192 【R18薔薇】対魔忍キルロイ
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直円は死ね死ね団 サミュエルに投票した。
キルロイは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
朧は死ね死ね団 サミュエルに投票した。
ベネットは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
サミュエルはトレーサー キルロイに投票した。(ランダム投票)
ジェフは死ね死ね団 サミュエルに投票した。
サミュエルは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、直円、キルロイ、朧、ベネット、ジェフの5名。
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――休憩室――
[苦しげな声が上がっても、容赦なく指は進む。 重い呪が朧の後孔を満たし、侵し、内側から作り替えていく。 手首まですっぽりと押し込んで、指を最奥へと届かせる]
……もっと。血が出るくらい、噛んで下さいね。
[腰を強く抱き、朧の身体を受け止める。 人の限界を超える行為にも興奮を示したままの彼自身に、笑みが深くなるった。 指が最奥で、複雑な印を刻む。肉襞が独りでに収縮し、熱を持ち、まるで達しているような動きを始める。 キルロイのような女性器に似た変化はない。雄の素体は変えぬまま、最小限の器官を造り上げる。──精を受けて孕む器官を。 やがて鳴動が収まると、ゆっくりと手首を引き抜いた。 血塗れの手を軽く払うと、キスを落とした]
(0) 2016/06/17(Fri) 08時頃
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休む暇はあげませんよ。 おいで。
[彼を抱きとめたままその場に座ると、下肢を晒け出す。 中心は猛り、蜜を垂れ流し続けて、精を放つ場所を求めてやまない**]
(1) 2016/06/17(Fri) 08時頃
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和算家 直円は、メモを貼った。
2016/06/17(Fri) 08時半頃
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[なんとか身が動くようになってきただろうか。未だどくどくと跳ねる心臓や軋む身体は、さっきまでの行為が現実の物だとキルロイに知らしめる。
ごろんと身を返すと、Jの頭を呼び寄せて口付けを強請った。消耗した分を、また注ごうと。 ただ、舌を絡めた瞬間甘い波がキルロイを襲う。その間隔は腹や腰から生まれるものと同じだと、すぐに思い当たった。**]
ふっ……んん、んんっ?ぁ、ふぁ、これ……
(2) 2016/06/17(Fri) 09時頃
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ああ、少し吸いすぎましたねえ。心配要りませんよ。
痛みを感じるのは、向き不向きもありますから。そのうち、良くなるかもしれませんよ?
[涙目のラルフに苦笑して。
亀吉の脚を支えていた手を放し、肩と首の傷に翳すと傷を完全に塞ぐ。
その指を数本喰い千切ると、亀吉の口に無理矢理突き入れた]
死にたくなければ、飲んで下さいね。
[指を喉奥に押し込み、溢れる血を流し込む。輸血と言うにはあまりに荒い行為。
癒す力の応用で、失った血を補う滋養を付加した血は、魔性の血といえどさほど悪影響はないだろう]
貴方は私の命で生き延びる。
私の命を狩るためだけに生き、
私を愉しませるためだけに足掻く。
[その代わりのように、毒を囁く。
暗示ではないただの言葉を、悪意しかない声音で耳元に注ぎこむ]
言ったでしょう、十年分の相手をすると。
この程度で狂ったり、くたばらないでくださいね。
[終わればふたたび脚を上げさせ、薙刀の石突を押し込んだ。
未だ慣れぬ隘路を押し分けて、前立腺を強く抉る**]
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[五月雨が力なく項垂れた。 ごめんなさい だなんて、 謝らないで欲しい。 心根も体の感度もそのままなのに、理性ばかりがはっきりと「彼もまた、もう堕ちている。間に合わない」と、思ってしまう。 何人も見てきた、覚えている。 物心ついた折、封じたはずの記憶の―――父の、姿、とか。]
……っさみだれ、…だめ、ですってば やめて、ください、
そんなこと、したらダメです…! ぅあ…!!
