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[ ふざけている生徒たちを、落下現場を、 少し離れたところから眺めて 携帯で撮影をする。
シャッター音がやけに響いた* ]
(282) 2018/10/18(Thu) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/10/18(Thu) 21時頃
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― →ゴミ捨て場 ―
ほの先輩。
[ その人の悪意>>272など知らず、立ち止まる。 地面に落としたゴミ袋に視線を向けた時、 その言葉>>274は放たれた。 逃げるように犬が繁みの中に消えていく。 ]
本当……いい性格してるよな。
[ 少し笑って返すのは、いつか言ったのと似た言葉。 あの時の表情とは違い、困ったような、 泣き笑いの様な顔で、そう言う。 ]
(283) 2018/10/18(Thu) 21時半頃
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― 回想・黒江先輩 ―
はは。……、昔は。 あんなじゃなかったんだけどな。
[ 同じだと、彼女は言う>>183から、少し笑って。 昔を懐かしむ。ほんの少しだけ。 くだらないと聞けばおもしろいと彼女は言う。>>184 ]
うじうじしてるように見える?俺が。 まあ、そうか。 いい加減、やめたほうがいいんだろうな。
[ 三年が卒業を迎えるまで1年もない。 これから更に受験に忙しくなるんだろう。 あいさきくんもほどほどにしなよと言っていたし、 俺は、離れた方がいいんだろう。 たとえ彼女が良くない道にいくかもしれなくても。 自分じゃ歯止めになりやしないんだから。 ]
(284) 2018/10/18(Thu) 21時半頃
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[ 本音の混ざる彼女自身の話に、呆気に取られる。 >>186 一層細められた目。 楽しい、というように見えもする言葉。>>187 眼鏡の向こう側の表情に少し見蕩れた後、苦笑した。 ]
あんた、本当……いい性格してるな。 人生つまんないんなら、 自分でつまらなくないようにしろよ。 少しくらいなら付き合うぜ?
[ 嫌がらせ半分、横髪を一房とろうと手を伸ばす。 手に取れたなら少しばかり弄んだだろうし、 避けられたなら机の上に手を戻しただろう。 ]
(285) 2018/10/18(Thu) 21時半頃
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も少し用心しろよ、ほのかサン。 密室で男と二人、何もされない保障はないぜ?
[ からかいの混ざった言葉を口にして、席を立つ。 一時距離は近くなるが、何をするわけでもなく。 プルタブを開けたコーラは机に置き去りにして、 出入り口に向かう。 ]
少し喋りすぎた。 もし誰かに言ったら、……
[ 振り返り、じっと彼女を見つめた後、 黙ったままふっと笑みを浮かべる。 具体的なことを言わない牽制を投げかけて、 視線を戻し、扉を開けてそのまま出て行く。 彼女がそれに何を思うか。 さほど気にすることも無く。 *]
(286) 2018/10/18(Thu) 21時半頃
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― 現在、ゴミ捨て場付近 ―
望み通りか、まだわかんねえよ。 けど、やっぱ自殺かな、あれ。
[ 少し、息を吐く。 寝て起きて一日経ってしまえば少し気持ちは落ち着き、 ショックではあったが自責の念は薄い。 こんな自分は彼女の退屈しのぎにならないかもしれない。 新聞にざわめく生徒たちを思い出しつつ、 表情をじっくりと眺めながら、口を開く。 ]
おもしろい?ほのかさん。*
(287) 2018/10/18(Thu) 21時半頃
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―3-A:教室で―
[ やさしくなんかない>>237 そんなことなんてないよ 否定したいのに上手に言葉は手繰れないから ]
それでも救われた俺もいるから忘れないで。
[ 不器用な言葉を向けていた ]
(288) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ 伝えたい言葉とは逆のこと>>238 詳しく尋ねる事はなかった。
思い描いたのはほんの少し昔、 きっと彼女たちの間では当然のように 編まれていた日常。 砂糖菓子のように甘ったるい日々。
崩れたのは何だったんだろう>>239 ]
(289) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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( 苦い現実よりもきっと酷いことを囁いた )
(290) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ 伝わる温もり>>241 吐き出した息がやけに震えていた ]
