132 Hogwarts School ~悪夢よ、再び~
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、グロリア、ドナルド、チアキ、ジリヤ、キャロライナ、ヴェスパタイン、クリスマス、セシル、ヨーランダ、トレイル、ガーディ、プリシラ、メアリー、エフェドラ、ラディスラヴァ、ソフィア、サミュエルの17名。
ノクターン横丁での事件が起きた翌日――…
おそらく、誰もが感じていた…この不穏な様子。嫌な予感は敵中したのである…。マグル出身の校長であるパルックが、バルコニーから何者かに落とされて亡くなっているところ。トレイルの妹のセルティとその友人であるマグルの生徒が亡くなっているところ。
――…これらが発見されたのだ。
(#0) 2014/08/30(Sat) 09時頃
その朝、教師達は騒然しどよめきながらも…緊急で集会を開くことになった。生徒達は監督生の指示に従い、列を連ねて大広間へと向かっただろう――…。戦火はすぐそこまで忍び寄っていた。
――…誰もが自身の身の危険を感じただろう。
(#1) 2014/08/30(Sat) 09時頃
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― 昨夜・寮/談話室 ― ……――あ?……なんだ、トレイルかよ。 お前こそどうかしたの?
[ >>290誰か居ると思わず、声を掛けられりゃ、また口煩い連中かと思ったが――、そこに居たのはトレイルだった。浮かべられた笑みには若干の緊張の名残があって、何か疚しい事でもしたのかと。 ]
――話し相手、ねェ…。 寧ろお前が話したいだけなんじゃねェの
(0) 2014/08/30(Sat) 09時頃
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[他の生徒の様子を見たかったこともあって、素直に大広間へ向かう。校長先生に、グリフィンドールの一年生二人。 グリフィンドールの一人は、悪戯を仕掛けたりしていたトレイルの妹なんていう噂話も聞こえてくる。 噂話……特に少女たちのネットワークは時に恐ろしいほど正確に、驚くほど素早く、情報を伝播させる。 それがもし悪意に使われるとしたら、とても後味が悪いことになりそうだと考えながら、同時にトレイルのことも思う。 たしか、妹をとても大事にしていたはずだ]
……大丈夫かな
[ハッフルパフの列をこそりと抜け出して、グリフィンドールの方へ向かう。セシルもいるし、トレイルの様子を見るだけだから、邪険にもされないだろうと考えて]
(1) 2014/08/30(Sat) 09時頃
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[猫が追いかけてくれば拒む事もなくその横を這い歩くだろう。ただし問いかけには答える事は出来なかったが労いだけは受け止めて]
(…どうだろうな。気に入りはしなそうだ)
[彼女には聞こえないそれをそっと呟く。そうしてゆっくりと寮へ戻っただろうか**]
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[ なんてせせら笑ってみるものの、どうせ暇だからと誘いには乗るつもりをしながら、ふと腰掛けようとした椅子に視線を落とせば>>265自分の名前が表紙に言づけられた本が見つかると不思議そうにそれを見つめた。表紙をめくっていくと成る程、朝言っていた魔法薬のレシピが記されている辺りセシルが残していったものだろう。
忘れてなかったんだな、と思いながら。 ―――長々と書かれたレシピの後、綴られた言葉。
目を瞠った後に、ハッとしてトレイルの存在を思い出せば、そちらの方を見る。 ]
……だが、残念だけどまた今度な。 ――俺も暇じゃねェから
[ あくまで飄々とした様を装いながらも、恐らく本を見ての反応は誤魔化しきれるものでも無いだろうが。それだけ言い放てば、本を手にそそくさとその場を歩き去ろうとしたか* ]
(2) 2014/08/30(Sat) 09時頃
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笑うな。良いか、集会が行われるから列を成せ
[いつもに増して仏頂面でスリザリン生をまとめる。マグルの校長が亡くなった知らせは既にスリザリン寮には知れ渡っているだろう。少なくとも自分のような純血主義もその中には居て]
ただの“偶然”亡くなったわけでは無いらしい。同じくマグルの死体も発見されたとの事だ
[クディッチの試合で一度見たことのあるトレイル。確か知らされた名前は彼と同じだったような気もするが、いちいちそこまで覚えているほど余裕など無くて 生徒をまとめあげれば大広間へと向かっただろう]
(3) 2014/08/30(Sat) 09時半頃
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―→ 大広間 ――
私語はしないこと、そこ…お願いだからちゃんと整列して。 ――…点呼完了しました。
