241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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高校で再会したときは、正直困った。 お前には、あの俺の姿を見せたくなかったし。 何より、いかにも普通の女の子なお前を 俺の都合に巻き込みたくなかった。
――勝手な話、だけど。
俺のことを知って、 傷ついたり悲しんだりしてほしくなかった。 お前には、普通に幸せになってほしかった。
俺と関われば、そういうものから 遠ざかると思ったから。 …だから、あのときの俺はああ言ったんだよ。
(386) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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[言いながら、つくづく勝手な話だと思う。 はあぁと大きく息を吐いて。]
休憩、っつったのに、 こんな重い話聞かせてすまんな。
……ただ。 あのとき、圭には生きていて欲しいと そう、言ってもらったから。 お前が、生き返るのを望む人間がどんな奴か せめて知っておいてほしかった。
[実のところ、幼馴染に聞かせた話だって、 彼女の知らない、俺の人生の ほんの一部でしかないのだけど。]
(387) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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こんな俺が、生きていていいと思うか? 正直、俺にはわからないんだ。
[言いながら、視線は自分の掌に。
記憶にあるものとは似ても似つかない、 小さくて柔らかな掌は、だけど、 生きているときも、死んでからもずっと、 何かを傷つけながら、こうして生き続けている。]
それでも、俺は圭には生きてほしいんだ。
だから、俺は戦うよ。 そして……どうか助けてほしい。俺のことを。
[ぎゅ、とテーブルの上で両手を握りしめて、 幼馴染の返答を待った。]*
(388) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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[現れた狐の一匹は振り下ろした腕で両断しただろう。
まだ向かって来るならと二匹目は、白い影が凍らせた>>376 稲荷寿司を持っている以上、他にも襲ってくるはずの。
それともこの稲荷寿司、どれくらい匂いが広がるものだろう。 余りにも遠い場所に居るならば、招待は顕してくれないだろうか。 走っていく彼>>374に、稲荷寿司1つ投げる。 受け取れなければべちゃりと地面に潰れるようにして落ちてそこに狐のノイズが群がるだろうか]
そっちに、まだ隠れているのがいるかも知れません。
[そんな声は彼に聞こえたか、どうか]
(389) 2018/05/20(Sun) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[砕けていく狐>>380 感情のない顔のままそれを見つめる。 話している場合ではない…と言うのは。新たに襲ってくるノイズを人を切ることはできないその力で切り刻み]
……いいえ。 もう、充分です。
[その、はずです。 瞼を一度閉じ開いてそして静かに彼の質問に答えた。 ならば何故ゲームに参加してるのかと問われれば、パートナーの彼が生き返りたいと言ったから、ただ、それだけの事。 穏やかな瞳に、視線で問うた。 貴方は?と]
(390) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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──ふははは。 散ッ々化かしてくれたな狐コノヤロウ!! 今日、いや今が年貢の納め時だ、 観念しやがれぇええええええ!!!!
[積年(数十分?)の恨み晴らすべく 笑って叫んで走って飛んで、全く忙しない。
ひらりひらりと身をかわしては 移動先で嘲笑うように尻尾をゆらゆら。 仕舞いには電車の上にまで登って 鬼さんこちら と鳴き声をあげた(ような気がした)。]
(391) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[キリエ駅を後にして、空中へ飛ぶ。
はてさて、鈍行列車の呪いは無事に解かれるのか。 ちょっとぐらい、ミッションの成り行きを見守るのもいいかもしれない。 そう思って、電車が止まってざわついている場所を見やる、──前に。
兄間薬品の屋上に佇む人影に気付く。>>330 空中からだと、よく見える。屋上にぽつねんと佇む人影。*]
(@111) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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まてっこら、この…!
[車両と車両の間の梯子まで移動して 待ち受ける狐と御対面─────ひゅん!!]
─っあっぶねぇ!! まだまだやる気はあるみてぇだな!
