105 CLUB【_Ground】
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− ホレ―ショーの部屋 −
[しっかり返事は返って来た>>147 いつもと違うその声に首を傾けたまま]
はいるのー。
[遠慮無く侵入した]
ホレ―ショー、そんなとこいると寒いよ?
[窓に近付いている姿に声を掛けて近寄った。 肉のごろごろ入ったシチューには温もりがある]
ホレ―ショー、怪我してる?
[血の匂いとそれがホレ―ショーからする事に 鼻はひくひくと嗅ぎ付け、耳は警戒する様に動いた]
(148) 2013/12/22(Sun) 20時半頃
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[端末から研究員の指示を受ければ同意の旨を伝えてVIPルームを立つ。言われた部屋へ向かい席]
準備は大丈夫。
(149) 2013/12/22(Sun) 20時半頃
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えへへ、ありがとー。
[サミュ>>@145の言葉がくすぐったくて、小さな耳をぴこぴこ揺らす。 尻尾とストールを靡かせて、サミュの手を取った。]
サ、サミュ……危なかったりしたら早めに言ってね…!
[視界を奪われたまま歩くのが怖いのか、小さな耳が少しだけ震えている。 繋いだ方と反対の手はストールを掴んで、恐る恐る足を踏みだした。]
(150) 2013/12/22(Sun) 21時頃
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[>>148ヤニクが部屋に入ってくるのを、拒絶はしない。 けれど、出迎えることもない。 両手をぎゅっと握りしめ、少し視線を向けただけ。]
さむいのは、大丈夫なんだぞ。
[それよりもっと冷たいものを知ってしまったから。]
けが? ちがうぞ、ちょっと、爪とぎしすぎただけなんだぞ。
[ちらりと示すのは、ベッドの脇に転がる、ちょっとでは済まない程に損傷した爪研ぎの板。]
(151) 2013/12/22(Sun) 21時頃
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[買い手の待つ部屋が「教会」ならば、手を取り歩むこの道はバージンロードか。 それはこの世に生を受けた日から、新たな人生を踏み出すこの日までの道のりを示すという]
チアキ、今、どんな気持ちだ?
[その時を、間近に控えた動物は、どんな気持ちなのだろう。 目を合わせたその瞬間から、一生を捧げる「愛」が始まる。 自分には未だ、その行為には良いイメージがわかないのだけれど]
(@146) 2013/12/22(Sun) 21時頃
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今……?
[サミュの声がした。 手を引かれて進む道、少しだけ立ち止まる。 ちょうど、シーシャ>>142の声も届いただろうか。 照れ屋さんなシーシャらしい一言に、くるる、と喉を鳴らしたりして。]
ドキドキ、してる。 緊張と、期待と、不安と、喜び。
僕が、永遠を一緒に過ごす人。 選ばれただけじゃない。僕も選んだんだ。
目を見た瞬間から、僕たちは繋がる。 決して切れることのない、赤い糸?だっけ。 えへへ、それってすごく幸せなことだよね。
[照れ臭そうにサミュと繋いだ手を揺らす。 頭に挿した向日葵が優しく香った。]
(152) 2013/12/22(Sun) 21時頃
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サミュ、ありがとう。 サミュたちがいてくれたから、僕はこうして幸せになれるんだ。 誰かを想えることを教えてくれたのは、サミュたちなんだよ。 だからサミュもちゃんと、自分の幸せを選んでね。
[一度だけ両手でサミュの手を掴んで、ほら行こう!と、その手を引く。 目隠しの下の瞳は柔らかく細められ、唇は緩やかな弧を描いていた。 迷いのない、まっすぐな心、まっすぐな想い、そしてまっすぐな願いをサミュに届ける。]
(153) 2013/12/22(Sun) 21時頃
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[明らかにいつもと違う態度>>151 このまま皿を置いて出ようかとも思ったが、 散らばった無残な板の数に窓辺のホレ―ショーの元へ]
爪研ぎしすぎたの? じゃあ指とか大丈夫?
