243 花浜匙の村
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少
霊
全
サミュエルに1人が投票した。
リツに5人が投票した。
リツは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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[人と間違えられ>>3:10、先ず眉間に築かれている山を険しくし。 次いで誰とも知れぬ者へと憂う様に息を吐き、金の眼は揺れる。]
人か人為らざるモノかの判別も付かんとはな。 道理で我々の居場所が無くなる訳だ。
[此の言を聞いて、相手が何を思うか等存ずる処では無く。
人と思うならそれで良かろうよ。 俺の正体等、お前が興味を持たねば何であろうと同じ事。 聞かれるのであれば答えようが、聞かれぬのであれば其の必要も無く。
魑魅魍魎と間違えられたのであらば、多少は灸を据えようが。 人と間違えられたであれば、其の気は削がれた。]
(0) あんもびうむ 2018/06/16(Sat) 09時頃
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それで? 此処はどういう夢なんだ、人の子。
[態度は変えずに尋ねれば、何かの暗示ぐらいは得られようか。*]
(1) あんもびうむ 2018/06/16(Sat) 09時頃
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──── それからしばらく ────
[ 所有者の愛を貰い受けて、 人形は艶のある髪を取り戻したことでしょう。
枯れてしまわないことに安堵すると同時、 人形には一つの欲が生まれます。]
(2) nagaren 2018/06/18(Mon) 09時頃
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( ──……充くんから離れたくないなぁ ) [ 見た目こそ幼いものの、 歴代の所有者たちの記憶がリセットし切れないほど 長く使い古された人形は安寧を求めます。
手入れさえすれば永く続く身体とは、 一部の生き物にとっては羨望の対象かも知れません。 けれど、この少年の形をしたものにとっては さほど魅力的なものでもありませんでした。]
(3) nagaren 2018/06/18(Mon) 09時頃
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[ 少年は所有者に隠れて 人間の食べ物を口にするようになります。
料理で出た野菜の切れ端や、 所有者の翌日用に残しておいた余り物。
砂糖菓子しか受け付けない身体をもつ少年は、 込み上げる嘔吐感を堪えながら 咀嚼と嚥下を繰り返し少しずつ少しずつ
"成長"していくのでした。]
(4) nagaren 2018/06/18(Mon) 09時頃
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[ 10年の経過に対して1、2歳ずつ 見た目の年齢を増していきます。
あまりに早く育って興味を失われてしまっては、 元も子もありませんから。
所有者に咎められることがなければ、 少年は軈て20代の青年の姿まで成長したでしょう。]
(5) nagaren 2018/06/18(Mon) 09時頃
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[ 腕まくりをして着ていた赤いコートは ぴったりのサイズになっておりました。
追い付いた身長と同じほど長く伸びた髪は 真黒なゴムを用いて右側で一つに纏めて 前に流していたことでしょう。
所有者が老いてなお、人形が青年の姿になってなお、 変わらぬ愛情を貰えていたのなら、 それは艶やかな黄金のままでありましょう。
たとえ艶がなくなり色が抜けてしまっていても、 きっとつぎの言葉は変わりません。]
(6) nagaren 2018/06/18(Mon) 12時半頃
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僕は、充くんに逢えて幸せでした
(7) nagaren 2018/06/18(Mon) 12時半頃
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[ 視力も聴力も衰えベッドに横たわる貴方に、 この声が届いたかは定かではありませんけれど、 皺の目立つ手を取り指を絡めて しっかりと繋いでおりましょう。
貴方は独りではないのだと 大きくなった掌の温もりが伝えてくれるように。 ────貴方の最期の、瞬間まで。]
(8) nagaren 2018/06/18(Mon) 12時半頃
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[ 眠りに就いた貴方の身体には、或いは、 ひとしずくの雨が降り注いだやも知れません。
人形はそっとくちづけを落とします。
ずっと繋いでいた手を名残惜しく離すと、 彼の手同士を組ませて、 自らはキッチンへと消えるのです。]
(9) nagaren 2018/06/18(Mon) 12時半頃
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[ もう少年ではなくなり、価値は下がりましたが、 これはこれで需要のある"物"ですから 人形の回収業者に引き離されては堪りません。
彼とは、……充くんとは、離れたくないのですもの。]
(10) nagaren 2018/06/18(Mon) 13時頃
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[ ────────かぷり、 ]
(11) nagaren 2018/06/18(Mon) 18時頃
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……、……ぅ
[ 赤い実に歯を立てれば、 口の中に少しの甘味と、
悍ましい程の悪寒を覚えます。
