270 「 」に至る病
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[この男は、どこまでわかって言っているのか。>>325 眷属を「メシ」と称する軽い口調に、眉間に皺が寄った。]
そういう吸血鬼もいるかもしれない。 でも僕は、そういうことはしたくない。
[幼い僕は、吸血鬼がどういうものか知りもしなかったし。 知らないまま眷属を持ってしまったけど、今は違う。
吸血鬼がどういうものか。眷属の依存症にかかった眷属がどうなるのか。 知っているからこそ、嫌悪が浮かぶ。
それは、何も知らなかった幼い僕自身に。 長生きのために眷属となることを望みながら、まるで自身を使い捨てのように言う、この男に。
これが奪う側の詭弁だということが、わかっていても。]
(402) 2019/10/07(Mon) 00時頃
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[バルコニーへ続く掃き出しの窓を開け、空気の流れをコントロールするようにレースのカーテンをゆるくかけた。
外の香は入れたいが、少しばかり風が冷たく。
吸血鬼の体調になど気を遣う必要も感じないが、 冷えた体を温めろと命じられるのも面倒だし 失敗のお仕置きと称したセクハラも学習済み]
自覚あるだろ 気紛れ放題の奥様?
(403) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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[何がそんなに嬉しいのだろう。>>327 犬越しに笑っている男を訝しむものの。 ひどくなっていく渇きに、掴んだシャツのボタンが外され露わになったその肌から、物欲しそうな視線を逸らせない。
渇いた喉に声が掠れる。 この衝動をなんというのか、僕は知っている。]
そういうあんたは、 ちゃんと僕を認識してないんじゃないか。
僕は、優しくなんてないし。 早く死なせるのが怖いんじゃなくて、 叶えられるかわからないのに期待されるのが嫌なだけだ。
[大丈夫だ、と見上げてくる大型犬を撫でて。 手をついて身を乗り出せば、晒された肩口に顔を寄せていく。]
(404) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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[学習は、している。 しているが。
ケツを叩かれてペシンと鳴った音に、眉を顰めた。 あるいは嫌がるほどに喜んで使われる甘ったるい呼称に]
似たようなもんだろ
[シッキムの茶樹は、ダージリンを祖に持つ眷属のようなもの。 より澄んで繊細な甘み 華やかでありながら優しい香りは、 杯のおかわりを求めた主人の望みには適っていただろう]
(405) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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[蟀谷を掠める髭の感触と息遣いに、ほんのすこし眉を顰め。確かめるように、肌へ唇を押し当てる。 ごつくはあっても太い腕よりも柔らかい皮膚の下、微かに脈打つ音を感じて。ほんの一瞬、息を止めた。]
……だから、あんたが気にしなくても 僕が気にする。
長生きしなかったら、怒るからな。
[微笑む男の目をちらりと一瞥だけして目を逸らし。 子どもの駄々のように囁きながら、口を薄く開いたなら。
一息に。 人間より尖った二つの犬歯を、その肌へ押しこんだ。]
(406) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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[彼女の顔がこちらを向く>>401 オーロラの視線を受け止めるような心地、錯覚。
ヴェルヌイユの唇を、見たりはしない。 仮面に覆われた双眸を受け止める。ゆるく瞬いて]
別に
[誰がベイブだ。 ハニーより嫌いな呼び方に舌打ち]
(407) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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あらぁ もうお腹が空いてるんでちゅか、お嬢さま?