[血の匂いが漂う程の爪研ぎならただ事ではない。 うーんと少し唸った]
(154) 2013/12/22(Sun) 21時半頃
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[僕も選んだ。その言葉に、繋ぐ手に力が籠る]
……そうか。
[照れくさそうに笑う顔に、ストールの色と揺れるひまわりがとてもよく映えた。 幸せ。その言葉は、嘘や強がりには聞こえない]
ありがとうな、チアキ。 チアキも含めて、俺の大切な人と、そして俺自身も、みんな幸せになることが俺の幸せだ。
[逆に手を引かれて歩む道。まっすぐな姿。 歩む足取りが軽くなって、初めて、自分の方が不安がっていたことに気付いた。また、救われた。そんな風に思う]
(@147) 2013/12/22(Sun) 21時半頃
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―小さな部屋で―
[その部屋には、入り口まで来ても、中へ入るのは初めてだった。「教会」なんて言われるわりには飾り気もなくて。ただ買い手が動物を待つための、小さな椅子がひとつきり]
お待たせしました。
[そうして、シメオンの前までチアキの手を引いて。 立たせると、自分はチアキの後ろに下がる。 けっしてチアキの視界に入らぬ場所へと身を置くと、シメオンに視線を向けて]
……目隠しを、貴方の手で外してください。 目が合ったその時から、貴方がこの子の主です。
[そうして後は、口を噤む。 その瞬間を、見届けようと]
(@148) 2013/12/22(Sun) 21時半頃
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ゆび……。
[>>154あまり大丈夫とはいえない指先を、ぎゅっと握り込んで隠す。 近付いてきたシチューの匂いに、お腹はグゥと音をたてたが、今はまったく興味が向かない。]
(155) 2013/12/22(Sun) 21時半頃
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― 小さな部屋 ―
[サミュ>>@147の言葉に頷いて、前が見えないから、結局また手を引いてもらったりしながら、小さな部屋へ入る。 サミュ>>@148の他に、知らない気配、匂いがひとつ。 緊張に耳がぴんと立つ。]
……っ、
[言葉を聞いて、その瞬間が訪れたのだと分かる。 不安に揺れる大きな尻尾、シメオンの手が目隠しに触れたなら、小さな声が漏れる。]
ぼくは、ぼくは! シメオンさんが好きって言ってくれて、すごく嬉しかった。 僕にとって、誰かに求められることは、何よりの幸福で、応えたいって思いました。
だから、だから……僕の時間も感情も、命も全部、シメオンさんにあげます。 好きになりたいって思ったから、シメオンさんが願ったからじゃなく、僕がそうしたいって思ったから。
(156) 2013/12/22(Sun) 21時半頃
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あの…だから、僕のこと、いっぱい、いっぱい愛してください…!
[最後になるにつれ、語気がだんだんと弱くなった。 全身を震わせ、視界に光が戻るのを待っている。]
(157) 2013/12/22(Sun) 21時半頃
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―VIPルーム―
おー…つと?
[向かう部屋、既にそこに人の気配はなく。 ならば何を遠慮することもない、禁煙のそこで煙草に火をつけた。 モニターを眺めれば動物たちの様子が知れる。 虎の部屋にはフェネック、他はもう静かなものだ。 小さなあの場所で、リスの受け渡しがされている。 蛇はたった一言を残し、あの軍人に貰われていった。]
――――――。
[高級な革張りの椅子に深く腰かけて。 暫く、考え事に更ける。]
(@149) 2013/12/22(Sun) 22時頃
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【小さな部屋・”教会”】
[椅子に座っているとかちゃ、と音がする。無意識に背筋を伸ばすと 待ち望んだ、太陽。
ずっと会いたかった憧れの存在に会えたかのような高揚。に胸を打つ]
……。僕も。
[愛するよ、ずっと。そう顔を近づけて小さな耳元へそうつぶやくと後ろの目隠しを外してやる。じっと。目を見つめて微笑む。]
よろしく、ちあき。
(158) 2013/12/22(Sun) 22時頃
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[機械越しに聞いていた声が耳元でする。 耳に吐息がかかる感覚と、誓いの言葉に身を震わせて、ぎゅっと目を瞑った。]
………あ、
[瞼の向こう、明るい気配がする。 ゆっくりと目を開ければ―――向日葵色の、愛しい人の姿があった。]
――――やっと会えた。 僕の、僕だけのご主人様。
[頭に挿した向日葵にも負けないくらいの笑みが零れる。 目尻から一滴(ひとしずく)だけ涙が零れ、床に落ち、弾けた。]
キュ……シメオン、さん……っ!
