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![]() | 【人】 公安部 カガ …………。 (15) anbito 2018/12/24(Mon) 19時頃 |
![]() | 【人】 公安部 カガ おねがいしまーす。 (17) anbito 2018/12/24(Mon) 19時半頃 |
[じっとりと汗ばんだ肌は未だ互いに色付いたままで、
熱も紅もこのまま冷めていくのが惜しいと。
荒い呼吸の中、無意識に一番赤い唇へ指を伸ばし、
命を確かめようとしていた]
え?
あ、あ。
気持ち良かったです、男同士でも……。
いえ、葛籠さん。
きっとあなただから、気持ち良かった。
[吸い寄せられるように見つめていた相手に
感想を求められ、我に返った俺の顔も頭の中も
ボンッッ!とある意味破裂していた。
わちゃわちゃと身体を離すべきか余韻に浸って良いか
判らぬまま、身じろぎ1つで震える葛籠さんの姿に
また喉を鳴らしはしたが]
……すみません。
やっぱりコンドーム必要だったんですね。
じゃあ俺が今度抱かれる側の時は気を付けてください。
[注意を受けたはずなのに、何故かそのまま丁寧に
相手に返すと言う不具合を起こすくらいは
混乱していた。
それでも身を縮めて謝ると
ずるりと自身を引き抜き、酷使させたその場所を
敷いていたバスタオルで拭おうとする]
サンタです、か。
[しかし伸ばされた手に抱かれるまま顔を寄せ、
葛籠さんが俺にくれた期待を反芻してから、
微笑と共に首を横に振った]
じゃあ。
遅刻した、で良いので。
葛籠さん、俺にプレゼントください。
[額に近付く唇の気配に目を閉じながら、願いを口に]
サンタさんからのプレゼントは、
きっと『あなたと知り合える時間』だと思うから。
プレゼントは喜んで終わりじゃない。
大事に仕舞っておくものじゃない。
飾るなり、使うなり、大切にして使い続けなきゃ。
だから、あなたとの時間を
もっともっと有効利用するために。
来年はあなたから俺にプレゼントください。
俺もあなたにプレゼント考えたいから。
[汗で濡れた相手の長い髪を丁寧に掻き分けて、
黒曜石を思わせる瞳を探し、俺も、と
唇を近付けた*]
[滲む赤色が蠱惑的で、自分のせい、の響き
くちくちと水音が混じるなか、興奮と笑みが呼気を揺らす。
気持ちいい。
追い詰められ、追い詰めている実感。
高められる下肢の刺激以上に、上がった甘い声
二人ぶんの身動ぎに、ベッドが軋んだ]
っ……!
[なんとか声を堪えたところで、差し込まれた指に頬がかあと熱くなる。
なんとか堪えていなければ一気に崩れてしまいそうだなんて、恥ずかしい。結局目をさ迷わせたは僅か、深緑の瞳に囚われて小さく呻いた。ベネットさんも声を殺し始めたらいやだな、という思いが勝って。
焦れったそうに腰を揺らしながら、白い指に舌を這わせておずおずと吸い上げる]
んぅ……ぅ、あ、ぁ……っ
[せめて、口を塞いでいてほしい。
反応のよかった箇所を強弱変えて追い上げる手が震えて、拗ねた顔を楽しむ余裕がなかった]
![]() | 【人】 公安部 カガ[潜めたような声は届いていた。 (23) anbito 2018/12/24(Mon) 20時半頃 |
![]() | 【人】 公安部 カガ 返事なんてくるの? (24) anbito 2018/12/24(Mon) 20時半頃 |
![]() | 【人】 公安部 カガ[ふ、と浮かべた表情は、嘘くさい歪んだ笑み。 (25) anbito 2018/12/24(Mon) 21時頃 |
[指を差し込もうとすれば、阿尾の声が漏れた
指を吸い上げられて、じんと頭の奥が痺れる]
ん。いいこ。
[口を塞いでいて、という願いは届かず。
にま、と蕩けるような笑みを浮かべると、のし掛かっている阿尾の肩を押して上下を反転させる。
そして体を屈ませると、大きく口を開けて──
はむ、と。阿尾の熱源を、口に含んだ。
こんなことをするのは、当然ながら初めてだが。
裏筋に根元から舌を這わせ、傘の部分を擽って、それからぎゅうと舌先を鈴口へ押し込んで。
さて、阿尾の反応をより引き出せるのはどこだろう。
ちらと視線を上に上げて阿尾の顔を見やりながら、
探るようにあちこちへ舌を這わせていった*]
っ……、………!?
