167 ― さいごの手紙 ―
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イアンに3人が投票した。
フランクに1人が投票した。
イアンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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[秋の訪れを感じる、何時か。
空に輝く一等星は、もう、一等星のそれではなく ただ不穏な訪れを感じさせる怪しい光だった。 それでも今日は訪れる、それでも明日は訪れる。
あの星が降り注ぐ、世界が終わるその日まで 記者は、手紙を拾い集め、駆ける。]
(0) mo_om 2015/09/05(Sat) 00時頃
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[今日もまた朝は来た。
寝台から体を起こし、無意識に安堵の混じった息を吐く。 開けっ放しにしていた扉から猫は出て行ったようだ。
だから猫は好きだ。 好きな時に、好きな場所にいる。
顔を洗い、珈琲を淹れて、ポストを確認する。
手紙は三つ入っていた。
それを手に室内に戻るとラヂオをつけるが、雑音ばかりでいつもの放送は聞こえない。
ラヂオ局も次々に畳まれているらしいから、仕方がない話ではある。
代わりに古いレコードをかけて、手紙を読み始めた。]
(1) dix73 2015/09/05(Sat) 03時半頃
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発売、出来たのか。 …本当に、ありがたい話だ。
[一つの手紙は編集者からのもので、 無事に本を刷り終えて今日発売されるという報せだった。
デザイナーが捕まらなかったので、表紙は広告に使ったイラストにしたという。
原稿が手元にあるので、買いにはいかないでおこうと男は思う。 あまり多く刷ってはいないだろうし、一人でも多くの誰かに読んでほしかったから。]
(2) dix73 2015/09/05(Sat) 04時頃
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[一つの手紙は最近の個人的ブームの企画者である声しか知らない男から。
もう一つは、先日新たな読者となってくれた少女から。
猫が乗っていた原稿用紙を端に退けて、返事を書き始める。
誰にも読まれない私小説より、誰かに向けた手紙の方が今は書きたかった。]
(3) dix73 2015/09/05(Sat) 04時頃
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[駆け足で、走り抜けた先。 空を見上げれば不穏な星が昼も夜も構わず輝き続けていた。
息を巻いて、此処は あえて手紙を送り届けた場所。 ポストを覗き込んでも、届けた手紙は残っていない。 故人に宛てた手紙を、此処の住民が如何判断したのか 記者には、どこまでは理解らなかった。
ペンを執る。 薄い鞄の下、上巻のお蔭で、万年筆の先はよく滑った。]
(4) mo_om 2015/09/05(Sat) 22時頃
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[家からひとの灯りは見えない、声も聞こえない。 猫の鳴き声が何処かから聞こえた気がした。 本屋は静かに盛況を見せて 女子高生が、お喋りが横を通り過ぎた。
汽車は不定期な時間を走る。 最期まで、きっと誰かを何処かに届けに、走る。 展望台の灯りは、昼夜を問わずその光を届けた。
髪を切る、規則的な音を魅せる美容室の横を過ぎる。 今日も手紙を届けに、平等に、走ろう。]
(5) mo_om 2015/09/05(Sat) 22時半頃
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[日常が、ひとつ、また一つと消えていく。
最近は途切れ途切れにしか聞くことは出来なかったが、いつも聴いているあの周波数のラヂオ。 鈍く汚いおとを拾うばかりで。 あの綺麗な青年のこえは、もう聴こえることはなかった]
おはようございます。 世界がおわるには、まだすこし早いですよ?
ねえ、イアンさん。 だから、こえを聴かせてくれませんか
[ノイズがまるで返事をするかのように一瞬だけ強くなった。 電源を落とす。こえを紡ぎださなくなったそれを、押し入れの奥に仕舞った]
(6) かの 2015/09/05(Sat) 22時半頃
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[家庭菜園に水をやって、ポストを開ける。 ひとつ、手紙がはいっていた。 あの日に比べれば随分少なくなった。 手に取り、差出人をみて頬を緩める。
まだあるこの奇跡のような日常が消えた時に きっと、世界も終末を迎えるのだろう]
(7) かの 2015/09/05(Sat) 22時半頃
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[空が光った、一等星が、強く。]
(#0) 2015/09/06(Sun) 00時頃
[地面が揺れた、星の悲鳴が、強く。]
(#1) 2015/09/06(Sun) 00時頃
[海が鳴いた、波高く、強く。]
(#2) 2015/09/06(Sun) 00時頃
[残暑の陽の下、今まで覚えのある
どんな朝よりも明るい朝だった。
空を切り裂く轟音は、地下に逃げたシェルタまで届く。
降り注ぐ隕石が地上を、生き物を滅ぼすのは
その姿が空にありありと映ればあまりに一瞬で。
残酷なまでに、平等に、痛みを感じるより早く。
記者の手から、明日までに届ける筈だった手紙は
滑り落ちて、あるいは飛ばされて、あるいは失われた。]
(#3) 2015/09/06(Sun) 00時頃
[あなたはそれをどんな気持ちで受け止めたろうか。
どんな想いで、空を見上げただろうか。
最期の一日を、どんな風に過ごしただろうか。
庭で育てられたトマトも、野菜たちも
海を、川を揺らす水も、その一瞬は静寂に包まれた。
それでも、あなたの手紙が
誰かの救いになりますように。]
(#4) 2015/09/06(Sun) 00時頃
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[さいごの、手紙]