[瞳はチョコレートのように蕩けて、頬をリンゴのように赤く染め、目の前の彼に飛びつく。 ぎゅう、と抱き着き、嬉しそうに尻尾を揺らした。]
(159) 2013/12/22(Sun) 22時頃
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[背中合わせで座ってきたヤニクに、短い言葉を返す間も、濃青の瞳は、舞い降る雪を追いかける。 花弁のようで、羽根のようで、涙のような、白い雪。
先程、手で拭ったばかりの窓には、もう新しい水滴がつき始めていた。]
(160) 2013/12/22(Sun) 22時頃
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っ〜!!
[抱きついてくる暖かい気配に何故か安心し、負けじと自身もちあきの背に腕を回し抱き寄せた
右手はおそるおそるしっぽを優しく撫でる]
会えた…会えた。
(161) 2013/12/22(Sun) 22時半頃
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[どのぐらいの時間抱いて、撫でていただろうか。お互い十分満し、ちあきが開放すれば手を離しただろう]
そうだ、お世話になった人の顔は見なくていい? まだ時間はあるからゆっくりしなよ
[否。時間を作ったの方がただしいだろう、が。 彼にとって嬉しいのか悲しくなるのか。首を横に振れば連れて帰るつもり]
(162) 2013/12/22(Sun) 22時半頃
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[このグループが終われば、また別のグループが運ばれる。 がらんどうになることのない寮と工場。 こちらから見え、向こう側からは見えない魔法の鏡。 買われて行って空き部屋になった一つ一つを黒縁は映す。
――――あれから。
鶯は冬の雪空、星にさえ近い場所で小さな羽根を震わせて歌声を上げ。 ペットとしてではなく、大切な伴侶として、あの物腰柔らかな主人に抱かれたのだろう。
狼は片付けられた部屋の中、ただ一人にだけ向ける蜂蜜色で。 春夏秋冬これからの絵本を描きあい、あの男と溶け合ったのだろう。
蛇は、そしてリスは。 また今日から新しい御伽噺を飼い主と共に。]
(@150) 2013/12/22(Sun) 22時半頃
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[触れられた場所が燃えるように熱いのに、もっと触って欲しくなる。 抱き寄せられて近づいた距離、息が詰まる程に強く擦り寄った。]
ん……ッ!
