82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[黒と赤に染まったライマーを刃に映しながら。
金のラーマは彼らを静かに見つめていた**]
(354) 2013/05/16(Thu) 03時頃
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……そう、か……。
[嬉しいような、哀しいような。 複雑な笑みが浮かんだ。]
なら、おまえは……また
生きられるんだ、な………
[黒玉病で、命を落とすのでないのなら。 弟ほど優秀なライマーなら。
言葉にしながら、涙が零れた。]
(355) 2013/05/16(Thu) 03時頃
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[必要ならばトルドヴィンを戻してチアキを呼びに 黒が侵食するサミュエルへは、どうしたものか。
逡巡しながら、まだ呼吸は落ち着かないでいた**]
(356) 2013/05/16(Thu) 03時頃
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間に合う…か、な…… 一応、頼む……
[涙乾かぬまま、キリシマに、苦しげに笑って。 残された生の時間を、少しでも伸ばそうと、 傷をきつく押さえた。**]
(357) 2013/05/16(Thu) 03時頃
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疲れているだろうが、走れるのはトルドヴィンだ。
[>>357ケヴィンの返事に頷くと、 トルドヴィンを人に戻るよう声をかけて。 探しに向かわせると、支えを失ってその場に座り込む。 ホレーショーの侵食も酷い有様だ。 まるで魔物の侵入がきっかけの様で、 そういえば魔物には病は無いのか、と訝しんだ**]
(358) 2013/05/16(Thu) 03時頃
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すまないね、キリシマさん……。 兄弟して、なんか、厄介事を増やしてしまった、ようで……。
[キリシマの姿が近付くと、申し訳なさそうに眉を寄せた。]
…………。
[弟が、チアキ達の名を口にするのを聞けば、また、今度は困ったように眉が寄る。 最期に会いたいという気持ちは、確かに強くあるのだけれど。]
それじゃあ……最期の我儘、言えない、じゃないか…………
[身勝手だと知っているから、その声は、とても小さく**]
(359) 2013/05/16(Thu) 03時半頃
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[動揺がサミュエルの動きを阻害せぬよう 抑え込むのが精一杯だった。 それ故動きは完全に相手に委ね。]
『……エル!』
[疲労か病か。 普段なら避けられる一撃を受ける様に>>323 動揺は更に激しくなるが。 握り直されて、我に返った。]
(360) 2013/05/16(Thu) 07時半頃
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『……構いませんから…!』
[流れ込む思考>>327に、叫ぶ。 柄が濡れるのを感じ取りつつ、一撃で仕留める、と。
叩きつけるような一撃は確かに今までなかった扱いだが、 武器はこれくらいで折れやしない。
……折れてくれればいっそ、と。 やすやすと狼の喉笛を切り裂いて、 飛び散る命を受けながら思った。]
(361) 2013/05/16(Thu) 07時半頃
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[血を拭われるのもそこそこに人身に戻った。 呆然とこちらを見るに目>>342とかち合う。 ……彼も気づいたのだ、と知る。]
……さっきより…進んでます…ね。
[こちらの異常がないか探る手。 そこに浮かぶ黒を見つけ、その手を取って。 黒く染まった爪をなぞる。
発露は右の肩甲骨の、少し下。 骨とは違う固さにサミュエルが気づいたら。]
(362) 2013/05/16(Thu) 07時半頃
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『御意』
[ケヴィンの傷の具合と主の言葉>>358に全てを悟る。 戦場で見送った者も多い。 自分もまた戦場で潰えたのだ。
人型に戻ると、主だけでなくケヴィンとホレ―ショーに 一礼してまずはチアキの家に向かう。
いなければ村内を一周したが、彼らは自宅にいた。
そこに他のライマーとラーマの姿もあっただろうか>>318>>329 構うことなく、彼らに一礼してチアキに呼び掛ける]
チアキ様、おはようございます。 お身体は大丈夫でしょうか? ご自身に急用が無ければ御同行お願いします。
(363) 2013/05/16(Thu) 07時半頃
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[変調を聞けば、きっと。 この場には不似合いなほどに。
ーーーー嬉しげに、微笑んだ。]
(364) 2013/05/16(Thu) 07時半頃
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――チアキの家の前――
チアキ……大丈夫か……?
[家の中から出てきたチアキの顔には包帯が。>>329 攻芸がついてたのにそんな、と動揺しながら、右頬に手を伸ばしそっと撫でる。]
可愛い顔、傷つけて…… 攻芸は無事、か?
