196 水面に映る影より遠く
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― 花火へ ―
[お気に入りのピンクの浴衣はわくわくする。 桃色に、水色と白の朝顔。 お姉ちゃんもかわいいじゃんって、珍しく素直に褒めてくれた柄。 無意味にぱたぱたと動き回ったりして。
自分の準備が終われば、あたしはひたすら皆の写真を撮ってた。 中には嫌がる人もいたかもしれない。 そういう人は無理に撮ったりはしなかったけど、他の子を撮ろうとしたときに映っちゃったくらいは…許されるよね…? ただそれすらも叶わなかったかもしれないのだけど。]
みんな、ちょーかわいい…。 超かわいーよ…!
[自分が浴衣を着ている事にはしゃぎながらも、周りをみちゃえば、皆の可愛さで頭がいっぱいになる。 胸キュンそして胸キュンだ。 あたしが男の子だったらほっとかない…!]
(351) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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[ってまで考えて思い出した。 キリハラはこのクミズの可愛さに耐えられるのか…もあるけど。 クミズって結局、どーなんかな!?
ヤタケの眼鏡騒動>>344の間、あたしは悶々と考えてたり。 考え込んで、眼鏡争奪戦?には参加できなかったかも。 眼鏡は結局死守できたのかな?
そろそろ校庭に行こうかって雰囲気になった時。 きゅってヤタケに袖を握られる。>>345 眼鏡を失ってたなら、眼鏡が無くて見えにくいのかなって。 (あたしは伊達眼鏡だって知らないし) 眼鏡が有ったら、眼鏡争奪戦とか着付けとかに疲れてふらふらなのかなって。 思っては、手を差し出して、]
(352) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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お手をどうぞ?お姫様っ!
[なんてウインクしてみるのでした。 もし手を取ってくれたら、そのまま校庭まで手を繋いで。
あたしは鼻歌混じりで、片手のバケツをぶんぶん振り回しながら花火会場へ歩いていった。]*
(353) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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えっ、ウチもええの?
[どの髪留めがいいかと雛子ちゃんは聞いてくれます。>>312 完全に部外者のつもりだったので、目を丸くしました。でも確かに、晶ちゃんの髪でも請け負える雛子ちゃんです]
あっ、可愛い! うん、これにする!
[雛子ちゃんのお見立ては、すっかり気に入りました。 もともと、葵はそういうセンスに自信がありません。浴衣の帯もどれを合わせればいいのかよくわからなくて、母に見立ててもらったものを持ってきたくらいです。 雛子ちゃんの手鏡にうつる後頭部を眺めながら、嬉しげに頷きました]
(354) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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[渡り廊下にある自販機はお汁粉が売れ残っていた。 お昼ご飯がわりにお汁粉、なんて考えてみるが 食べた気がしないだろうからそれは実行せず。 食事はコンビニで買うことにした。 食事なのかおやつなのかわからないフルーツサンドも 雛子にはしっかり食事に換算される。 花火セットは線香花火が多めに入っているものを選んで 教室に戻って、それから漸く準備だったかな。]
(355) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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[晶、葵の髪を整えた次は、挙手した小夏の番。 梳かされた髪を編んでアップにしてみる。]
あー、下すのも可愛いかなぁ。 でも襟足は見せた方が映える気がするし。 小夏ちゃんはどっちがいい?
[と相談しながらヘアアレンジの手伝いをする。
もちろん いと の髪も触らせて貰います。 楽しく弄んで、ふわゆるな感じに仕上げてみます。 浴衣の柄が落ち着いてみえるので 髪型はフェミニンなのを目指してみました。]
(356) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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おっす、彰人。
[外の水道で水を汲み終わったあと ゆる〜く現れた彰人に>>320 バケツ片手に声をかける。]
良かった。 寝てんのかと思って 鬼電するとこだった。
[にひひって笑いながら横に並んで 良かった、とまた小さく呟いた。]
(357) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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[学校に戻ってくれば、ラフな格好の彰人>>320に 声を掛ける大樹>>346の後ろから顔を出した]
彰人、おはよー?
[寝てたの?>>346その言葉に倣うなら、挨拶はこれだろう。 先程、ついうとうとしていたのは自分なのだが]
(358) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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うん、アイスはパピコ…… って、んん?
