ベテラン医師 ロミオ に 1人が投票した。
墓荒らし へクター に 4人が投票した。
助手 ゲイル に 1人が投票した。
修道女 ツェツィーリヤ に 1人が投票した。

墓荒らし へクター は村人の手により処刑された。

時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか？

日蝕
暗い日蝕が村中を覆い、お互い顔も名前も解らない。この闇夜は丸一日続くだろう。他人になりすまし、議論を混乱させることもできてしまうかもしれない。

現在の生存者は、本屋 ベネット、ベテラン医師 ロミオ、良家の末娘 ポーチュラカ、流浪者 ペラジー、助手 ゲイル、修道女 ツェツィーリヤの6名。

/*
一撃だけ中身で。

ぐだぐだですいませんでした！
時間無いから焦った。

ああ…聲が聴こえます。

先程まで自分が発していた聲を、自ら耳にするというのは……
なにやら不思議なものですね。

あら？急に暗く…

何かあったのかしら…

/*
こちらも、焦りました。ギリギリですみません。
けど、結果オーライで。

ツェツィーリヤさん…

あの…懐中電灯の灯りが…。
あ、あれ？

おかしいな？

ペラジーさん…
其処にいらっしゃるのですか…？

不意に灯りが消えて、
いらっしゃるならお返事を――

あら…？

な…何が起きましたの？
ベネットさん、ロミオ先生…お側にいらっしゃいますわよね？

謝らなくていいんだよ、僕は自分がしたいから心配してるだけなんだから。

それに、ポーチュラカ。
君はまだ子供なんだから、強がったり――

……あれ？
急に電気が……？

ああ、僕はここに居るよ。

ロミオ先生は大丈夫ですか？
無事なら、返事をして下さい！

あ、うん…。

あたしは大丈夫だよ！
でも…懐中電灯の灯りが急に消えて…。

ツェツィーリヤさんの声が聞こえて安心したけど。
そっち…かな？



この手は…ツェツィーリヤさんだよ、ね。

――ふむ。
近くに居なくても、何とかなるものだな。

同族が近くに居たからかもしれないが。

にしても、急に暗くなったのだけれど。
嵐のせいだろうか…

そちらも気をつけるようにしてくれれば、幸いだけれど。

――…あ。

……はい。妾の手にございます。

暗闇で視界が利きませぬゆえ、
ペラジーさんさえ宜しければ、このまま……。

　　[ぴちゃ]


　　　　　　　　　　　　[ちゅ]




　　　　[くちゅ]
　
　

ええ……。

でもあなたもお気を付けになって、ください。
傍には、あなたの愛しい娘…ポーチュラカさんもいらっしゃるのですから。

何も見えませんわ…

ベネットさん、手を…繋いで下さいませんか？
私の側に…いてください。

しかし、これは困ったな。
これでは何も見る事が出来ない。

まあ…どうしてもこの闇が晴れないようなら
私達だけでも何とかここを出る事が出来るようにするしかないか。

可哀想だが、私は全員を助けようとする程のお人よしでもないし。

―…水の、音？

何の音かしら…
べ、ベネットさん、ロミオ先生。
お願いです、側に…手を握っていて下さいませ。

うん、ちょっと待っ…痛っ
椅子か何かにぶつかった……のか？

見えないっていうのは思ったより不便だな。

ポーチュラカ、大丈夫？

今そっちに……

あ。
今、誰かに触れたけど、ポーチュラカかい？

あたし、ツェツィーリヤさんの手で安心できたよ。

…人狼病とか宿借の話もあって。
急に暗闇になっちゃったから…。

暗闇の中で怖くて不安になりかけたけど。



でも…燃料どうしよう…。
暗闇だと探せないよね。

まあ、この状態で近くに居れるというのは願ってもない僥倖だろう。
離れていたら気が気でなかっただろうし。

…まあ、私自身も見えてないのだが。

しかし、こうもくるくる頻繁に変わるのは本当に久しぶりだ。
老体には中々エネルギーが必要で堪える。

…と言ってみたいけれど
魂に老いがあるのかどうかは分からなかった。

妾も……。
ペラジーさんの手の温もりに、心の安寧を感じております。

怖いお話も沢山聴きましたけれど、
今はこの手の温もりがあるから――…。

周りが見えない場所で、下手に動かない方が宜しいかと。
今しばらく、此処で。
灯りが戻るまでじっとしている方が、良さそうですね。

しかし……此の灯りの喪失も、
偶然なのでしょうか……？

妾にはどうにもこれが、偶然のものとは思えぬのです。

それに、先程の水音も――

きゃ…っ


…あ…、はい、多分。

この手はベネットさん、ですわよね？