人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 00時頃


【人】 粉ひき ケヴィン

[パンケーキを食べてからは、どうしていただろうか。
何にせよ、頃合いを見て、シャワーを浴びてくる、と告げて皆と離れて。それから――]

(352) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[廊下を動いている、小さな影が見えた。]

……なん、だ……?

[宙を浮いている、小さな影。それが、少し先の廊下を曲がっていくのが見えたから。
吸い寄せられるように、誘われるように、その影が消えた廊下の先へ足を向ける。

小走りで廊下を曲がった先。そこには、]

(353) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

……なん、で、なんで、そこに、いるんだ……!?

[そこに浮かんでいたのは、ピンク色の、うさぎのぬいぐるみ。
しかも、それは普通のぬいぐるみではない。俺が見間違えるはずがない。
それは、自宅の、俺の部屋の押し入れにあるはずの……俺が生まれて初めて作った、ぬいぐるみだ。
目の代わりに取り付けてあるボタンだとか、バツ印の口とか、折れ曲がってしまっている左耳とか。何もかも、同じだった。
それが何故かここにあって、数メートル先に浮かんでいる。
こっちの方を向いていたそれは、ふいっとこちらに背を向けて、また動き出した。]

(354) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

まっ、待て!待ってくれ!

[それを追って、走る。

なあ、おまえ、なんでこんなところにいるんだ。こんなところにいて、もし、見られたら、

そんな、危機感。それが他の誰かに見られたところで、俺が作ったものだと分かるはずもないのに。

そうして誘われるまま、そのぬいぐるみを追いかけて入ったのは……ポスター展示がしてある教室。
昨日、三星や天ケ瀬と一緒に入って、スピーカーを調べた教室だ。

そしてそこで待っていたのは、追いかけていたうさぎのぬいぐるみ、だけじゃなかった。]

(355) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

「ああ、やっぱり追ってきたか。
そんなに、こいつを隠したいか?」

[うさぎのぬいぐるみを大事そうに、両腕で抱きしめるようにして持つ、大柄の人物。
それは、どこをどう見ても、]

……俺……!?

[元賀健士郎、だった。そう、そこに立っていたのは、もう一人の自分。
開いた窓を背にして立っているそいつが、“俺”が……うさぎのぬいぐるみを、抱きしめている。]

……っ!

[その光景に、力強く拳を握りしめた。

ああ、ほら。やっぱり、どこからどう見たって。
似合ってないし、不釣り合いだ。
名前にも、身体にも、性別、にも。]

(356) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[――なんて。

数時間前の俺だったら、そう思っていたんだろうか。

「健士郎、こういうの向いてんじゃないか?」>>282

「すごいや、おいしそうーー 任せてよかった!」>>302

脳内に過った、級友達の声。
少しだけ勇気を出したら、色を変えた世界。

握った拳を緩めて、そいつに笑いかけた。]

(357) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

今まで、ごめんな。寂しい思いをさせて。
お前のことを一番認めていなかったのは。
お前のことを一番嫌っていたのは。
お前のことを一番、いなかった方がいいなんて思っていたのは。

きっと、俺だった。

[そこに、ぬいぐるみを抱きしめて立っているのは。
きっと、本物の、本来の俺。かわいいものやふわふわしたものが好きで、
手芸や編み物やお菓子作りが好きな、少女趣味、な、俺。

――俺が今まで、心の奥底に隠し続けて、見えないふりをしていた、“俺”そのものだ。]

(358) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[ぬいぐるみを持った“俺”が、笑い返す。]

「……分かってくれたなら、いい。
まあ、正直……寂しかったし、ムカついていたから、この世界で、殴り殺してやろうかと思ってたんだが。
あいつらに救われたな。
それならこれは、お前にやる。」

[“俺”は、俺の方に歩み寄ると、その手に抱えていたぬいぐるみを差し出した。
俺はそれをそっと受け取って、両手で抱きしめる。
すると目の前にいたそいつは、小さな光の粒になって消えていった。]

(359) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

……ありがとう。

[呟きを落として、窓際に歩み寄る。
……多分、“こういうこと”があった以上、今回は俺、なんだろうな、と。そんな風に思ったから。

開いた窓の傍に立って、下を見下ろす。
高い。ああ、これは確かに、無事じゃ、すまなそうだ。

でも、お前がいるなら大丈夫、だな、って、兎のぬいぐるみを撫でて。

“外の世界”に、一歩、踏み出した。]

(360) 2017/03/16(Thu) 00時頃

【人】 粉ひき ケヴィン

[――2階にある、ポスター展示をしている教室。
廊下に繋がる扉、そしてその扉からまっすぐ見える窓の一つが、開いている。

もし、その窓から下を見下ろすことが出来たなら、遥か下の方に、1体のマネキンが落ちているのが分かるだろう。
大柄で短髪の、男子の制服を着たマネキンが。
そして、その胸に、両手で大事に抱えるように、ピンク色の、うさぎのぬいぐるみのようなものを抱えているのも見えるだろうか。

そのマネキンから連想した生徒と、うさぎのぬいぐるみ。

その組み合わせを見た君は、似合わない、と。
不釣り合いだ、と感じる――かも、しれない**]

(361) 2017/03/16(Thu) 00時頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 00時頃


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