[ひょっこり首を覗かせようとしたところ 打ち首にせんと尾が鋭く空間を撫でた。 髪の毛ひと束はらりと舞って 勢いづけて電車の屋根に登り、走り出す。]
(392) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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死ぬのなら、硝煙と血の臭いに囲まれて、だと思っていた。 まさか平和で、平和ボケしたようなもう一つの母国で死ぬことになるとは思っていなかった。
けれど死はある日突然、誰にでも訪れる。
あっけなく、突然に。
最初に立っていたスクランブル交差点。 あの場所で信号無視をした車が突っ込んできた。 それは一瞬のことで、避けられるはずもなく。
かぎ慣れた血の臭い。 身体中がバラバラになったような痛みはさほどしないでただ暑いという感覚に変わった。
仰向けに倒れて指一本も動かせず、霞む視界に見えたのはただ、
(393) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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青い、蒼い、 あおい――
そら。
口元がふ、と笑った。 こんな終わりも、悪くない――と。
(394) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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―─中央エリア:兄間薬品 屋上─―
──ご機嫌よう。 地上は、ノイズと参加者の大渋滞ね。
[兄間薬品の屋上へと、降り立つ。 もちろん、空からだ。てくてくと階段を上って、なんて面倒なことをするつもりはない、死神なのだから。 場所はちょうど、ジリヤの背後、そのあたりだろうか。]
……で、貴女は? 高みから優雅に見学のつもりか、 或いは、援護射撃でもする気だったかしら。
──それとも、今のうちに、 こっそりと、他の参加者を消すつもり?
[首を傾げて、彼女がライフル銃を構えているその訳を、問うてみようか。*]
(@112) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[次に、メモ帳を引ったくられて何やら書かれた時は、 何やら感情的な雰囲気があって。 その筆跡の乱れに滲んだ感情を、音の聞こえない僕の思考は読み取る。>>356]
…………。
[少し、言葉を探した。
ああ、別に今更罪悪感が込み上げてきたとか、 そういうわけでは決して無い。
この目の前の女が、 僕が殺した被害者の遺族ってわけじゃないのなら、 たいへん面倒くさい義憤だと思ったし、
もし被害者遺族だっていうなら、 むしろ、ついでのように消してしまおうか、とさえ思って。]
(395) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[次逃がしたらどこに行くのかわからない。 飛び降りようとぐっと力をこめた狐、 間に合えスライディング!
前足、後ろ足が宙に浮き─ 先ほどかすった尾のひとつを─……掴んだ!]
…ありがとな。少し、楽しかった。
[空中。 ぐ、っと力を込めて、燃やす。 いつものような赤ではなく、白に青が滲む炎。 珍しい、と見とれる間もなくさらさらと。
重力に従って流れる塵と身体は あっちょっと高い思ったより高い─── べしゃっと格好悪く地面に着地した。]
(396) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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そうかよ。 まあ、僕が死んだという事実が分からなければ、 困る奴らが大勢いるだろうな。
[僕が発する声色は無感情だ。]
——だから、なんだ。 憤るなら勝手にすればいい。僕の死体探しでもなんでもしな。
辛いことがあっても、耐えて生きていて、 そしてようやく前を向いて先に進もうと思っても、 それが馬鹿らしくなるくらいに、何もかも潰されて、 ……そんな奴もいる、この世界に。
僕が、僕自身の死を証明するなんて義理を、 果たしてやる道理はどこにもない。
(397) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[僕の言葉で何を思おうが、知らぬこと。 例え、その憤りを暴力に変えてぶつけられたとしても。
ここで僕が死んだところで、魂が消滅するのみ。 後には骨1本も、残ることはない。*]
(398) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[それからどれ位時間が経過したのか、
数分だったかもしれないし、 もしかしたら数十分だったのかもしれない。 わかるのはまだミッション時間内であるという事だけ。
いつまでもここにいる訳にはいかないでしょうに、 それでもシュンタロは嫌な顔ひとつ見せず黙って私の頭を撫で続けてくれた。>>366>>367
おかげで、ある程度話ができる程度には落ち着いて。]
(@113) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[>>380>>396姿を変化させ、ノイズの群れの中に紛れ込んでいた2匹の狐が消えて行く。
その瞬間、おきつねさまの呪いは解かれ、列車が元通りの調子を取り戻した。]
「……! 直った!