[ 翌朝、詳しいことはまだ聞いていないが緊急で集会が開かれることになった。しかし、確実に良いことではない…そんな気がする。生徒達を並ばせて大広間へと向かう先頭を歩む。 ]
(一体、何があったっていうの……)
(4) 2014/08/30(Sat) 09時半頃
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あの事件について……か、うむ
[ 抽象的な質問ではあったが、今日日ホグワーツ……否、魔法界において事件と言えば一つしかない。ノクターン横丁にて発生した件の市民殺害事件である。 無論、エフェドラはそこで質問の趣旨を違えるほど鈍くはない。私見でよいのなら、と前置きし、彼女の小さな小さな唇は淀みなく言葉を紡ぎ出した。]
この事件の発端は『恐怖』であると、己はそう見ている。純血主義がやったにせよ、世に波紋を広げたいが為に行動する者がやったにせよ、見るに堪えない愉快犯がやったにせよ……恐れたのだろう、いつの時代においてもそうだ 己の血統が淘汰されることを恐れ、大局的には平穏な世界へ戻ることを恐れ、自身が何もしない日々を恐れ、自覚の程は分からないが、根本にあるのは『恐怖』だ 人は『恐怖』を抱えるが故に犯罪へと手を染める だから断じておこう。此の儘で終わるほど、今の世界を覆う『恐怖』は小さくない……間違いなく、大きな波が、直ぐそこまで迫っているはずだ
(5) 2014/08/30(Sat) 09時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/30(Sat) 09時半頃
ー回想・昨日の夕暮れー
レイブンクローさんとこの婚約指輪だって?
[そんなもの、自分達が付けていていいものなのか。結婚指輪…だしなんだか遠慮してしまう]
ふーん…何があっても一生を共にする事を誓って、指輪は1度付けたら持ち主死ぬまで外れないようになっている。ねぇ…
[ある種の狂気を感じて身震いした後、自分にもそのような人ができるのだろうか…と少し考えて]
そっか…この指輪があるから……ジリヤの声が聞こえてたんだな…
俺っち…病気じゃなかった…こんなマグル惨殺だのなんだのでゴタゴタさしているなかで、訳もわからず病気で死ぬのかなって
[突然ジリヤに抱きつくと、緊張の糸がぷつりと切れたのか静かに泣きはじめた]
博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/08/30(Sat) 10時頃
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ー朝/大広間ー
さて、と。うむ、欠けた顔は無しと、これで女子生徒は全員だな 説明は先生方から行われるはずだ。それまでは口を閉じ、静かにしているように……まぁ、足音に紛れる程度の音量で、アレコレと語る分には良しとする。五月蝿くするようならば、黙ってもらうしかないがな
[ 翌朝、エフェドラは緊急集会の命を受け、スリザリン寮から程よく離れた大幅の廊下にて引率を行っていた。 エフェドラの背は高い、いや若干高過ぎるとも言えた。2mに届くか、届かないかと言う長身は全生徒の顔を確認するには十分であり、その全てを確認し終えると、スリザリン女子生を率い、大広間に向かい歩き始めた。 彼女の体格に下手くそな笑みが重なり、半ば脅迫染見た(ように見える)忠告が聞いたのか、多少のヒソヒソ声は聞こえたもののそれが大騒ぎへと繋がることはなかった。]
(しかし、昨日の今日でまたも『重力』のうねりがあるとは、な……生徒達も不安がっている この城の『重力』もまた、良いものも悪いものも、全てを平等に引き寄せる輝きだ)
(6) 2014/08/30(Sat) 10時頃
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ー大広間ー
…チッ
[ただ、舌打ちすることしかできず、どうしようもない感情をただただ黙って噛み殺す]
(校長に、一年生2人、狙われたのはグリフィンドール生の2人だとかいう声も聞こえてくるし、何より…)
セルティ…が……
[夏休みにトレイルの実家に行った時は毎年毎年遊んで、今年なんかは新入学だからといつも以上に遊んで…とても無邪気でかわいらしくて。そんなセルティが、なんの罪があって殺されたというのか。マグルだから?いや、待て。トレイルって、マグル出身だっけ??と頭をぐるぐる、目が回ってきた。残ったのは、こんな事した奴は許せない、なんとかしてやらなくてはという感情だけだった]
(7) 2014/08/30(Sat) 10時頃
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(でも、1番辛いのは俺っちじゃない。トレイルの方だろう。後で糖蜜パイと赤ぶどうジュースでも持っていってやろうかな…)
[などと考えているといつもは見慣れない生徒>>1を見かけ、あれは…たまに俺っちの店にイタズラグッズとお菓子を買いに来ていたような…?]
