171 獣[せんせい]と少女
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/10(Sat) 19時半頃
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―鐘楼から見えた世界―
[元より、外の世界には興味があった。
がっこうは決して狭くはないけれど、 ずっと変わらない風景は見飽きてしまったから。
初めて鐘楼に上った時も、 高いところなら、もっと色々見えるんじゃないかと そんなことを思い付いたからで。
眼下の街、遠くまでずっと続く地平―― 外の世界には面白いものが色々あるよって、 教えてくれた先生達の声が、脳裏を過った。]
(353) 2015/10/10(Sat) 19時半頃
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[外にはもっと多くの人がいて、 触れたことのないものがたくさんあって、
…全て見るのは叶わないだろうと、知った瞬間だった。
街に向かって、聞こえますかー!と叫んでみたけれど、 当然、返事など返ってくるはずもなくて。
もっと声が大きければ、会話できたのかなとか。 空を飛べたら一瞬で、会いに行けるのかなとか。
そんなことばかり、考えていた記憶がある。]
(354) 2015/10/10(Sat) 19時半頃
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[自分の命が短いことは知っている。 十の歳まで、外に出れないことも。 会える人や物事が、限られていることも。
だから、あたしはここにいるよ!って、 少しでも、遠くの人に存在を知って欲しくて、
――その日から、鐘を鳴らすようになった。]
(355) 2015/10/10(Sat) 19時半頃
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[この声が届かなくてもいい、 空が飛べなくても構わない。
鐘の音に乗せて。或いは他の方法で。 誰かに、何かを届けたい。
……それが、今のあたしの願い。]*
(356) 2015/10/10(Sat) 19時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/10(Sat) 20時頃
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― いつかの生誕祭にて ―
[賑やかな少女たちの祝いの日。 それは年々少しずつ、成長を形にするような日でもあって、準備に慣れていくのを見守る日でもあって。
その日にダンスを披露した泥人形は、普段とは少し違う。 裾野の街で買ってきた布を縫い合わせたぬいぐるみの外側を被って、リボンを付けて、おめかしをしていた。 小さな少女が興味で触れて、折角の日に泥で汚れてしまうかもしれないと。
幸い、裁縫は絵より得意だ。 ウサギとネコのデフォルメは、ミツボシの歌に合わせて楽しげにくるくると回る*]
(357) 2015/10/10(Sat) 20時頃
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―回想・命と引き換えに―
[外に出たいと強く思うが故に、 その気持ちが、焦りに変わった時もあった。
きっかけは、クリスマスの小鳥が死んだ時。>>271 怪我を治してあげたら部屋に遊びに来るようになったと そんな話を、聞いてはいたのだけれど。
――命を代償に、治療する。
この鳥のように、怪我を治すことで寿命が縮むなら…]
(358) 2015/10/10(Sat) 20時頃
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[ある日の、のんびりとした午後。 物見小屋で風に当たりながら、エフに尋ねたことがある。]
ねぇ、エフせんせい。 せんせいの力は、命を使うって本当?>>0:515
[小さい頃から、何度も怪我をして。 その度に手当てしてもらったことを思い浮かべながら。
怪我を治すのに、どれほどの命が必要なのか。 酷い傷なら当然、命もたくさん使うのだろう。
なら、何度も治療してもらったあたしは、 ――…どれくらい、命を使ってしまったの?]*
(359) 2015/10/10(Sat) 20時頃
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[みんなが揃うのを待ちながら、ヒナコは考えていました。 カスタードをつくるには卵がいると。 せっかくだからとれたての卵でつくろうと。
“がっこう”には鶏小屋もあって、 “わたしたち”は交代して、時に“せんせい”の助言も存分に受けながら、 鶏の世話をしていました。>>257
それはヒナコにとっては、 生きることと喰らうことを考えるうえで有意義な時間でした。 卵からひよこが孵るのを見守って、 「わたしたちもこんなかんじで生まれたのかなー」と、 無邪気に“せんせい”たちに訊いたこともありました。
4歳の、まだオズワルドや“おねえちゃん”たちがいた頃のことはそこそこ覚えていても、 生まれた時のことは、まったく覚えていないヒナコです]
(360) 2015/10/10(Sat) 20時半頃
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[ヒナコの「ヒナ」には、 卵から孵ったばかりの鳥のこどもという意味もあるのだと、 ヒナコは知っていました。 本に出てきた「ひな」といっしょだけどもしかして? と思って、 授業で訊いてみたためです。
その時に、「ひな」はいずれ巣立つもの、ということも知りました。
“わたしたち”はきっと、「ひな」のようなものなのでしょう。 “がっこう”が巣で、“せんせい”たちが親鳥。 10年間を巣の中で育まれ、やがては外の世界に旅立っていく。 そのことに気付いてから、 こんなのあたりまえだもんって態度が、自然と取れるようになってきました。 不安が全くないといえば嘘になっちゃうけれど、 せんせいといっしょなら、きっと、大丈夫――]
(361) 2015/10/10(Sat) 20時半頃
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−食堂−
[手伝うことは、あるかと。 せわしなく動く、少女たちとせんせいを見て、いたら。]
………?
