122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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―10年前―
[ウィリアム・ウェーズリー含むD.E.A.T.Hに与えられた任務は、宿命の少女の排除であった。
観測地点の屋敷ごと兵式でふっ飛ばし、残った厳重な建物の奥で見つけたのは、言葉も満足に喋ることができない、精神の成長の乏しい少女だった。 通常規則に則るのであれば、観察対象となる世界に危険をもたらす可能性のある因子≪カラミティ・エンブリオ≫であったが、宿命の少女≪ヒロイックエターナル≫たるゆえの排除。 しかし、隊長であるウェーズリーの状況報告に、本部は命令を出した。
【隊員全てを排除し、秘密裏に本惑星へと宿命の少女を連れ帰れ】
それは、因子略奪≪ロバー≫に関わる仲間殺し≪フラッテジェノサイド≫の命令だった]
(299) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[身を守るすべは、ない。
闇に体を侵食され倒れ伏した少女はもはや、 指一本さえ動かすことはできなかった。]
(300) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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[重力定数に手を加えて、落下速度を抑えたあと――]
――……え、っ?
[見遣る余裕のできた、眼下に。
あの、"正義"を名乗る男が――"J"が。
――"少女"を吹き飛ばす光景が、目に入った]
(301) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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血染めの天使……ウィリアム・ウェーズリー……
[最後の声。 耳に残る単語を、小さく紡ぐ。]
……ウェーズリー……?
[それは、彼女の名前じゃなかったか?]
(302) 2014/05/20(Tue) 23時頃
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――……正義の味方が、何やってんのよ……!?
[反射的に、闇のソラに6個の魔方陣が浮き――同数の光線が、倒れる少女と"正義"のあいだに注いだ]
(303) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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……お前、ウィリアム・ウェーズリーが誰かわかるか……?
そこへ、連れて行け。
[小さく、傍らの従者へと。]
(304) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 23時半頃
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私の……相手……?
[肩で息をしながら、>>275 新たなる闖入者―― あれは確か、湖の騎風神。特級の厄ネタの一つ]
…私は……、この世界を……存続させる為……っ!
[苦しげに騎風神を見据えながら放つは、幾度となく繰り返してきていた文言。 L.I.F.Eとしての生き方。自分としての生き方。
その中身には、もう失った"自分の日常"は無く、 故に空っぽのがらんどうの様な言葉だった]
(305) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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[――それは、運命の皮肉だったろう。
かつて、フォール=イーリス≪女神墜とし≫と名付けられた赤子が。
闇に墜とされた女神≪フォールド・イーリス≫を救おうとする、この矛盾]
(306) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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ご主じ、……ご主人!?
[>>269光が消えた直後 戸惑う主君を伺い、そして]
……ウェーズリー? うん。さっきは、あの建物……今の人に最初に襲われた建物に居た、はずです。 移動したなら、鼻で探れますから……
……でも、ホリーは?
[娘を行かせた主君の話を聞いてもらえるか、と、脳裏を過るが 背にかかる重圧に、再びホテルを目指す]
(307) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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――――……そうか、
[>>277闇が少女を襲わんとする最中 聞こえた呟きを拾うと、男は言う]
ならば俺も、 俺の正義にのっとって――――君を裁く。
[>>2:571弱いと大声で嗤われようと、 それが生きる意味だった。 それしか、できなかった。]
(308) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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[ ゴ ォオオオォォォオ … ォォオオォォオオ ……!! ]
(309) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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[闇。 それは、地を揺らす程の、深い闇。]
(310) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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小癪な真似を――――― ッ!!!
