女のなりたち ―――
[ 自分なら町内100周だって走れるんじゃないか。 実際に試したことはないけれど、 そう思い始めたのはもう何年も前になる。
高校入学当初、 数ある部活動の中からナツミは何も選ばなかった。 選ばなかったというより、…選べなかった。
取り敢えず進学はしてみたものの、 その頃からナツミの興味はスポーツとは とっくに別の場所にあったから。
文科系の部活でお茶を濁してもよかったけれど なんとなく、運動系の部活動とは距離を置いていた。 ]
(177) 2018/08/26(Sun) 00時半頃
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[ 運動を主体に活動したいわけじゃない。 でも、身体を動かしたいには動かしたい。
そんな気持ちを持て余して悶々とし 結果として通学前に一走りすればいいや、 というところに落ち着いたのだった。 ]
おーい、おーい。待つんだ少年!
[ 走り込みの習慣が板についてきたころ。 つむじ風と一緒に通り過ぎて行った背中を 気まぐれに走って追いかけてみたのが そもそもの始まりだったような気がする。 ]
(178) 2018/08/26(Sun) 00時半頃
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[ 待てと言われて待つものがいますか! と言わんばかりに遠ざかりゆく背中を 追いかけて追いかけて―――、
見失ってため息をついたところで きんこんかんと始業を報せるチャイムが鳴って。
その日、遅刻した腹いせと興味本位で ロードバイクの持ち主を探し回った結果。 ]
ねえ、これで登校してるのって ……きみでしょ?
[ 帰宅するところだか 登校するところだか 忘れてしまったけれど 待ち構ていたナツミは声をかけたのだ。 ]
(179) 2018/08/26(Sun) 00時半頃
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私、イケダって言うの。 この子が見たくて持ち主を探してました。
[ 綺麗な中央のひし形と よく手入れされているらしい部品の数々。 素人目にもわかる。きっと、 ]
…好きなんだね、ロードバイク。
[ 言いたいことだけ言って、ふらりと背を向ける。 だけれどそんな些細なきっかけで 天地兄弟の見分けが付くようになったんです、 …というのは本人>>173にも内緒の話。
一直線の情熱に親近感を覚えたから。…なんて。 ]*
(180) 2018/08/26(Sun) 00時半頃
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[ 咽喉を詰まらせたイケダ、 すわ!祭りで死亡事故か!?
だとか。 翌朝の新聞記事に載らずに済みました。 ]
ラムネは夏以外は売ってないからねえ。 夏の終わりって感じがするよね。
[ からん。 青硝子の中でラムネの残りに浸って 丸球が涼し気な音を立てるのを じいっと見ながらにのんびり口を開く。 ]
(185) 2018/08/26(Sun) 01時頃
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くっくく。きみの格ゲーの腕前よりは 河野くんの射的の腕前のがマシだったのだよ。
教え甲斐がある弟子だったぜい…。
[ ぴこぴこ、ぱたぱた。 テディベア越しにちょっと失礼なことも言いつつ 別れ際の呼び名について考える。>>155
御松里のゴルゴなんてかわいくないから 別の呼び名を考えてもらおう。とか。 その間、スマートな河野くんはどこへやら、だ。 ]
(186) 2018/08/26(Sun) 01時頃
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ワレワレ ハ ウチュウジンダー
[ ぺたっと付いた布の手と人差し指。>>175 ふざけて持ちだすのは某宇宙人より もっともっと古い映画の中のセリフ。
世代が違うのはお互い様だけれど、 如何せんナツミのほうは親の影響ときていた。 ]
(187) 2018/08/26(Sun) 01時頃
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……うん、見える。 なんて言えばいいんだろうなあ。
ロードバイクに対する好きと違ってさ、 当たり前に…息をしてるみたいに そこにお互いにいるってカンジ?
[ そんな巫山戯た態度も一旦落ち着けて、 瞬いた双眸>>176へくるりと視線を向け。 ]
(188) 2018/08/26(Sun) 01時頃
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……持ちつ持たれつっていうよりも 持ちつ助けつってカンジにも見えるけどね。
[ 何気ない風で、一言。 ]
(189) 2018/08/26(Sun) 01時頃
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故障する前に休まないとダメだよ。 頑張り過ぎは体に毒だぜ、少年!