大丈夫だよ。 きっと、助かる。そう、祈ってる。
まだ、本当に伝えたかった言葉、伝えてないだろ。
[ だから諦めないで、なんて。
人の生死に纏わる力なんて何一つ持ってない癖に 囁いて息を吐いて唇を噛み締めた ]
(291) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ こんな時でも涙ひとつ流せない。
同じように疎遠になった友人の為に ここまで思いやれるこの人が、 あろうことか羨ましくて
どこまでも優しさとは程遠い自分が嫌になる ]
いいよ。 こんなことで良かったら、いつでも。
[ 偽善めいた行為だと思う。 それでも本心から言葉にしたつもりだった。 白々しい響きにすら感じられて息が詰まる ]
(292) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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俺には、こんなことしかできないから。
[ それでもきっと最後にこぼした一言は 心の奥底から溢れ上がったもので
誰かの救いになりたかった自分が 認められたような気がして、 本当に格好が悪くて仕方がなかった。
同時に何にも出来なかった自分が どうしようもなく不甲斐なくて それからぽつりと浮かんだように ]
――――っ、
[ はじめて頬を伝う理由がこれなんて滑稽だった ]
(293) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ 人の気配が訪れるまで 澄み切ったような空を見ていた。
口の中に混じるのは鉄錆の名残り。 その中に混ざるのは甘ったるい苺 ]
(294) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ この瞬間、はじめて死にたいって思った ]*
(295) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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―それから―
[ 全校集会>>#5にて知らされた現状。 飛び交う憶測は安住さんを好きなように塗りたくる。 花が芽吹いたように一斉に止め処なく生まれる噂話。
悪意を孕んだもしも話>>280 嫌気がさして視線を逸らした先には一枚の記事>>149
やさしい時間が冷めていくようだった ]
君達はどこまでも、
[ 口端が上がる。 自分で考えたって、分からない。 どうしてこんな事が出来てしまうんだろう ]
(296) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ あの本を書いた黒江 仄日も この記事を残した万年青 常彦も
どいつもこいつもどうして ]
…………はは
[ 口端を上げた ]
(297) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ 生きてほしいって、思ってた。
だけど、死んで欲しいとも今、思う。
悪意に満ちた世界は何処まで息しててもしんどいから それなら朝が訪れる前に終わらせてしまった方が よっぽど、よっぽと、彼女の為じゃないか そう考えてから、笑ってしまった ]
…………違う、な。 俺がこれ以上もう、考えたくないだけ、だ。
[ 傷つきたくないから 自分が死んでしまいたくないから 中途半端に手を出して逃げた。
もう何度も繰り返している事だった ]
(298) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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だってこんな世界で生きるの、 しんどいじゃないか。
どうして頑張らないといけないの。
[ 彼女がじゃない、俺が、そう思う ]
(299) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[ ふらりと教室に戻るために足を動かす。 ぽつりと呟いた独り言は誰にも聞こえやしない ]*
(300) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2018/10/18(Thu) 22時頃
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―現在:3-A教室―
[ 授業はなくなった。 これからどうしよう。 路頭に迷ったように気分が悪かった。
外の空気を吸いたい気持ちもわかる。 教室を出て行った友村さん>>189を 視線だけで見送りながら溜息を吐いた。
全校集会に顔を出さなかった葛君の事も気がかりだった。 彼が体育館の外から見ていたなんて 知らなかったから尚更に>>172 ]
(301) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[「ねぇ、そういえば安住さんってさ」 「葛と関係あるの?」
また、誰かが何かを言い出してる。 胃の中が無性にムカムカして 気づいたら机を叩いていた ]
――――あのさあ! そういうの、やめない?
