全ての役職希望を無視し、天命を与える。

きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。

どうやらこの中には、村人が5人、占い師が1人、守護者が1人、人狼が2人、決定者が1人いるようだ。

　
　
　ああ …　そうだった ！
　今日は依頼で来たんだったな

[ スプレーを吹きかける様子を見て、
ようやくポケットのスプレーの存在を思い出す。


数日前、探偵事務所へ届いた依頼。
書類で届いたそれには、
本日のチムニーチケット、依頼内容、…そしてスプレーが同封されていて。

『 チムニーランドのイベントの手伝いをしてほしい。
　数時間に1人、同封したスプレーをかけてほしい 』と。

そこには、『 スーツは目立つから避けてほしい 』とも。 ]

　

　とはいえ、かなり騒ぎになっているが、
　これも演出なのか ？


[ ピッノーの白身の様子も、イベントの演出か。
詳細がないだけに全く流れが掴めていないが、なんだか ――… ]

　

　ワクワクしてきたな ！

　

ーーーー金。
どうやらこのチムニーランドとやらで結婚式をするには相当金が必要とのことらしかった。

そんな時だった。あの女がスプレーを差し出してこう言ったんだ。

『チムニーランドから人がいなくなるんだったら、それはとても幸せな事じゃないかしら』

シュッシュして、最後には病人に紛れて無事帰還。
完璧なシナリオに思えた俺は、そいつの提案に乗ることにした。

そうして、俺は体調の悪いふりをしながらチムニーランドを回ることにしたのだった…