267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
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夏の眠りを終えた時、 おかえりなさいと掛けてくれた言葉に対して 僕はそれを返すことが出来なかったことだけが どうにも、心の中に残ってなりませんでした。 せめて明日、空が晴れるなら>>-51 せんせいと眺めてから…といった繰り返しが 生きたいという感情に繋がるのだとしたら、 重くなるばかりの瞼の裏で漸くそう思えた。
(162) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時頃
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「 …………せんせい ? 」
(163) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時半頃
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永遠の眠りに誘われたのでしょうか? 何も見えなくなった視界は瞳硝子が割れたのか 瞼の重さに耐えきれずに閉じたのかわかりませんが 僕はまた何も見ることが出来なくなりました。 それでも、
(164) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時半頃
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青白い光を閉ざすように触れてくれる掌には、 徐々に弱くなる拍動が感じられたでしょうか。 拍動が止まれば青白い光も洩れださなくなって
ぱしゃん…、と かたちも残さずに さいごは水と弾けてせんせいを濡らすでしょう。 悪夢を払う方法を僕は知りませんけど、 どうか、いつか僕が逢いにいく夢物語が せんせいにとっての悪夢でない事を祈ります。** ・・
(165) 石鹸 2019/06/24(Mon) 20時半頃
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結局、こんなすがたになってまで、
祈った意味はあったのでしょうか。
何時かは土の下に埋まる身なのですから、
それが初めてだろうと なんだろうと
花になってしまえば良かったのです。
つまらない顔されるより、
花に成りきったその瞬間を見れば良かった。
……とは、只 不機嫌なままの感情でしょうか。
きっとそうかもしれません、
なにせ わたしは幾つの姿をとろうと気紛れでした。
死にどきを 選ぼうと、
達成のうちに 舌を切り落としたあのときは、
舌先の始末を間違い、 ────
出血より先に窒息を死因とし、
赤と また別の" なにか "に 塗れ、
……到底 願ったよなうつくしい死は迎えに来ず
知らない顔ばかりだ。
どうでもいい顔は覚えていないとも言う。
成程モルモットとはこの気持ちなのだろう、
格好付けて残すなら そんな風。
定期的な 被験体のできごと。何時も通りの。
[ 指が 這う。 ]
「 ─── 何かが絡んでいるみたいです 」
「 歩く練習をしても上手くいかないので、 」
「 ……まあ 呪いみたいなものじゃないですか 」
「 ええ、奇跡的に生き返ったあの時からですよ 」
「 触ったところで何か分かるんですか? 」
「 ちっとも変わらないのに、全部、わたしも、 」
[ 片目を隠す真白に指がかかって、 ]
[ わたしは言ってやった。 ]
[ 変わらなくて変わった身体で、 ]
[ 変わって変わらなくなった声で、 ]
[ がらんどうの瞳で、"見詰めて" ]
在る筈のものが ない とか、
そんなこと ちっとも気にしていないので、
[ 触れるものは薄く開いた歯のみで、
──── 咥内に"おちる"よに 花弁を残す。 ]
[ 何度か、ふと過ぎることはあって、
別にたいしたことじゃあないだろうって
放っておいたけれど、
─── 否、嫌いとは散々言った。
だって、何故って、嫌いだったから。
変わらない毎日の中で、瞬間か、一日か、
理由も無く本能的に突き放したくなってしまって、
全く失礼な理由だとは思えど、
間違っちゃいない とも 感じていて、 ]
[ 何時か振った片手が ほんのすこぅし痺れたから、 ]
[ 何時気がついたのだったか、忘れてしまったけれど、
「 嫌い 」と 部屋を閉め出されるときは、
決まって、 何かが咲いた日だった。
女郎花と男郎花の揃った時、
しらぎくの二度目の春、 ───────
途端 また、 "いつか"のような、
虚無に基づいた衝動に駆られてしまって。
切り落とす舌がなくて良かった、と思う。 ]
[ 何処かで、知っていたんだ。
( 死に時を探していて
死に場所を求めている。 )
───── そんなものじゃあない、もっとしちめんどうくさい、
"nameless"な欲求みたいなものを。]
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