220 ナラティブの木
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2017/07/03(Mon) 22時半頃
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◆prologue◆
都心から飛行機で2時間強、更にリムジンバスで1時間。
天然のビニールハウスや巨大なサウナを思わせるような
決して心地いいとは言えない湿気と熱気の中。
周辺を海に囲まれた島を南に縦断し
バス停からやや細い路地をしばらく歩いた先に見えるのが
あなた達が今回宿泊予約したゲストハウス「ブナティラ」だ。
一軒家を丸ごとリノベーションしたらしい
鉄筋コンクリートブロック造2階建。
外壁は塗装の剥がれも罅もなく真っ白で綺麗なのに
どこか侘しく見えるのは、リゾートビーチと呼ぶには
色彩の足りない空と海のせいか。
バカンスを楽しむにはまだ少し早い梅雨の終わり。
様々な理由や事情を抱えて、あるいは置きざりにして
あなた達は予め決めた日数をこの地で過ごす。
(#0) 2017/07/03(Mon) 23時頃
『人生の頁を捲る手を止めて、違う本を開いてみませんか?』
(#1) 2017/07/03(Mon) 23時頃
──ほんのひととき、限られた逃避の時間。
旅先で出会う人や物は、あなたに何を齎すだろう。
再び日常に戻る時。
この地はあなたの瞳に、どう映るだろう。**
(#2) 2017/07/03(Mon) 23時頃
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─ ゲストハウス「ブナティラ」─
へいへい、そりゃどうも。 んじゃ次は、二階真ん中のトレイの電球交換よろしく。
[本日到着する宿泊客のリストをノートPCで確認しながら常連客、もといこの島に住まう電機屋のひとり息子に向けて生返事と新たな使命を授けた。
千客万来を願ったことなど、神に誓って一度もないが>>0 何故かこんな辺鄙な場所に建つ、特にこれといった特徴もなければ格安というわけでもないゲストハウスには毎年それなりの客が訪れていて、今のところ経営破たんの兆しは見えない。
数年前から更新されていないHP。トップページに浮かんでは消える珍妙なキャッチコピー>>#1を眺め、いつでもどこにでも物好きと暇人はいるものだと呟く。
オーナーである自分もまた、そのひとりだ。]
(1) 2017/07/04(Tue) 00時半頃
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[この島へ行き来するための交通機関は限られていて、おのずと宿泊客が訪れ、立ち去る時間はそこそこ重なる。
"OPEN"と流木を彫ったような歪なプレートの扉が開くと、エアコンによって冷たく乾いた室内の空気が一気に流れ出て、代わりにむわ、とした熱気がカフェバー、兼フロント、兼ラウンジの狭い室内に広がった。
オフシーズンだからということもあって今はまだ女性専用ルームを解放していないのだから当然ではあるが、誰も彼もむさ苦しく、気楽な男ばかりで思わず苦笑いを浮かべ。]
(2) 2017/07/04(Tue) 00時半頃
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いらっしゃいませ。 順番にチェックインの手続きするんで、並んで。
[やってきた一人ひとりに繰り返すのは、まるで儀式のように毎回きっちり同じ手順と科白。
まず、日数分の宿泊費を徴収し、代わりに英字の飾り付のキーホルダーを渡す。ぶら下がっている鍵は3種類。
ひとつは、時間外に出入りする裏口の鍵。 ひとつは、裏口に置いてある靴箱の鍵。 ひとつは、ベッドに備え付けの貴重品ボックスの鍵。
ボックスには南京錠がぶらさがっており、3桁の数字はアルファベットの飾りに彫り込まれている。紛失した場合一泊分の代金で弁償。 真鍮で作られた飾りも鍵も、そんな高価な品ではないがお陰でうっかり海や砂浜で落とした、という回数が激減した。]
(3) 2017/07/04(Tue) 00時半頃
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[それから、簡単な施設の説明。 概ねHPに載せている通りで、質問があれば適宜答える。]
あ、悪い。 まだベッドの掃除終わってねーんだわ。 終わったら改めて案内するから、とりあえずの荷物はそこのラウンジの隅にでも置いててくれる?
