82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[洞窟の出口前で立ち止まっていた時点で、警戒が足りなかった。 光に溶けている状態なら、使役の力など使えまい。 そう思った事に対しての後悔は、片足を取られてから押し寄せた。
ゆうに頭3つ分ほど高い位置にある黄ばんだ食人鬼の顔を、 空中を泳ぎながら、睨みつける。
口を大きく開く食人鬼の顔を、囚われてない方の足で蹴ろうとするが いいように振り回され、届かない。
三叉戟を地面に取り落としたのが、最大の失態だった。]
――――…。
[ああ、食われるなと思った。 ジェームスがグールの腕を切り落としたのは、その直後。]
(249) 2013/05/10(Fri) 12時頃
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[―――ばかな、何故リッチから目を離す。 焦りの篭った視線で、ジェームスに訴えたが、無駄に終わる。
死に際の底力か。 消滅寸前のリッチは、魔法でジェームスの動きを止めた。]
―――!!
[人が死ぬ瞬間を見た事は、何度もある。 しかし、このような光景を見るのは初めてだ。
ジェームスの左胸を、大型のグールの長い爪が、腕が、貫く。
放心した攻芸が我に返ったのは、 リッチが完全に消滅し、グールも消えた後。
残っていたのは、左半身を “喰われた”ジェームスの遺体のみ――**]
(250) 2013/05/10(Fri) 12時頃
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―→ 自宅 ―
[充実した食事の時間が終われば、 ドリベルと連れ立って隣家を後にした。
帰宅後。 慣れ親しんだ我が家ではドリベルとそれぞれに 忙しい午後のための仕度に取り掛かった。
狩った直後に血と内臓を抜き処理を施した鹿は、 既に腿や腹などの部位ごとに適当に切り分けてある。 あとは、香りの無い大きな葉で小分けに包んで、 竹編の籠に放り込んでしまえば準備は完了だ。 籠はもちろん、メイドイン隣家。
黙々と気怠げに作業に勤しみながら 未だ見ぬ客人とやらについてを少し考え。
ふと。その思考からの連なりで思い出したのは、 ドリベルと出会って間もない頃の記憶。]
(251) 2013/05/10(Fri) 12時頃
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[3年程前。
ドリベルと出会ったのは、 そろそろようやくバンビを脱したライマーとして、 眠いだの億劫だの眠いだのと言いつつも 仕事に参加できるようになりつつあった頃。
村での修行をはじめて2年と少し経っていたが 特定のラーマを所有するには至っていなかった。
長く立派な槍や、巨大な大鎌、美しい長剣… いくつかの武器を試す機会を与えてもらっても そのどれをも上手く使いこなす事が出来なかったからだ。
根本的にライマーとしての資質が無いのでは ?
自分でもそう考え始めていた矢先に、 どういう経緯だったか、 武器としてのドリベルを握る機会に恵まれた。]
(252) 2013/05/10(Fri) 12時頃
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[それまでに経験した事が無い熱を感じた。 クリスダガーの形状もしっくりと手に馴染んだ。 予感があった。このラーマとなら、進める、と。
―…この子が欲しい…と心から思った。
その後の日々は記憶もおぼろげな程に必死だった。 珍しく、熱心に修行に励み。 足繁くドリベルの元へと通い詰め、口説き続け。 「ボクのものになってよ。」 「キミでないとダメ。絶対。」…などと。
もしかすると、彼は、 他の誰かのために転生したのかもしれない。 他の誰かのものになりたかったのかもしれない。
その可能性をまったく考えなかったわけじゃないが、 それでも、どうしても、欲しかった。]
(253) 2013/05/10(Fri) 12時頃
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[彼を見つけた瞬間の感情や熱や確信は、 今もちっとも褪せてはいない。
鹿肉を放り込んだ竹編の籠を背負い。
大切な武器であり友人であり家族であり… 欠かせない自身の一部のようでもある ドリベルの傍へと。]
さて。昼寝のための準備運動へ。 行こうか。
[そして、ぼんやりとしている彼に声をかけた。**]
(254) 2013/05/10(Fri) 12時頃
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[トルドヴィンが生前の事をどの位覚えているのか 詳しく聞いたことが無かったから黙っている事がある。 ジェームスのようにまるで覚えていない者も居れば、 ドリベルのように若返る者もいる。 どちらも良く知る男だったが今は少し遠くになって。 物悲しい気もしたが自分もいずれなると思うと何もいえず。]
(255) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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[一つ目は>>139同じ戦場に立った事が何度かあること。 美しい金色が舞を舞うように其処にあり、 目を奪われたのは一瞬。 その実力に心まで奪われそうになったので、あとは逸らした。 その時手の中の相棒は、どういう返事をしたか覚えていない。]
(256) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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[二つ目はその男が自分の所に来ることになった時、 妙な気分 高揚感? を感じたこと。
実際対面したときに変な顔になったのを 見た者は多分居ないはずだ。 半分は隠れていたし幸いにも表情は普段から乏しい。 顔にでないから何も考えていないという訳でもない。]
(257) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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[三つ目はそんなトルドヴィンが嫌そうな顔をするのが かなり好きだということ。 黙っていると彫刻のようにうつくしい。 美しすぎて、時々生きているのか確認したくなる。 大概それは彼を困らせることに直結していて 結果氷よりも冷たい視線が突き刺さる訳だが それも楽しい。
こんなことをしているから捨てられるかもしれないのに まだ彼が出て行く気配は幸い無かった。]
(258) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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[ホレーショーが帰りがけに籠を頼むと言われれば>>209]
大きいのがいるんですね それじゃ、攻芸の出番かな
[ちらっと攻芸を仰ぎ見れば、後で告げる声が聞こえ>>237 それに同意するように頷いた。]
いいえ、またいらして下さいね!