(8) rito 2015/09/06(Sun) 06時半頃
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[このこえは、世界が終わる日にも届くのでしょうか。 届くのでしょうか。
早朝、今日は珍しく朝日が昇る前に目が覚めた。 一等星の輝きは、もう星のそれではなかった。 ああ、週末を迎えるのだ、と。 そう思った]
おはようございます、記者さん。 私の手紙は届いたでしょうか
[ポストに一通入っている手紙をみて、そんなことを呟いた。
かさり、とそれを広げる。 たたみ直せば、大事そうにポシェットに仕舞った]
(9) かの 2015/09/06(Sun) 11時頃
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[真白いワンピース、双眼鏡を下げて。 麦わら帽子をかぶれば、商店街で唯一店を開いている本屋に立ち寄った。 待望の下巻が、発売されたらしい。 ひとつ、ポシェットに入れようと試みたが入らず。 片手に持って、展望台へ。
それは、日常になりつつあった]
(10) かの 2015/09/06(Sun) 11時頃
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[最後の想いを託した紙飛行機が、そらを舞う それが届く前に、無慈悲に、平等に 人類も終末を迎える
その瞬間まで、展望台に居座り、本を広げて 星を掴もうと、手を伸ばすのだ]
(11) かの 2015/09/06(Sun) 11時頃
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[今日もまた朝は来た。
だけれど今日は、安堵の息は漏れない。
鳥が一斉に飛び立つ音が聞こえた。]
そうか、もう明日は来ないんだな。
[射し込む光はいつもの暖かな光と、澄んだ水のような冷たい光。
珈琲を淹れて、煙草に火を点ける。
机の引き出しから紙の束を取り出して小屋の外に出た。]
(12) dix73 2015/09/06(Sun) 12時半頃
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君もまだ、大事な物は捨てずに持っていてくれるのかな。 退屈が口癖だった君に、退屈ではない何かを僕の本は届けられたかな。 最後まで読んだ感想はきっと、悪いものじゃないだろう?
一足先に、空へ旅立った君はどんな想いでいるのだろう。 そちらの世界は快適かい? 寂しさも、不安もない世界ならば良いけれど。 君が先に待っているなら怖くない、そんな気がするから不思議だよ。
(13) dix73 2015/09/06(Sun) 12時半頃
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君は今も、船の上にいるのかな。 運ぶ人がいなくなったとしても、君はどこかの水上で変わらずに真っ直ぐなままの君でいるんだろう。 そんな気が、するんだ。
川と星に挨拶をするために出かけた君は、矢張り川と共にこの空を見上げているのだろうか。 同じ空気を飲んでいる、それは最期の瞬間まで変わらないと信じてもいいかな。
(14) dix73 2015/09/06(Sun) 12時半頃
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君の日常に少しでも僕の本は入り込めただろうか。 名も知らぬ君の頭の片隅に僕の存在が残せた偶然に感謝しよう。
君の声を聞く手段はもう、なくなってしまったけれど、耳をすませば聞こえる気がするんだ。 君の、おはようございますという声が。 僕は随分長い間、君の声に救われていたんだと今になって、思う。
君は今、不安じゃないかい?怖くは、ないかい。 父親というものはこんな時、娘を抱きしめて安心させるものなのだろうか。 それは叶わないけれど、代わりに僕の最期の手紙が君の側に寄り添ってくれていることを願う。
(15) dix73 2015/09/06(Sun) 12時半頃
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[紙に認めない言葉たちは空気に溶け、 いつもより張り詰めた山の空気を震わせた後、また静寂が蘇る。]
(16) dix73 2015/09/06(Sun) 12時半頃
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[左手に乗せた原稿用紙は風に攫われ、空を舞う。 飛び去った鳥達の後を追うように男の手を離れていく。
それは、男が生きていた証。
確かに生きていると、 捨ててきた者達に伝える手段。]
(17) dix73 2015/09/06(Sun) 12時半頃
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[右手に握りしめた紙の束は風に攫われることはない。 世界が終わるその瞬間まで。
それは、男がひとりきりでは無い証。
確かに生きていたと、 捨てたくない者達から伝えて貰った証拠。]
(18) dix73 2015/09/06(Sun) 12時半頃
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[どこかの空の下、一枚の原稿用紙が一瞬だけ冷たい輝きを遮った。]
『 終わりの始まりのあの日、僕は何を思っていただろうか。 今となっては思い出せない。
思うことがあるとすれば、
この空の下、確かに僕らは繋がっていた。
それは僕が、幸せだったという他ならない証拠だ。』
(19) dix73 2015/09/06(Sun) 12時半頃
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[最期の日。
記者は、誰も居ない、閉じられた放送局に居た。 此処に入社してから毎日座っていた マイクの供えられたデスクの前に。 電源のスイッチを点さずに、紙を開く。]
あれ、煙草座の先生。
[企画が、知らないところで引き継がれていた。 南の空を一度、見届けようとして 窓の外に目を移したけれど、この時間は明るすぎた。 ―――― 夜には見届けられるだろうか。]
(20) mo_om 2015/09/06(Sun) 14時半頃
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