171 獣[せんせい]と少女
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[私の笑顔を覚えておいて*]
(264) laetitia 2015/10/20(Tue) 20時頃
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―雷の向こうのてっぺんへ―
わぁ!ユージン、すごいすごいっ 嵐の中は何度か飛んだことあるけど、 こんなの、初めてだと思う!
[足元には雲の道、振り向けば虹の軌跡。>>231 そこまでは、いつもと変わらないけれど。
上下は黒々と広がる雲と木々に挟まれ、>>232 左右を数えきれないほどの稲妻が走り抜ける。
限られた空間を器用に駆ける麒麟の様子に、 思わず興奮して叫んでしまった。]
(265) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[一瞬で落ちる稲妻、真横を過ぎる衝撃。 全てを一度で追うことはできないけれど、 上へ下へと忙しなく目を向ける。]
歩くのも、悪くないけど! やっぱり、飛んで良かった!
だってこんな、すごい景色、 ユージンと、一緒じゃなきゃ、絶対! 見れないもの!
[示された獣道は、不思議なことに落雷もなく。>>233 上を目指して歩く動物の影も幾つか見える。
あの道を歩くことを選んでいたとしても、 遅かれ早かれ、飛んでくれとせがんだことだろう。
普段の旅では経験できない、危うさと紙一重の飛行。 こんな貴重な機会を逃す手などないでしょう?]
(266) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[高く聳える山へ至る頃には雷も止み、 雲の切れ間から陽の光が射す別世界に。>>236]
――――……っ!!
[本当に感動した時は、声も出ないんだ。 美しいとか、そんな言葉では全然足りない。
天へと伸びる山、それを覆う厚い雲。 幾本もの光の帯が七色に輝いてさえ見える。 人の手にかからず、永く護られてきた土地。
…この光景を表現する術を、 残念ながら、今のあたしは持っていない。]
(267) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[どれほど沈黙が続いただろう、 不安げに振り向くユージンに>>236 紅玉のお守りを握りしめながら、言葉を紡ごう。]
大丈夫だよ、ユージン。
…怖がらないで。 だって、あたしが一緒にいるじゃない。
どうしても怖い時は、 あたしが、抱きしめてあげる。 …泣きたい時は、慰めてあげる。 ……嬉しい時、には、…二人で、笑お?
[変わらず彼は、怖いと口にしたけれど。 その瞳に宿る感情は、怯えより決意の色濃く。>>237
それを見れば、励ますように笑顔で頷きを返した。]
(268) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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…だから、一緒に行こっ!
[この先に、何が待っていたとしても。 ――あたしがずっと、傍にいるよ。]*
(269) 螢 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[自分だけが描くのであれば、ペンとインクだけでいいと思っていたけれど。 少女の絵には絵の具やパステルが必要だろうかと問うこともあった。 自分はやはり、クラリッサには甘いと感じながら。]
元から上手だったが…… さらに、上手くなったと、思う。
[腕を伸ばし、沈んだ色を混ぜる少女の髪を優しく撫でる。
紙の上には、優しく笑った自分の顔があった。
思い出を描いた紙は二人分、量は増えて。 けれど、それを抱えて旅をする重みは苦痛ではなかった。]
(270) lalan 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[目視するリミットを振り切るように、少女に問う。
やりたいことは? 食べたいものは? いきたい場所は? 自分にできることは?