[尻尾に触れられれば、甘い声が漏れてしまい、慌てて口を塞ぐ。 シメオンさんの首元に顔を埋めて、ふすふすと匂いを嗅いだ。]
シメオンさん、好き、です。 僕、ずっとずっと、一緒にいたい。
[溢れる感情はプログラムされたものだけれど、それを望んだのは自分の意思だ。 だから波に身を任せて、耳元に気持ちを囁いた。]
(163) 2013/12/22(Sun) 22時半頃
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[目隠しが解かれようとするその時、叫ぶような、チアキの言葉。
緊張と、期待と、不安と、喜び。 幸せになろうとまっすぐに手を伸ばす姿。
交わされる誓い。 プログラムが働く前の、そのままの想いで交わされる言葉]
あぁ、
[選んだのだ。そう強く、自分に言い聞かせる。 2人の強い誓いの前で、この「愛」は処刑の刃ではない。永遠に解けない絆の糸。チアキの言葉を強く胸に刻む。刻みつける]
(@151) 2013/12/22(Sun) 23時頃
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ごほっ。
[空咳が記憶を霧散させる。 店員に運ばせた牛乳と、煙草の煙を吸い込みながら。 白衣についた虎の血が、赤から酸化して黒ずむ。 こんな状態で咳を溢してたら「死ぬんじゃ」なんて言われかねない。]
全く。
[「わからない」と叫んだ悲痛な声。 モニターに視線を落とした。]
(@152) 2013/12/22(Sun) 23時頃
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[解かれた、布一枚の強い、儚い戒め。 息を呑んでチアキの背中を見つめる]
……っ
[新たな色彩の光が溢れだすように見えた。 強すぎて目も眩むような光。
チアキの背中と重なるように浮かんでは消えて見えていた、様々な顔が霧散する。 強く抱き合い、巡り合えた喜びを分かち合う2人の前に、その幻影は重ねられない]
(@153) 2013/12/22(Sun) 23時頃
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[シメオン>>162の言葉にハッとして身体を離す。 後ろを振り向けば、サミュの姿はあっただろうか。 初めて瞳に彼の姿を映して、柔らかく微笑む。 そしてまた、シメオンの方を向いた。]
ううん、たぶん今会ったら泣いちゃうから、このまま。 お別れの挨拶はちゃんとしてきました。
[ね、とサミュに視線を向け、首を傾げる。]
ありがと、サミュ。 皆にもよろしくね。
[そう伝えると、迷うような視線を見せ、シメオンの手へ指を伸ばす。]
手、握っても、いいですか……?
(164) 2013/12/22(Sun) 23時頃
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[ちあきのその言葉に頷く。そう決めたのなら自分がどうこういう必要はない。]
手?その足だと寒いんじゃないか?
[すこし大きめのしっぽを肩に乗せその体を横に抱え上げると"教会"を出た]
こっちのほうがいいだろ?
[見下ろしながらそう告げてバーをようと足を出口へ向けた]
(165) 2013/12/22(Sun) 23時頃
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[握りしめたままの手を見つめ、ギザギザになった爪の破片を落とそうとするように、指先を擦り合わせる。 あちこちにできた小さな傷は、まだチクチクと痛んだし、服や、縞模様を描く肌にも、小さな赤が幾つもついている。]
……びっ。
[水滴がまた、窓を伝った。 まるで泣いているかのような窓に、涙が滲みそうになり、ぎっと、唇を噛み締めた。]
(166) 2013/12/22(Sun) 23時半頃
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キュ…!
[ふわりと身体が浮かぶ感覚。 そう身長も変わらないであろう相手に抱きかかえられるとは思ってなくて、慌てて首へと抱き着く。]
あ、あの、僕、靴履きます……っ!
[顔を真っ赤にして、けれど嬉しいのか、耳がぴこぴこ揺れている。 うー、と唸りながら、シメオンさんに擦り寄った。]
(167) 2013/12/22(Sun) 23時半頃
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[チアキがこちらを振り返る。 自分にとっても、モニターを通さずに初めて見るチアキの瞳。 それは最愛の主人に巡り合えた喜びに輝いている]
ん、そうだな。
[ね、と首を傾げる姿に、目を細めて頷く。 そしてシメオンへと視線を移し、深々と礼を取る]
元気で。
[2人への祝福と祈りを込めて。 シメオンがチアキの体を抱き上げて、2人寄り添い旅立つ姿を、見えなくなるまで見送った]
(@154) 2013/12/22(Sun) 23時半頃
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[窓の外を見上げる虎を見て、呟く。]
“わからねぇ” って素直に言えても、苦しいんかね。
[男にはそれを口にするつもりも、素直さもなく。 頑固に捩れたものを早々直す事など出来ない。 黒縁のガラス板が過去と現在を重ね、音が、声が耳に繰り返す。
ここに座っていた、男の事を。]
(@155) 2013/12/22(Sun) 23時半頃
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