[ 口角は相変わらず笑っている。 そのまんまクラスメイトに続けていた ]
いや、やめてくれないかな。
[ ゴミ箱でも蹴っ飛ばしたい気分だった。 いや、バイクでも盗んで かっ飛ばしたいようなそういう気分 ]
(302) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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…………ほんと、困る。
[ それだけ言って教室を出ていく。 自分の型ってもっと丸いと思っていたけども 全然そんな事はなかったらしい。 もっと尖っていたんだな。
これじゃあの双子のキャラとキャラ被りじゃん。 今はログボメインでログインしてるアプリのことを 頭に思い浮かべながら鼻を鳴らす。
後輩とクラスメイト>>258>>278の話題 になっているとは知らないまま どこに行くかも考えず廊下を歩く足取りは 重ったるいくせに、軽く感じた ]*
(303) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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―― 屋上 ―― [「助けてくれてありがとう」。なんて。 なんとびっくり、蓮の口から飛びだしゃしないのだ。 だって蓮も男の子。 『こーやって』『手ぇのばして』、――胸倉をつかむ。 柔らかく友村ちゃんの手をつかんだのと同じ手で、 ぐしゃりと握りつぶすような力を込めて。
怒鳴られて、怒鳴って、 今度はまた怒鳴られる>>247 一瞬だけ、「噛みつけた」って思えた葛の空白>>246は あっという間に言葉に押し流された。]
(304) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[蓮はそれ>>247をちゃんときく。 ちゃんと聞く、合間に、 噛み締めた、噛みつきそうな歯が鳴った。
険の乘った蓮の眼はねめつけてそらさないけど >>246今朝の不調の残った、 片方は火傷痕の残った皮膚のただなか 片方はいつも見える、葛の眼はどうだったろう。 かち合ったままなら不調に気づけたのかしら。 難しいな、だって蓮の頭にも血が上ってる。]
[ 血が上って、 こんなに生きている ]
(305) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[かっかと燃えて鼓膜の内側で ざあざあと血が流れている。 ごうごうと、燃え立つ感情が声を上げている。
骨のきしむ音まで、 胎の奥、身の内で 怒りが手を振りかざす、その音まで いまの蓮には 特大に聞こえる。
人間の、生きている 胎動だ]
[犬に慣れた身のうちで、人間が生きている!]
(306) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[蓮は葛によってこんなに、 息を吹き返させられたのに
蓮胸倉をぐしゃりとつかんだ手は、 『ひっぱりあげる』ための手じゃないのだ。 どんだけ 期待に揺れた顔見たって そのお昼間に ほらいこうぜ ってするための手じゃなくて、
「ほら行けよ」って言いながら こうして みじめたらしく掴んでいる手なので ぐしゃっと つかんでしまった手が離せない。]
(307) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[かっかと 自分勝手な怒りに茹ってる蓮に、 もっと熱い手が触れた>>248 犬のふりだとばれた人間はその熱さに背骨が震える。 触れた場所から燃えそうな、生きている熱に怖気が走る。]
―――― だから、 馬鹿、じゃねえの それ……
……馬鹿にされてる、ときに、 なんで 馬鹿にした相手の顔みて、
くそ、 俺だってそんな、かお、してねえよ 泣くわけねえだろ [言葉が震える、ので蓮は口をつぐんだ。 得体のしれないなにかが出てきそうで 蓮はどうにも次の言葉が言えない。 つかんだ胸倉の皴みたいに、顔を顰めて、 それでも「泣きそう」で終わる顔は零すものはない。]
(308) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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[きっと二回も腹黒いと言われたから、 その腹のあまりの黒さに言葉までもが道に迷ってしまった。]
[だから、胸倉掴んだ手を、掴んだままに、 ぐいと相手に押し付けた。 言葉で伝わんないものが、 そうやって伝わることはないでしょうけど。 「思いあがれよ こんな顔を俺にさせられるの、お前くらいだよ」って。 普段通りの顔じゃない責任を相手に押し付けようとして、
あれ、って思った。あつくね? って。*]
(309) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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