246 とある結社の手記:9
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パティ、 …パティ、あのね。
[(>>161)床に爪を立てて涙をこらえて震えるパティの側にしゃがみ込み、許されれば肩に触れる。]
聞きたくなかったら、あたしのこと引っ叩いていいよ。 そしたら黙るからさ。
[そう宣言してから、息を吸い、少しだけ彼女に伝えたいことを。]
(240) 2018/08/01(Wed) 21時半頃
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…パパはさ、ただ、死んじゃった友達、を、さ。 悪く言われて、さ…悪いとかじゃ、ないってわかるんだけど。…はは 辛かったんだよ。…あたしもそう。 ごめんね。パティが怒るのも嫌がるのも、仕方ないよ。
[要領を得ない内容をぽつりぽつりと低い声で。すべて伝えることができただろうか。彼女を気の毒に思うからこそ、少しだけわかってほしかった。]
…ごめんね。 ほら、立てる?座ろ。
[今度は許されずとも、彼女の腕を支えて再び椅子に座らせただろう。]
…ごめんね。
(241) 2018/08/01(Wed) 21時半頃
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[>>238 >>239 青年が、メモを見せてくる。]
……。
[視界にぼんやりと入ってくる文字。 少しずつ、内容を理解する。
……そうだ、まだやれることはある。 こんな、若者にやらせて自分をただ責め苛んでいればいいなど。 それこそ情けなさすぎる。]
……ああ、だから俺は『護る』人間を絶対に語らない。 そもそも、それは奴ら『人狼』に情報を与えることだ。 ……俺と、奴らの策の読み合いに人の生死を賭けてたまるか。
(242) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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[渡されたメモ>>208をじっと見つめて、押し黙る。ややあって、眉間に皺を寄せたまま口を開いた。]
俺から見れば、ラルフ、ピスティオ、ベッキーは人間だ。 ユージンとパティ、それにマリオも。 わからないのは、リンダお嬢様、ロイエちゃん、スージー、ルパートさん、モンドさん、ワンダさん、イヴォンさん。 モンドさんが守護者と名乗り出たのは…俺には嘘だとは思えないが、確かなことじゃない。
[彼の話は恐ろしいが、説得力がある。しかし男にとって一番の理由は、あの飲み方>>6>>52だった。それまで冷静だった男が、急にあんな滅茶苦茶な飲み方をしたことには、きっと大きな衝撃があったのだろう。飲まずにはやっていられないような、何かが。それが、自分が間違ったことへの無力感だったというのは、男には痛い程わかる話だった。]
リンダお嬢様は…あの様子>>193>>194を見てると、嘘をついているようには…
[見えない。見えないが、錯乱しているようには、見えた。ので、男は言葉を濁した。]
(243) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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それで…ロイエちゃん、か。 正直、一番嘘をつきそうなのはあの子だと思う。 それがどういう嘘であれ、お嬢様のためと思えば。
[それは庭師が、彼女達を間近で見るにつけ感じていたことではあった。こんな時の根拠にしたくは、なかったが。]
(244) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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[一手、まだやるべきことがある。 小さな子どもをみすみす死なせた自分に、気の良い男を死なせた自分に、そして、 責任を俺が投げたせいで、気の触れてしまったような女に……。 まだやってやれることがあるとしたら。]
……お前さん、ラルフって言ったか……? ひとつ、考えがある。 俺を信じてても、信じてなくてもいい。 ノアと、パティと、あんたと、ベッキー。 そのうちの出来たら3人以上で一緒に、話がしたい。
(245) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 22時頃
庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 22時頃
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[最初はこわかった。 無理やり連れさられるよう(>>226)に、知らない部屋に押し込められたから。 だけど、その話を聞いてるうちに、だんだんこわくなくなっていった。 話す言葉の意味はあまりよくわからなかったけど。 私のことを想ってくれてるんだって、わかったから]
お姉さんは……ロイエ、なのね。 大きくなった、大人の……ロイエお姉ちゃん。
(246) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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罪……とかは、よく……わからないけれど。 でも、ロイエが悪いことをしたのなら……罰を受けなきゃだわ。 私も一緒に。 だって、ロイエの主人は私なのだもの。
[いいことだって、わるいことだって一緒でいたい。 ずっと、そうしてきた気がするから]
(247) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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いや、話じゃなくてもいい。 メモを彼らに渡してくれるだけでもいい。今から書く。 俺は、ノアが人間だと言ったあんたを……信用する。
[男の視線は、泥のように沈んだ瞳ではなく、暗い海の底から浮き上がってきたような光を伴わせていた。]
(248) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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ねぇ、ロイエお姉ちゃん。 私を食べたいなら、食べていいんだよ。 ロイエお姉ちゃんに食べられるなら、私……。 ううん、ロイエお姉ちゃんじゃなきゃやだ。 ロイエお姉ちゃん以外になんて食べられたくない。
おおきなロイエお姉ちゃん。 お話を聞かせて。 おおきな私との話を。 これまでどんなふうに過ごしてきたのか。
[つよく、つよく、抱きしめられながら。 お姉ちゃんに、そんな*ワガママを言った*]
(249) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 22時頃
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[これは一種の――賭けだ。 だが、今自分に見える勝ち筋はこれしかない。
――もし他に何かあるなら、教えてくれ。神よ――]