[>>5:175>>5:176 拙い口淫でも、性感は引き出されるもので。 くしゃりと五月雨の髪をつかむ手はむしろもっと欲しいと強請っているかのようだ。もどかしさに揺らめく腰は、意思に反する。 体は快楽に忠実だ。だからこそ、物足りなくて苦しい。]
(3) 2016/06/17(Fri) 10時半頃
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……っ や、だ…っ 五月雨、お願い、だから、眼を、
[対魔忍が、こんな、こんなこと。 彼があんなに慕っていたキルロイが淫行に耽っているのに、それすら目に入らないで。けれど、気持ちがいい。もっと、欲しく在る。浅ましい。胸に落ち込む自己嫌悪。
けれどそれは、五月雨が達することで唐突に終わりを告げる。跳ねた体に芯が擦れて、ひぅ、と息交じりのか細い声が出た。 結荒く息を繰り返す五月雨を、どうにかして抱き起こそうと力を込めた。下肢の中途半端な熱がつらいが、今は「それどころではない」。]
さみだれ、…五月雨…、
[頬を軽く叩くが、呼びかけても暫くは帰っては来ないだろう。むしろ達したことでより魔の側に近寄っているかもしれない。肩に顎が乗るような姿勢にすれば紋がよく見える。
なんて、呪わしい紋だ。]
(4) 2016/06/17(Fri) 10時半頃
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[――助けたいと、躍起になっていたのだ。
五月雨にまだ、ひと側の意識が残っていること。 離れろと謂ったこと、 ベネットには、きっとか細い蜘蛛の糸に感じられた。
(すぐ切れるかもしれないと分かってはいても)
辺りを視線で窺ったときに見えた朧の有様にはぎくりと息を飲んだが噛み殺し、淫靡な水音と卑猥な言葉のやりとりを、見ないように、聞かないように、目を伏せた。
乱れた下半身の衣服を無理矢理形を整え、 五月雨を抱えたままこの場から、呪わしく、首を絞めてくるような 淫靡なこの空間から離れるためリノリウムの床を蹴る。
「にげて/にげろ」
(――そう、謂われたのだから)*]
(5) 2016/06/17(Fri) 11時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2016/06/17(Fri) 11時頃
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[身体を作り変える熱さに耐える、呻きの合間。 赤黒い蚯蚓が再び床から這い出した。 忍耐によって失われる体力を補おうとするかのように、蚯蚓は性の匂いに導かれて、群れを成して移動する。 >>5:176床に散った白濁を目指し、辿り着けば新鮮な粘液を身体に纏わせるようにしながら吸い上げていく。 しかし、その程度では足りない。
更なる力の源を求めて、蚯蚓達が贄に選んだのは、ぐったりと力を失った五月雨だった。 >>5五月雨の身体が逃れようとする。それに合わせて足先に纏わりつき、互いの身体を繋げるようにして床と五月雨の足先をその場に縫いとめる。 彼を運ぶヤナギには、急に五月雨の身体の重量が増したように感じられるだろう。 それは蚯蚓の重みであり、五月雨がその腕の中から奪われようとしているが故の、重みだった。
瞬く間に蚯蚓は五月雨の身体の表面を覆い尽くしていく。 たとえヤナギの手がそれを払おうとしても、増えていく蚯蚓がそれを凌駕する。 やがてその足先から頭の先までを蚯蚓が覆い――不意に、ヤナギの腕の中から、重みが消えた。*]
(6) 2016/06/17(Fri) 11時半頃
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[五月雨の身体と共に、その身を覆い尽くしていた蚯蚓も消える。 後に残るのは、憐れなひとりの、対魔忍。*]
(7) 2016/06/17(Fri) 11時半頃
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― 廃病院・四井の前 ―
[休憩室から消えた蚯蚓と五月雨の身体は>>@0四井を包む触手の目の前に現れる。
それは、動物が餌を安全な場所に運び込むようなもの。
床に置いた五月雨の身体の上を、蚯蚓は容赦なく這い回る。
やがてその多数が消え、数匹が五月雨の肌の上に残った。
蚯蚓が吸いつくように身を捩らせるのは、五月雨に残された二つの紋の上。目には見えないほどの小さな歯をそこに立て、宿る魔力を身に受けようと蠢く。
しかし、五月雨の肌を彩る紋は剥がれることはなく――故に、蚯蚓は執拗に、五月雨の紋を刺激し続ける。*]
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[ずしりと、五月雨の体が重くなる。]
――なっ…!!