叶えられるだけの願いを叶えながら、思い出の枚数は、更に増え。]
(271) lalan 2015/10/20(Tue) 20時半頃
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[絵の具やパステルが欲しいかと問われれば欲しいと頷いた。 想い出は色鮮やかだから、それらを表現したかったから。
ヴェラは優しい。 それは他人から見れば甘いというのかもしれないけど。 私にとっては安心できる存在。
優しく髪を撫でられれば嬉しそうに目を細めて笑う。]
ほんとう? 上手くなったかな私。
[絵を描く事は楽しい。 想い出が形となって残る事が嬉しい。]
(272) laetitia 2015/10/20(Tue) 21時頃
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[やりたいこと、ヴェラと一緒にいたいの。 食べたいもの、そうね甘い果物のケーキを一緒に作りたいの。 いきたい場所、ヴェラの生まれ故郷を見てみたい。 ヴェラにできること、それはもういっぱい叶えてもらっているんだよ。
最近は願い事を口にする事も減ってきた。 ただ、傍にいてくれたらそれで十分だって知ったから。
手を繋いで歩いて。 疲れたら寄り添って休憩して。 時々想い出を絵に描いて。 そして顔を見合わせて笑いあえたらそれで幸せ。
笑える私は本当に、幸せなんだよ。]
(273) laetitia 2015/10/20(Tue) 21時頃
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なったと、思う。 モスに見せても、絶対に間違われない。
[少女を撫でながらこっくりと深く頷いて、判断基準を口にする。
クラリッサの思い出は、紙の上に鮮やかに残される。 自分の絵は、相変わらずの白黒ばかり。 時折絵の具を借りるも、慣れていないためかなかなか思い通りには描けなかった。]
(274) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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[白黒のクラリッサは、花柄のエプロンを身につけて。 クラリッサの描いた果物は、色とりどり。 甘い果物のケーキは、これまで食べたどんなケーキよりも美味しかった。
少女を連れて、岩だらけの山中にある、洞窟の奥。 灰色と土色の岩を動かしながらでないと進めなかったその場所は、人の手の入らない地底湖があった。 貴重な宝石が磨かれずに転がるばかりのその場所で、ただの岩である自分が生まれたのだと説明すれば、少女は驚いただろうか。]
(275) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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[手を繋いで歩いて。 疲れたら寄り添って休憩して。 時々想い出を絵に描いて。
そして、顔を見合わせて笑いあう。
もっと我侭でも構わないのに。 本心を言ってしまえば困らせそうだとも思えて。 言葉の変わりに、黒の混じる少女の髪をひとふさ、指先に掬って口付ける。
終わりを示すその色も、共に歩んだ時間を刻む愛おしい色。 そう考えてしまうのは、独占欲のような何か、だったかもしれない。]
(276) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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…………。
[>>249ほら、ごまかした。 ブローリンが言葉を発してゆく度、 わたしの表情は険しくなる。
わたしはブローリンの事が好きだ。大好きだ。 彼の触れたりんごの一生を早送りしたかのように、 赤黒く、細くなってゆくこと>>250も。 嫌いになんて、なるはず無い。
わたしはブローリンのキラキラが好きだ。 彼のキラキラを、これくらい>>251と思った事は、 一度たりともない。
ねえ、ブローリン。 わたしが聞きたいのは、そうじゃないのよ。]
(277) fumifumi 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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ブローリンのこたえは、 わたしの望むものじゃあないわ。 だって、ぜんぶわたしの話じゃない。 ブローリンの話を聞きたいのに。
[ぐっと、手に力が篭る。 わたし、ブローリンは大好きだけど。 そうやって誤魔化すところは、かなしく思う。]
わたしは、
[下唇を噛んだ。
わたしに話してくれないのは、 誤魔化そうとするのは、わたしが子供だから?]
(278) fumifumi 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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わたしは一度たりとも、 ブローリンのことを嫌いと思った事はないわ! これくらい、なんて思ったこともない!
これっぽっちも、一度たりとも! 嫌いだなんて思った事はないの!
[知ってたけど。 やっぱり、ブローリンはいじわるだ。 今日も、こうして誤魔化そうとする。]
そんな誤魔化し、わたしにシツレイよ! ブローリンのばか!いじわる!
[皺が出来る程にブローリンの服を握って、 ぐいぐい引っ張った。嫌がらせ。 零れそうになる涙は、 もう片方の手でごしごし拭う。]
(279) fumifumi 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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いっつもそう。 ブローリン、自分のことになると、 ごまかそうとする。
[じっと見てれば、気付くよ。 ブローリンの指が強張ったこと>>250]
わたしはブローリンのことを知りたいの。 ブローリンの力になりたいの。 嫌ならイヤだって、いってほしいの。 ブローリンが嫌なこと、したくないもの。
[目からは拭いきれないくらい、涙が零れる。 だって、哀しい。だって、くやしい。]
(280) fumifumi 2015/10/20(Tue) 21時半頃
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わたしが子供だから、誤魔化すの? わたしじゃあ、ブローリンの力にはなれないの?