(250) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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>>242 『分かりました。 不謹慎な事を書いてすみませんでした。 では、今日はできるだけ、 尽力して欲しいです。』
[彼が本物の守護者なら、最も自分自身を責めているだろう。己の悔しさと比では無いだろう。それでも、頼るしか無いと思った。
>>245>>248話をしたい、メモを渡すだけでも良いという言葉には、頷いた。然し脳裏には不安もあった。]
(251) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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>>223
なんでかって? そんなの決まってるだろう。 お前が人間だってわかってれば、お前の名前は書かなくて済むからだよ。
[一度は既に書いてしまったが。二度目はない。彼が自分の名前を書くと言ってもそれは、変わらない。
こんなことにさえならなければ。 人狼騒ぎなんてなければ。
マリオが初めて飲む酒を、ユージンやピスティオや、もしかしたらスージーやルパートも混ざるかもしれない。ラルフも、ジュースなら付き合ってくれるだろう。皆でそうやって、飲み明かす夜があったのかもしれない。]
俺は、お前とこんな風に向かい合いたくはなかったよ。 疑いたくも、なかった。 お前があの時、名乗り出たりしなければ…、
[最後は掠れた声でやっと、言葉を紡いで。男は唇を噛んで、それきり黙り込んだ。何かに耐えるように。]
(252) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 22時頃
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[>>251青年の首肯を見ると、すぐに男はメモを書きつけた。
『まず俺が取り乱していたことを詫びる。すまない。 その上で、あんたたちに頼みがある。
先に頭に置いてほしいのは、明日がラストチャンスになるかもしれないってことだ。 だから、今日『投票』が人狼の思い通りにいったら――もう後がない。
今日が大事なんだ。 今日、『人間』たちの票がばらけちゃ、いけない。
頼み事っていうのは、それだ。 『票をまとめてくれ』。
俺のことは信用しきれないだろう。 だから、あんたたちがいいと思う人間に俺の票を委任する。』]
(253) 2018/08/01(Wed) 22時頃
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[2枚目――。
『潔白を証明できているのは、パティ。 彼女になるだろうか。
パティが他の3人、 ベッキー、ノア、ラルフの誰かを信用できるならそれに任せてもいい。
これが、彼女にとって酷なことだというのは理解している。 俺はあまりにも残酷な選択をさせようとしている。 恨んでくれていい。俺のせいだと呪ってくれていい。
だが……頼む。』]
(254) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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[更に3枚目を続けて書きつける。
『一応、俺の現時点での予想を示しておく。
リンダが本物の占い師なら…… ルパート、スージー、ロイエ。 リンダもロイエも偽物なら リンダ、ルパート、スージー、ロイエの中に”いる”。
ロイエが本物だという線は……ほぼ無いと俺は思っている。 俺が今日言った通り、”話に矛盾がある”からだ。
ピスティオのことはあんたたちには判別がつかんかもしれん。 だが、よく思い返してほしい。 一貫性のない行動、『人間』と自分のどちらも大事だったらしないはずの行動、 それと、一方への肩入れ。 ……いや、これは俺もノアへ肩入れしてるように見えるかもしれんな。
そのうえでの判断を、『人間』を、俺は信じる。 心の底から、頼む。』]
(255) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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……これを、さっき言った残りの3人にも、あんたから見せてくれないか。 頼む……俺にはもう、こんなことしかできない。
[男は、ラルフにメモを渡し、 深く、深く頭を下げた。]
(256) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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[ここまで然して口に出していないとおり。
ルパートはベッキーを食われないことを第一としない。
当然彼女が生きていることはルパートにとって有益で、相応に可愛がっていて、相応に大事だ。
けれど、彼自身は自分の全てを捧げてベッキーを守るつもりがない。
そうであれば、とっくに人狼だと名乗りでている。
大切な物を持つということは、
一つの強さだが、一つの弱みだ。]
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[皆の話に耳を傾け続ける。正直ベッキーにはなかなか難しい話し合いであるけれど、ピスティオと『考え続ける』と約束した。今は友人たちの死を悼んでいる時間ではない。辛いけれど、やらなければ。]
ちょっと待って… ようやく事態が飲み込めてきたんだけど… あ いや、遅くてごめん。 …でもそれならあたしもノアが偽物だと思う。
[こめかみに指を宛てがいながらううん、と唸る。]
だってパパが人を殺すなんてありえないよ。 ノアがあたしのこと人間だって言ってくれたのは… まあ、ありがたいんだけど。 正直あたしの正体がどう思われようとパパが犯人、ってのは…考えられない。
[自信たっぷりにそう答えた。だって、本当にありえないのだ。ベッキーの知るルパートが、マリオやユージンを殺すということなどは。]
(257) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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[ 「諦めてるみたいだけど」 ()
……どうでもよかった。
なんだっていいのだ。
だからアレコレ思い付くまま話してみても「好きにしろ」と付け加えた。他の三人が生き延びることを目的としているから、会話をしているに過ぎない。それはただの性分で、自分が生きたいためではない。
けれどスージーには"諦め"は否定はしておいただろう。
その実、ルパートの生き残り外に出たいという欲など、恐らくはこの四人の中で最も低く、彼はといえば、]
[諦めと近い。いや、近いだけでその実違う。
"諦めているよりタチが悪い。"
この短い心中までの時間を、どれだけ豊かに過ごすかに注力され、ルパートにとっての豊かさとは、必ずしも、『やさしい事』ではない。
この思想に向かう者は、あとの事を気にしない。
だから冷酷になれて、薄情になれる。
約束を破る事におそらくは躊躇いがなく、誰かに嘘をつくことに一切の振り返りが無い。
死の後に情など残して、なんの役に立とうか?]
