人狼議事


256 【R18-BL】もうじき聖夜だってのに!

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[シーツを背に、見上げた先には楠が居る。
今日やっと沢山話せるようになったばかりのアパートの住人――だったはずなのに、いつしか、こんな距離まで近づいてしまった。
この関係の名前はよく分からない。
きっとどんな辞書にだって載ってない。
今はそこを、考えなくても許されるだろうか。
優しく激しい熱を、ひたすらに感じたい。

女性をエスコートするみたいな動きは、
体勢を変えようとする仕草も、脚を広げる手も、何もかもに此方を気遣う気持ちがこもっていた。
彼は前の恋人にもこうしたのだろうか。
ふと過ぎったが、すぐに思考の彼方へと消え去る。]

 ……、

[後孔に熱い先端があてがわれて。
吸い付くような音が響くのが、自分が期待していることを明かすようで、どうしようもなく。
シーツを掴もうとしていた手を、少しだけ迷い、
どこか甘える猫のようにして楠の背中に回した。]


[何度も自分を呼ぶ彼も、少し言葉で虐めたら睨んできた彼も、さっき口付けをしてきた彼も。
全部を抱きしめてみたいと思った。'

 
 ――いいよ、来て。

[聖夜の夜なんてことは忘れて。
ただ目の前の男と抱き合うことだけに溺れよう。]



 ん、――ッ、ぁ、ぁ、……!

[身体を拓かれていく感覚。
浅い息に控えめな声を混ぜながら、身体の力を抜く。
降ってきた朝の雫が首筋に落ちる。
それだけの刺激で、びくん、と震えた。

ゆっくり、ゆっくり。
埋まっていく昂りが熱くて堪らない。
全てが収まりきった頃には此方も額に汗を滲ませて、浅い息の中、楠さん、とそっと名前を呼んだ。]

 っ、よく、できました?

[やっぱり茶化してしまうのは。
恥ずかしさからの逃げだとバレバレだろうか。]


 は、ッ――……。

[実際に味わう実は、甘いだけではなかった。侵しがたい、なんていうのは皮を剥くまでのことで、熱を分かち合えば快と共に、日常に背く荒々しさが胸を焼く。

いつも穏やかに微笑む彼の顔が複雑に歪む。
一方で、絡む腕の力に熱く息を溢した。――ベネットさんも、それを感じているのだと。

雪に閉ざされていなければ。
微かなキスと言葉だけで、諦めがついたかもしれない。
けれど、もう止まれない。止まらなくていいと天に言われた気さえした。彼の変化の一つ一つが、ぞくぞくと背を擽る]



 ……あ、

[そういえば、ゴム付けてなくないか。
今更思い出してももう遅い。

後で減点しよう、心の中で決め。
自分だって一旦抜けなんて言えないほど、熱くて、先をねだるようにして背中に回した手を引き寄せた。*]


[――もっと食べたい。先を知りたい。

いけないこと、をしている。
同性だから、というでもなく。
こんなにも快いのに、確かに禁忌の味がした。
貪りあうことには少しの恐ろしさとそれ以上の悦びがあった]


 ふ、……!

[舌を絡めては、咥内の熱を奪い合ううち。
太ももの感触にびくりと背を震わせて、息を詰めた。気恥ずかしさにむ、と頬を染めつつ、勢いに任せて飛び付くようにベッドに互いの身を沈める]

 ベネットさんのせい、ですよ。

[覆い被さって、深い緑の襟を押しのけて肌を強く吸った]

 酒のせいでも、雪のせいでもなくて。

 ベネットさんも、俺のせいでだめになって。

[後悔させない、と言えるほど熟していないけれど]


[肌の手触りを求めて、右手が這う。

男同士の手順なんて分からなかったが
欲するひとは目前にある。
重なった下肢を押し付けて、左手の指と指を絡めた。

抵抗がなければ、互いの衣服を緩めてそのまま猛りに手を伸ばそうと*]


[見下ろす顔はどう見ても男なのに、
今までの行為も、これから行おうとする行為にも
やはり抵抗はない。

むしろ押し付けた先に吸い付く肉が男の本能を刺激して
知らず、湿った肌とは真逆に乾いた唇をぺろりと舐めていた]