[しれっと生贄に捧げられた俺のパピコ。 コンビニから2分。 暖かい空気で程よく溶けたそれは、 きっと食べごろ。
袋を破って二つに割った]
(359) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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プール補講、短かったなー。 もっとみんなと泳ぎたかった。 また来年、だな。
[ぶんぶんとバケツを振りながら歩けば ちゃぷん、と少しだけ水が零れ落ちた。]
(360) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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昨日話したこと、覚えてる? 男子会するぞってやつ。 あれ、いつにしよっか。 ちゃんと6人で集まろーな。
[ぶんぶん、ちゃぷん。 視線は、靴の少し先。 彰人は何か言ってくれたかな。 もし黙っていたら、沈黙に耐えられなくて 俺はきっと、取り留めもないことを話し続けたと思う。]
(361) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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……あした、かき氷奢ってくれる?
[ひとつを優に差し出しながら、 じい、と瞳を覗き込んだ]
(362) 2016/08/22(Mon) 21時半頃
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― 花火へ ―
[腹ごしらえは、コンビニでおにぎりを買って済ませました。みんなでファミレスにでも行ければよかったですが、あいにく葵のお財布はそこまで余裕がありません]
いっちゃんも、ヒナちゃんも、ほんまにおおきに!
[いとちゃんに着付けてもらって、雛子ちゃんには髪を飾ってもらって、自称大和撫子のできあがりです。 葵は心から感謝しているのですが、恩をあだで返す女でした。 自覚のない悪女というのが一番たちが悪いのかもしれません>>344]
えっ、見えるん!?
[いとちゃんは、メガネがなくても見えるということが判明したのです! 思わずずずいと身を乗り出しました]
せやったら、浴衣の間は外しといたら? 絶対似合うし!
[とはいうものの、花火への参加をかなり強引に誘ったという自覚はあります。メガネを外すことまで強要するつもりはありません。 ただ、期待に満ちたきらきらした目でいとちゃんを見たりはしましたけどね]
(363) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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あ、そろそろ準備しておこうかな。
[持参したろうそく皿と、簡易ろうそく立て(土)。 水が来たら土を固めようか]
ていうか、もうやっちゃっていい?
[もうそろそろ始まる時間だと思うし、ちょっと待ちきれないくらいわくわくしている。 僕は持参した花火セットを開封して、線香花火ばっかだなーってちょっと嘆いた]
(364) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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……あ、おかえりー
[彰人を連れて二人で校庭に戻れば 大樹たちも帰ってきていて>>346]
おじさん優しい!わー! ありがたくいただきまっす!
[レモンティーを受け取りながら 未だに続く悪ふざけ。 ツッコミを受けたら ごめんごめんってへらへら笑ったことだろう。]
(365) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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え、ほんとにくれんの? ありがと、
[パピコをはんぶんこしてくれる律>>359 見返りの提案と共に瞳を覗き込まれれば>>362 その目を細め頷いて]
(366) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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- 少し前 -
ぼーりょくはんたーい。
[でこピンをされれば>>332 痛そうに額を両手で押さえて、少し涙目]
やーだ、優が伸びろ。
[そう言いながら、少しだけ膝を折ったから。 大樹の携帯の中笑う俺たちの写真の身長差は、 現実よりすこしだけ、縮まっているだろう *]
(367) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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ん。了解。 かき氷でもなんでもいーよ。 律の好きなもの、奢ってやる。
[差し出されたアイスを受け取ると 蓋を開けて、律のそれにこつんと合わせ 「乾杯」と笑いかけた。
女子はもうそろそろ来るだろうか。 ちょうどよく溶けたアイスをちゅう、と吸いながら ぐるりと辺りを見渡した。]*
(368) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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[選ぶ花火にも個性が出るような気がします。女子力の差も出るかもしれません。 雛子ちゃんが線香花火を多目にした>>355という話は聞いたでしょうか]
ウチは、なんか大きいの買うたら、手持ちやないのがいっぱい入ってたわ!
[そんなことを言って、大きな花火セットの入ったビニール袋>>79を掲げてみせました]
こなっちゃん、さすがやわ! 用意ええなー。
[小夏ちゃんのバケツ>>353にはそんなコメントをします。 ウチ、全然気がつかへんかったー。なんて言いながら、グラウンドへ向かうのです。 男子たちと合流したら、言うことは決まっています]
(369) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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刮目せよ! 以後、馬子にも衣装発言禁止!!!
(370) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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[こういうのは先手必勝と相場が決まっていますからね。 絶対言われそうな気がしたので、先手を打っておきました]
って言うか、男子全員揃ってるん? お待たせー!