[また。と出て行く背を見送った。]
お粗末様でした! お肉楽しみしてますー!
[それから、ドリベル達が出て行くのも笑顔で見送れば 攻芸と一緒に食器の片付けを始める。
洗い終わった物を拭いていると 不意に頬に手が添えられて>>238、びくっと肩を震わせたが]
(259) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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ん〜? こう?
[口を開けろと言われて、素直に開いたが 続く言葉に>>238、目をぱちくりさせた。]
何言ってるの攻芸? 俺は攻芸が俺の相棒で嬉しいよ [急にどうしたのだろうと、首を傾いで微笑む。 今まで沢山失敗してきた。今も、毎日何かしらの 失敗をやらかしている。
愛想尽かされていないか心配なのは、こっちの方だ。
それに、この手に馴染むのは攻芸しかいない。 色々と足りない自分には、攻芸が必要だった。 それだけじゃない想いもあったけれど、それは口にはしない。
だから、これから先もずっと、攻芸しか選べないし、 使えないと思っていているから、]
(260) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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俺は、攻芸がいいんだよ?
[頬に触れる手に触れながら、じっと見上げて この気持ちが伝わればいいなと微笑んだ。**]
(261) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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―少し前― [籠を届けに行くかと問われれば>>237うんうん、と 嬉しそうに頷き返して、食器を拭く作業に戻っただろう>>259*]
(262) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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─家畜小屋─ [トルドヴィンが来る頃には血抜きを終えた塊が天井からぶら下がり 解体されるのを待っていた。 二人掛かりでこれをバラして使い易い大きさに分けると ソーセージの仕込みに向かう。 腸詰めはできて普段の料理が出来ないのは自分でも不思議だが 考えても仕方ない事のようだ。
豚は棄てるところが無いのが良い。 自分も願わくばそうありたいと思う。 仕上がったものは村長の所にも届けようか。 ローリエの葉を毟るのも忘れずに**]
(263) 2013/05/10(Fri) 12時半頃
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気分、ですか。 ならば、お願いします。
[トレイルの言葉>>248にくすくすと笑う。 彼の一挙一動に心揺さぶられながらも。 ただ、傍にいれる幸せを、噛みしめていた――。]
(264) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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―8年前のあの日―
[攻芸のことは、前々から評価していた。 ライマーの家に生まれ、ずっと鍛錬を重ねているところを見てきた。
そんな彼の補助ならばと、村長から話が来た時も、快く引き受けた。 ましてや、相手がアンデッドとあれば、若い攻芸には手こずるであろう。 ならば己がと、相棒である白銀の戦槍を携え、洞窟へと向かった。]
(265) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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どうかしたのか?
[>>259何故かチアキの肩が震える。 いきなり殴りかかるとでも思われたのだろうか。
誰にでも拳を振るうわけではないし 散打でもしない限り、人に手を上げる事はない。
チアキがやってみたい!と言い出した時に 試しに付き合ったが、20秒でストップが入った。]
(266) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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[洞窟で二手に分かれると提案されれば、不安を抱えながらも、その案を飲んだ。 不安要素は、手勢の少なさと、彼の若さ。 共に行動しているならば、何かあってもフォローに入れるだろうと思っていた。
攻芸に何かあれば、自らに戦の手ほどきをしてくれた、攻芸の父に顔向けが出来ない。]
……確かに、それが一番効率はいいが……。 気をつけてくれよ。 卿は、俺とは違う。
……何かあれば、悲しむ者がいるというのを、忘れずに。
[元より天涯孤独の身。戦に果てる覚悟は出来ている。 だから、自分のことよりも将来ある若者のことを、気にかけていた。 ――それが、命取りになるとも知らずに。]
(267) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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[作戦通りに洞窟の奥へと回り込み、後方からリッチを追い立てる。 手にしたラーマは、アンデッドの嫌がる白銀で出来ていた。 並の武器では手傷を負わないアンデッドも、戦槍の輝きを前に、後ずさる。
太陽の光が見えれば、後はもう死者共を光の下に追い立てるか、その場で屠るか。 動きが鈍くなったアンデッドを相手に、自慢の腕を振るっていた――そんな時だった。]
(268) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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――――――攻芸!?