[オーナーの外にも数名スタッフを雇っているが、基本的に少数精鋭である上にこの時期一度にこれだけの客が訪れるのも稀で、客であるパルックの手も借りる始末。 そんな段取りの甘さについてはさして悪びれず。
他に既に二人宿泊客が既に滞在していること、 宿泊と同時に予約したウエルカムドリンクについては好きなタイミングで声をかけてくれと付け足した。]**
(4) 2017/07/04(Tue) 01時頃
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渡し船 ユージンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(渡し船 ユージンは村を出ました)
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[話の途中、二階からパルックの呑気な声が響く。
『トレイってどこですか〜?』 >>1 と。]
ちなみに飯はそこのカフェか、ちっと遠いがスーパーに買い出しに行って自炊するか、だな。
つっても談話室のIHじゃたいしたもんは作れねーけど。 置いてあるインスタントコーヒーと緑茶は好きに飲んでくれて構わねーが、美味いモンや酒が欲しけりゃ一階でどーぞ。
[もちろん、無視した。**]
(5) 2017/07/04(Tue) 01時半頃
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渡し船 ユージンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(渡し船 ユージンは村を出ました)
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[こう見えてオーナーはけっこう忙しい。 次々チェックインの手続きを踏む間、スタッフに呼ばれてはあちこち出入りを繰り返し。]
いやあ、悪いね。
[団体さん──といっても全員単独旅行客なのだが──を迎えるのに慣れてないもので、と。やや癖のあるもみあげを擦った。]
(6) 2017/07/04(Tue) 21時頃
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— ゲストハウス「ブナティラ」近く —
[空路と陸路、遠路遥々やってきた地は、体感したことのない湿度と熱をたたえている。 機内持ち込みのできる小さなトランクを右手で引きながら、左手を額の前に翳した。]
……あついな
[文字数にしてたった4文字、その言葉を口にするだけでも体感温度が上がったように感じる。足元から響いてくるトランクの車輪が廻る音も、上昇に拍車をかけてくる。移動だけで随分と体力を奪われているのは気のせいではない。
バカンスとは程遠い、羽織った長袖の白いシャツは湿気を含んでふくよかにはためく。 未踏の地に、服装の選択も失敗してしまったようだ。
——ゆえに、ゲストハウスが見えたその瞬間から歩くペースを上昇させたのだった。]
(7) 2017/07/04(Tue) 21時半頃
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— ゲストハウス「ブナティラ」 —
[流木のプレート>>2を眺めたのは数秒、改めて世話になる施設であることを認識し扉を開く。 頬を掠めた冷気に、思わずため息をつく。 これは恐らく、安堵のそれだ。]
お世話になります
[出迎えてくれた彼>>3がオーナーであるだろうことは、見て取れた。 軽く頭を下げて、チェックインの手続きをとる。 説明には適宜頷き、頭の中にメモを取った。 特に鍵に関しては特記事項として、大きめに>>3]
(8) 2017/07/04(Tue) 22時頃
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ああ……では、すぐいただいてもいいですか どうも、暑くて
[ラウンジ>>4に一度視線を向け、ウエルカムドリンクについてはそう頼んだ。 オーナーの忙しそうな様子に、「手が空いたときにでも」と付け加えることができるくらいには、まだ頭は働いている。空調に助けられた。]
(9) 2017/07/04(Tue) 22時頃
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― ブナティラ近く ―
[飛行機とバスを乗り継ぎ、更に細い路地を歩いた先にある、離島の宿泊施設。 探偵小説の中では、こういった舞台では必ず事件が起こるものだが、現実とは皮肉にも無情で期待はずれの連続である。
事件に遭遇することなど、ない。
現実というものをよくよく知っている私の仕事のそのほとんどは、浮気調査と迷子の子猫ちゃん探し。副業の推理小説の原稿料と、相続した物件の家賃収入で生活しているようなものだ。
きっと今回の旅でも、平穏な時間が過ぎていくのだろう]
(10) 2017/07/04(Tue) 22時頃
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[バスを降りると湿った暑苦しい空気が纏わりつく。バス停の横で旅行鞄を開き、帆布と革の小さめのビジネスバッグを取り出すと、空いたスペースに帽子とコートを突っ込んだ。 バス停の時刻表を確認して、オイルクロスで覆われた硬い黒の表紙のノートのゴムバンドを外してメモを取る。到着した現在の時刻も記入すると、両手に鞄を持って路地を歩く。路地の先には同じバスを降りた人の背中が小さく見える。