……ブローリン…?
[目が、あったが…。>>279 皿を持ったまま、何も言わないのを不思議に思い、名前を呼んで。]
…配れば、いいのか?
[手に持った、皿を指さして、尋ねる。]
(362) 2015/10/10(Sat) 20時半頃
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[皿を渡される時。 彼がつぶやいた言葉を、自分の中で一度、咀嚼して。
こくりとひとつ、頷いた。]
…そう、……だな。
[昔。 命の尊さを学ぶために、料理本を探しに来た若い獣は。 料理の腕を磨くと共に。 なにかを、学ぶことはできただろうか…?
その答えが、決してひとつではないと、知っているから。 どれだけ時間をかけようと。 私は黙して、彼が自分の答えを見つけるのを、待つのだろう。*]
(363) 2015/10/10(Sat) 20時半頃
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−一年前の巨大書庫−
[期待のこもる、眼差し>>318 応えることは、簡単だ。 ただ、そこに不快意味を考えてしまうのは…
その時を、間近に迎えているから…か。]
それを…アヤワスカたちが、望んで。 私にしか、出来ない事であれば…
だが…
[アヤワスカから、視線を外し。見つめた窓の、向こう側。 風を操って駆ける、二頭の獣を見て。]
ドレスなら、きっと。 パティシアの方が、趣味は良い。
[そんな、一年前の。午後のひととき*]
(364) 2015/10/10(Sat) 20時半頃
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― 昨晩、エフの部屋で ―
[「とくべつなひ」の前の夜。 あの一件以降時折付き合うようになったエフの晩酌に、その夜も付き合うことになった。>>317
これが、彼と呑む最後の機会かもしれない。 その可能性があれば、断る選択肢もなく。 ただ、エフが飲み過ぎないようにと注意はしつつも。]
エフ。 ……君は、明日、どうする?
[口にじわりと染みるアルコールの香りと共に、疑問をぶつけた。]
(365) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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[質問を同じように、自分にも向けて、"明日"を考える。
――けれど、未だ答えは出ない。
エフに逆に問われたならば、素直にそう返しただろう。
少女誰もが大切で、誰もを見守りたい気持ちがあった。 それと同じく、皆に、自分よりも他の"せんせい"と共に旅立つべきではという気持ちもある。
ただ――…… 不意に滲むのは、自分でも正体を見極められない感情。
それに左右されまいと。 自分に、少女たちの為に何ができるだろうか、と。 考え、悩むだけ、酔いもしないアルコールを煽った。*]
(366) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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― 回想・いつかの生誕祭 ―
わ、………かわいいー!
[そう言ってヒナコがちょいっと指差したのは、 ミツボシのおうたに合わせてくるくる回るぬいぐるみでした。>>357
うごくぬいぐるみ、といえば、土をお人形さんのかたちにして、 操れるちからを持つ“せんせい”――ヴェラが浮かびます。 手が汚れると本が読みにくくなるから、 普段はあんまり土のお人形さんに触らないヒナコでしたが。 いっしょに踊ってみたくっておずおずと手を差し伸べました。 布越しに土の感触はしたけれど手は汚れません。なんてすばらしいのでしょう!]
ねえ、このふくヴェラせんせいがつくったの? すごいねー! このリボンもすっごく、かわいいー!