[ 次の言葉が出る頃には 至って通常運転のナツミがそこにいる。 ]
…ところで、綿飴食べない? イケダ一人だと無理っぽくて。奢るからさー
[ ちょいちょいと指さした先、 付き合ってくれそうなら今すぐにでも 綿飴が飾られた屋台へ引っ張る勢いで。 ]**
(190) 2018/08/26(Sun) 01時頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2018/08/26(Sun) 01時頃
ののかちゃんお待たせ!
今神社の前なんだけど、どこにいる?
早く会いたいよー:;(∩´﹏`∩);:
七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2018/08/26(Sun) 21時半頃
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――― ゲーム馬鹿とチャリ馬鹿 ―――
[ 実のところ。 池田夏海は塾で散々にやらかす以前に 学校ですっかり変人として認知されていた。 何せこの態度>>0:46はどこに行っても 何歳になっても変わらないもので。
故に放課後がやってくると 慌ただしく帰っていくナツミを 部活動に勧誘しようという猛者は ほとんどいないのだった。 ]
ごめんねー、私のしたいことは 学校の部活動とは別のことなのさ!
[ 部活動の勧誘を蹴る際のテンプレート的な台詞を 件の彼>>213が聞いたことがあったかはどうとして。 ]
(334) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ 学校が終わったらこんな戦略を試してみよう、 こう防がれたらこう。攻められたら、こう。 授業中に考えることといえばそんなことばかり。
それまでの蓄積でどうにでもなる 読解問題や直感的な問いかけは手についても よく考えなければ解けない問題はさっぱりなのは まったくもってこのせい。
丸みを帯びた綴り字がお経のように べったりとノートに張り付いていく日々。
何となく前の席へ目を向け、 のたくるミミズ文字を見て思ったのは。 「あの人も別のコトを考えてるのかな。」>>215 ]
(335) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ 些細な興味関心は日常の波に溺れて そのときは消えてしまったけれど。 何ということのない朝>>214に 気紛れに釣られて再燃したのだった。
実のところ。 あっという間に距離を離されて置き去られて。 それが悔しくなかったのだと言えば、嘘になる。
真っ直ぐに走り去る一条の風を後ろで見て それで追いかけた、という真っ当な動機も もちろんありはした。
…でも、一番は希望だったのだ。 あのロードバイクの持ち主が同じ学校の生徒なら。 ]
(336) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ 授業中にもロードバイクのことを 考えているくらいの人がいい。
そんな考え事を巡らせながら ロードバイクの持ち主を待っていたナツミは 傍から見れば少し不気味だったかもしれず。
しかしそれを気にするようなら最初から 誰かを追って全力疾走などするはずもない。 ]
うん、私。 きみのロードバイク、すっごく綺麗だよね。
後ろ姿が流れ星みたいだった。
[ 現れた持ち主>>216に笑顔で感想を述べる程度に 池田夏海の度胸は据わり過ぎていた。 ]
(337) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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…なんとなくわかる気がするよ。
なーんにも考えずに どこまでもどこまでも全力で走ってさ、 走り切ったー!って思ったときに ゴールテープが切れたらサイコーだろうなって。
[ シンプルで絶対的な法則の世界。 目指す気持ちさえあれば、 どこへだって、どこまでだって行ける世界。
「 わかるよ 」と、もう一度言った。 ]
私もさ、…似たようなこと、やってるから。
(338) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ その時。 ナツミは猪突猛進な自分と、 この彼は似ているなあ、と はっきり思ったのだ。
縁くんのほうには決してできないだろう 秋晴れの空のようにからりと澄んだ この笑顔を見て。>>217 ]
天地因くんだね。…うん。覚えた。
また会おうぜ少年! 明日のホームルームで!
[ 自分はきっと、もう 彼らを見間違えることはないんだろう、と。 ]*
(339) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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夏が終わったら秋が来て、冬が来て、 それであっという間にバラバラさ。
高校生なんて儚い身分だよねえ。
[ 人混みは周りに溢れているし、 静寂とは程遠い路上なのに。
賑やかなはずなのに、 物音がすべて遠ざかってしまったよう。
感傷に浸された硝子玉の音だけがやけに大きく。
…からり。 ]
(340) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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