のんびりとマイペースに歩を進め、今日から2日間お世話になる『ブナティラ』を前にすると、その真っ白い建物をじっくりと観察するように眺めた。 建物といい背後の空といい、昔観たフランス映画のようなアンニュイな雰囲気を漂わせている]
(11) 2017/07/04(Tue) 22時頃
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[たまにはリゾート地でバカンスを楽しんできて下さい、と言って今回の旅を手配した助手に期待していた私が愚か者だったようだ。恐らくだが、素敵なキャッチコピーにピンッときて決めましたと言っていたとおり、それ以外のことはろくに調べずに予約を入れたのだろう。 初めから落ち着いた場所だとわかっていれば、その心意気で持ってくる本だって選んだというのに]
ふぅ……。
[気持ちを入れ替える為に大きく息を吐く。 鞄を左手にまとめて持ち、ハンカチで汗を拭ってから、味わいのあるプレートがかかった扉を開けた]
(12) 2017/07/04(Tue) 22時頃
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[鍵を手に、やや重い足取りで手近な椅子を目指す。 ゆっくりと息を吐きながら腰を落ち着けると同時、眼鏡がややずれた。 傍に置いたトランクから、何かを取り出したかったのだが そのシルエットがぼけて、何を取り出すか忘れてしまった。]
……溶けてるな
[休暇、慣れない土地、暑さ、初めて座る椅子。思考が溶けかかっている。 ずれた眼鏡を戻すこともなく、ぼやけた輪郭を未だ楽しんでいた*]
(13) 2017/07/04(Tue) 22時頃
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― ブナティラ・フロント ―
[冷えた室内に入ると、フロントにいた男性>>3に順番にチェックインの手続きを受ける。どうやら彼がこの施設のオーナーらしい。 施設の説明で、部屋が相部屋で喫煙は出来ないとわかった時には、ほんの少しだけ動揺した。
部屋の用意が済んでいないという。確かに従業員は多くはないようだ]
ドリンクは、後で頂こうか。
[ドリンクチケットをノートに挟むと、旅行鞄だけをラウンジの隅に預け、周囲の散策に出た。
移動で固まった体をほぐしたい。それになによりも、体がニコチンを欲している。 自販機でミネラルウォーターを買うと、波の音がする方向へ歩いていった**]
(14) 2017/07/04(Tue) 22時半頃
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― 喫煙所 ― [ぷかぁ、と開いた口。 肺に入れる前に吐き出された煙は白く、青い空へと散っていく。]
あ、刺身食いたい。
[海に囲まれたこの島は、美味い魚が食える。
その日獲れた魚を、新鮮なうちに捌いて刺身で食べる。 なんて贅沢なことだろう。
オーナーに頼んで刺身用の魚を買ってきてもらおう。 そう思い、立ち上がる。
最後の一口を吸い、一気に短くなった煙草。 水がはられた灰皿へと捨てる。 じゅっと音を立てて火が消えたのを確認すると、ふらふらとフロントへと向かった。*]
(15) 2017/07/04(Tue) 22時半頃
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[この仕事を生きがいだとも、やりがいがあるとも思っていない。ただ、同じことを繰り返すだけで勝手に"新しいこと"が起きるのは悪くない。
逆算してそろそろ宿泊客が到着する頃合い>>2が近づくと、意識しまいと心がけようとしてもなんとなく落ち着かない心地になる。 案外自由な時間を持つのが難しい社会人。一体どんな奴が、何を思ってこんな場所を選ぶのか。 興味がないとは言えない。
記念すべき、というほど大げさでもないひとり目は、如何にも温室育ち──このじめじめとしたうとおしい気候ではなく、純粋培養という意味だ──を思わせる青年だった。人工的な冷気に安堵する様子に、だろうなと笑って。>>8]
(16) 2017/07/04(Tue) 22時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2017/07/04(Tue) 22時半頃
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……でしょうね。 すぐご用意しますよ。
[やや丁寧に言いかえて、端がくるんと丸まった『H』の鍵束を渡し、すぐさまドリンクチケットを受け取ると>>9 事務作業をスタッフに任せてバーカウンターへと移動する。
この時期はさっぱりとした飲み物がリクエストに多くあがる中、はたしてこれで涼が取れるのかは定かでないが、暑さで消耗した身体に必要なカロリーは得られるだろう。 しっかり練り込んだココアととチョコレートのペースト、牛乳と生クリーム、氷、隠し味にほんの少しの塩をミキサーにかけ、丁寧に濾す。喉の渇きを潤したいなら邪魔になるかもしれないと、ホイップはなしで。]
お待たせしました。
[どうぞ、と。 ぼやけ融けかけた輪郭の端に、水滴を纏った大振りのグラスが現れる。>>13]*
(17) 2017/07/04(Tue) 22時半頃
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