[そう言って、バケツのそばにどさりと花火の入ったビニール袋を置きました]
(371) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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[まさか、了承されると思っていなかったから>>368 思っていなかったから、引き合いにかき氷を出したのに。 なんでも、なんて言われれば、 駄目だなんて、言えないじゃん]
ぜったいだぞ。 かき氷だけでいい。レモン味。 初恋の味って、聞いたから。
[渋々、彼の手にパピコを渡す。 蓋を開けて乾杯、なんて笑いかけられれば、 むす、とした表情を浮かべている自分が恥ずかしくなる。
パピコをくわえると、 大樹の声が聞こえた>>364]
(372) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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いーんじゃないー? ここにある花火だけじゃなくって、 女子も持って来てくれるって言ってたし。
……明るいうちに、へび花火やりたい。
[鞄から取り出した花火とにらめっこしている彼に、 へび花火をそっと差し出した]
(373) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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[ろうそくが倒れないように簡易ろうそく立て(土)を水で濡らして補強する作業を厳かに行っていると、 突然良く通る声が聞こえてきた>>370。 ビックリして顔をそちらに向けると、浴衣を着た久水さん達の姿が。 ていうか、雰囲気が違いすぎる]
あ、ああ。ありがとう。こんなに沢山花火持ってきたんだ。 使い切れるかなー。
[ちょっと、直視出来ない。目で男子――特に大原と樫木――に助けを求める]
(374) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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女子来たらデカい打ち上げのやつ点けて びっくりさせるとかどう?
[ポケットに手を突っ込みながら、片手にはアイス。 我慢できない!って様子の大樹に>>364 ちょっとした悪戯を持ちかけていた時、
“ 刮目せよ! ”
聞き覚えのある、>>370 しかし凛とした声に振り返る]
(375) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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…………………
[唇はアイスから離れ、半開き。 いつもとがらりと雰囲気を変えた女子たちに 思わず言葉を失った。 はっとしたのは7秒後。]
(376) 2016/08/22(Mon) 22時頃
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[持ってきた浴衣は 淡いピンク地に落ち着いた色あいの椿の柄。 いと が着つけているのを見ながら 一応自分で着ようと挑戦してみる。 教え方がうまいのでそれなりに形になったけど 仕上げは いと にお任せすることに。
いつものように横髪は胸元に流して 後ろ髪はサイドでねじりお団子にする。 とんぼ玉のかんざしをさして出来上がり。
待ち合わせのグランドへ向かう途中、 花火どんなの用意したー? なんて他愛ない話もしたかもね。]
(377) 2016/08/22(Mon) 22時半頃
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………っ、すげー! ゆかただ! みんな誰かとおもった!
[ぱあっと笑顔を咲かせて なにやら助けを求めるような大樹(何故俺に求めない)の横を通って女の子たちに近寄った。 なんか、すごく、きらきらしてる。 その眩しさに目を細めながら、何度もすげーって口にした。 褒める言葉の語彙力が乏しいのは許してほしい。]*
(378) 2016/08/22(Mon) 22時半頃
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[へび花火を差し出したその時だろう。 良く通る声が、聞きなれた声が響く>>370]
俺らも浴衣着れば良かったな、
[ぽつり、こぼれるのはそんな言葉。 はじめて見る浴衣姿。 きちんと結わえられた髪型。 目を奪われない男子などいるのだろうか]
( 大樹!今言う言葉はそれじゃねえ! )
[今はかわいいよ(はぁと)とか 似合ってる(イケボ)な場面だろ!?
目線で訴えてくる彼を肘で小さくつついた]
(379) 2016/08/22(Mon) 22時半頃
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[使い切れるかな、という切原君>>374に、葵は普通に返事できたと思います。どんな顔をしたらいいのかわからない居心地の悪さはやっぱりあるのですが、気まずくなりたいわけではないのです]
ドラゴン花火とか、並べて一気に火つけたりせえへんかった? 案外減りが早いから、大丈夫とちゃうかな。
[ドラゴン花火を5つほど並べて、いっせいに火をつけるのがなかなか綺麗で、葵のお気に入りなのです。コツはできるだけ火をつけるタイムラグを少なくすること。いっせいに始まっていっせいに終わるのがいいのです。 ……と考えて、あ、という顔になりました]
しもた。 ウチ、浴衣やから走れへんやん。
[すばやく火をつけてさっと離れなければならないというのに、軽やかな身のこなしが封じられているじゃありませんか!]
(380) 2016/08/22(Mon) 22時半頃
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