249 【誰歓突発RP】君と、夏の終わり
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[ 常世の考えている事も知らず>>273、 周囲を見ながらゆったり歩き出す。
人混みの中には 浴衣をまとう女の子も沢山居て。 それを見ているだけでも、楽しかった。
そんな集団に目を奪われていた頃、 どうやら彼>>300はりんご飴を見ていたらしい。 慌てて後を追えば差し出される、赤色 ]
いいの? ……ありがとう。
[ 何やら随分スマートに奢られてしまった。 変に感心しつつ、遠慮するのも失礼だから、 お礼に今度何か差し入れしようと決心して ]
(311) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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[ 今度ははぐれないように、 彼に歩調を合わせて歩き出す。
艷やかな赤い飴にかぶりつこうとして── 何だかもったいなくて、止めておいた。 ゆっくり舐めていく事にしよう ]
……────
[ 将来を尋ねられて、言葉を失くす。 ……そういえば、いつだか 話してみたいと思っていたっけ ]
……うちのお店ね、わたしが継がなきゃ 多分、畳む事になっちゃうんだぁ。
[ 何処か遠いところを見るような瞳で、 いつにも増した、のんびりした口調 ]
(312) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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それは嫌なんだけど、でも 好きなものとどうしても
────両立出来そうに、 ないんだよねぇ……
[ 言ってから、はたと気付く。 常連さんになんて話をしているんだろう。 明らかに要らない前置きをしてしまった。
そうは言っても、 吐いた言葉は無くならない。 珍しく、少々気まずい気持ちで 気の抜けた笑みを彼に向けながら、一言 ]
だから、ちょっと考え中。
[ そうしたら、再び前を向いて歩き続ける ]
(313) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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……常世くんは、進路決まった?
[ 好きなものが見付からない彼は、 結局、どうするつもりなんだろう。 そんな疑問が半分と、 先程の気まずさを払拭したい気持ち半分。
問い返しつつ、暫く歩けば 川岸で待つ御松里の姿が見えただろうか>>280 ]*
(314) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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(>>1:277>>1:278>>1:295 ヤマト)
えっいま?わわわ。
はいどーもっ。 ドーン☆スターTVの、クロちゃんでーす☆
今回はおまつりまつりの楽しいところを、皆さんにお届けしたいと思いまーす。
第一はそれです。そう。おまつりまつりの名前。これ、なんと本当にこういうお祭りなんですー。
それではさっそく、さらなる魅力。おまつりまつり名物の花火大会を見に行こうと、おもいまーす。
(315) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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- 回想:春原こころ>>229 -
あ
[今日も今日とて 「みなもと」のお世話にならんとしていた帰り道。 鉢合わせしたのは意外な人物、春原こころだった。
お財布を手にした姿と、 彼女の視線が此方のレジ袋に向けられたことで ああお宅もですかと一瞬にして理解した。 決定打は春原本人の言葉。
しかし春原さん。 若菜ちゃんのご飯、ではまるで此方がご飯泥棒みたいでいただけない。 意味は通じているけど、そういうとこぞ。 と、大して彼女のことを知りもしないくせに 思ってみたりして。]
(316) 2018/08/26(Sun) 23時頃
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[ なぜだろう、すらすらと苗字をもじったハンドルネームを口走っていた。 掌をパーにして、ひらひら振りながらアピールも忘れない。
そして、花火を写すのだ。めざせ一億再生。
相当はずかしいことをしている、なんてその時その場では、ちっとも思わなかったし、唐突に遭遇したレンくんに一発芸を強いるのも、やった、盛り上がるぞ、くらいに感じていた。
今熱をはかったら、風邪って言われちゃうんじゃないかな。 ]
うん、花火いこう!
花火どっちだっけ!そっち?!