なあ、お前さん…こんなところでどうしたんだ? 同級生だろ?この歳になって迷子なんてこたぁ、ないよな?
[なんとなく、話しかけてみた]
(8) 2014/08/30(Sat) 10時頃
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[ついにこのような惨事に及んだか…。 昨晩は城外にも多くの部下を配置していたが、侵入者の知らせや戦闘が行われたような様子はなかった。城内は私やリッキィをはじめとした教師陣が巡回をしていた。 だが、校長は命を奪われ、生徒までもが2人も。 誰にも気づかれずに警備網を突破し、3人もの命を奪って立ち去る。 そのようなことが可能であろうか? 殺人者ははじめから城内に潜んでいたのか、今も潜んでいるのか。 それとも…。]
[そこまで思考を巡らせ、我に返る。 私は何を考えようとしていたのだろうか。
広間に向かわなくては。 憤りに任せて力任せに開け放った扉は、粉々に粉砕されてしまった。]
(@0) 2014/08/30(Sat) 10時頃
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[この時期に緊急集会が開かれるのは異例だった。しかもこんな列を作って大広間まで向かうなんて、先生たちもかなりバタバタしている上に、生徒達の間でも噂話が絶えなかった]
『校長が殺されたらしい』 『1年生も数名、殺されたとか』
[正式な発表が無いので、ガーディは黙っていた。いつもの考え事をしている顔になっていただろうか。]
(来るべき時が来た…)
[予想はしていたが、ここまでの規模とは…昨日の様々な会話を思い出した。ヴェスとの校内の安全の事、ジリヤとの会話の事、複雑な思いを抱えたまま、ガーディは一人考え込んでいた。]
(9) 2014/08/30(Sat) 10時頃
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―― 昨日・夕刻 ――
うん、そうみたい…プリシェルはこんなすごいもの、どこで?
[ 彼女にそう聞くものの、覚えてはいないかもしれないが。結婚指輪を従兄弟である自分達が身に付けているのは何だか不思議な気分だが――…、書によれば使い方によっては便利な所から一部からは人気のよう。ただ、一度嵌めたら抜けないのがデメリットだが。 ]
ヘレナ・レイブンクローは燃え上がるような恋をしていたみたいだね、…ちょっと怖いかも。
[ 浮気も筒抜けか、なんて恐ろしい思考に至ったけれど。こんな固い誓いを結べる相手が一瞬でもいたことは相手が羨ましいことではあった。 ]
プリシェル…、不安だったの?様子がおかしかったから、心配で。
―――…大丈夫、病気でも何でもないよ…。
[ 自身に抱きついて泣き始める彼女に驚いてしまう。彼女のこんなところは滅多にないから。強いと思い込んでいたけれど、彼女もやはり女の子なのだ…。
――…そっと、彼女を受け入れるようにその背中に腕を回して。 ]
もしかして、他にも悩んでいたことがあるんじゃない?それで、いっぱいいっぱいに――…?