[彼女の放つ光を喰らい尽くす事は敵わなかった。
しかし、>>303その闇はやってきた少女の光線を いとも容易く飲み込んだ。]
(311) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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じゃあ、探れ。 まずは、俺たちだって情報を集めないといけないんだ。
[緩く首を振る。 ホリーは、と聞かれると、僅かに視線を逸らし]
……大丈夫。 きっと、また会えるから。
(312) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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/*
どうしましょうね。
アイリスがここで死ぬ未来が見えてるのと
身体動かないっていってるのと
蘇生があるからワンチャン……などと甘い考えで
アイリスにセットはしています。
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このセカイの存続か…。そうだったな。
[S も A と似た様な事を口にした>>305 どちらも本来なら手を取り合えるだろうに。
おねえさま、これが貴女の虹に惑わされたモノの罪です。
そう心で呟いて]
一度だけ聞こう。 お前は私が祝福を与えた者。
今目を瞑ると言うなら、 新たなセカイの存続を護る者として迎えてやろう。
[当然拒むなら、セカイと共に消すと表情無く告げて]
(313) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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……うん。 まずは、さっきの建物行きますね。
[多分動いてはいなかろうが、と、繋げて]
…………はい。
[そう言われれば、信じる他なくて 後はただ、ホテルへの道を戻った
うっかり車融かしかけて殴られるのは、日常茶飯事]
(314) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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今現状では、私より、彼の方が街を消滅させていると思うがな。
[世界を革命《コワス》と堂々と言い切った男>>281に 視線を向けるが、魔法陣の展開を感じた瞬間。 アレイーオンはまさに風の如く、その範囲から駆け。 上空から預言著者に落した様に、白いランスを 重力に引かれるままに試す様に投擲する]
(315) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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――白《ブラン》お姉様。
あたしの敵は……
[彼女の問い>>275に微笑んで答える。]
目の前の2人。 黄泉の重戦車《ハーデス・ジャガーノート》と。 彼女の両方だわ。
[ソフィアの名前は知らない。 彼女がSと呼ばれている事も。]
(316) 2014/05/20(Tue) 23時半頃
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/*
一応、アイリスへの蘇生フラグも立てておきたいと思っています。
/*
Jのお兄さんからの伝言を見るに、落ちた場合
虹を優先させて蘇生させろよと言う意図をひしひしと
感じるのでアイリス▲で良いかと。
一応セットだけしておきます。
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でも――……っ!!
[闇へ放ち続ける光は、従前と変わらぬ運命を辿り続ける。
無意味に魔力を放出し続けるのは、一度は自分を助けた"正義"の行為ゆえ――]
あなた、私を助けてくれたじゃない! なのに、なんで、こんなこと……正義って、なんなのよ!!
[光と闇のせめぎあいに、少女≪ヒト≫の入る隙もなく。 本来の結果に、いずれ落ち着くことだろう]
(317) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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……全く、何時になれば白《ブラン》お姉様との遊び《ゲーム》を再開できるのかしら。
ねえ?
[困ったものだと苦笑を浮かべつつ。 次の術式の準備を始めていた。]
(318) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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…… ねえ、
[倒れてしまった体は重く、闇は少女を冷たく締め付ける。 眼前の激しい闇と光は、少女の視界を明るくすることはなくて。]
わたしが、いま、戻れたのって…… ……あんた、なにか、した?
…………ばかおとこ。
[ポケットに入れっぱなしの、キラキラしたカード。 夜が明けたら、電話してやろうかと思っていたんだけれど、 手が、もう、動かない。
夢はいつも、終わっていたから。 あの銃弾に襲われたところで終わっていたんだから、 そうじゃなかった今にはきっと、何かがあった。]
(319) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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[ほんのすこししか聞かなかった声だけど、聞き間違えはしない。 名前は見た。知ってる。わかったけど、 やっぱりあいつは、馬鹿男で十分だと想う。]
返すなら、自分でもってきなさいよ……
[Jに敵対したらしい、罪人。 そうして、あの蒼い光。 戻ってきた銀時計。
ああ、見当はつく。 彼は、今頃。]
(320) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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― ホテル周辺 ―
!? ご主人、これ……!
[場に近づくにつれ伝わる、破壊の予兆 遠く見えるはずの建物が、著しく高さを減らしているのに気付き。忠犬は、速度を上げた]
(321) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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/*
魔女に甘えるのも良くはないのですがね………(土下座
ホテル側の村二人どちらかが落ちるかな、と思いつつ
アイリスが予想外に死にに来てたので、全力で迎えました申し訳ない(べちゃ)
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[>>295 男の“闇”が、少女の身体を吹き飛ばす]
[少女《A》は]
[悪《∀》をその身に受け止めて]
[そして、少女《アイ》は視るだろう――――]
(322) 2014/05/21(Wed) 00時頃
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