[悪い笑みに見惚れた、瞬間。
くるりとシーツの上に返されて、乱れた息を詰まらせる]
え、待っ――ぁ……!
[開いた口の艶かしさ、熱い粘膜に包まれて悲鳴じみた声が上がる。こういうのって、フィクション上のやつではなく!?
刺激的すぎる視界に固まった思考より、身体は素直に反応を返していた]
――や、ぁ、あ!
んっ……ベネット、さ……!
[あの熱い舌が、自身を辿っている。
ぐんと重くなった下肢、その先に舌を押し込まれて、背中が跳ねた]
だ、めですっ…も……!
でる、から、ぁ、
[髪を掴む訳にもいかず、さ迷っていた手がシーツにすがり付く。目を反らせないまま、熱に浮かされた視界が霞んだ]
[待ちません。とは、口にしない代わりに。
制止する間もなく口に含むと、性急に舌先で追い込んでゆく。
やっぱり、かたい。
口の中をごりごりと刺激するそのかたさに、
思わず自分の膝をもぞりと擦り合わせた。
焦ったような阿尾の声。
視界の端で、くしゃりと乱れるシーツ。
ここまで押されっぱなしだったから、自分の行動に翻弄される阿尾がかわいくて、ちょっぴり調子に乗った。
ちゅう、と口全体で吸い上げた拍子に、
口の中で、熱が爆ぜる]
っわ……!
[飲もうとしたが、噎せ返るほどの青臭いにおいに思わず口を離し、ぎゅうと目を瞑ったその上に白濁が散った]
──は、ぁ……
きもち、よかったですか?
[顔面の精液を手で拭い、それをわざと舌先を出して舐めたりしてみたものの、苦くてしょっぱくて、美味しくはなかった。
そして、自身も興奮しきって肉棒がぱんぱんに膨れ上がっているのでは、やはり格好がつかず、苦笑する]
すみません。ティッシュ、貸してもらえますかね。
[用途はまあ、上と下、どっちも?
せめて顔は洗って出ないと、とか、ていうか今閉じ込められてるんだった、どうしよう、とか。
思い出すにはちょっと、まだ体内で燻る熱が主張しすぎていた*]
んんっ……!
[堪え切れずに吐き出して、荒く荒く呼吸を繰り返す。白濁に汚れる様に、言葉を失いながら]
はぁ、ふ、………。
――遺憾ながら、とっても、よかった、です…。
[真っ赤になって死にそうな声を出す。
煽るような仕草に、わ、とか馬鹿!とか悲鳴を上げかけては頭を抱えた。絶対、このひとの方がずるい。む、と眉を寄せる]
俺ばっかり、じゃないですか……。
[慌てて引き寄せたティッシュを渡して、自分でも彼と自身とを拭いながら、彼の手を捕まえた。
少しの躊躇いのあと、指を口に含んで一本ずつ舌で転がす。嫌な後味が行為の確かな証を思わせて、嫌なのに腹が熱い]
こんなにしちゃって、……。
[ごめんなさい、も違うなと髪に伸ばしかけた手を下ろした。膨れ上がった熱の近くに。言外に、まだ終わってない、と]
ベネットさん、教えてくれますか。続き。
[いけないことの味。彼の望むこと。
同じようにすればいいんだろうか、首を捻りつつ清めを引き留めるように顔を近付けた]
それはよかった。
[目の前で頭を抱える阿尾を見て、少し気が晴れた。
その仕草は、阿尾が今、正気を保っている証拠だろう。
酒に酔っていたから忘れたとは言わせない。
明日以降も僕を見放さないと約束したのだから。
してやったりと、にんまり笑みを浮かべた、のだが]
っ……ん、阿尾、さん。
僕、まだイってないので、その。
[手を捕まえられて
指を口に含まれれば、ひゃあ、と変な声が出た]
に、苦いですよ、それ!