[三叉戟の落ちる音に目を向ければ、そこには宙を泳ぐ攻芸の姿>>249が。 気付いた時には、身体が動いていた。
攻芸に鍛錬を施す時の、あの厳しくとも優しい眼差しを知っていたから。 彼には帰るべき場所があり、大事な家族がいると、知っていたから。]
(269) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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[無理な姿勢から繰り出した一撃は、攻芸を捕らえたグールの腕を切り落としはしたが。 同時に、戦槍の鉤爪部分に亀裂が入るのを感じた。 それでもなお、若者を助ける為に武器を振るおうとした、その時だった。]
――――ッ……!?
[身体が、動かない。 それが、リッチの呪縛によるものと気付いたのは、周囲をアンデッドに取り囲まれてからだった。 攻芸の視線>>250に応えるのは、苦笑い。 これから起こるであろう光景を、若者に見せるのは気が引けたが。
――もはや、生への望みは薄いと、自分でも悟ってしまった。]
(270) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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[左胸に、杭のような太い腕がめり込む。 熱い飛沫が迸り、リッチからの視線が僅かに緩んだ、その瞬間。]
――――――っ!!
[最後の力を振り絞って、相棒を、一番巨大なグールへと突き立てる。 戦槍の穂先がたてた鈍い音は、グールの絶叫でかき消えた。 一匹を仕留めたところで、状況が好転するとは思えなかった。 だが、後に残る若者の為に、一匹でも仕留められれば、と――。]
(271) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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[再び呪縛に囚われれば、もはや、動くことも適わず。 ……もっとも、その必要すらなかったのかもしれない。 先ほどの一撃は、既に、己が胸を貫いていたのだから――。
後はただ、意識が遠のきかける中、喰われ行く我が身を眺めるのみ。 身体が喰われるのが先か、亡者共が陽の光に溶けるのが先か。 …………どちらでもいい。 どうせ、喰われようが喰われまいが、自分は死ぬのだから。
心残りは、唯一つ。 己の死が、未来ある若者の重荷にならねばいい、と。]
(272) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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[己の最期がどのようなものだったか。 今のジェームスは、それを知らぬ。
ただ、時折疼く左半身が、過去の痛みを思い出させた。 そして、心の奥底に残るアンデッドへの怒りが、討伐の度に静かに燃え盛るのだった――。**]
(273) 2013/05/10(Fri) 14時頃
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やけど――…
[>>260火傷には至ってないようだ。 なんともないなと言いかけて、口を閉ざしたのは 開かせていたチアキの口が動いたから。 そのまま無言で主の話を聞く。
……これは―――狡い聞き方だったか、と思う。
人の良いチアキなら、どう考えていたとしても 攻芸で構わない、――そう言うのだろうから。]
(274) 2013/05/10(Fri) 14時半頃
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[>>261チアキの頬に触れた儘だった手を離そうとした所で 己の手の甲へ掌を重ねられたので、動かさず。]
――――……。
[暫くの沈黙の末に、引き結んでいた口を薄く開く。]
俺もチアキがしゅじ……… いや、 ―――… 相棒で良かったと思っている。
[そう返してみたが、どうにも照れ臭い 落ち着かない様子で、一度視線を離す。]
(275) 2013/05/10(Fri) 15時頃
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―8年前・北西の洞窟にて―
[>>267作戦の確認をしながら洞窟を進む。 俺とは違う――という言葉が、 吸血コウモリの高い啼声で消されてしまった。
ジェームスは腕の立つライマーだ。 父親も、彼の実力を認めるような事を言っていた。
――――だから。
「俺とは違う」、そのジェームスの言葉を 全く違う意味に受け取ってしまったのだ。
自分はバンビと同様視されているのか――。 言いようもない悔しさを覚え、乾いた下唇を噛み締めた。]
(276) 2013/05/10(Fri) 16時半頃
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………親父殿が居なくても、俺はライマーです。
[変化の乏しい顔は、更に険しくなる。
父親の若かりし頃の評価は、村内で聞いている。 親父殿のような、天賦の才など自分にはない。 努力して積み重ねるしか、ない。
努力の先に掴んだものを、認めて貰えない―― ましてジェームスは、あの親父殿が褒めるような男だ。 当然のように尊敬の念を抱いている。 だからこそ余計に悔しくて哀しい。
そんな勘違いを引きずった儘、先へと進む。
きちんと聞き取れていたのなら、 不注意も起きなかったのだろうか?
――今となってはもう、わからない*]
(277) 2013/05/10(Fri) 16時半頃
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