 今からは、謝りません。

[来て、と招かれた場所へ、ぐい、と身体ごと押し込むと
卑猥な音と共に熱くきつい粘膜がひたりひたりと張り付いて
締め付けてきた]


 く……き、っつ……いし、熱っ……。
 やば……焼けそう。

[俺の下半身も頭の中の神経回路も全部。
まとめて焼き切れてしまいそうになる。
熱で焼かれて、抱きしめられる強い力にそのまま
千切られてしまいそうで。
想いを彼の中に遺してしまいそうになる]

 葛籠さんのナカ、すごく、熱くて……溶ける。

[浅い呼吸と共に混じる声も女とはまるで違うのに
女性以上に蠱惑的な熱を持って、俺を奥へと迷い込ませていった。
縋ってくる両手すら、そのまま迷宮へと導く誘惑]


 俺、全然……余裕ないんですけど。
 葛籠さん、余裕ですね。

[根元まで埋め込む間、彼の額に浮かんだ汗も
吸い取る様に拭う様に唇を押し付けていたのに。
まだ続いていた先生からの余裕の発言に
男の意地が顔を覗かせ、負けるものかと息を荒げても]

 どうしました?

[何か思い出したかのような、たった1文字に不安そうに
呼びかけた。
しかし答えは言葉ではなく、回された手で。

求められている、そう感じただけで
一回りまた熱が膨らんだ]


 ……教えてくれないなら。
 このまま動きますよ。

[この時の俺は恐らく答えを求めてはいなかった。
答える時間も惜しくて、最後の音を発したとう同時に
ぐい、と一度腰を押し込んでから、ずるりと半分くらい
引き抜いてまた押し込んだ。

最初こそ葛籠さんの表情や声を見ながら
恐る恐ると言ったところもあったが、いつしか
腰の動きは大きくなり、引き抜き突き入れる度に
打ち付ける音が部屋に響く。

動きが大きくなれば届く位置も、擦る位置も変わっていく。

膝裏を抱えていた手も押さえつける力が強くなり
より奥へと貪欲さを見せつける中で、
葛籠さんの声や反応が変わる場所があれば
見逃すことなくそこを抉るだろう*]


[余裕なんて、ない。
ある振りをするのだって精一杯で、彼が律動を始めた今はもう、意味ある言葉を発せられないくらい、
こんなにも、ひたすらに翻弄されている。
でもやっぱり。
意地を張ったみたいな表情は、
男臭くカッコいいのに、どこか可愛らしかった。]

 ん、あ、あ……あッ、

[吐息に混じる声は抑えられない。
熱に穿たれる度、合わせるように、固く結ぶことなんて叶わなくなった唇から溢れていく。
探るようだった動きが、大胆なものに変わる頃には、熱に浮かされたような心地で。
霞んだ視界に、男だけを映しこむ。]

 そ、そこ、…、弱いから、やめ……!

[自ら弱点を晒すのは、先に達したくなかったから。
しこりを硬いそれに擦られると、直接昂りを愛撫されるのとはまた違う、じわじわとした快楽が身を襲う。
男の分かりやすい悦とは違う、少しずつ降り積もっていく、逃げられない、どこか恐ろしささえあるもの。]



 先には、嫌だから、な……!

[変な意地は、偽らない自分の子供っぽさか。
だって彼を気持ちよくしたい、そう願っているのに、自分だけが先になんておかしいじゃないか。

胎の内で暴れる彼自身を、意識して。
その熱さを思い知って。
きゅ、と内側に力を込め――その先を促す。
それは熱をまざまざと感じることになり、自分自身をも追い詰めるものでもあったけれど。

そうして、ふわり、と。
目の前が白くなって、しがみ付いた。*]


[動き出した途端、葛籠さんの声が、息が、体が跳ねる。
それでもまだ、経験の差が彼に余裕を持たせているのでは
ないかと張り合いたくて、追い付きたくて。
我武者羅に打ち付けていた腰の角度を変える為に、
回された手だけでなく、俺からも距離を縮めようと
ぐっ、と前に身体を倒して葛籠さんの顔を間近なものに]

 弱いんです?
 違いますよね、気持ちいいんですよね?

[先生なら言い間違いはしないでください、と
彼が晒してくれた弱点につい意地悪な言葉を
擦り上げる熱と共に唇へと押し込んだ]


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