[まだおめかしという言葉も知らないヒナコの心に、 リボンというものが“とくべつなかっこう”として刻み込まれた、 そんな秋の一幕でした*]
(367) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/10(Sat) 21時頃
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−いつかの回想−
[卵から孵った、黄色いヒヨコを見て。 「私たちも、こんな感じで生まれたのかな」>>360と。 初めて見た、命の生まれる瞬間に。 無垢な瞳を、キラキラと輝かせて。無邪気に言った、ヒナコの笑み。]
そう……だな…
[命の、生まれる瞬間も。命が、終わる瞬間も。 長い、永い時間を過ごした分だけ、記憶の器から、零れ落ちそうなほど見て来た。
その中でも… 神木が、その枝にいくつかの実を、結び。 一抱えほどの実の、中から。 少女たちが生まれいづる瞬間ほど、胸を打つ、生命の誕生は。
未だ、私の記憶には…ない。*]
(368) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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― はじめて、眠れなかった夜のお話 ―
[畑の隅っこに、山雀を埋めた日の夜。 わたしは夕食に出た蜂蜜漬けの果実を残してしまった。 その理由を隣に座ってて 残りを食べてくれたコリンは、知ってる。>>358
そして夜もいつも寝つきがいいのに、すぐに眠れなくて。 ベッドの上で布団をかぶって、もぞもぞ、もぞもぞ。 たまらず、ぴょこんと飛び起きた。]
そうだ。 お水、飲んでこよう。
[喉は渇いてないけど、 冷たい水を飲んでスッキリすれば眠くなるかなって。 いくつかまだ灯りがついてる部屋があったりして のぞきたくなる気持ちをぐっとおさえながら。 夜月の照らす静かな廊下を、ぺたぺた歩いていく。 お手洗いと浴場を過ぎて外に出れば、井戸はすぐそこ。]
(369) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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ひゃっ! つめたい。
[井戸から汲んだ水を桶に移しながら、 跳ねた飛沫の冷たさに小さく声を上げて。 井戸の傍らにしゃがみこめば 両手で桶の水を掬い、冷たい水で喉を潤していく。]
……あの子も、つめたかったね。
[今椀の形を作った手の中にあるのは、冷たい水。 じっとしていれば指の間から零れ落ちて、 だんだん減っていくそれを、なくなるまで見つめてから。 もう一度、掬い上げる。
────ぽちゃん。
何度掬っても、どうしても零れ落ちてしまう水。 気づけば、手が冷たくなるまで何度も何度も、 わたしは水を掬っていた。]
(370) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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[手の中の水に映る、わたしの変な顔。 治してとお願いした時の、エフ先生みたいだ。>>0:124
なるべく使わないようにしたいちから。 なんでかなって、思ってたけど。
こんな気持ちだったから、なのかな。]
(371) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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[何度も何度も。 繰り返し、水を掌に掬って。]
……ふ、わ、くしゅん。
[冷えた夜風にくしゃみが出て、手を止めた。 響いてしまったそれにびっくりして 聞かれてないかと慌ててきょろきょろ見回したんだ。]*
(372) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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──少し前・厨房──
[悪い子じゃないことくらいは分かっている。 でもどうしたって数年前の記憶は長く生きる自分からすれば数時間前くらいのように真新しいもので>>330 だからこそ目に見えて分かる成長>>332に目を細めた。]
それはみかん花の蜂蜜。 昔、みかん狩りでちょっと盛り上がったことを思い出したもんだから。
[かくれんぼの後に収穫したみかんはゼリーにしなくてもいいくらいに美味しかったもので。 流石果物と深い関わりのある男だ。 なんて口では言いつつもユージンに素直に関心したのはまだ明るい記憶だけど、あのことが教えてくれたことは。]
力を持っていても一人じゃ、な。 誰かと助け合ったら酸っぱいもんだって甘くなるもんだ。 たまには我慢も必要かもしれないが。
[少しずつ手伝えることを担って。 それは不満じみた声>>281だとしてもきっかけになったはずだから。]*
(373) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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おいおい。友達は大事にしないとな?
