152 【R18薔薇】名も無き孤島再戦
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ゴロウ、チャールズ、リー、エフ、フランク、黍炉、バーナバス、シーシャ、ススムの9名。
いないよ。
さすがにそこまでバカじゃない。
[ボスの件に関しては頭いいなぁなどと間抜けな感想をもらして。
口ぶりから騙されそうになった事は特に気にしていない様子が伺える。]
アンタ達の邪魔はしないよー。
なんなら、通信機、ボリューム下げて付けっぱなしにしておこうか?
[自分が警戒されていることを感じて、くすくす笑いながら提案する。
鉢合わせた時にまちがえて殺してしまったら面倒だなと思い、自分の容姿と名前を一緒に伝えて。
ここまで話した所で視線の先に集合場所が目に入り、とりあえず足を止めて相手の反応を待ってみる事にする。]
[少しの間待って、沈黙を守っている通信機を見つめながらどうしたものかと悩む。
もう少し待とうかとも考えたが、これ以上エフを待たせるのも嫌だったのでスイッチを切る旨を向こう側に伝える。]
現在地は先住民の廃遺跡。
…何かあれば連絡して。
[自分の居場所を伝えて、その際に同行者の容姿も一緒に添えて、見つけても殺さないでねと念押し。
彼が積極的に協力するかは分からないが、今の所仲間と敵対するつもりはなさそうだ。]
[ピロリん、と音を立てて通信機のスイッチが切られた。]*
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[通信機がオフになっている事を確認して、建物内に足を踏み入れる。]
ただいま。
[中に男の存在を見つけて声をかけた。 待ちくたびれた様な様子から、ずいぶん待たせてしまっただろうか。
すこし申し訳ない様な気持ちになり困ったような笑みをこぼして、遅くなってごめんね、と一言。]
イレモノ、見つけたよー。 あと火打ち石も。
[そう報告して相手の反応を伺う。]
(0) 2015/03/08(Sun) 08時頃
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───昨日
[通信機のやり取りや、サドーのブツブツを聞きながら魚の首を千切り折り、川で血と内臓を洗い捨てる。川べりに群生するウルイの葉数枚でそれを包めば蔦でグルグルに巻き縛り、ススムの元へ戻った。
サドーが戻るまでには川魚の開きを枝で組んだ蒔の上に乗せ、半燻製、残りは枝を刺し火の近くで時間をかけて焼き飯の支度を整えたか。ススムの取った野草はウルイで蒸し焼きにして取り分ける。
そうする内にサドーが鹿を運んで戻り、ぐったりとした様子で渓流へ降りて行く。「子鹿なら良かった」と漏れた通信機の声には鼻で笑ってしまったが、運び込まれた鹿の胴体は確かに三人で食うには余りそうな程。
「お疲れ」と一声掛けその後肉塊を解体し、彼が戻る頃には三人で食事に有り着いただろう。
途中、一言二言ばかり通信機へ声を向けたか。返答が無ければそのまま乾いたシャツを羽織り翌朝に備え睡眠を取った。*]
(1) 2015/03/08(Sun) 10時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2015/03/08(Sun) 10時半頃
───昨日
[ススムとサドー、通信機の「仲間」かも知れない男の声を聞き。何か有れば連絡して。と向けられた後に声を向ける。通信が途切れる前に声は届いただろうか。]
容姿は分かった。廃遺跡か。
何で獲物を取られたくないのに場所を言うんだ?
何か困ってる?
「エフ」を殺したいなら俺らに場所を言う必要って有る?
懐柔されてんのはあんたじゃねえの?
[率直に思った事を通信機に乗せたが。裏切りを目論む仲間なら罠だって考えられる。殺したい獲物、が目の前に居るんなら場所を伝える必要性が不明だ。それとも助けを必要としてる?んな切迫した声には聞こえなかったか。兎に角信用に足る物は無い。]
俺が着く前に殺せるか?それとも敵のボスを聞きだせる?