[チアキがこんなに怪我をしていたら、彼はもっとひどいのではないだろうかと思いながら、 皆を案じたチアキに、ホレーショーの様子がおかしかったことは、伝えられず。]
さっき、ケヴィンさんとホレーショーさんに会ったよ。 二人はあっち側に行った。
[咆哮の上がった方角を指差し、そう伝えるにとどめた。**]
(365) 2013/05/16(Thu) 07時半頃
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ケヴィン様が重症です。チアキ様に会いたいと願っています。
[走って息も上がるが、極力そんな様子を見せず 表情も感情を全て消した事務的なもの。 逆にそれが緊迫感を伝えるだろうか]
あちらです。
[弟子であるチアキはどんな風だったろうか。 だが極力感情を見せず、 淡々と場所だけを告げて小走りに駆け出す。
間に合え、間に合えと祈りつつ**]
(366) 2013/05/16(Thu) 08時頃
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……帰りましょう。家に。
[いくつかのやりとりがあったか。 その間に戦闘も終わったろう。 サミュエルの袖をそっと引いて。
伏したケヴィンの死に近づき。 お世話になりました、と一礼を。 最期の時を邪魔したくはないが、 彼らと一言二言かわすことはできたろうか。
ケヴィンの最期には立ち会わなかったかもしれない。]
(367) 2013/05/16(Thu) 08時頃
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[触れたドリベルの背の一部分に 異質な感触を見つけてしまった。
服の上からでも解るほど、硬く、冷たく。 自らの頬の手触りと同じく。石のよう。 そこを繰り返し、執拗に撫でる。
その動きが、彼に伝えてしまうかもしれない。 彼の身にも降りかかった厄災を。]
(ああ ドリー。どうして…。どうして、)
[絶望に押し潰されそうな心地で 薄く涙の滲む双眸で見つめるドリベルは どうしてか、微笑っていた。
どうして。]
(368) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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[そのままドリベルの動きを 押し黙るまま目で追っているうちに、 ケヴィンの身に起きている状況も知る。
傍へ行き、何か言葉を交わしたかったが、 あまり人に会うに適した面構えではないだろうと 左頬の硬化部分を、 同様に冷たくなりつつある左の指で撫で。
そもそも、言葉を交わす術はとうに失われている。
その場から、ケヴィンの無事を祈った。]
(369) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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……っしょ、と……。
[ケヴィンのすぐ傍らに、どうにか、座るような姿勢をとることまではできた。 そこで、腰近くまで硬化が進行してしまい、身動きがとれなくなる。]
……ドリベル……
[歩み寄ってきたドリベルと……サミュエルの方を見ようとして、また、異変に気付く。 右目が見えていない。]
ドリベル、は、なんとも……?
[自分と同じく副作用のなかったドリベルは、大丈夫だろうか。 死期を覚った、穏やかな笑顔で訊ねた。]
(370) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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[頷いて。 引かれるままに、我が家へ帰ろう。
戦闘は鎮まり、皆、それぞれの事に忙しいだろう。 その間に、誰にも会わずに帰るつもりで。 万が一だが。接触によって病をうつすわけにも行くまい。
これ以上の悪い自体を引き起こすのはごめんだ。
あの巨大な魔物から師が護った村だ。此処は。 …実際には、 子牛のついでに護られた村かもしれないが。*]
(371) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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―→チアキ邸―
[トレイルと共に、まずはチアキの家へと向かう。 が、その扉を目にすれば、まさか家人によるものとは思わず、不安げに声を張り上げた。]
これ、は――…!? チアキ殿、攻芸殿――!!
[ふらふらとこちらに歩み寄る姿を見れば>>324 ホッと安堵の表情を浮かべるが。 その顔に見えた包帯には、微かに表情を翳らせた。]
そう、か……。 あまり無理をせず、休まれるといい。
[チアキの言葉>>329を聞けば、それ以上声もかけられず。 心配そうにその様子を見守った。]
(372) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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ケヴィン、こっちに………
[座った姿勢のまま、抱き寄せようとするかのように、腕を広げる。 せめてまだ、両腕が動くうちに……胸元に、感覚が残るうちに、ケヴィンを抱き締めたかった。 拒絶がなければ、引き寄せるくらいのことならまだできる。 膝枕なんて、厭がられるかもしれないけれど。]
(373) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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[主の説明>>365を聞いている頃だろうか。 急いた様子のトルドヴィン>>363を目にすれば、こちらも一礼を返しながら、僅かに目を見張った。]
卿のそのように急ぐところは、珍しいな――…。
[そう呟くも。 その言葉>>366を聞けば、表情を強張らせた。]
ケヴィン殿、が――――?