(317) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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[いつの間にか、川岸まで下りていた。 気付けば目の前では、神社の息子?だっけ。 彼が何か話していた。>>280
もしこころがその場に現れれば、 私は笑って言うだろう。 ―――ごめん。 スマホ、塾に忘れてきちゃったみたいで。 連絡取れなかったんだ。
………河野辺りが聞いたら、 すぐばれたに違いない。>>165
私は親友に、"嘘" を吐いた。]*
(318) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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[しかし一転、彼女もお店の常連だと知ると 同志を見つけたようで心踊るのは否めない。
そりゃあ「何を食べるの?」と訊かれてしまっては おじいさんのご自慢の時計よろしく ビニール袋の中身を披露してしまうのもしょうがない。
ちなみにその日はやはり源にお勧めされた かつ丼(特盛)だった。 美味しそういいなー、と素直に喜ばれたら悪い気もしない。
彼女の、同じものを頼んでしまうというのは 実は凄くよくわかる。 どちらかといえば、他の店では自分もその傾向があるから。]
俺はいつも今日のおすすめだよ
[だけど「みなもと」では何が出てきてもわくわくするのだ。 恐らくそれは、知り合いの店だからというだけじゃないと思う。]
(319) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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[ レン君が無理強いされた一発芸をカメラに収め終えるまでに、なんとか大和くんに追いついた。 足、はっや! なんでこんな、に、俊足なの。男子っ、て、みんな、こう、だっけ? ]
はぁ…はぁ…
(320) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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[凄いなっておもう。 同じお店のご飯を食べてるひとが 目の前で幸せそうに笑ってるのを見て。
凄いことだと思った。
そして春原がとってもとっても顔に出やすいってことも すぐに懐に飛び込んでしまえるなつっこさも。
凄いなって思ったんだ。]**
(321) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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………全く、あいつは。 馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿 馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿
ほんっと、馬鹿なんだから! いたっ、何かにぶつかって―――
……………はぁ、なのに何で私、 あんな馬鹿に付き合って、 本殿の中にまで来てるんだろう。
(322) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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………あれ? ぶつかった拍子に――、壊れ―――
(323) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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…………これって、確か―――。
(324) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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[その瞬間、空に大輪の花が咲く。]**
(#0) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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[幾らか一人彷徨っていたところで ようやく出会う第一友人一号>>295
何?この子カメラ回してんの?]
荒ぶる鷹のポーズ! [ヘ○ヘ |∧ / 曙星が一緒に居る事に気付くのは一拍遅れてから>>317]
おのれヤマト から揚げよこせ!
[河野蓮のこうげき! しかし相手は元運動部。ダメージはなさそうだ*]
(325) 2018/08/26(Sun) 23時半頃
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[カメラを向けられた瞬間にすらすらと喋る曙星。 何事もすらすらこなす、という彼女の特技は 対応の速さにも現れていると思った。]
さすがだな蓮……
[ちゃんと一発芸をしてくれる蓮>>325 何だかんだ乗ってくれるのは神か、神だな]
は、唐揚げ? まー、腹減ったしいいけど
[さすがにダメージは喰らわなかったが まあ一発芸してくれたし、唐揚げ買うぐらい問題ない。 置いてってしまった曙星が追いつくのを待ち 撮影しつつ唐揚げも購入]
(326) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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――回想(>>1:226>>1:227 こころ)――
[ いつもの日々、いつものマル付けにならないバツ付け、そして、いつもの補習。 けれどその日は、帰り道がちょっと違った。 塾友で柔らかい雰囲気の、こころちゃん。
同じ補習を受けていた彼女とは、帰り道が同じだった。難しかったから速そうな動点を勝たせてあげた、とか、英語のテキストってみんな陽気で悩みとかなさそうだよね、とか。
補習も受けるとけっこうな時間になってて、晩御飯まで我慢できなかったんだ。くうっとお腹が鳴って、恥ずかしかったけれど、こころちゃんのお腹が鳴ったことにしてくれて、コンビニまんじゅうを買ってきてくれて。やっぱり、いい子だなって思った。
やっぱりっていうのは、よく友達の相談を聞いていたみたいだし、誰かにあげるらしいスポーツドリンク、沢山買い込んだりしてたからね。
もらった肉まんは熱々で、じゅうってお肉が瑞々しくて。友達と食べる、っていうのも、あわせたら、★三つのお味に思えた。 ]
…けど、お金は割り勘にしよ? ナチュラルに買ってきてくれたけど、ほら、奢ってもらうなんて悪いし。さ。
おいしいねー。
(327) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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- 花火まで、あと>>312 -
[源が、少しずつ少しずつ飴を舐め取るのを すでに半分以上被りついてなくなった己のりんごと 見比べながら隣を歩く。
ジャリジャリという甘い飴の硬さと ほの酸っぱいりんごの瑞々しい果肉が、 口の中いっぱいに広がる。
店を継ぐのかという問いへと 源が答えるのには少々間があった。
それは、彼女が 弁当屋以外の未来を考えているからに違いない。]