じゃないと二人とも殺すかもしれねえよ。
[シェイ・ルーだ。と最後に短く伝えたが。反応は続いただろうか。先に切れていたのなら、そのまま此方も通信を切っただろう。]
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ー昨晩ー
おお、大漁じゃないか。 こっちはご飯と薪を取ってきたよ。
[二羽の兎と木の枝を見せる。>>0]
中で燃やすのもあれだし、 外でキャンプファイヤーだな。
[その後二人は無事に火を起こし、 兎の丸焼きというご馳走を腹に入れ、 腹もくちくなったら眠りについたろうか。*]
(2) 2015/03/08(Sun) 11時頃
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ー翌朝ー
うう、ん……
[やはり魔術師は朝に弱い。 意識は覚醒したものの、 二度寝をしようと寝返りを打つ。]
(3) 2015/03/08(Sun) 11時頃
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─早朝─
ええと。ここはどこだろうねえ?
[目覚めたら、水があった。 一瞬海かとも思ったけれど、すぐにそれは違うと気づいてあたりを見まわしたけれど、サクラバやリーの姿が近くにあるわけでもないようで。
ようやく地図の存在を思い出して探せば、それはトランプとは反対の尻ポケットから出てきた。
よくわかりはしないが、なぜか片手に持っていた銃はまた腹に隠しながら、地図をひらく。]
……そもそも、いまは一体いつなんだい。
[もしかしたら数日たってしまっているかも知れない。 過去の経験から、その恐ろしさは知っているが、少なくとも自分が生きているということはサクラバは生きているのだろうと。*]
(4) 2015/03/08(Sun) 11時頃
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[通信機を切る直前に、自分に話しかける声が聞こえてきてスイッチを切るのを踏みとどまった。
矢継ぎ早に質問されて、まるで尋問みたいだねと声を低めて嗤う。]
…分かンない?
こっちに来るなって言ってンの。
[牽制の意を込めて、明確な殺意を乗せて言葉を放つ。
通信機越しでもそれは相手に伝わっただろうか。]
オレのモノ盗る気なら、アンタを殺す。
ボスについては聞いてみてもいいよ。
[オレの邪魔しないならね、と囁いて相手の反応を待つ。
尤も自分より口のたつ魔術師相手に到底聞き出せるとは思っていないのだが。]
おうい。おうい。誰かいるかい?
[足もとのリングに向かって呼びかける。]
僕はどうやらねえ。湖にいるらしい。
サクラバくんが魔法使いで、
焼いた鳥をくれたところまでは覚えている。
そのあと、何があった?
あれからどのくらい時間がたった?
[それは、めずらしく焦りのにじむ口調。
返事がなければ、ずっと。
おういと何度も呼びかけるだろう。*]**
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───明け方
[日が昇る前。野鳥の気配に目を覚ます。サドーとススムはまだ眠っていたか。起きているなら一緒に、眠っていたなら一人で。 ウイスキーの瓶を持ち山肌の斜頸に満ちる湧き水の場所へ向かう。
廃遺跡はここからほぼ南だったか。 日が暮れる前には着ける距離だろう。 相手が2人なら俺とススムで向かうか。
並走できる距離でサドーが移動できる場所、を戻り次第確認して荷造りをするつもりで。
朝霧の薄く白じむ山の空気を鼻から吸い込み、深く吐き出す。 ウイスキーボトルが溢れるまで節を掠れる程度の声音で口にし、メロディーを呟いた。]
La ma qian ……la ma qian… ……La ma qian nuo la ma qian nuo…、
[ボトルが満ちれば、斜頸の流れに口付けて。*]
(5) 2015/03/08(Sun) 11時半頃
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[二度寝をしようと思っても、 ピロピロと足首のリングが五月蝿い。
無意識に身体を丸めて リングのスイッチをオンにした。
そしたら頭の中に他人の声が 流れ込んでくるものだから、 増々眠れなくなるのだった。]
ふぁい、どなたですかぁ。
[隣にシーシャがいるにも関わらず 寝ぼけた声でリングに答えた。]
(6) 2015/03/08(Sun) 11時半頃
