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[知ったとして。 思うのは、「俺でいいのか」って心配だけだ。 ほしいなら対価を寄越せ、とあざわらうだけだ。]
(408) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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[例えば、お前の命だとか。
満ちない9999と10000の境界。 足りない1つをお前が添えてくれるなら その時は、全部お前にくれてやるよ。
この恐怖も、この怒りも、喜びも悲しみも、愛も。 心の全てを傾けてやるよ。 今は、そうじゃないけれど。]
(409) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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[白い砂浜にいくつか足跡がつく。 銀に光る海を、眩しく見つめた。
蹴り飛ばした砂。靴に入り込んで、いたたまれない気持ちになる。 生温い風を吸い込み、吐き出して、――カシャリ、という音に振り向いた。
洋次郎が何を思ったのか、俺の後姿を取っている。 何撮ってるんだこ×すぞ、と、火傷痕のせいで写真をとられるのが嫌いな俺は思う。 それはそれとして、額が赤くなっている洋次郎の姿は愉快だとも、思う。]
撮ってんじゃねーよ。ばーか
[背後に海を。青くなりきれない白い空を。うざったい前髪が潮風に小さく揺れて、その中で多分、俺は笑っている。 きっと最近は誰にも見せたことがなかった穏やかな笑みを、お前に見せている。]
(410) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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[穏やかな世界に一時、2人でいることに安堵しながら どこか飢え乾いた俺は、 落ちる瞬間に、どんな顔をしてるんだろうな。
――願わくば、その瞬間が 夢で見たようなあっけないものではなくて 永劫に似た満ち足りたものでありますように。
人間の顔した腹の黒いお前を見ながら、そう思った。**]
(411) さねきち 2018/10/24(Wed) 09時半頃
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― 自室 ―
[ 本や新聞のスクラップに埋もれた机の上で かたかたとノートパソコンのキーを 打ち続けていた手が止まる。 息をついて肩をぐるりと回した。
画面には病室で行った安住への インタビューが表示されている。
記事の形にはならないそれを、 万年青はメールに添付する ]
(412) hatum 2018/10/24(Wed) 22時頃
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─────────────── To 黒江 仄日 From 万年青 常彦 ───────────────
落日を終えたなら 必要ないかもしれないが
[安住インタビュー@文化祭] [安住インタビュー@病室] ───────────────
(413) hatum 2018/10/24(Wed) 22時頃
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─────────────── To 黒江 仄日 From 万年青 常彦 ───────────────
インタビューは 好きに使っていいといわれている
[安住写真@落日] ───────────────
(414) hatum 2018/10/24(Wed) 22時頃
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─────────────── To 黒江 仄日 From 万年青 常彦 ───────────────
仄日の話をもっと読みたい
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(415) hatum 2018/10/24(Wed) 22時頃
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[ これで病室に会った本を読んだと 彼女なら気づくだろう。 ただ、最後の一通は蛇足だったかと思ったが 取り消しをするには遅かった。 送信を終えた画面を眺めて、 仕方がないと次の画面を開く。
表示されるのは、学生名簿。 次の芽吹きを待つ種は誰だろうか。 口の端を上げ、眺めながら 傍らに置いていたコーヒーを口にした** ]
(416) hatum 2018/10/24(Wed) 22時頃
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[ 時は誰にも等しく巡る。]
(417) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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──文化祭後──
[ 文芸部を訪れる者は減った。
それが、自分の書いたもののせいか、 それとも別の場所から噂でも立ったか、 はたまた、誰も彼もが忙しいだけか。
私の知った話でもないが、 何も私とて暇なわけでもない。
訪問者のいないことをこれ幸いと、 私物化した部屋で、赤本を解く。]
(418) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ 日々はあまりに平穏で、 何か別の気晴らしを考えねば。 とも思いつつも、時間は進む。
時には新聞部を覗き、 後輩の女に嫌な顔をされたなら、 また何か本を貸そうかと、 親切ぶって微笑んでやり、
クレープを食べに行こう>>377。 などと寝ぼけたことを言う男に、 何を言うのかと思いつつも、 ちみちみとクレープを齧った。
高校生らしい日常を過ごしたところで、 何かが起きることもなく、]
(419) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ 毎日電車に乗っても、 目の前の誰かが線路に飛び込むこともなく、
学校に刃物を持った不審者が侵入することも、 通学路に暴走車が突っ込むことも、 誰かが窓から飛び降りることもない。
なんて安穏とした人生!]