[揶揄の言葉を吐いて 髪の一房を右耳にかけた。 主人がそう命じない限り、自ら近寄ったりは**]
(408) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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───……
[浅く息をして食い込んだ牙を浅く抜けば、溢れだす赤をこぼさないように啜り。 咥内に広がる、数十年ぶりに味わう甘さ。 満たされていく渇きに、とろりと目元が緩んでいく。
久しぶりの吸血衝動に、加減なんて言葉も浮かばないまま。 夢中で吸い上げ、破った傷口が塞がるまで舌で丁寧に舐めとって顔を離せば。 そこに残るのは、微かに赤い二つの痕。]
……ごちそうさま。
[ぺろりと唇を舐めながら。 大丈夫だったろうかと、恐る恐る男の顔を伺った。*]
(409) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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……パパ。
[ふわり、とセイルズに抱きしめられる感覚。>>394 陽だまりのようなあたたかさに、 思わずあたしは頬を緩ませた。
よかった。喜んでくれた。 胸があたたかくって、しあわせで。 あたしはとっても満ち足りた気持ちになる]
(410) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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うん、じゃあ今日は1本ロウソクを立てる。
[セイルズの複雑な心の内なんて そのときのあたしは知る由もなかったから、 ただ無邪気に笑って、ぶさいくな苺のケーキに 1本のロウソクを突き立てたんだ]
(411) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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[血のように真っ赤なロウソクを1本]
(412) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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いっぱい、いーっぱいお砂糖を入れたよ。 甘い方がパパも喜んでくれると思って。
[切り分けられたケーキを口元に運べば、 甘くて甘くて口の中が蕩けそうになる。
ドブネズミのように残飯を漁って生きてきたあたしは、 ちょっと味覚が他の人とは違うらしい。
それを知るのはもう少し先のことで、 あたしはケーキを口に運ぶパパに向かって 「ねえ、おいしい?」を連呼した]
(413) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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[パパのために苺ケーキを作るのは、 それから毎年の恒例行事になっていった。
1本だったロウソクが、2本になり、3本になって。
あたしと、パパの ふたりだけの小さなパーティは続いてゆく。
あたしはどんどん大きくなって、 けれどパパは何も変わらなくって。 いつまでも隠し事が続けられるわけはなかった]
(414) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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[――でも、6歳のときのあたしは 何も知らぬ無邪気な子供だったから]
あっ、いけない。
そういえばこのケーキで 家にあるお砂糖ぜんぶ使い切っちゃったの。 ジャムの分の苺もなくなっちゃって、だから……。
[上目遣いにパパを見つめて、おねだりをするんだ]
(415) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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パパ。 今日はいっしょにお買い物に、いこ。 お休みだよね。 砂糖も、苺も、買い足さなくっちゃ。
[いくら言い訳をならべたところで、 結局はパパといっしょにお出かけがしたいだけ。 幼いあたしの浅はかな考えなんて、 きっとセイルズにはお見通しだったんだろうけれど]
(416) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/07(Mon) 00時半頃
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ね、ね。いこ。
[だって、今日は大好きなパパのお誕生日だから。
いっしょにお出かけしたら、 もっとすてきな1日になるわ。
くいくいっとセイルズの袖を引っ張る。
この頃のあたしには すっかり遠慮というものがなくなって、 “本当の娘”のように、パパに甘えていたんだ]*
(417) 2019/10/07(Mon) 00時半頃
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ちゃんと、いのちを大事にしてる。 俺のいのちをぞんざいに扱わない。 それだけはわかってる。
うっかり車に轢かれたり、死に急いで拒食に走ったりしねぇで。
美味いって言いながら
長く生きてく間に、俺が君を認識する機会は何度もあるだろうよ。
[反論>>402>>404は、これまでのように「噛まない」という結論を導き出さない。 乾いている相手に飲み物をちらつかせるのは卑怯かもしれなくて、このことを彼が後悔するかもしれなくとも。
その後悔を忘れる程長く生きてやれば良いだけだ。
死んだら怒る、なんて言葉が好意から来るように聞こえる都合の良い頭はきっとこの先も楽しく生きることにフル回転するだろうから。>>406]
(418) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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っ――――ぅ、 ……!