[そういって、わたしは泣いた。 静かに、声を押し殺して泣いた。
右手には、ブローリンの服を握ったまま。 いじわるなブローリンの服の裾なんて、 皺ができちゃえばいいんだ*]
(281) fumifumi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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[岩だらけの山中にある、洞窟の奥。 ここに来るまで大変だった。 灰色と土色の岩を動かしながらでないと進めない、人も入ってこれない奥の奥。 そこには地底湖があって。
地底湖は澄んで底まで見えるようで。 しかしとても深いらしくて底は見えない。]
ここが、ヴェラの生まれ故郷。 すごく綺麗。
[水を掬ってみれば冷たかった。]
(282) laetitia 2015/10/20(Tue) 22時頃
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[ここに辿りつくまでに髪の毛は更に黒くなった。 その髪に口付けをされれば頬がほわん、と紅く染まる。
こういう事を許し受け入れる相手はただ一人。 他の誰にもそんな事はさせない。 されて嬉しい相手はヴェラだけ。]
…こんな事言われたら困るかもしれないけど。 私、あのね、わたしね、
(283) laetitia 2015/10/20(Tue) 22時頃
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[だから、怖くないんだよ。 そう微笑んでみたけど、上手く笑えていただろうか*]
(284) laetitia 2015/10/20(Tue) 22時頃
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[雷が当たりそうになれば、ひらりと躱す。 自分の雷を当てて相殺してみせたりもして >>266前を向いたまま、得意げに笑って言ってみせた。]
『こんなところを飛ぶには 雷の力と飛べる力が両方必要だからなあ…!』 [やっぱり…コリンの声は、少し歯切れがわるい。 こんなに楽しそうなのに、 何かが喉につかえているようにも思える。 ただの風邪なら、いいけれど………
無理をするような声は自分の心に焦りを生んで 一刻も早く、と、駆ける速度を上げただろう。]
(285) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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[>>267この光景に言葉が出ないのは 背中のコリンも同じだった様子。 久しぶりに見る自分がこうなのだから、 初めて見るなら尚更だろう。
>>268握られたお守り。 コリンには、いつも励ましてもらってばかりだ。 それなら…その励ましに自分は、全てを持って応えよう。 こんなところで引き返しはしない。 上まで…行くんだ。]
『「二人で」…そうだな…!
泣き顔は見せたくないけど コリンが慰めてくれるなら、悪くないかなあ』
[笑顔には、獣の顔で微笑んで。冗談めかして頷く。 それでも…最後にはこう言って、空を蹴っただろう。]
(286) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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『でも…それよりは。 一緒に笑える方を信じるよ』*
(287) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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―― 山頂 ――
[真っ白でひんやり冷たい空気の中を ひたすら上へと、駆ける。駆ける。
思い出すのは、ここまでの旅の事ばかり。 コリンに励まされて、ここに来る勇気をもらった それは全て、一言一句、 頭の中に浮かんでは消え 消えては浮かぶ。]
(288) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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[ ――大丈夫だよ、ユージン>>268 ]
[ ―――実りに欠かせない、素敵な…>>145 ]
[ ――――美味しい雷の実。絶対、食べようね>>58 ]
(289) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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―――
―――――
――――――――ッ!!
[上から差す光が段々と強まり、近くなって やがて。ぼふっ!と、厚い雲の層を抜け 一人と一匹はてっぺんに辿り着いた。
一気に駆け上がったからか、 キィ――ン、とした耳鳴りが残る。 耳はすぐ慣れて治ったけれど すぐにはその景色を見る勇気は出なくて 太陽の暖かい光を感じつつも、目は固く閉じたまま。]
(290) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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[そのまま、山頂に降り立つ。 不毛の地だったらどうしようと思っていたけど 地面に降ろした脚にあたったのは
予想以上に柔らかな 草の感触で。]
(291) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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・・・・・・?
[不思議に思い、目を開ければ
そこは………
…そこは ……………]
(292) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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[その景色を見て………最初に思い出したのは、 コリンの嬉しそうな笑顔。
「―――嵐は破壊の神様じゃないの!>>145」
その言葉の意味を………身を持って、理解して。 昔、この地を破壊してしまったときの風景と 似ても似つかぬ光景に
>>286やっぱり。自分は弱虫なのだろうか。 泣き顔は見せたくないと思っていたはずなのに ここまで堪えていた涙が、一筋こぼれた。]
(293) kaomozi 2015/10/20(Tue) 22時頃
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