[自分が阿尾のを舐めるのは、いいけど。
自分で自分のを舐めるのは、想像するに多分、気持ち悪い。
あわあわと止めようとするけれど、彼の関心はそちらにはないらしく、手を僕の秘部に近くに置かれた]
…………つづき、って。
[ごく、と、いやに大きく部屋に音が響いた気がした。
とんでもないこと、とでも言うように絶句しているのに、今しがた鳴った喉と林檎みたいに真っ赤な顔が裏切って、灯った期待を伝えてしまっている。
つづき、つづき。
……いや、知らないわけじゃない。
好き合う者が触れ合い、じゃれあい、行き着く先。その真似事をしたことも、あるにはある。
男同士で繋がる方法も、知らないではない、が]
……阿尾さん、ゴム持ってます?
[たっぷり沈黙を経た後、意を決したように尋ねる。
肯定が返っても否定が返っても、包み直したままテーブルの隅に放置されていた、阿尾自身が選んだプレゼントを手に取って]
その……どっちが、いいですか。
男役と、女役。
[再度尋ねる言葉は、随分と身も蓋もなかった*]
ベネット、さんの……せい、ですよ!
[べ、と舌を出して、甘んじてください、と途切れ途切れに。もうこの際だ、とんでもなさの閾値は越えている。ちゅ、と音を立てて舐めとった。
林檎の赤は、拒んでいるようには見えなかった。今更一人で済ませるなんて許さない]
………。
予備は、いくつか?
[沈黙の後の問いに、ゆっくり目を瞬く。
保湿とジョークのつもりの贈り物が意味深なそれでしかない状況に、つられて頬が赤くなった]
あ。
………。
そ、れ。直接聞きますか…。
[そうか、男同士でも深く繋がる術があるんだ、と思い至る。今度は此方が押し黙る番だった――流れで行っていた時にはない選択だ]
[じ、とベネットさんの身体を目が追う。
しなやかな肢体。抱き締めた背の感触。指のかたち。
引っくり返された衝撃と口のなかの熱さを思い出して、は、と息をついた。落ち着いたばかりの欲望がちらつく。
――彼のなかは、もっと熱いのだろうか。
――彼のものは、もっと熱いのだろうか。
二重に浮かぶ空想が、あんまり蠱惑的で、頭が茹であがりそうで]
………。
あの、ですね。
[正面から見ていられなくなって、彼の肩に額を預けてうつむいた。雪もプレゼントも、神様のせいだけれども。ベネットさんのせいにも出来ない選択を突き付けられるの、だいぶ恥ずかしい]
俺、ちょっと、傷付けたりしない自信が、ないので。
だ。抱いてほしい、です……。
[これも本心ではあるが。
女側、への好奇心が先立ったことに気付かれたら羞恥心で死ぬと思ってそれ以上は言えなかった。
別に、指を押し込まれた時に興奮した訳じゃなくて、SNSに住まう少女の参考になるかなと思った――だけの筈である]
[唇に触れようとする指を、避けることはない。
ただ一度、楠によってぬくもりを与えられたそこは、上がった体温そのままに鮮やかに朱い。]
……そう言ってもらえて、良かった。
[オレだから、と。]
もう君の初めて、1つ貰ってしまったな。
男を抱いたっていう。
[動揺がありありと伝わる彼の表情。
思わず、吹き出しかけて、流石に我慢して。]
オレも、気持ちよかった。
後、すごく、……なんて言えばいいんだろう。
[今まで抱き合った誰とも違う。
それは快楽の大きさだけではなく。]
[楠の言葉を、感情を、熱を受け取りながら。
嬉しく思ったり、驚いたり、新鮮さに目を丸くしたり。
楽しくて。
そして。]
君といると、――――とても、安心する。
[受け入れてくれること。
認めてくれること。
例え彼の許容範囲外のことを明かしたとしても、きっとちゃんと考えて、真剣に向き合ってくれるのだろうと。
そう、信じられる。]
ゴムは大事だぞ?
オレの心配は、無用
[デコピンの真似事を。]
……百面相してる。
どうしたんだよ。
[何やら混乱していそうな楠に笑って。
体内から質量が抜かれる感覚に息を飲み、新たに快楽の火がつかないよう、努力して冷静さを保つ。
バスタオルで拭われそうになるのを大丈夫だからと止めてしまったのは、恥ずかしかったのと、また熱を強請りたくなりそうな自分が怖かったからだ。
いや、まぁ、また時間などは問題ないだろうが。
お互い酒もかなり入っているし、と。]
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