[痛みよりも異物感に眉根を寄せた。 くらりと世界が回るのは、まるで昨日の酒を呑んだ直後のよう。 零れた血液を啜る音は間近で聞こえている筈なのに、耳腔内の気圧の調節が上手くいっていないのか、ぶわんと反響したような音が響いて水音はどこか遠くに聞こえた。
吸われている。 奪われている。
筈なのに、身体が熱く逆に力を与えられているようだ。
これが「眷属になる」ということか。]
(419) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[ぺろりと舐められて、吸血行為の終わりに気づく。>>409 行儀よく食事終了の挨拶を告げた顔は、今までどんな食事を出して一緒に食べても見たことがない程上気して陶酔しているようなのに、此方を案ずるように伺うものだから、クスクスと笑いながら自分の血で濡れた唇に親指を滑らせた。]
……すっげぇエロい顔すんね? 俺の方こそごちそうさま、だよ。
(420) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[――さあその唇につい顔が吸い寄せられてしまう訳だけれど。 記念すべき「一回目」がその時成功したかは――実は蒼佑は覚えていないのだった。
何せつくりかわった身体がアップデートの為に意識を一時的にシャットダウンしたのだから。**]
(421) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[華奢な身体は生命を留めておく機能を失いつつあった。
二百年以上も人の死を見送ってきたのに、今更腕の中から零れていくたったひとつに取り乱す。冷たくなっていく肉体に覚えるのは、確かな怖れだ。 耐え難い息苦しさが肺を満たし、眉間には皺が刻まれる。
見ない振りをしてきたものが、己の中で暴れ出す。 ――― 悔いるのも、きっと己の方だ。>>378]
良いって、言っているだろう。 もう止せ。
[彼を見殺しにせよと、人の理性が訴える。 もっと聞きたいと、理性よりも脆い情動が言葉を強請る。
どちらの思考も追い出すように頭を振れば、癖のある髪が彼の頬を擽った。まるで駄々を捏ねているようだと、客観視も出来ないまま。]
(422) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[彼を抱きしめる腕に力が籠り。 その癖、彼の指が己に触れると露骨に肩を震わせた。
まるで促されるように感じたのは、都合の良い妄想か。 今ばかりは自身の精神性を全く保証できない。]
………、
[恐ろしい言葉が降ってくると予感していた。>>387 道を誤らせ、己の血から湧く病を蔓延らせると。
けれど、彼が泣くから黙って頷いた。 小さく首を動かすだけの些細な反応だったが。]
(423) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[吐息のような願いは、呪いに等しい。
こんなことをしても、彼を内側から蝕む病が変わるだけ。 投薬の副作用よりもずっと強い衝動が先に待っている。
職業柄、その危険性を重々理解していたのに、唇が彼の首筋へ吸い寄せられた。痙攣を経て脱力していく彼に首筋を晒させて。]
(424) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[熱い唇を押し付け、鋭い犬歯が皮膚を断つ。 細い身体の薄い肉を裂き、彼と己を創が繋ぐ。
ゆっくりと咽喉を鳴らし、 離れていく魂を取り戻すように。
咽喉を流れ落ちていく命の水は、 人生を狂わせるほど、甘美な味がした。*]
(425) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[血のような真っ赤なロウソクに火が点る。 ――――尊い、彼女と過ごした年数だ。>>412]
(426) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[包丁を使って形を整えてくれた苺をひとくち。 それから彼女が作ってくれたケーキをひとくち。]
そうか、いーっぱい、か。 うん、甘いのはパパも大好きだよ。
[食欲は娯楽と化した、とはいえ、 人間並みの味覚はあるため 「おいしい?」と問われながらセイルズは 「おいしいよ」としきりに繰り返して ちびちびとブラック珈琲を啜った。
いつ、「もうちょっと砂糖は少なくしよう」 と教えようか…と思いながら]
(427) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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[この時のセイルズは吸血鬼である事を忘れて ただの人間の親のように振る舞った。
いずれ、いつか、に己の正体がばれる日が来ても 甘すぎるケーキを口に含むこの時ばかりは ミルフィの無邪気な上目遣いにほだされて 「仕方ないなあ」と嬉しそうに笑う。]
あんなにあったのに、全部使っちゃったのかい? 次はもう少し少なめに使わなきゃ…… ミルフィの紅茶に入れる分がない。
(428) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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ああ。そうだな。 せっかくのお休みだ。 一緒にお買い物に行こうか。 支度をしよう。
[買い足さなきゃといいながら 待ちきれないように袖を引っ張るミルフィは 天使のように愛らしい。>>416>>417
セイルズは頷き、身支度を整えて よく晴れたリンディンの町へ、娘と二人繰り出した。]
(429) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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ミルフィ。おいで?
[無骨な手のひらを差し出す。 そうしてミルフィが自分に近づいてきたなら 瞬く間に片腕で彼女を抱き上げ、 笑って歩きだすだろう。
まるで父親が娘にするように。 まるでお姫様を抱き上げるかのように。]
(430) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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はは。重くなったなあ。 ……ミルフィが太ってるわけじゃないぞ? まだまだ軽い。でも、ちゃんと重くなったなあって。 [わけのわからない事を言いながら 娘が重くなったことを喜ぶ。 出会った頃はそれはそれは軽かったものだから。
彼女の反応がどうあれ、セイルズは町へ歩きだす。
インドア派の腕力ではきっと、 六歳児をずっと抱えているのは無理だっただろうけれど きっと、砂糖が売っているスーパーまでくらいなら 吸血鬼の腕の力も保った*はず*。]
(431) 2019/10/07(Mon) 01時頃
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