270 「 」に至る病
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/13(Sun) 22時半頃
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ん
[旅行は大変だろう 精神疾患の眷属にとって、刺激がどれほどの負荷になるか ……というよりは単純に、この手のかかる主人の気紛れとかに振り回されるんだろうな、って]
ふ……ならまっ先に、ビーチにバカンス? あんたが行きたいとこ
[ひとり旅はもう出来ない。させられない。 不安や嫉妬に狂わずとも、先に体だけが裂けてしまう。
知らぬ間に、行使せずにいた自由が一つ永遠に失われていたことは まだ整理がつかないけれど]
(327) 2019/10/13(Sun) 23時頃
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だめ? なら、奥様の仰せのとおり
[よいこは寝る前に歯は磨きましょう。
ひと口ちょうだい、と グラスをとる主人の手に指を重ねた*]
(328) 2019/10/13(Sun) 23時頃
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─ それから ─
[カレー・お菓子パーティー。 ホワイトラビットの社長があなたによろしくって、 伝えてはおこう。 段ボールからイモリの丸焼き(グミ)が出てきたときは取り落としそうになった。
危うい少年だったと思う。 彼自身が彼を救えないのなら、── いや、考えても意味はないか。彼らの人生は彼らが主役]
(329) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[カレーが嫌いな者はいない。らしい。そうか? 労せずして色々な味を楽しめて好奇心を満たしてくれるものはそうはない。 あざらしカレーを生まれて初めて食べた。万人向けで刺激が足りなくてタバスコかけた]
(330) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[結局歯も磨いたし、お風呂も入れた。(自分も) その隙間でバルコニーで一服しながら日記を書いた。
メンソールリキッドの電子烟草 これもいずれは辞めることになるのか]
まだ寝ないで
[バスタオルで包んだ主人を脚の間に座らせて、 トリートメントを揉み込んだ髪にドライヤーをかけて
そうやって、健診の日の夜は更けていった*]
(331) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[薄氷の上を歩くように
――いいえ、もう。 その背後には道はない。
二度と戻ることはないのでしょう。
けれど振り返りはしない、絶対に*]
(332) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[車の後部座席で冷たいタオルと 楽しげにまじないをかける君に微笑んで
――でもね、痛いのは飛んでかなくてもいい。 …………撤回。
これは君がつけた傷じゃないからイラナイ。 ほかのものなんて必要ない。
イラナイイラナイイラナイ]
(333) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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[そして今は――浴室の中。 余程見せたかったのか、我慢できなかったのは私?
脱衣室にも戻らずに。 腕の中に飛び込んでくる君を受け止めて
ありがとう、って伝えるの]
(334) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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そう。私、薔薇が1番大好きよ
……うれしい。 ありがとう、チトフ。
大好きよ
[きみの上目遣い。 また、きみに壊されていく。
ああ、なんて幸せなんだろう。 つう、とまた流れる涙。
パサリ、 銃のとなりで落ちた衣服*]
(335) 2019/10/13(Sun) 23時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/14(Mon) 00時半頃
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……っ それは、
[何も言い返せないのが、答えだってこと。>>306>>307 僕だって、わかってる。
わかってるけど、聞きたくない。
この先を、淡々と告げる声に痺れたように手が震え。 纏わりつくような甘い匂いから逃げたがるように首を振る。 それでも、離れることだけはしたくなくて。 叩いていたシャツを、強く握りながら。]
(336) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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……つまりもう、 僕が咬んでも咬まなくても変わらないって そういいたいのか。
[覗きこんできた蒼佑と、目が合った。
その目の色は、さっきまで泣くほど怒ってたくせに。 今は憎らしいくらい落ち着いていて。 蒼佑はとっくにどうするつもりか決まっているのだと、気づかされる。]
(337) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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[だからそういうのは個人差があると。>>308 言いかけて、被害者、の言葉に嫌悪で顔が歪んだ。]
出てかない。 蒼佑を置いて出ていったりしない。
[視界の端に映る、赤い染みに喉が疼いても。>>311 意地でも離れてやらないとしがみつき。
観念したように、目を伏せる。]
……わかった。 もうどうしようと変わらないなら、 僕が我慢する意味はないんだろ。
ただし、
(338) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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[駄目だろうと、なんだろうと。]
……被害者で遺されるのは、もういやだ。
[どうしたいか決めれば、次第に手の震えはおさまって。 シャツを離し、腕をかきむしる指先に触れる。 まるで、繋ぐように握りながら。]
僕は置いて出ていったりしないから、 蒼佑も置いていくな。
(339) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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僕も、一緒に連れていけ。
[そうして手を持ち上げたなら。 喉が渇いた、と呟いて。 袖から滴る赤い蜜へ、口を寄せた。**]
(340) 2019/10/14(Mon) 01時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/14(Mon) 02時半頃
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[君と共にどこまでも歩いて行こう。>>332
薄氷は砂糖菓子。 道標のパンくずは全て鳥に食べさせよう。 丁寧に丁寧に、君の退路を潰していく。
そうして前を見る君の、 ああ、なんて凛と美しい事か!*]
(341) 2019/10/14(Mon) 02時半頃
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[家に帰れば待ちきれないとばかりに浴室へ。>>334
用意させた綺麗な湯舟を見せたくて、 服のまま浴室ではしゃいでみせて、 そのまま君の胸に飛び込むの。
ありがとうって言われて屈託なく笑って。 薔薇が好きって君が言うから。>>335]
えへへ、やっぱり!
[僕はとっても嬉しそうに笑うんだ]
(342) 2019/10/14(Mon) 02時半頃
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僕も大好きだよ、アリス。 ねえ、僕達ずっと一緒だよね。
ずっとずぅーっと! 一緒にいようねぇ?
[また涙を流す君。 でも、この涙は幸せな涙。 よしよしって抱き寄せて背中をさすってあげて。
そうして全部捨て去ってしまおう。 銃も、服も、(かつて君の名前だった『 』も)*]
(343) 2019/10/14(Mon) 02時半頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/14(Mon) 03時頃
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[死が二人を分かつまで] [――なんて、 誰が最初に言ったのかしらね] [死のうがどうなろうが関係ないわ あなたは私のもので、私はあなたのもの 永遠に消えはしない事実 だけど二人で共に溺れて朽ちていけるなら それこそ永遠に終わらない夢 じゃない?]
(344) 2019/10/14(Mon) 06時頃
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[色とりどりのお菓子はまるで宝石箱>>329 くにくに弾力があったり、ぐにぐに固かったり ほろほろ儚く崩れていったり 匂いも、形も、感触もさまざま もちろん、味も 子供の笑顔って、きっとこんな感じなのね 食べ慣れたカリーとは少し違った風味のカレー>>330 何を食べたかはご想像におまかせするけれど 少し馬肉に似ていたかしら、それとも鹿かしら 食べてみる?って彼女に少し差し出したけど どうしたかしらね 私は結構好きよ]
(345) 2019/10/14(Mon) 06時頃
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[あやうくバスタブが揺り籠になりかけたけれど うつらうつらしながら、髪を整えてもらう>>331] [甘いだけのお菓子じゃつまらない 一つまみのスパイスが甘さをより引き立てるの たとえば痛みだったり、苦味だったり ……臭みだったり、ね?] [微かに香る烟草のにおいも、嫌いじゃないわ 彼女の馨りを引き立てるから*]
(346) 2019/10/14(Mon) 06時頃
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