[元よりパワーよりも機動力を磨いてきたタイプの中衛だ。闇に引きずり込む重量を引きちぎるような、へクターの如き力もない。
見る間に蚯蚓に覆われていく身体、 生理的に感じる恐れなど忘れて 奪われないようにかき抱いたのに。>>6]
坂町、止め――― っ五月雨……!
[重みはふ、っと。 温度だけ残して消え失せる。 其処にはもう、なにもない。]
(8) 2016/06/17(Fri) 12時頃
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[――消えた。目の前で消えてしまった。 堕ちて往くのを、 狂って往くのをずっと見せられてきたが 消えたのを見るのは、初めてだった。 暗示が縛るのは精神だが、心が変質したわけではない。失せれば苦しいし、狂えないとしても痛みは、ある。]
っ、あぁあぁ…!!!
[ぱきん、と、内の何かが砕けた。 それが過去施された、半魔の血の抑制だと誰が知ろう。組織の中でも浮きすぎないように、と父の遺した「お守り」は失われた。
人狼のへクターと違い体格が変化するわけではなく、鳶色の毛先が湖の青を帯びていった。青を帯びた髪はウンディーネの特徴、人間にはない色彩。 半魔故に完全には変わらず、グラデーション程度で、止まる。]
(9) 2016/06/17(Fri) 12時頃
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[――誰もいない。 酷い虚無にしかし、狂い堕ちることはない。 ヤナギ・ベネットは、――「対魔忍」だ。
青い髪先から足元に水が滴り落ちる。 自分の変化に気付いているのか気づいていないのか。 まばたきを忘れたように見開く目は、常よりも明確に猫のような瞳孔を顕わす。 繋ぎ止められなかった手のひらを見ている。息を切らしながら、低く呻くように問うた。]
っ――、五月雨、を どうしたのですか…っ
[「廃病院」に送ったなどと知らぬことだ。 視ようによっては文字通り「喰った」ようにだって解釈できる。 坂町が眼を覆うような有様だろうと知ったことか。 睨みつけるは触手の主と魔の首魁*]
(10) 2016/06/17(Fri) 12時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2016/06/17(Fri) 12時半頃
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……ん、ぅ、うう、ッふ、ぅ、…………
[酷い熱さに苛まれようとも、>>0直円の指が最奥まで届く感触を捉えれば、甘さの宿る声を漏らす。 言われるがままに直円の首筋に齧りつき、じわりと血が滲めばそれを無意識の内に吸い上げ、歯型の上に鬱血の痕を残した。 身体の奥で結ばれる印が、己の身体を作り変えていく。 収縮する内襞は印を結ぶ手を締め付け、その度に血潮に触れて熱さが生じる。 呪による強制的な変化は、通常の人であれば、精神に異常をきたしてもおかしくはない程のものだ。 しかし、己は半魔の身であり、何度も直円の精を受けた。 故に、直円の呪を、己の身体は受け入れる。
――――それに。]
なおのぶ さまぁ、
[とうに心は直円に捕われ、狂っている。 身体を作り変えられることすら厭わず、全身にぐっしょりと汗をかきながら、どろどろに蕩けた声で愛しい者の名を呼ぶ。 それと同時に、びゅく、と白濁を吐き出し、直円の着物を汚した。]
(11) 2016/06/17(Fri) 12時半頃
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……はぁ、い、……
[やがて体内の熱も、躍動も収まり、直円の手が抜けていく。 引き抜かれる感触にびくりと身を震わせ、落ちてくる唇を受け止めた。 >>1直円が座るに合わせて、己も床に膝を付くようにして床へ。 呼ばれるまま、直円に身を寄せて、猛る中心に唾を呑む。 そのまま中に咥え込んで、直円に貰ったばかりの器官に、種を注がれたい。 しかし直円の血液を味わった口内の粘膜にも、どろりと重い精を受け止めたい。
垂れ落ちる蜜すら勿体無く思えて、その足の間に顔を埋めて舌を這わせて舐め取っていく。 その、最中。掛かる声>>10に、ゆっくりと顔を上げた。]
(12) 2016/06/17(Fri) 12時半頃
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…………?
