158 Anotherday for "wolves"
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[かつて仲間から言われた言葉
「 ──…キミのお父さんはキミを守ろうとしていただろう?
彼はキミが生きることを望んでいると僕は思うよ。
グレッグも、かなしむよ。」
「 残される彼(グレッグ)の気持ちも考えないの。
殺された彼(ルパート)の思いも考えないの。」
それらは呪いのように
『生きなくてはならない』
少女であったメアリーの胸にしこりのように
残りつづけた。まるで誰か()が後押しするかのように。
“キャサリン”と名乗るかつての少女は
その呪われた生を重ねて、今日も
妖しく溢れんばかりの美を纏って。
生きる**]
―― 回想 ――
[「見てる」とその場を離れずに居た少女に、
応も否も唱えず、「そうか」と一つ零すのみ。
シーツを借りる為立ち去るその場で、
彼女が何を思い何を口にしたかは知らない。
グレッグの事もあり彼女の思いも聞いていた。
だからこそ、見るなとも言えず、
さりとて友との決着を他に任せる気にもなれず。
サイラスの亡骸の前に戻る頃には少女の姿はなかった。
ふ、と吐息を零す。]
狩りを誰かに見せるのは
今日が最初で最後――……。
[特別なのは、彼女が最初に味方と言い出したルパートと
己の中に深い傷跡を残して逝ったグレッグが大切にした存在だから。*]
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[声が聞こえたから、足元ではなく空を見た。
空は茜色に染まっていた。 鉄錆と、焦げ臭さと、寂しさに満ちた色。
――あの色に似ている、と、思った。
それがあの石の色だったのか ルパートやレオと遊んだ日の夕方に見た空の色だったのか それとも魔女の瞳の色だったのか 判然としない。]
(207) sane 2015/05/27(Wed) 01時半頃
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――……ああ、綺麗だな。
[騒動の顛末を見届けながら、言えたのはそれだけ。
空は人の心も、何もかも、
置き去りにして色を変えていくから
喉に詰まって、言葉も何も出やしなかった。]
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[さく、さく、と草を踏み分け、歩いていく。 川辺に出るとふわりと風が舞った。 別の場所へと飛んでいく白い綿毛の数々に目を細める。 蒼い火を川に一つ落とし、流れていくのを見ていた。
別れを告げる。 かつて生まれ、育ち、そして死んだこの村のすべてに。 学者の家を一瞥し、宿屋の前で足を止める。 かつて動物たちやひとおおかみたちが 賑やかに過ごしたその場所は 今や死のにおいに満ち満ちていた。]
…………。
[……また会えたら、とも思うし、 彼には彼を待つひとがいることも知っている。 だからその時だけは 三度目の「さようなら」も、何も、言わなかった。*]
(208) sane 2015/05/27(Wed) 01時半頃
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― それから ―
――またせた。
[紫苑の花が揺れる道。 また姿を少し変えた青年の前に、その男は現れた。
星々が咲く夜空の中、 エンジェル・ブルーは少し沈んだ青色に見えただろうか。
彼の姉の姿が見えない事には、少し口を閉ざした。 代わりに、頭を一つ撫でようと手を伸ばす。 天に瞬く蒼い星を見つめ呟いた。]
……アルカイド、か。
[それがあの星の名だったように思う。 記憶は曖昧だが。]
(209) sane 2015/05/27(Wed) 01時半頃
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[彼から何か言われただろうか。 話もそこそこに、黄泉へ向かう旅へ一歩を踏み出す。
この旅路を照らすは燦然と照る太陽でも月でもなく 明々と輝く星明かり。 北天に煌めく七つの星の その一つ。
最早男は村の方を振り返らない。 振り返ればきっと、立ち止まってしまうから。 あの苦しくも愛しい記憶が眠る場所に 囚われてしまうから。]
(210) sane 2015/05/27(Wed) 01時半頃
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