(420) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ ぱらぱらと、 使い込んだ参考書の頁を捲っていた。
もうほとんど来客を待つこともせず、 せめて希望通りの進路を進むため、 今は準備期間と思うようにする。
そんな、ありきたりな日のひとつ、 冬の寒さにかじかんだ指先を、 紙コップに添えて温めるような日だった。
ギィと小さな音を立てて扉が開き、 私は驚いたように顔を上げた。]
(421) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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────安住さん。
(422) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ 久しぶりね。と私は微笑んでいた。 何を取り繕うでもない笑みだった。
いつか送られてきた文面>>415を思い、 私は無意識に、傍らに避けていた手帳を取った。
いつか送られてきた写真>>413を思い、 扉の向こうに立つ彼女は、血に塗れても、 曖昧な笑みも、思いつめた表情も持たず、
ただ、見たことのない顔をして、]
(423) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ 悪意を煮詰めて作った物語のほうが、 面白いに決まってる。他人も自分も綯交ぜに。]
(424) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ 芽吹くかもしれない種の少女A。 都合のいいだけのどうでもいい子。
自身の言葉を反芻し、 けれど彼女は、春を知らせる嵐だった。 この小さな世界の、私のささやかな春だった。 或いは、ほんの一筋を照らす微かな光。
視線を逸らすこともせず、 机の上を転がるペンを握り締めた。
言葉を、待っている。彼女の紡ぐ言葉を。 平凡な女が、次に何を言うのかを。]
(425) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ あなたの人生なんて、所詮は私の娯楽だ。]
(426) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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[ ひどくゆっくりと。安住英子が、口を開いた。**]
(427) nabe 2018/10/24(Wed) 22時半頃
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─ 日常へ ─
[そして今日も、日常が巡る。
文化祭からしばらく、校内では噂話が絶えないまま。 落ちた先輩が不良と仲良かったらしい、とか。流れてきた噂に乗っかって、不調の八つ当たりをしたがる部活の先輩らは相変わらず口さがなく。 サッカー以外に興味がない俺は、欠伸を噛み殺して聞き流す。
だから安住先輩が助かったと知ったのは、人気もまばらになった掲示板前でだったか。 顛末だけが綴られた簡素な記事は、これまで見たどれよりも読みやすかった。
へぇ、そっか。と相変わらずな感想しか浮かばなかったけど、少しだけ安堵したのは安住先輩が居なくなると困る人を知っているから。**]
(428) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[──それからも、日常が巡る。
四十崎先輩のコーヒーを飲む顔がおかしくて笑いかけたら、飲みかけを押し付けられたり。 クラスの女子の輪に伏見がいるのを見て、笑う為の場所じゃないんじゃなかった?なんてぼやいてみたり。
そういえば、なんの気まぐれか。 あれだけつれなかった葛先輩の方から、声を掛けられた。 さすがに学校のグラウンドは使えないから部活が休みの日に、河川敷を指定して。 丸一日、練習に付き合ってもらった。
やめてから一年少しブランクか。 映像の中と同じフォームで狙ってくるシュート。 少し鈍く思える動きを、二年の経験差でカバーされれば、こみ上げるのは悔しさと。僅かな、羨望。
ああこれは、部活の先輩らが八つ当たりするはずだ。]
(429) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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今日は、ありがとうございました。
[練習の合間、息が上がった先輩の右頬へ、いつかのように冷えたスポドリのペットボトルを押し当てて。おごりっす、と差し出した。 さて、今度は受け取ってくれただろうか。
そして。]
気が向いたら、試合見に来てください。 先輩のサッカー、 俺がフィールドまで持ってくんで。
[どこまでもふてぶてしく。 いつかのように口端を緩く上げて、生意気な宣言を。**]
(430) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[はのんはなんにも変わらない。 安住さんが生死の境をさまよって、 一命を取り留めても。 もしも死んでしまっていたって、 はのんはなんにも変わらないの。
しばらくは、安住さんがもういないことに慣れなくて、 「安住さん、おねがーい」って言いそうになって、 ああそっか、もう安住さんいないんだあって思うけど、 きっとそれだけ]
(431) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[だけど、そんなものだよねえ。 きっとはのんが死んだって、同じ。 みんなはなんにも変わらないと思うもの。
そういうもの。 きっと、そういうこと。 なにがあったって、きっとなにごともなかったみたいに 世界は回るし明日は来るの]
(432) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[はのんはなんにも変わらないけど、 ちょっぴり世界は景色を変えていくの。 夏が終わって、秋が来て、 秋が通り過ぎて、冬が来て。 半袖だった制服が長袖になって、 教室の中はだんだん受験一色に染まっていくの。
蓮君がカノジョちゃんと別れた、だとか、 各務君が黒江ちゃんを口説いているらしい、だとか、 そんな噂話がはのんの耳元を通り過ぎていったことも あったかも]
(433) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[たまたま通りかかった河川敷で>>429 葛君を見かけたことはあったかな。 その横に辰巳君の姿を認めたら、 おお、って思ってはのんは足を止めたかも。
2年の時、サッカーをしてた葛君は、 きらきらしてて楽しそうだったなって思い出したの。 3年になって、同じクラスになった葛君は、 サッカーをやめちゃってて あの時みたいに楽しそうに見えないなって思ってた。 だけど、辰巳君となにやら話してる葛君は、 まるで去年に戻ったみたいに 楽しそうな空気をまとってるように はのんには見えたの]
(434) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[クラスメイトだから、四十崎君と話す機会も 時々はあったと思うの。 だけど、あの時。 安住さんが助かるか助かるかわからなかった時。 安住さんが死んでしまって、四十崎君が傷つくのは いやだなあって。 そんな風に考えてしまったことは、 きっとこれからもずっと、はのんは言わないと思う。 四十崎君にも、誰にも。 そのかわりと言ってはなんだけど]
(435) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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四十崎君、はのんのこと嫌いでしょー?
[にっこり笑ってそんなことを言ったりはしちゃった。 はのんと四十崎君は相容れない。 はのんはどうして四十崎君が、 神経をすり減らしてるみたいな顔をして 周りに気を遣ってるのかさっぱりわかんないし、 きっと四十崎君には、 はのんが周りに全然気を遣わないのが 意味不明なんだと思うの]
(436) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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でもねー、はのん、四十崎君のこと、 わりと気に入ってるのー。 だからね、四十崎君、 早くはのんのこと好きになってねー。
[そう言って首を傾げてみせたら、 四十崎君、どんな顔をしたかなあ?**]
(437) takicchi 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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