(328) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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ユーチューバーやるんだよ、暁星が そんで、撮ってみようかなって
[ユーチューバるという謎の動詞で蓮に説明しつつ 足は河原へと向かう。 そこに誰が集合していたにしても、全員を、ムービーにおさめる。
蔵の中で落ちた御神刀も 空に咲く花火も、全部]
(329) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[予想した通り、彼女の心は揺れていた。
お店を畳むこと。 それが彼女にとって願ったり叶ったりな出来事であれば こんなにも悩んでいないんだろうなと思う。
好きなもの――というのは、やっぱり 天体なのだろう。
向けられた笑みは、「いつもの」ではなくて 珍しく不格好なものだった。
「考え中」>>313のその裏に、 どれだけの葛藤があるのだろう。
熱中できるものひとつ挙げられない今の自分には 想像もつかない。]
(330) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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(>>1:325>>1:326 ヤマト レン)
さっき、碧くんがもりもりもりもりお食事してたときは胸焼けしたけれど…
今みるとものすっごい美味しそうだわ。 さっきの碧くんを笑えないなあ。
[ 男子の手前、お腹は鳴らさない。そこは最終防衛線。 走馬燈のように肉まんの思い出をふりかえっていたら、息がととのってきた。]
すいませーん。肉まんくださーい。
(331) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[想像すらできないから、幼馴染がユーチューバーなんて面白そうなことに挑戦したがってたことにも気付かなかったし、彼女の悩みがそのまま将来への悩みに繋がっていたにもかかわらず優しく励ますことすらできないのかもしれない。
訊かれるだろうと思っていた質問は やっぱり降ってきて。>>314]
俺は …まだ探してて
[なんとなく、ぼんやりとだけど さっき、彼女の話を聞きながら浮かんだものは あるのだけど]
色々、やってみたい かな
天体観測とか…さ
[どうしても口に出すと気恥ずかしくて 尻すぼみになってしまったその言葉は 打ち上げられた最初の花火にかき消された。**]
(332) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ムービーは、全員に向けた。 ユーチューバってる、という動詞のもと 花火と一緒に、ひとりひとり、皆の姿を映した。 肝心の曙星からかなり逸れているが許して欲しい。 今、この時の皆の姿を、記念に撮っておきたいと思ったのだ。
直接話すには気まずいののかにも、画面越しなら向けられた。 なんかコメントして、告げた言葉はそれだけだったけれど ひどく久しぶりの会話に思う。
落下した御神刀もしっかり撮影した。 写真も撮った。 それも、良くなかったのかもしれない]
(333) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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――― ゲーム馬鹿とチャリ馬鹿 ―――
[ 実のところ。 池田夏海は塾で散々にやらかす以前に 学校ですっかり変人として認知されていた。 何せこの態度>>0:46はどこに行っても 何歳になっても変わらないもので。
故に放課後がやってくると 慌ただしく帰っていくナツミを 部活動に勧誘しようという猛者は ほとんどいないのだった。 ]
ごめんねー、私のしたいことは 学校の部活動とは別のことなのさ!
[ 部活動の勧誘を蹴る際のテンプレート的な台詞を 件の彼>>213が聞いたことがあったかはどうとして。 ]
(334) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ 学校が終わったらこんな戦略を試してみよう、 こう防がれたらこう。攻められたら、こう。 授業中に考えることといえばそんなことばかり。
それまでの蓄積でどうにでもなる 読解問題や直感的な問いかけは手についても よく考えなければ解けない問題はさっぱりなのは まったくもってこのせい。
丸みを帯びた綴り字がお経のように べったりとノートに張り付いていく日々。
何となく前の席へ目を向け、 のたくるミミズ文字を見て思ったのは。 「あの人も別のコトを考えてるのかな。」>>215 ]
(335) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ 些細な興味関心は日常の波に溺れて そのときは消えてしまったけれど。 何ということのない朝>>214に 気紛れに釣られて再燃したのだった。
実のところ。 あっという間に距離を離されて置き去られて。 それが悔しくなかったのだと言えば、嘘になる。
真っ直ぐに走り去る一条の風を後ろで見て それで追いかけた、という真っ当な動機も もちろんありはした。
…でも、一番は希望だったのだ。 あのロードバイクの持ち主が同じ学校の生徒なら。 ]
(336) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ 授業中にもロードバイクのことを 考えているくらいの人がいい。
そんな考え事を巡らせながら ロードバイクの持ち主を待っていたナツミは 傍から見れば少し不気味だったかもしれず。
しかしそれを気にするようなら最初から 誰かを追って全力疾走などするはずもない。 ]
うん、私。 きみのロードバイク、すっごく綺麗だよね。
後ろ姿が流れ星みたいだった。
[ 現れた持ち主>>216に笑顔で感想を述べる程度に 池田夏海の度胸は据わり過ぎていた。 ]
(337) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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…なんとなくわかる気がするよ。
なーんにも考えずに どこまでもどこまでも全力で走ってさ、 走り切ったー!って思ったときに ゴールテープが切れたらサイコーだろうなって。
[ シンプルで絶対的な法則の世界。 目指す気持ちさえあれば、 どこへだって、どこまでだって行ける世界。
「 わかるよ 」と、もう一度言った。 ]
私もさ、…似たようなこと、やってるから。
(338) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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[ その時。 ナツミは猪突猛進な自分と、 この彼は似ているなあ、と はっきり思ったのだ。
縁くんのほうには決してできないだろう 秋晴れの空のようにからりと澄んだ この笑顔を見て。>>217 ]
天地因くんだね。…うん。覚えた。
また会おうぜ少年! 明日のホームルームで!
[ 自分はきっと、もう 彼らを見間違えることはないんだろう、と。 ]*
(339) 2018/08/27(Mon) 00時頃
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