[冗談の延長線>>295 エフの言葉>>336に乗っかるように戯けながら視線は周囲への向けた。 ここから出て行けば多くの人との出会いだってあるだろうから。 だから、さり気なく忍ばせた一言も何処かで残るといいと思う。]
なるほど君の本領発揮か。 君の本気、楽しみにしていようか。
[少女達の関心を一身に浴びるユージンにはハードルを上げておこう。 何ちょっとくらい高くしたって応えてくれるだろうと目論み。
彼の作品>>297が素晴らしいことは知っている。 それもきっと素敵な彼自身の能力だ。]*
(374) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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−朝食とフルーツポンチ−
[いつも思うが。 やはり、今日という日は特別…なのだろう。
テーブルの上に並べられた、いつもよりも豪華な朝食。
その中で、色とりどりの果物が泳ぐ、甘いシロップの海に。 浮かぶ一羽の、赤い鳥>>297]
器用…だな…
[自分にはない、器用さを持つ、ユージンに。 聞こえたかどうかは、分からないが…。
繊細、という言葉が似合う、果物の鳥に。]
食べるのが、勿体ないな…
[そう、呟いた。*]
(375) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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―回想―
[一度叱ってからというもの、ミツボシは此方にちゃんと声をかけて果物をちゃんと持っていくようになった それでも何故か内緒で畑や果物園に忍び込み作物を盗っていくことはなくならなかったのだが 何回もされれば嫌でも彼女が諦める様子のないことに気付いただろう>>287。だからこそパティはよくわからなかった]
・・・・・・それはいらない。自分で採ったなら自分で食べると良い ・・・なあ、教えてくれないか?何でわざわざこっそり果物を盗りにくるんだ?そんなにスリリングな状況が面白いのか?
[ユージンもやめる気配がないし、何故そこまでこっそり取っていくのか当時のパティにはわからなかったのだ]
(376) 2015/10/10(Sat) 21時頃
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―現在―
[暫くアヤワスカの部屋の前で、 聞き耳なんて、立てていたのだけれど。 その途中でふと、気付いてしまった。
寝惚けた彼女を驚かせてやるつもりだったけど、 …本当は、ちょっと。寂しかったんだって。
甘えた声で二度寝に誘ってくれるアヤワスカを、 朝一番に抱きしめていたのは、大抵あたしだった。
けれど、もう。 ここを出たら、そんな朝は来なくて。 あなたの隣にはきっと、 今みたいに、先生の誰かがいるんだね。]
(377) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/10/10(Sat) 21時半頃
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[頭では理解しているつもりだった。 でもきっと今日、部屋に押し入らなかったのは、 心の何処かで、薄々感じていたからかもしれない。
特別と思っていなかったこと。 みんなと過ごした、10年間。 それが終わってしまうということ。
――明日、あなたがいない。
ずっと外に出たいと思っていたのに、 …寂しがり屋の甘えん坊は、あたしだったんだ。]
(378) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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[エフの呼びかけで、アヤワスカは起きただろうか。
二人は、何を喋ったのかな。 甘えただろうか。泣き事を言っただろうか。 先生は二度寝に誘われたらどうするだろう。
結局聞くことのなかった会話、 そんなことを取り留めなく考えながら、 静かにその場を離れ、食堂への道を戻っていった。]*
(379) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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―回想・井戸の傍、まなびやの屋根の上―
[>>173「とりさん」に、心がきゅうと締め付けられた気持ちになったのは。自分が、動物を食べないからとか、そういう理由もあったけど。 一番の理由は、あの日の夜のことを思い出したからだ。]
[その日も、綺麗な星空。 昼間はにぎやかで、少女たちの声が響くがっこうも、 夜になれば静まり返って。 辺りは僅かな灯りと、静寂。]
きょうもまた、一日が終わるな
[自分にとって、このぐらいの夜風はまだ寒いうちには入らない。いつものように、屋根に横になって。 目を閉じ、しばらくしてからだろうか。]
(380) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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─厨房で─ まあ、僕は監視するわけじゃないから。 君のそういうところ好きだけどね。
[自分だって、好きに飲んでいるのだから似た者同士だし、人の事はいえた義理でもない。 得意げに籠を見せる毒気のない笑顔に]
そうだね。皆で食べたら きっと、忘れられない思い出に…。
[口を開けばしんみりする感想がついて出るのは やっぱりここで暮らした年月のせいだろうか。]
(381) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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>>372「くしゅん。」
[くしゃみのような声に、閉じていた目をぱちり。 起き上がって下を見ると、井戸の近くにクリスマスの影。
何をしていたのかは、まだ気づけなかったけど 風邪をひかないように、と。 自分がかけようとしていたひざ掛けを 風でクリスマスの方へ。
もし気づいたなら屋根の上から手を振って 何をしていたのか、聞こうとしただろうけれど]*
(382) 2015/10/10(Sat) 21時半頃
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