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― 大広間 ―
[いつにも増して騒がしいホグワーツ。監督生たるジリヤの声が響く中、おとなしく整列を。耳に入ってきた噂話によると、どうやら誰かが殺されたのだとか――]
(集会を開くほどだから、きっと大きな事件なのだろう、けれど
…ああ、いやだ。)
[かぶりを振って、顔を俯かせた。]
(10) 2014/08/30(Sat) 10時半頃
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[大広間へと続く回廊は生徒達でごった返していた。 これから全校生徒に向けて昨晩の事件の件が公表される。 耳が早いものはすでに聞き及んでいるのかもしれんが。]
[私は天井に張り付き、生徒たちの顔を見下ろした。 みな一様に不安そうな顔をしている。 が、ふと雑踏の中に不敵な笑みを浮かべた者がいたような気がした。 あれは…。]
[よく確認しようとした矢先、私の存在に気付いた一部の生徒が石を投げてきた為、そのまま素早い動きで大広間へと入ったのだった。]
(@1) 2014/08/30(Sat) 10時半頃
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[話しかけられて>>8顔を向けると、度々買い物をさせてもらったWWWの店長。迷子という言葉に苦笑して、頭を振る]
様子見、というか…… トレイルがどうしているかってね 声をかける気はないけど、野次馬と同じと考えてもらって構わないよ
[実際野次馬ほど下世話な感情で動いているつもりはないけれど、やってることはほぼ同じだ。 ただ、こうして人死にが出た以上、信頼できる者、信頼できることを見つけていかなければやってられない]
グリフィンドールは、どう? 落ち着いてるなんてありえないと思うけど、この事件について 悲しんでるとか、憤ってるとか、そういうのは
[憤っている者は、とりあえず信頼できると考えていいだろう。感情を偽装することもできるだろうけど、そこはおいおい見ていけばいいだけだ]
(11) 2014/08/30(Sat) 10時半頃
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こんどはついに集会、かぁ まあ、今回の殺害事件のことかしら……
[ただ、クリスはもう一つ気になることがあった。それはジリヤのことだった]
(昨日は一体なにをしてたんだろう……)
[クリスはジリヤが昨日の夜、寮をこっそり抜け出して、戻ったところを見ていたのだ ただ、今回の事件にジリヤが関わっているとは思えない]
何をしていたんだろう
[クリスは疑問に思いながら、監督生として働くの後ろに並んでついて行った]
(12) 2014/08/30(Sat) 10時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/30(Sat) 11時頃
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[>>11様子見…と言われて、そうか。とこぼす。そしてグリフィンドールはどうか?と聞かれれば]
グリフィンドールは…朝から他のやつの姿を見てねーけど、昨日のマグル惨殺事件の時点ではそうだなぁ……
メアリーっていう、俺っちの店の手伝いやってる子は大泣きしてたというか、落ち込んでた。あいつ確かマグルの出だし ルドルフはもうお察しの通りよ。あいつは純血がなんだ…!みたいな奴だからよ セシルは知らん…いつも通りなら、変な薬ばら撒いてたんじゃね?あんまりあいつとは関わりがなくてね トレイルは相変わらず、新聞に対しては何か思ったところあるだろうけど、妹と…
[そこまで言うと、口をつぐんで]
まあ、そんな感じさ…
[気まずそうに、チアキから目を逸らしながら言った。トレイルの妹の事を引きずっているらしい]
お前さんのところはどうよ?
(13) 2014/08/30(Sat) 11時頃
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ー【回想】集会の少し前、朝の寮の談話室ー
[気がつけば既に朝になっていた。 どうやら妹達の帰りを待つうちにまたもソファで寝てしまったようだ。]
(あいつ折角心配して待ってやっていたのに、今回は起こさずお帰りか?)