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ふぁい、どなたですかぁ。
[まるで電話の応対のような暢気な声が、リングのスイッチをオンにしていた者の耳に届いただろう。]
[直ぐに返答は返った。尋問の様だと息が漏れれば端的に。]
ああ。尋問だろうな。
あんたがどんな仲間か不確定だ。
この情報も何処まで漏れるか不明だ。
殺す、と言うならあんたごと殺す方が俺には利が有る。
場所も割れている。
そうだな。24時間以内に相手のボスが聞き出せないなら其方へ向かう。
此方の情報が漏れた事が別の敵から発覚した場合も其方へ向かう。
[「相手の要求を受ける」意図を向けた上で、交渉を手渡した。返答次第で明日のルートを決める圧は伝わるだろうか。]
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─明け方─
[朝は早く目が覚めるのが常だ。 寄りかかっていた木から腰を上げ、立ち上がって腕を触る。 …良かった。昨日の重労働は体を痛めてはいないようだ。]
用を足して顔でも洗って…ん。
[>>5通信を切ったところで、丁度自分より先に起きたシェイの姿が見える。片手にはボトル。水を汲みに行くのだろうか。]
湧き水の場所、把握しとくに越したことはないな。
[後ろからこっそりと。(とは言っても完全に足音を消すつもりは無かった)シェイの後をついていってみた。 暫くいくと、綺麗な水が湧き出る場所が見えてきて、へえ、と声を漏らす。出て行こうか木陰から様子を伺って。ボトルがいっぱいになる頃を見計らって、受け取りに行こうか。]
(7) 2015/03/08(Sun) 12時頃
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[昨日の通信中。]
(懐柔…ねえ。ゲームに負けたらどうなるかわからないのに、そんなことあるのかなあ。)
[懐柔については自分は懐疑的だけど。
それでも、エフは自分が殺すと言っている、
シーシャという男の本気度を測るのは重要だと思えたから。
何か言おうとも思ったが、シェイの言うことも尤もなきがして、自分は黙って会話を聞いていた。]
|
ー 翌朝 ー
[隣に眠る男の声>>6にピクリと反応して目を開ける。
スラムで暮らしていた青年の眠りは元々浅い方で、ちょっとした物音だとか、気配だとかに敏感に反応してしまうのだ。
自分に向けられたわけではない声を聞いて、リングの向こう側への反応だと理解する。 どうしようかと思案して、彼はそのまま眠っているフリを続けることを選択した。
何か拾える情報はあるかな、と耳を澄ましながら。]
(8) 2015/03/08(Sun) 12時頃
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あはは、正直者だ。
素直な奴嫌いじゃないよ。
[けらけらと笑いながら答える声からは男からの圧を感じている様子はない。]
でも。
人に指図されるのは嫌い。
エフをいつ殺すかはオレが決める。
…気に入らないンなら殺しに来てもイイケド。
オレ、そんなに弱くないよ?
[そう言って、青年は無邪気に笑った。]
コロシアイとか、興味ないからアンタ達が勝手にボス探して殺せばいいンじゃないの。
オレは、エフさえ手に入れば何でもいいし。
…まぁ、ボスのこと分かったら、教えてあげる。
[最後にそう答えると、通信機は音をたてて切れた。]*
|
[>>7霞の中に跫音を感じていたが気配で凡そ何方かの判断は付く。声は向けず、太刀は腰にぶら下げたまま無防備な背を向け喉を満たした。
溜まったウイスキーボトルを足元に置き。]
……なあ、何故俺が敵なら良かったんだ?
[狸は出て来るだろうか。]
(9) 2015/03/08(Sun) 13時頃
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玩具を手にした子供の駄々、か。面倒くせえな。
[「エフ」がボスなら。と呟く。こっちの人数は此れだけだろうか。
敵の数が多い分には問題無いが。移動方面に関しては二人にも確認しようと。
途切れた機械音を確認し、通信を切った。*]
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あー、定時連絡もしときますと、 今地図でいうところの八番、 廃遺跡にいますー。 綺麗な地下水が飲めますよ。
[眼鏡をかけながらシーシャの隣で言葉を続ける。]
ですが今日中には ここを移動するつもりです。 あんまり一ヶ所に留まってるのも よろしくないので。
な、シーシャ?