[チアキを促すトルドヴィンの姿を見つめながら。 強く、唇を噛みしめるのだった。**]
(374) 2013/05/16(Thu) 08時半頃
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……………。
[そうだな、とどこか遠いことのように思う。 また、生きる。
…まだ生きているせいか、実感がわかない。>>355]
……ああ、
[近づくドリベルに、サミュエルの異変を知る。 彼らも、死ぬのか。ドリベルの症状まではわからなかったが。]
……世話、なった。
[気の利いた言葉は思い浮かばずに、ドリエルへ。 片手を振る余裕はなく、去っていく彼らを見送る。>>367]
(375) 2013/05/16(Thu) 09時頃
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――台所――
やはり鉄分だな。
[鉄分中心に栄養が摂取出来るスープを作る事にする。 ほうれん草とひじき、パセリ、干しシジミ…。
それをスープに入れるのは危険ではと 思わしき組み合わせも使い、調理してゆく。]
……新鮮なレバーが欲しい。 流石に今取りに行くのは難しい…が、 ひとっ走り森にでも行って、鳥を狩るか?
[森に入れば、お菓子の家に監禁されたお伽話の兄妹のように 目印が無ければ迷子になるという教訓を生かさず、 またしても一人で森に行こうとしている所で、 チアキに後ろから声を掛けられる>>322。]
(376) 2013/05/16(Thu) 09時頃
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……っつ。
[痛みに顔顰めながらも、ホレーショーの傍に寄ろうと。 拒絶する理由も余裕もなく、兄の腕の中へ。>>373]
…………、、、
[兄に小さな声で言われた我儘に、思わず笑みが零れた。 こんな時だというのに、悲しいのに、でも、愛しくて、可愛らしさまで感じてしまって。]
……キリさん、30秒だけ、目つぶってて、くれ。
[もし見られても、もう構わないけれど。 左手を傷口から離して、兄の顎を軽く掴んで、自分の方に寄せる。]
(377) 2013/05/16(Thu) 09時半頃
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ホレーショー……
愛してるよ。
[小さな声で呟いて。 そして、唇を重ねあわせる。]
(378) 2013/05/16(Thu) 09時半頃
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……病人は寝ていろ。 中途半端な休息では、ミイラ取りがミイラになる。
[>>329しかし、頑固に言い返されたので、 やれやれだと大きく息を吐き、肩を下げる。 見張っていろ、とだけ言われても何かをしたくなる。 むずむずとチアキの戻りを待っていたが 火を止めた方が良い頃合いになったので消す。]
このスープにもひじきを入れるべきでは?
[玄関の方に足を馳せる前に、結局3 奇数:ひじきをそこそこ入れた 偶数:このままにしないと怒られそうなのでやめた 最大値:スープの色が黒くなるレベルまでひじきを混入]
(379) 2013/05/16(Thu) 09時半頃
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――玄関――
[>>329>>365言葉を交わす声に釣られ、 玄関へ向かうと、トレイルとジェームスの姿。 その直後、 トルドヴィン>>363がやって来た。 用件としては、チアキの師匠に関する事のようだが。]
……重症?
[>>366流石にトルドヴィンのこの言葉には、 あのケヴィンが、と訝しむも、 副作用が出ている状態で無理に戦ったのなら―― そう想像を働かせ、納得と同時に表情を引き締める。
ジェットとかいう病の件は、今は頭にない。 だから、獣にやられたと思った。]
(380) 2013/05/16(Thu) 09時半頃
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[>>372ジェームスの荒げた声は台所から聞いた。 一体どうしたのだろうと、離れた所から首を傾げたが。]
…あまり、今のチアキを動かしたくないのが本音だ。 しかし そうも言ってられまい。
[走ってついて行こうとするチアキを止め、背を向ける。 乗れ、と示し、拒まれても背負う。 走って転ばれても、それこそ命取りになりかねない。 トルドヴィンの案内を受け、疾走る。]
(381) 2013/05/16(Thu) 09時半頃
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[やはり心配されてしまうか。 二人の動揺に>>372苦笑を漏らして、右頬に触れる手>>365に 目を細めて、元気であることを主張した。 『可愛い』に否定を入れられる余裕がない事で、 多少なりとも弱っていることに気付かれてしまうかもしれないが。]
攻芸も、……無事です、
[肩の傷は、到底かすり傷ではなくて、 無事と言っていいものか、と間が空くが 先ほどの元気があれば、問題ないだろうと]
(382) 2013/05/16(Thu) 09時半頃
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さっき、十分休みましたからっ
[実際は、そう長い時間ではなかったけれど、 ベッドに座ってじっとしていれば、多少の疲れは取れていた。 怪我の痛みも、僅かだが引いている。 ジェームスの心配そうな声にも>>372、笑って返して]
……やっぱり、師匠たちは戦って、
[不安げに瞳を揺らした。 指差された方に視線をやれば、駆けてくる ドルドヴィンの姿が見えて>>363]
(383) 2013/05/16(Thu) 09時半頃
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