[妹は兄の言いつけ通り夜のうちに帰ってくると信じ切ってるからこその妹への憤慨が沸き起こる。とっくに女子寮のベッドでスヤスヤと寝ていることだろう。流石にそこを乗り込んで嫌味を言うほど我を忘れてはいない]
まだ、朝食には早いな…
[時計を確認し、ソファから飛び起きると硬くなった身体を解す。 アスリートにあるまじき失態だ。二度も連続で筋肉に負担をかける睡眠を取るとは!練習の前のストレッチを念入りにおこなわなければ…]
(14) 2014/08/30(Sat) 11時頃
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[5分ぐらいたつと、プリシェルも落ち着いてきたのか涙も止まり、抱きついていた手をそっとほどいた]
俺っちは普通に商人から買ったのさ。綺麗だなって思って
そんなに高くもなかったし、アクセサリーとして売れるかなと…
[なぜ商品として仕入れた物を自分が付けているのかは一切言わず、次の話題に切り替えようとする]
悩んでた事…は
特に…新商品、どうしようかなみたいなそんなことだ
[明らかに嘘、本当はこの指輪の今までの行方や、真実を話すべきか否か、それをずっと悩んでいたし、メアリーにも相談していたというのに]
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[寮監が慌ただしく入ってきたのはこの時だった]
「トレイル・スタンダールズ!トレイル・スタンダールズ! すぐ私の元へ来なさい!」
はい、ここにいます
[そう答えると、寮監の顔色を見て、最悪の事態を想定した。(あいつらは見つかってしまったのか!)]
あの、先生、妹たちh
「妹さん方はここにはいません。別の場所にいます。すぐについて来てください。」
[寮監は彼の言葉を慌ただしく遮り、マントを翻すとついてくるよう促した。トレイルが何故妹のことを口にしたのか、それを問いただすこともなく寮から彼を引き離すことに専念している様子に彼はただならぬ事が起きたとは思えど彼自身の脳内も今だ正解が導けないまま寮監の後をついて行くことに集中することで、無意識に嫌な予感を払拭しようとしていたのかもしれない]
(15) 2014/08/30(Sat) 11時頃
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―― 五年前・回想 ――
…!あなたロシアに行ったことがあるの?
[ もうロシアでの思い出だなんで、五才の時までしか住んでいなかったせいか記憶にあまりないけれど。懐かしくて、言ったことがあると言われれば驚いただろう。 続いての海軍との鬼ごっこの話は何だか作り話臭くて反応に困ってしまったけれど。 ]
そうね、あなたのお父様の兄弟てところかしら?だから、つまり…私達は従兄弟って言いたいんだけれど。
[ 何となく話の噛み合わなさを感じてしまうけれど、自由奔放な姿は育て親レイチェルと重なって。彼女の言葉からやはり従兄弟であることに間違いはないようだけれど、ジリヤにはよく分からない言葉を並べている。 こんなに変わっている人とは初めて話した…、なんて思いながら彼女の話を必死で理解しようと。 ]
(16) 2014/08/30(Sat) 11時頃
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な、何者になるかの選択…?えーと、じゃあ…あなたは海賊王てところ?
[ 自分で言っていてこの質問は何だ…という気持ちになってしまったけれど、相手があまりにも真剣なので。続いて「じゃあ、将来は何になるの?」なんて興味本位に問うた。
自身を独特と言われれば少し嫌そうな顔をしたかもしれない。人との違い、それがジリヤにとってコンプレックスだったから…――。>>1:262ただ、じっと自身を見つめてくる瞳から…羨望のような眼差しを感じる気がした。
そのことから嫌味というわけではないよう、むしろその逆で…。 ]
ああ、そうみたいだね。私は…嫌なんだけど。
(17) 2014/08/30(Sat) 11時頃
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[自分のところはと問われ>>13、昨夜のキャロの様子を思い出す。 何か言いたげだった親友。何も言わずに別れてしまった親友。 もともと、最近の空気に窮屈そうにしていたから、その文句かと思っていたけれど……]
キャロが、ちょっときつそうかな 他のハッフルパフ生もやっぱり不安が強いみたい。 普段は気にしないけど、マグル生まれも多いし、校長がマグル出身って言うので危機感強くしてる
[結局、それぞれに直接話を聞く方がいいか。グリフィンドールと、あとはスリザリン。 スリザリンには話が聞きにくいかなどと考えながら、いつもと違うプリシェルの様子に気づく]
プリシェルは、大丈夫? いや、同じ寮の、仲良いらしい子がこんな風になって大丈夫だって言ったらまた、それは神経を疑うんだけど えっと……そうだな 眠れない、とか、そういうのがあったら 俺に言ってくれれば、薬作るからさ
(18) 2014/08/30(Sat) 11時半頃
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