全ての役職希望を無視し、天命を与える。

送信機は作動しない。救助には何日もかかる。それが結論だった。
実りのない努力を尽くした末に、誰もが厳しい状況を理解し、きみは自らの使命に目覚めた。しかし、未知の生命体“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
さあ、人間なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。

どうやらこの中には、村人が1人、共鳴者が1人、占い師が1人、追従者が1人、人犬が1人、王子様が1人、狼血族が1人、魔女が1人、少女が1人、長老が1人、念波之民が1人、囁き狂人が1人、首無騎士が1人、白狼が1人、悪戯妖精が1人、弟子が1人、盗賊が1人、悪鬼が1人、半端者が1人いるようだ。

…………もしもし？

ああ。
私をごく普通の変態から、未知の生命体にしたのは、誰……？

おかしいわ、おかしいわ。
私は確かに、おとめ心の血を引いていたけれど。
どうして完全なおとめになってしまったのかしら……。

誰が"おんけい"とやらを私に寄越したのかしら。
匂いがまっさらになってしまったじゃない。

声が、する。
誰、かな……？
　
僕は……………………？
　
　
　
ぼくは、くびが、……ない？
　
えっ

首、あるじゃない。


……もしかして、ナニがないの！？
そんな残酷な仕打ちに遭っていたなんて……！

首……ある、よね？
　
えっ
なに？
　
　
[確認中]
　
　
あ、ある、あるある。

よかった。本当によかった。

[こっそり覗き見て息をついた]

あ。
もしかして、首が取れるようになっているとか？

……スカルならぬ、ネックファ*ク？
新たな境地過ぎるわ。
素敵。

Σっや、み、見ないでよー……
　
……とれ？
る、のかな……？
　
[スポン。]
　
あ。
わ、取れ、た。
　
[びっくり。]

知らん間に始まってたな。
念波之民、だ・・・と・・・！？
これは…赤窓ってことは、狼陣営と会話は出来るのか！？

…出来ないくさいな。
別窓あるのに、なんて孤独な陣営なんだｗｗｗｗｗｗ