[青い髪。滴り落ちる水。細くなる瞳孔。 怒りに震える声に、心底不思議そうに赤い双眸が瞬いた。 睨まれても怯むことはない。恐れる者は何も無い――が。]
――――……ああ。
[ようやく合点がいったかのように小さく呟く。 五月雨の姿が消えたことも、ヤナギの変化も、己にとってはどうでも良いことだ。故に、ヤナギの怒りの理由も理解せず、ただじっと細まった瞳孔を見つめる。
その途端、ヤナギにかけた暗示の効果が緩む。 完全に解くではなく、ただ、少しの変容を齎すだけ。 ヤナギが望むならば暗示は容易に解けようとし、彼を堕落に誘うだろう。しかし、彼が対魔忍であろうとすれば、その精神を強固に守り続ける。
ヤナギの精神の天秤は揺れを取り戻すどころか、更に大きく揺さぶられることになる。 矜持を試そうとするかのように、口元には艶めいた笑みが浮いた。]
(13) 2016/06/17(Fri) 12時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2016/06/17(Fri) 13時頃
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[寝そべりながら、ヤナギのあげる声を聞いた。頭を動かせば、そちらが見えるだろうか。その美しい青が。>>9
見えずとも、未だに声は矜持を失わぬもののように響く。それが催眠の檻で縛られ、強いられただとは気付かずに。>>10 五月雨、という名が出たが、何かがあったのか。声や気配がないならば、連想されるのは四井の時のような状況か。あれだけの行為をしたのだから、影流がそうなるのも無理はないとキルロイには思えた。しかしヤナギは。
――ああ、やっぱりヤナギさんは、大丈夫なのか。
敬意は未だ失われず。その清らかさが眩しく思えた。師の側に寄り添っていたことに子供じみた嫉妬心は煽られたけれど、その源はずっと伏せてきた故に、伝わらないだろうなと思う。]
(14) 2016/06/17(Fri) 13時半頃
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[そして、そこで足掻く気高き意思が残っているのなら。やることは一つだ。]
おい直円、どう見ても俺の負けだ。 ……ゲームは終わりだろ。
[一刻も早く、この悪趣味なゲームを終わらせる。そのためにここへ、自分にとっての一番の罪と堕落を味わいに来たのだから。
話すだけでも少し舌が疼く。面倒なところについてしまったと舌打ちを――したらそれこそ強い快楽が生まれてしまう。 悔しさを滲ませながら、少しだけ唇を噛んだ。**]
(15) 2016/06/17(Fri) 13時半頃
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答えなさい…!!
[>>13 何も返さない坂町へ強い口調は続くが、 赤色の眼と視線が合った刹那、 ふわりと、戒めが緩まった気がして、咄嗟に片目を押さえる。]
っ、――っ 何を、し た
[艶めく笑みに、ぎくりとする。 暗示の変化としては僅かな変容だろうが 揺らぎ続けた心には酷い不意打ちだ。
どろどろに溶けて絡む蜜のような声も、顕わになった性器やしとどに濡れた肢体も、酷く蠱惑的で慾を煽る。溺れてしまえばきっと楽だ。壊れて、求めて、ただ1度しか吐き出していない熱が、中途半端に嬲られ続けた後孔の奥が、疼くのを感じて。
ざあっと、血の気がひいて蒼褪め後退る。 背には、部屋と廊下をつなぐ扉。]
(16) 2016/06/17(Fri) 13時半頃
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―― いや、…嫌です、違う……っ
[首を横に振る。 違わない、この熱を開放したいと思ったことは?裡で覚えた快感をもっと味わいたいと思ったことは?無いだなんて謂いきれないだろう。
嫌だ、違う、私は対魔忍だ。 そうでなければ、ならない。 誰が見ていなくても―――
必要とされなくても? 独りで?]