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[男は頭を下げる前にソファから立ち上がっていた。 その足は弱弱しく、その肩には気迫もなかった。 だが……しっかりと、生きていた。]
そこには色々書いたが……判断はあんたたちに任せる。 俺の考えなんぞ無視した上で、自分たちの考えで決めてくれ。
……それと、もし何か話があったら、いつでも呼んでくれ。 俺は少し、部屋で酔いを覚ましてくる。
[部屋の戸は開けておくから、呼べば聞こえる。 そう言い置いて、2階へと向かい始める。]
(258) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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[ だから―――
リンダを連れて慌てて部屋に向かったロイエを
おもしろそうに見遣るのだ。 ]
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[書きつけたメモ。 『人間』ではないと書いてしまった、既知のひとたちの名前。 本当にか? 本当にあんな、やさしい……『人の心』のために怒りを露わにしたルパートや、父の行方を気にしたスージー、お嬢様を敬愛して護ろうとしていたロイエが、そうなのか?
予想は数の計算だ。 それは、心情の思い入れとは違う。 だからこそ……そこに頼ることができる。
それに、最初からひとつ気になっていたこと。]
(259) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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[”なんでマリオだったんだ?”
一番最初に襲われた子ども。 脅威になりそうな大人ではなく、非力な、知恵と勇気を胸に抱くしかない子ども。 それを、一番最初の標的にした。
それはもしかして――”やさしさ”だったんじゃないのか?]
(260) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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……うん、だいじょうぶ、うん。
[ベッキーの声に、触れてくれる温度>>240に、頷きます。 爪には、床材が削れて少し挟まりました。子供の相手のためにほとんど伸びていないそれは、傷をつけた程度しか、削りませんでしたが。 ゆっくり、顔を上げて、それから起き上がります。 怒るのも嫌がるのも仕方ない。ルパートさんも、そう言いました。 それで納得しきれたかといえば、嘘ですが。 止まっていてもしかたないのは事実です。]
(261) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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……あたし、イヴォンさまに優しさがなかったなんて、思ってないわ。 優しさがあるかないかと、その人が狼かどうか、嘘つきかどうかは、別、って、思ってるだけ……です。
[思い出したように、ルパートさんへの言葉遣いを直します。 もう、今更かもしれませんが、あたしなりの礼儀です。]
ピスティオを守りたくて、占い師だって嘘をつく優しさも、あるとは思ってます。……あたしには、わかりませんが。 ルパートさんの言うとおり、疑って人狼を探すのと、他人に心がないと信じ込むのは別の話です。
(262) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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みんなを見てれば、わかります。 狼にだって心はあるんでしょう。 だから、優しい人を狼じゃないと信じることはしたくない。
[ピスティオへの言葉は、確かにかなりきついものがあったでしょう。 それは、謝らなくてはならないかもしれませんが。 少なくともイヴォンさまの件については、違うと思いました。 ……彼女は、本当は、本当は優しい人でした。そんなことくらい、知っています。]
(263) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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>>163
守護者ってのは、人狼から守ってくれるんだろう。 名乗り出たら、真っ先に殺されそうなもんだ。
ああ、でも、人狼だと疑われて、処刑されたら同じこと…だな。 俺はまだ人狼を見つけられていないから…せめて一人見つけるまでは、守ってほしいと思ったのさ。
[自己満足と言われればそれまでだし、死にたくなかっただけ(>>176)と言われたら、反論はできない。 生きて帰れると思ってはいないが、死ぬのが怖くないわけでは、ないのだから。
そこまでは、男の口調は冷静だった。 だが、続く言葉>>165に、]
俺がユージンを、殺したって? それじゃあマリオも…俺が殺したって、そう言うのか、君は。
[押し殺した静かな声に、怒りと、悲しみと、やるせなさが滲んで。男の声は震えていた。]
(264) 2018/08/01(Wed) 22時半頃
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