人狼議事


131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―

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(…俺は結局、どちらにもなれなかった)


[それでもきっとそれを受け入れてくれたであろうアマネ。
変わる姿を見られたくなくてカーライルから逃げたのに。
それでも会いたいとずっと思っていた。

彼がここに捕えられていたと知っていれば動いただろうか。
きっと無謀にも飛び込んでいただろう。
そうしていたら怒られただろうか、それとも笑っただろうか。
その姿を見たかったと、ほんの少しだけ悔やむ気持ちはあった

それでもここで終わる事を選んだのは自分。
後悔はここには存在していない*]


誰か聞こえるか!!
俺の声が聞こえるか!!


アマト!! 聞こえるなら応答しろ!!
ヘクターを止めるんだ、あいつ頭に血が上っている!!


…………ティソ…………何だよ、まだ俺に……。

[忘れていた。この精神共鳴がまだ途切れていない事を]


…………………………。   。


…………だとしても……俺はもう……。

ヘクターの騎士である「資格」を放棄したんだ……。
………………。


放棄してんじゃねーよ!!
そうやって大事な人を失ってさっきみたいに八つ当たりか!!

いじける暇があったら今うごけよ!!
お前が呼びかければまだヘクターは平気かもしれない!!

俺の声じゃだめなんだよ!!
お前じゃないとだめなんだよ!!


[同時に気づいていた。感じていた。
この精神共鳴はティソとだけの物じゃない、後ひとりがいるのに。

ずっと、その彼からの声が途切れたままであること]


…………。    。


[関わらずにはいられない、放ってはおけない。そんな既に捨てた本質の「アマト」がもし、聖堂のその場所でその姿を見ていたなら。どうしただろうか。
奇しくも兄が口にした様に、口の中に腕をぶちこんででも止めた可能性もあるかも知れない。彼がそんな己を望まぬ様でいたなら]


…………………………。     …。


[だけどもう道は違えられた。全て黒く染めると決めたから。
大切な家族の友人という、その人が既に終わり行く存在だとしても。

一抹の後悔は…きっとない]


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