禁断の果実と称されるのも頷けました。 人形の本能めいたものが食べるのは危険だと 警鐘を鳴らしているのです。
人形はそれを──無視して、食み続けます。
むしゃむしゃ、ごくり。 空洞の腹に機械的に食物を送り続けるのです。
これまで密やかに摂ってきた量の、何倍も。]
(12) nagaren 2018/06/18(Mon) 18時頃
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[ 一つ、また一つと 嘔吐感を堪え赤い実を嚥下しながら、 人形は思い出しておりました。
掃除、洗濯のやり方。 小さな微笑み。
胸が温かくなるはじめての感情。
全て、充くんだけが教えてくれたことです。]
(13) nagaren 2018/06/18(Mon) 18時頃
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[ 食事量に比例して人形の身体は急速に成長します。
彼よりさらに皺の寄った自らの肌は 想う相手に見せるには些か恥ずかしい。 けれどもう、 その目蓋が持ち上がることはない筈ですから。
ぱんぱんに膨れた腹を引き摺るように、 人形は所有者の眠るベッドへと戻ります。 胸に垂れる一房は、すっかり白くなっていました。]
(14) nagaren 2018/06/18(Mon) 18時頃
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次は、僕も人間がいいなぁ [ 嗄れた、少年の愛らしさがまるで残らぬ声。 それでも数十年間──…いいえ、 永遠に変わらぬ想いを胸に抱いたまま 貴方の手に手を重ね、傍らで眠りに就きましょう。
窓の外ではスターチスが風に揺られておりました。*]
(15) nagaren 2018/06/18(Mon) 18時頃
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[これは夢を見ているのだと気づけるようになったのはいつからだったか。
覚めても忘れてない夢。 何もない、広がるばかりの草原と静寂。
幾度も繰り返し見る中で、誰かに会うこともあったかもしれない。
彼らも何か、探していたのだろうか。 それを聞くことはあっただろうか。
ここが何処かはわからないけれど、俺は確かに何かを、いや、誰かを探していた。
探しているのに会いたくない誰か。
どうしても欲しいものを持っていて。 けれど与えてはくれなかった誰かに、何を求めて会いたいと思うんだろう。]
(16) death73 2018/06/19(Tue) 22時半頃
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[また、あの夢を見ている。
辺りを見渡せば人影が見えた。
竦みそうになる足を踏み出して、一歩、二歩と速足から駆け足に変わる。
脚は気付けば栗色の毛に覆われていて、視界は低く、景色が速く流れていく。
距離が縮まり大きくなっていく人影に、飛びつくのに躊躇いはなかった。
それは俺が一番会いたかった人。
この忌々しい身体を受け入れてくれる人。
そしてきっと、いつか産まれてくる俺によく似た誰かを愛してくれる人。]
(17) death73 2018/06/19(Tue) 22時半頃
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愛してるよ、けいちゃん。
[自分の声に起こされて、目を開く。 言葉を発した体は人間のものだと意識の端で気づき、先程までのあれは夢だったのだと理解した。
いつもの夢だったのか、 別の夢だったのかはわからない。
夢で会えたのかどうかは尋ねてみればわかるかもしれないけれど、聞かなくても良かった。
目の前にある夢の中で見たのと変わらない恋人の唇に顔を寄せて、おやすみ、と再び瞳を閉じる。
落ちていく意識の中、昔読んだ幸せの青い鳥を探す童話を思い出していて。
もう、あの夢を一人で見ることはないのだろうと思えば、眠るのはこわくなかった。**]
(18) death73 2018/06/19(Tue) 22時半頃
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[ぱちり 泡は爆ぜ 小さな衝撃
小波を起こし
夢は醒める ]
(19) あんもびうむ 2018/06/20(Wed) 04時半頃
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―逢魔が時、森の奥― [水面が揺れる。]
……ぁ?
[辺りが金色に染まる頃。 再び眼を開けば、其処は微睡む前と同じ場所。 遠離りそうな夢の記憶を手繰り寄せ、脳裏を過ぎるは心地良い景色。
彼は、人が視る夢の欠片なのか。 其れとも、人が神に為る夢を視ているのか。]
(20) あんもびうむ 2018/06/20(Wed) 04時半頃
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“今、私が胡蝶になる夢を視たのか” “それとも、今在る私は胡蝶が視る夢なのか”
そう、尋ねた人の子が居たな。
[記憶の端に引っ掛かる、人の言の葉を紡ぐ。 夢か現か等、何方でも同じ事。
“我思う、故に我在り”
其れ以上も、其れ以下も無かろうよ。 そうは思えど、其れでも思い悩むのは知恵を有したが故なのか。
思わず、口の端が弛む。]
(21) あんもびうむ 2018/06/20(Wed) 04時半頃
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[浮かべた笑みは刹那。 直ぐに常の通りに戻れば、1つ息を吐く。 はてさて、此から如何しようか。
住処を奪おうと為る人の子に困り果てるは変わらぬし。 近いうちに此の場を離れねば為らぬは変わらぬが。
未だ、“夢”と云う繋がりで繋がりを保つも。 ――其れもまた、良かろうよ。
風に揺れる花浜匙。 陽に照らされる時は、後幾何か。*]
(22) あんもびうむ 2018/06/20(Wed) 04時半頃
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