(17) 2016/06/17(Fri) 14時頃
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[――キルロイが、直円に何か謂っている。>>15]
……っ、―― ぁ、――
[ゲーム。負け。 治療は意味をなさなかった。 皆はどうなったのか。 放送はまだ続いているのか。
ぐらり、均衡を保てない体は、閉じられていなかった扉の外、廊下にふらつきながら後退れば壁が背に当たって行き止まり。休憩室の扉から中が見える真正面の位置で、俯き、両の手で眼を覆った。]
…嫌 だ、…――、
…見たくない。……見たく ない……――
[嗚呼――吐き気がする。 処理しきれない感情の揺れのせいか、濃すぎる精の匂いのせいか、わからない。壊れたように眼から涙が落ちるのが止まらないのだ。]
(18) 2016/06/17(Fri) 14時頃
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[キルロイの子供じみた嫉妬心――それを知れば人違いされる程度の者に、になぜ選ばれた者が、血よりも濃い絆で結ばれた者が嫉妬する必要があろうか、とベネットは思うに相違ない。 嫉妬するとしたら、きっとこちらのほう。
(朧が――そうだったように?)
でも、違う。彼と自分は、違うものだ。]
… 苦 しい、 ――父さん……
[寄る辺を無くしたベネットの唇は死者の呼び名を形作るがほとんど吐息であり、誰に聞こえる筈もなかった
――死者は思い出の中にしかいない。 返事もなく、暖かさもないが 忘れない限り離れていくこともない。 ある種の逃避だ。
いっそ堕ちて恥を晒すより前に――果てるべきではないかという考えまでもが過る*]
(19) 2016/06/17(Fri) 14時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2016/06/17(Fri) 14時半頃
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[自刃まで思いつめるのに、、 助けて、と、死者にすら呟けないのは 暗示に依らぬ、責任感と生真面目さからくるものだ。
揺れる天秤が矜持に傾きながらも 危うい位置をとりつづける**]
(20) 2016/06/17(Fri) 14時半頃
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[ヤナギの怒りは、自分だけが楽になれないが故のものであると解釈した。己にとって、仲間を奪われる怒りなど存在しないが故に、そう誤解をした。 だから。]
……君も、自由になって良い。
[>>16暗示の変容は、己にとってはヤナギへの救済のつもりだ。 堕落を受け入れることが如何に心地良いか、身を以て知っているからこそ、望むならばその背を押さんとした。 しかし、堕落を良しとするか、忍耐を良しとするか、選ぶのはヤナギ自身だ。 己はそのどちらの選択肢も、否定するつもりはない。 だからこその、暗示の変容。
後ずさる姿を、何の感情も持たぬ双眸で一瞥し、視線は再び目の前の直円の熱へと戻る。]
(21) 2016/06/17(Fri) 15時半頃
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……ッふぁ、……ん、……っふ、……
[舐めるだけでは足りず、片手を直円の茎に添え、もう片方の手で下肢を晒し、己の自身をゆるゆると扱き始める。 >>15直円に声を掛けるキルロイにその痴態が見えたとて、気にすることはない。
だが、何度もお預けを食らうのは本意ではない。 舌先からとろりと糸を引きながら、直円のものから舌を離す。 その熱源に懐くよう、身を屈める姿勢はそのままに、視線だけが動いて。]
……ヤナギを、放っておいて良いのか?
[かつての幼馴染に向けるのは、直円に向ける甘ったるい声ではなく、以前と何ら変わらない落ち着いたもの。
休憩室を出ても、既に直円の魔力はこの本部に満ちている。 天秤を大きく傾けているとはいえ、未だ理性のあるヤナギが一人でいれば、壁から這い出る触手に襲われるのは必至だ。 真紅に染まる双眸でキルロイを見つめ、その判断を観察する。 その間も、片手は直円の性器に絡めたまま。*]
(22) 2016/06/17(Fri) 15時半頃
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[布袋の痴態を映していたライブ中継は、いつの間にか砂嵐の映像に変わっている。 画面の向こうで何があったのか、その映像から読み解くことは出来ない。
砂嵐に変わる間際、物が拉げる様なひどい音を聞いた者はどれだけいるか。 いずれにせよ、画面の中にはもう布袋の姿は無い。 ただ、その砂嵐の、最中。]
『……ベネット、』
[マイクが、布袋の声を拾う。*]
(23) 2016/06/17(Fri) 15時半頃
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