[>>8寝た振りをしているシーシャに呼びかける。 魔術師は何もシーシャの狸寝入りを 見抜いていたわけではなく、 本当に寝てるならまた後で 話しかければいいかと思っているだけなのだが。]
(10) 2015/03/08(Sun) 13時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/03/08(Sun) 13時頃
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あらら…バレてる?
[>>9居ることがバレているなんてわかっていただろうに。 しゃら、と錫杖の音を隠さずひょっこり姿を現すと シェイの近くへ。]
シェイ。お水ありがとうね。…いや、ね。 障害になった人しか殺さないって決めてるから…惜しいなあって
[核心は話さないまま、錫杖の頭をシェイのこめかみの横へ。 殺気は向けず、にこやかに。]
(11) 2015/03/08(Sun) 13時頃
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― 昨夜、漁村
[僕は思いのほか上出来の仕上がりを見せた鹿肉>>1:227を、にっこにっこしながらそこら辺の大きな葉っぱで小分けに包む。
ここに居ないフランクの分は、持ち歩いていればそのうち渡せるだろうと、バーナが下げてる袋をチラチラ見ながら”これちょっと入れといて”アピールをした。
戻って来ないフランクを漆黒の夜空を仰いで探すけれど 僕の脳に響くのは、ながい ながい 寝息だけ。
僕は夜の奇襲も考えて、通信オンのまま程近い3軒の家で一人ずつ寝よう、と言ってみたけれどそれはどうだっただろう。 誰かに何かあった時、場に全員が居るよりは、別所から現れたほうが相手にプレッシャーになると思って。
どうなったにせよ、僕はひとりでないことに 安堵よりも嬉しさのようなものを感じながら ちらちらと揺れる潮騒の向こうへと 意識を手放した。]
おやすみ。
(12) 2015/03/08(Sun) 13時頃
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出たな、狸。
[声に続き、しゃら…と流れる音へ視線だけ流した。 錫杖が無駄の無い動きで顳顬を捉える。凛と掠れる鉄音が耳に近付き唇が緩む。太刀に手を掛けるつもりも無い。]
礼と所作が真逆だな、サドー。 「障害」が欲しいのか?あんたドMか。 別に俺じゃ無くてもいーだろ。
[清・とブレぬ錫へ擦り寄る様に自らその柄先を唇で齧る。にこやかに見詰める相手への視線はそのままに。]
(13) 2015/03/08(Sun) 13時半頃
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[男に呼びかけられて>>10、 ビクリと肩が揺れる。 まさか話しかけられるとは 思っていなくてつい反応してしまった。
どうして寝ているフリを していた事がばれたのだろう。 首をひねりながら身体を起こして男の方を見る。]
……ダレと話してンの?
[通信機の向こうの声を聞き取れないかと、 男との距離を詰めたいと思っている。]
(14) 2015/03/08(Sun) 13時半頃
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目元は黒くないと思うけど。
[>>13自分への呼び名へは口を軽く尖らせて。 でも、その後の指摘にはくすりと笑って、肯定をした。]
はは。ドMか、そうかもしれないねえ。 私が殺した相手は皆そんな強くない人で 手ごたえがなかったからさ。
[太刀を浴びせてきたとき、武人のような熟練者の顔立ちを視認して。 この人はどうすれば殺せるのだろう かつての人々のようにあっけなくは死なないのだろうか きっと、面白いやり合いができる …様々な想像を楽しみに喉がこくりと動いたところで、シェイの名を聞いて残念に思ったのは、まだ今のことのように覚えている。]
シェイは、そういうのは無いの? なにか…楽しいもの、欲しいもの、やりたいこと。
[森に吹く風はシェイが齧る錫杖も撫でていき 透明な錫の音が、水の音に混じって響いた。]
(15) 2015/03/08(Sun) 14時頃
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