でも、なんでだったんだろう……今日は変だなあ。」
「問題の調査が終わりました! ただいまより運行を再開します!」
[乗車員の声を合図に、列車は再び動き出す。
今度は何も邪魔するものはない。そのまま線路を辿って進み、フキノハラ駅へと到着するだろう。
それと同時にミッションクリアを示すように、手のひらのタイマーは消え去ることだろう。]
(#9) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
[そして、さっきまで列車が止まっていたはずの場所、
線路の中央に、キラリと光るものが残されている。
4個のホーリーバッジだ。
こうして4日目のミッションも終わり、やがて少しの時間を置いた後に参加者の意識は5日目に移り変わって行くだろう。
——ただし。
既に周囲に広がって行ったノイズの群れは、消えずに残っており、
好戦的な個体は、参加者に悔し紛れの攻撃を仕掛け始めるかもしれない。]
(#10) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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もう、大丈夫… ハンカチ、洗って返すわね。ありがとう…
[私の涙を受け止めたせいで汚れてしまったハンカチ。 さすがにこのまま返す訳にはいかないだろう。 皺にならないようきっちりアイロンもかけないと。
ハンカチを落とさないようポーチにしまおうとして、 リボンの花>>@26が目に留まる。]
あのね、これ…
(@114) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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キャンディーの指輪ね、あの後リボンを飾ってみたの。 可愛くできてるかしら?
[大事なものを扱うように取り出して見せれば シュンタロはどんな反応をしてくれただろう。
もらった時と同様、右手の人差し指につけてみた。*]
(@115) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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…… 僕も充分かなって、思ってたし、
多分今でも、必死で生きようとは、 他の参加者と比べると思っていないです。
例えば覚悟を問われたとして、 死んだ人間は、どれだけ求められたとしても、 そのまま死ぬのが道理だし、
……勝手にゲームに突っ込んでおいて、 勝手にそんなの求められても。
[ 碧は。 それでも、笑ったままだった。
此もある種感情が無いと、 誰かは言うのだろうか。 ]
(399) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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── でも パートナーは、 生きた方が良いと思うんです。
生きるためには、結局 ── 、…
ああするのが正解だと、言うのでしょうか。
(400) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[ その時>>397、義憤かと問われたとて、 ニーナには答えられなかったんだろう。
問われなかったから、 どこから来たる思いなのかも、 被害者に直接の知り合いなどいないというのも 説明する必要がなかっただけだ。
ポスターとだって目を合わせなかったくせ、 ニーナは淡々と告げる男>>397に 聞こえもしないんだろう、声を紡いだ。]
(401) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[ ── 白い手が、おとこの首に伸びた。
冷たい其れは 包むように触れ、て、
空よりずぅっと冷たい碧色は、 おとこの瞳を、じっと見つめたまま、で、 ]
(402) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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……それでも、 馬鹿らしいくらい辛いことばっかりでも この先、辛いことのほうがずっと多くっても、 たまにしかない”いいこと”を楽しみにして、 ……生きたいから、勝ち抜くよ、七日間 *
(403) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[ ─── ぱきん、 ]
(404) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[ 小さな呟きを残して、 ニーナはまた駆け出した。
掌の時間を確認しながら、 どこかにいるはずのパートナーに 「 どこにいる? 」と とっても便利なテレパシーで問いかけて。
片手にはスナック菓子。 じきに、”兄間薬品の屋上”と 些か不思議な答えを聞いて、
方向転換をしたり──と、 そんな些細な経緯を経て、
便利な翼もなにもないニーナは、 たたたっと軽やかに階段を駆け上った。]
(405) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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[ハンカチが鞄の中に入って行こうとするのを、反射的に止めそうになる。 返してくれると言っているのに、とても心許なくて…… 少し、息が苦しい。 ”返して”青い顔で言いそうになったら、スージーが指輪を嵌めてくれて……]
ぅぁ……
[一瞬で首まで真っ赤になって、動悸と息切れが襲ってきた。 真っ赤な顔で、口パクパクさせて、こくこくと頷いた。]
(406) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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か……わいぃ……。スージー可愛い。
[真っ赤な顔で、それだけ言うのに必死で。 いやもうその可愛さは暴力でしょ?反則でしょ? とか思ってたら、何時の間にかタイマーが消えていた。>>#9]
(407) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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……… 、なんて。冗談です。
[ 直ぐに、ぱっ、!と 手を離した。
離した手は自分の力で凍り付いている>>404。 …未遂の誠意?というのも可笑しな話。
どうしてしたかと言われれば、…何故? ふと思い立ったから、などと言ったら、 自分も犯罪者の仲間入りだろうか。 ]
(408) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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